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 イスタンブールの町はボスポラス海峡の両側に広がっている。<br /> 海峡の西がヨーロッパ側で東がアジア側だ。世界遺産になっている「イスタンブール歴史地区」はヨーロッパ側の旧市街にあり、ガイドブックの大見出しで扱われる見どころはそちらに集中している。アジア側にも見どころはあるのだろうが、今回イスタンブールについてはほぼ下調べしなかったので、どんな場所かもわかっていない。比較的有名なユスキュダル地区については「江利チエミのウスクダラで有名な」と言われるが、さすがに1954年のヒット曲にノスタルジーがある年でもない。<br /> しかしヨーロッパとアジアを股にかける都市イスタンブールを観光するならアジア側も必訪問なのだ。

2019 ナントカなったよ!イスタンブール 07 ユスキュダル

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2019/04/13 - 2019/04/19

1120位(同エリア4382件中)

binchanさん

 イスタンブールの町はボスポラス海峡の両側に広がっている。
 海峡の西がヨーロッパ側で東がアジア側だ。世界遺産になっている「イスタンブール歴史地区」はヨーロッパ側の旧市街にあり、ガイドブックの大見出しで扱われる見どころはそちらに集中している。アジア側にも見どころはあるのだろうが、今回イスタンブールについてはほぼ下調べしなかったので、どんな場所かもわかっていない。比較的有名なユスキュダル地区については「江利チエミのウスクダラで有名な」と言われるが、さすがに1954年のヒット曲にノスタルジーがある年でもない。
 しかしヨーロッパとアジアを股にかける都市イスタンブールを観光するならアジア側も必訪問なのだ。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  私に説明されるまでもないと思うが一応地図も載せておく。

     私に説明されるまでもないと思うが一応地図も載せておく。

  • 18:14<br /> マルマライで海底トンネルを通りアジア側の駅ユスキュダルに到着。帰宅ラッシュ時間なので列車は満員。大量の乗客がホームに吐き出されたが昇りエスカレーターが一本故障中。よせばいいのに階段を登って疲れてしまった。

    18:14
     マルマライで海底トンネルを通りアジア側の駅ユスキュダルに到着。帰宅ラッシュ時間なので列車は満員。大量の乗客がホームに吐き出されたが昇りエスカレーターが一本故障中。よせばいいのに階段を登って疲れてしまった。

  •  駅を出てすぐに目にとまるのがミフリマースルタンモスクの尖塔。<br /> トルコ語ではモスクはジャーミイという(mescidiとなっているものもあるがどう違うのか不明)。<br /> 歴史あるモスクの多くは建設を命じた人物の名を冠している。ここはミフリマースルタンが建てさせたものということ。スルタンだから皇帝かというとそうではない。これはドラマ「オスマン帝国外伝」を見て知ったことだがオスマントルコでは皇族に対する敬称がスルタン。なので皇帝の姉妹や子女もスルタン。妻も子を産むとスルタンになる。<br /> ミフリマーはオスマン帝国最盛期の皇帝スレイマンの娘。母親はドラマのヒロインヒュッレム妃なのだ。もちろんドラマにも登場しており、個性が強い母親に似て気が強く、よくも悪くも頭のよい娘として描かれている。<br /> 建築をまかされたのはミマール・スィナンという建築家。彼の作品は傑作ぞろいでドラマにも登場しているそうだが記憶にない。

     駅を出てすぐに目にとまるのがミフリマースルタンモスクの尖塔。
     トルコ語ではモスクはジャーミイという(mescidiとなっているものもあるがどう違うのか不明)。
     歴史あるモスクの多くは建設を命じた人物の名を冠している。ここはミフリマースルタンが建てさせたものということ。スルタンだから皇帝かというとそうではない。これはドラマ「オスマン帝国外伝」を見て知ったことだがオスマントルコでは皇族に対する敬称がスルタン。なので皇帝の姉妹や子女もスルタン。妻も子を産むとスルタンになる。
     ミフリマーはオスマン帝国最盛期の皇帝スレイマンの娘。母親はドラマのヒロインヒュッレム妃なのだ。もちろんドラマにも登場しており、個性が強い母親に似て気が強く、よくも悪くも頭のよい娘として描かれている。
     建築をまかされたのはミマール・スィナンという建築家。彼の作品は傑作ぞろいでドラマにも登場しているそうだが記憶にない。

  •  長々と説明を書いたがモスクはスルーして街歩きへ。<br /> 新市街同様坂道が多い。モスクの脇から階段を登って行くとかわいいカフェの並ぶ路地があった。

     長々と説明を書いたがモスクはスルーして街歩きへ。
     新市街同様坂道が多い。モスクの脇から階段を登って行くとかわいいカフェの並ぶ路地があった。

  •  カフェの看板猫?

