2019/04/13 - 2019/04/19
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binchanさん
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アヤソフィアには付属のスルタン廟群がある。ドラマに出てくるセリム皇子(セリム2世、ヒュッレムの子)とその息子ムラト3世、次のメフメト3世、その子のムスタファ1世(間に兄のアフメト1世)と弟のイブラヒム、伝染病で亡くなったメフメト3世の子の墓だ。
ある時期のオスマン帝国では、皇位継承後に遺恨を残さぬため皇位継承権がある兄弟の皇子を全て殺すという習慣が横行していた。最初にそれを行ったのは1481年即位のバヤズィト1世だという。この時は暗殺といった手段で兄弟を殺し帝位を確実なものとした。その後2代は兄弟殺しを行わなかったが、コンスタンティノープル陥落を成し遂げたメフメト2世が嬰児であった弟を殺害し帝位に就き、その手段が法的にも認められることとなったという。
息子のバヤズィト2世の兄弟はヨーロッパに亡命するなど抵抗を試みたため殺害にはいたらなかったが、兄弟での争いは常態化していた。その後2代は即位時に兄弟がすでに(病気などで)亡くなっており兄弟殺しは起きなかったが、ヒュッレムの息子は不幸にも兄弟で戦った。しかし、本当に凄惨なのはその次の世代だ。セリム2世の息子ムラト3世は即位時に5人、その息子メフメト3世に至っては21人の兄弟を殺害して即位した。兄弟らはいったいどんな気持ちで生きていたのだろうか。
メフメト3世の息子アフメト1世は、ついにこの悪習をやめ兄弟を幽閉するにとどめた。父親が21人もの兄弟を殺したことが効いたのだろうか。しかし幽閉された皇子たちはみな精神を病み、幸せだったとは言い難い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11:04
アヤソフィアを出たら左へ、突当りをまた左へと行くと歴代皇帝の墓所(廟)入口がある。この土産物屋が目印。 -
墓所は入場無料だがセキュリティチェックがある。
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5つの廟が集まっている。
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セリム2世廟(1577年建設)。
セリム2世はヒュッレムの息子だが、彼女は息子の即位を見届けることなくなくなっている。母親という歯止めを失い、セリム2世はライバルである弟を滅ぼして皇帝となった。ドラマでは仲の良い兄弟なので悲しい。 -
どの廟も美しいがここのタイルは特に豪華だった。名建築を多く残したミマール・スィナンの設計によるものだからか。
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入口のドームも手が込んだ装飾。
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帽子のようなものがついた大きな棺は皇帝だと思われる。一緒に葬られているのは妃や子供らだ。合計42の棺が置かれているという。
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ムラト3世(ヒュッレムの孫)廟(1599年建設)。
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窓が多いので明るい印象。
広い廟内に54の棺があるが、息子のメフメト3世は即位時に21人の兄弟を殺している。ここの棺の多くは崩御時に一斉に並べられたものだろう。 -
ドームも大きい。
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皇子廟。
ムラト3世の母によって建設されたこの廟にはペストで亡くなったムラトの息子4人と娘1人が眠っている。正確な建築年は不明だがムラト3世廟より前に建設されている。 -
最も小さく質素な造り。
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墓所の管理をしている人だろうか、棺のチェックをしていた。
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ムラト3世の息子メフメト3世廟。
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1608年建設の建物。
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26の棺が安置されている。彼の息子アフメト1世は兄弟殺しをしなかったので、これらの棺は皇帝崩御時に一斉に並べられたものではない。
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「電気注意」の看板がある花壇。
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トルコの花といえばチューリップ。
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ムスタファ1世とイブラヒム廟。
この建物はほかの廟とは違いアヤソフィアの一角を廟に改装したもの。 -
廟の中からアヤソフィアの中庭が見える。中庭からも廟の中が見える構造になっている。
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漆喰の下にはキリスト教会時代の絵が眠っている。
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イスラム装飾で飾られているがアヤソフィアの歴史の重みを感じさせる厳粛な内部。
その厳粛な雰囲気とは裏腹に、被葬者の皇帝は二人とも悲惨な経歴を持つ。ムスタファは兄皇帝(兄弟殺しをやめたアフメト1世)に14年も幽閉され、兄の死で即位したもののすでに精神を病んでおり翌年廃位。次の皇帝の死によって再び即位させられまたもや廃位。再び16年もの幽閉生活を送って亡くなった。
イブラヒムはアフメト1世の子で、兄皇帝に幽閉され即位時にはやはり精神を病んでおり「狂人」と言われた。側女や宦官ら280人を袋詰めにして海に投げ込むという暴挙の挙句廃位となり殺された。 -
11:26
廟から出てトプカプ宮殿へと向かう。途中にあったアフメト3世の泉。 -
皇帝の門。
トプカプ宮殿第一の門。ここでまずセキュリティチェックがある。かなりの人だかりだが、通過には5分ほどしかかからなかった。皇帝の門 建造物
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中庭は花盛りできれいだった。
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11:32
中庭に聖堂がある。アヤ イリニ教会 寺院・教会
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スルーしようかと思ったが、6世紀の建物だというガイドブックの記述を見て入ってみることに。
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30リラ(600円くらい)。200リラ札を出したらもっと小さいお札を出せと言われた。200リラ札は使いづらい。
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東ローマ帝国時代、アヤソフィアに次ぐ大きさの聖堂だった。現在も聖堂の形を残す最古の建築物だという。
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天井にはネットが張られ天井からの剥落物を防いでいる。
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そのため、天井はネット越しにしか見ることができない。
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写真を調整したらちょっと鮮明になった。
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ネットの隙間から見えたドームの内側。
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祭壇部分のドーム内側。
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柱にも十字架。
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これは何の紋章だろう?
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鳥が巣を作っているらしい。
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コンサートホールとして使われることもあるというのでその設備だろうか。観光客はこの上にのぼることはできない。
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裏側。
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オスマン時代のものは保存状態がよくて見栄えするが、1000年以上の歴史があるローマ時代の遺跡には凄みがある。見学してよかった。
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