     カフェの看板猫?

  •  真ん中の猫は上の子がモデルかな?

     真ん中の猫は上の子がモデルかな?

  •  階段だらけで疲れるが高低差があってこそ良い景色が生まれる。

     階段だらけで疲れるが高低差があってこそ良い景色が生まれる。

  •  2階部分がせり出した木造の家が立ち並ぶ。

     2階部分がせり出した木造の家が立ち並ぶ。

  •  市場のようなところに出た。

     市場のようなところに出た。

  •  鶏の丸焼きにお客が行列を作っている。焼きたてを大きな包丁で適当な大きさに切るとほかほかと湯気が立つ。ほとんどの人が一羽まるごと買っていく。

     鶏の丸焼きにお客が行列を作っている。焼きたてを大きな包丁で適当な大きさに切るとほかほかと湯気が立つ。ほとんどの人が一羽まるごと買っていく。

  •  市場では乾物が吊り下げられているのをよく見かける。茄子、パプリカ、ズッキーニなどの野菜を乾燥させたものらしい。

     市場では乾物が吊り下げられているのをよく見かける。茄子、パプリカ、ズッキーニなどの野菜を乾燥させたものらしい。

  •  4月はトルコでも苺の季節。

     4月はトルコでも苺の季節。

  •  ユスキュダル魚市場と書いてある。

     ユスキュダル魚市場と書いてある。

  •  港町イスタンブールらしく魚は豊富。

     港町イスタンブールらしく魚は豊富。

  •  何やら古そうな建物。

     何やら古そうな建物。

  •  ミマール・スィナン市場と書いてある。かの大建築家の作品にしては小ぶりなような?名前を借りただけ?

     ミマール・スィナン市場と書いてある。かの大建築家の作品にしては小ぶりなような?名前を借りただけ?

  •  中はお店。

     中はお店。

  •  ドーム天井には明かりとりの穴はあいているが装飾はない。

     ドーム天井には明かりとりの穴はあいているが装飾はない。

  •  夕方のラッシュ時間。アジア側も渋滞が激しそう。

     夕方のラッシュ時間。アジア側も渋滞が激しそう。

  •  イェニヴァーリデモスク。<br /> イェニはnewの意味。ヴァーリデは皇帝の母の敬称。建設を命じたのはメフメト4世の妃でムスタファ2世とアフメト3世の母ギュルヌシュヴァーリデスルタン(1642- 1715)。

     イェニヴァーリデモスク。
     イェニはnewの意味。ヴァーリデは皇帝の母の敬称。建設を命じたのはメフメト4世の妃でムスタファ2世とアフメト3世の母ギュルヌシュヴァーリデスルタン(1642- 1715)。

  •  門の中に入ってみた。

     門の中に入ってみた。

  •  礼拝所までは入らなかったが、回廊の装飾だけでも充分見事。

     礼拝所までは入らなかったが、回廊の装飾だけでも充分見事。

  •  鉄の枠は補強のため?

     鉄の枠は補強のため?

  •  尖塔と泉(手足を清める水場)。

     尖塔と泉(手足を清める水場)。

  •  ヴァーリデスルタンの墓所。

     ヴァーリデスルタンの墓所。

  •  モスク外の泉。イスタンブールは至る所に泉がある。

     モスク外の泉。イスタンブールは至る所に泉がある。

  •  並びにあった古そうな建物。

     並びにあった古そうな建物。

  • 19:09<br /> そろそろ宿に帰ります。<br /> ユスキュダル港からフェリーでカバタシュへ。ユスキュダルの港は大きいので多くのフェリー会社が就航している。会社によって行き先が違うのでカバタシュ行きを探す。

    19:09
     そろそろ宿に帰ります。
     ユスキュダル港からフェリーでカバタシュへ。ユスキュダルの港は大きいので多くのフェリー会社が就航している。会社によって行き先が違うのでカバタシュ行きを探す。

  •  イスタンブールカードが使えるので改札機を通って乗り場へ。

     イスタンブールカードが使えるので改札機を通って乗り場へ。

  •  カバタシュから船がやって来た。これが折り返す。

     カバタシュから船がやって来た。これが折り返す。

  •  頭から突っ込んできた船はそのまま舳先を桟橋に接続。素早く台車が設置され船から踏板が渡される。ほぼ同時に柵が開けられ乗客がどんどんと降りてくる。ロープによる船の固定と同時進行だ。大波が来たら怖いんじゃない?

     頭から突っ込んできた船はそのまま舳先を桟橋に接続。素早く台車が設置され船から踏板が渡される。ほぼ同時に柵が開けられ乗客がどんどんと降りてくる。ロープによる船の固定と同時進行だ。大波が来たら怖いんじゃない?

  •  入れ替わりで乗船。<br /> 座席がレトロ!売店もある。

     入れ替わりで乗船。
     座席がレトロ!売店もある。

  •  10分ほどでカバタシュ港到着。<br /> 今日は地方へのフェリー便や都市間バスにも乗ったし市内交通も楽しんだ。しかしイスタンブールは都市交通のデパート(古い!)だ。乗ってみたい交通機関がたくさんある。あといくつの乗物に乗ることができるだろう。

     10分ほどでカバタシュ港到着。
     今日は地方へのフェリー便や都市間バスにも乗ったし市内交通も楽しんだ。しかしイスタンブールは都市交通のデパート(古い!)だ。乗ってみたい交通機関がたくさんある。あといくつの乗物に乗ることができるだろう。

  •  ここからはフュニキュレールでタクシムへ。

     ここからはフュニキュレールでタクシムへ。

  • 19:41<br /> タクシム広場にレトロなトラムが停まっていた。<br /> レールがあるのでトラムがあるのだろうとは思っていたがこんな車両が走っているとは知らなかった。

    19:41
     タクシム広場にレトロなトラムが停まっていた。
     レールがあるのでトラムがあるのだろうとは思っていたがこんな車両が走っているとは知らなかった。

  •  乗ってみようかと思ったがこの通りの混雑ぶり。顔ぶれを見るとほとんど観光客のようだ。どうやら有名なトラムらしい。<br /> あと3泊もすることだし、またの機会に乗ることにしよう。

     乗ってみようかと思ったがこの通りの混雑ぶり。顔ぶれを見るとほとんど観光客のようだ。どうやら有名なトラムらしい。
     あと3泊もすることだし、またの機会に乗ることにしよう。

  • 19:50<br /> 今日はなんとしてもビールを飲む。<br /> 飲食店を見ていてわかったがトルコ料理の店はアルコールがない。ピザ屋とかなら酒が飲めそうだがそれはちょっと違う。だからビールを買ってトルコ料理をテイクアウトするのがベストなのだが酒屋が見つからない。<br /> 宿近くでトルコ料理屋の前を歩いていたら店のオヤジに声をかけられた。ダメ元で「ビール飲めるか?」と聞いた。オヤジは少し怯んだが「エフェスか?(エフェスビールはトルコの代表的ビールブランド)」と答えた。んん?店で飲めるの?<br /><br /> そういうわけではないようで、隣にあるこの店に連れてこられた。

    19:50
     今日はなんとしてもビールを飲む。
     飲食店を見ていてわかったがトルコ料理の店はアルコールがない。ピザ屋とかなら酒が飲めそうだがそれはちょっと違う。だからビールを買ってトルコ料理をテイクアウトするのがベストなのだが酒屋が見つからない。
     宿近くでトルコ料理屋の前を歩いていたら店のオヤジに声をかけられた。ダメ元で「ビール飲めるか?」と聞いた。オヤジは少し怯んだが「エフェスか?(エフェスビールはトルコの代表的ビールブランド)」と答えた。んん?店で飲めるの?

     そういうわけではないようで、隣にあるこの店に連れてこられた。

  •  トルコは国民の大半がムスリムな割に国産ビールもワインもあり、メイハネというトルコ居酒屋も存在する。ただ地球の○○のメイハネを紹介したページに「こういった店に女性一人でいくのはもってのほか」と書いてあった。ここは「こういった店」なのか否か!?<br /> 店員さんは若い女性。飲食店の店員さんも男性が多いと感じていたのでめずらしい。その手の店なのか!?しかしほかのお客(男性ばかり)は全員チャイを飲んでいる。その点は健全すぎる。

     トルコは国民の大半がムスリムな割に国産ビールもワインもあり、メイハネというトルコ居酒屋も存在する。ただ地球の○○のメイハネを紹介したページに「こういった店に女性一人でいくのはもってのほか」と書いてあった。ここは「こういった店」なのか否か!?
     店員さんは若い女性。飲食店の店員さんも男性が多いと感じていたのでめずらしい。その手の店なのか!?しかしほかのお客(男性ばかり)は全員チャイを飲んでいる。その点は健全すぎる。

  •  とりあえずビールを注文。<br /> 食べ物のメニューを見ていたら、揚げ物と野菜が盛り合わせになったものを店員さんが指さしたのでそれにした。オススメメニューに違いない。

     とりあえずビールを注文。
     食べ物のメニューを見ていたら、揚げ物と野菜が盛り合わせになったものを店員さんが指さしたのでそれにした。オススメメニューに違いない。

  •  が、出て来たのは大量のタコウィンナーだった。<br /> <br /> ウィンナーそのものもおいしくないし、こんな大量にウィンナーばっかり…。朝ごはん=パン、昼ごはん=餃子、夕ご飯=タコウィンナー。今日の食事は惨敗。

     が、出て来たのは大量のタコウィンナーだった。
     
     ウィンナーそのものもおいしくないし、こんな大量にウィンナーばっかり…。朝ごはん=パン、昼ごはん=餃子、夕ご飯=タコウィンナー。今日の食事は惨敗。

  •  店が面するのは安宿が集まる路地。割と好きな雰囲気だ。

     店が面するのは安宿が集まる路地。割と好きな雰囲気だ。

  •  トルコ料理屋の向いの食料品店。実はここでビールを売っていた。なんてこった!明日はここで買って帰ろう。

     トルコ料理屋の向いの食料品店。実はここでビールを売っていた。なんてこった!明日はここで買って帰ろう。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ousaruさん 2019/08/20 13:15:29
    魚市場は
    重箱の隅ですが…

    ユスキュダル魚市場
    の看板には、SEBZE(野菜)と書いてあるので、訳すと
    ユスキュダル青果市場
    といったところでしょうか。

    binchanさん からの返信 2019/08/20 18:22:42
    Re: 魚市場は
    おお~、ご指摘ありがとうございます<m(__)m>
    その通りですね、この写真は青果市場のもの。
    青果市場の方から入って、魚市場へと抜けて出たんですが、
    どうやら魚市場の方の文字を翻訳ソフトに入れて解読し、
    旅行記には青果市場の方の写真を使ったみたいです。
    看板は文字が違うだけで、似てたんですね。

    旅行記の内容は間違いなんですが、このコメントまでコミとさせていただき、
    内容は訂正せずにこのままにしておきます。
    まさかこの写真でトルコ語の勉強をする人はいないですよね(笑

    こうやって内容についてコメントいただけるととっても嬉しいです。
    (そもそも間違ってるのがよくないんですが(^^ゞ)
  • でんどさん 2019/05/06 21:21:03
    たこウインナー!
    こんにちは。

    楽しく読ませていただいています。
    旅の失敗(しかも人の)にくすっと笑ってしまいました。旅先でどんなゴハンを食べるかはとても重要ですよね。

    トルコはいつか行きたい憧れの国ですが、行った時には必ずbinchan様の真似をしようと企んでおります( ̄ー ̄)

    翌日はおいしいビールにありつけたのでしょうか。
    次の旅行記も楽しみに待っています(^ ^)

    binchanさん からの返信 2019/05/07 19:14:17
    RE: たこウインナー!
    こんばんは〜、書き込みありがとうございます。

    そうなんですよ、タコウインナー!
    酒なんか飲む不信心者はこれでも食っとけってことかと思って、半分くらいは頑張りました…。でも実は揚げ物でして、胃もたれしました(T_T)

    今回も食事は負け越してます。旅の食事は楽しみのひとつと言うけど、楽しむにはちゃんと店を調べたりしておかないといけないですよね。
    binchan

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