2019.03 鉄路で目指せ北海道！（10）日本最東端の鉄路・花咲線の車窓を満喫しよう！

2019/03/20 - 2019/03/24

旅行三日目は根室本線でまずは根室へ。日本最東端の街へ続く、最東端の鉄路。ガタゴト揺られて車窓を楽しみましょう。さすが北海道、スケール違うぜ。

2019/06/11投稿

エリア 厚岸・霧多布(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

おはようございます。旅行3日目の朝7時過ぎ。
部屋から眺める根室本線の様子でございます。

朝5時半の始発根室行き快速はなさき乗車と根室観光の予定を蹴ってまで頂きに来た、無料朝食。

ご飯におかずに

パンに。

そして北海道ご当地メニューとしてスープカレー。
もちろん、専門店の具沢山のものには及びませんが、これも北海道の味。美味しくいただきましょう。

さて、それでは宿を出発。

天然温泉「白鳥の湯」　スーパーホテル　釧路駅前 宿・ホテル

幣舞橋、行ってる時間なかったですねえ……。

それでは改札をくぐりまして……。

釧路駅 駅

根室本線（花咲線）の普通列車に乗り込みましょう。
5627D　釧路0818発根室行き

JR根室本線 乗り物

充当車両はキハ54　524。
根室ー釧路のサポが、日本の最東端を走る列車であることを示します。

では廃車発生品のクロスシートが並ぶ車内へ。座席に座り、出発進行。

軽やかに釧路川を渡る。

最初の停車駅、東釧路に到着。此処から先は2010年9月以来の乗車になりますねえ。

ここはまだ釧路の市街地。

東釧路駅 駅

ただ、東釧路を出て1駅過ぎると、あっという間に原野に……。さすが北海道。

別保駅。ひらがなで書かれると可愛らしい。

別保駅 駅

尾幌駅。

尾幌駅 駅

門静駅

門静駅 駅

シャレた駅舎じゃないですか。

門静を出ると、線路は海沿いへ。

ちょっと後ろのデッキに出てきました。釧路側の後面展望。

海沿いを駆けて行きます。

漁で使う小屋でしょうか。

さあ、もうすぐ街。

厚岸駅に到着。

地元のお客さんが結構降りていきます。

厚岸を出ると、今度は厚岸湖沿いをガタゴト。

白鳥！

それに……鷲！？
いや、鳶かもしれないですけど。悠々と飛んでるなあ。

おお、水面に雲が映り込んで綺麗。

今度はめっちゃ凍っとる。

だんだん湖の幅が狭く……。厚岸湖に流れ込む、尾幌川のようです。

ちなみに、乗っている乗客は私のようにカメラ構えた旅行者が多く、皆さん厚岸湖から凍った尾幌川沿いの車窓に釘付け。

いやあ、3月北海道に来たのは久しぶりですが。

これは完全に冬ですね（出発数日前に天気予報の最高温度氷点下ってのを見てちょっと焦ってた）。12月から2月あたりは真冬とでも呼べばいいのでしょう。

素晴らしい景色の厚岸湖畔を走ること10分。厚岸の次の駅、糸魚沢駅に到着。

糸魚沢駅 駅

ログハウス風の糸魚沢駅。

その次の茶内駅では、銭形警部がお出迎え。

茶内駅 駅

この駅で上下列車が交換するので、待ち時間でちょっと駅前に出てみました。
駅前に建物があるだけで都会とまで言わずともちゃんと街に感じる北海道クオリティ。

茶内駅駅舎。こちらにはルパン三世。

茶内駅 駅

ホームと駅舎と列車。

来駅記念の顔ハメ看板。あ、こちらはルパン三世じゃないのね。

駅舎内。

浜中町ではルパン三世とタイアップしているようで、ルパン三世スタンプが街の各地においてあるようです。

というわけで、スタンプを……あ、この人、名前誰だっけ？

そうこうしているうちに、出発時間が近づいてきたのでホームへ。
釧路行きがやってきましたねえ。

キハ52に水色帯はなかなか新鮮ですね。まるで信州にいるかのようだ……。
上り列車が到着してすぐに、信号が変わって出発。

浜中駅。

こちらのほうが、浜中町の中心部なんでしょうか。やはりルパンがお出迎え。

浜中駅 駅

姉別駅

こちらはシンプルな駅舎、というか待合室ですねえ。

姉別駅 駅

よ～くみると……。ルパンに狙われながら出発。

厚床駅

お、立派な駅舎だ。

そしてこちらの駅を通過……。

いや、元駅ですね。初田牛駅でしたが、残念ながら廃駅となってしまいました。廃止されてたった数日しか経っておらず、まだ駅舎（待合室？）も残っているし綺麗な感じ。

長年ご苦労様でした。

初田牛駅 駅

別当賀駅。

別当賀駅 駅

高低差のある地形に入ってきました。

皆さん窓から見える車窓に見入っていますねえ。

これって海岸段丘っていうんでしたっけ？　違う？

反対側に目をやると、海がすぐそこに。

さて、この道東の最果てを走る列車のお供は、エゾジカさんたち。

いやあ、自然豊かですねえ……と言いたいところなのですが、線路の前に頻繁に出てくるため、頻繁に急ブレーキがかかるという。ここまで鹿さん多かったでしたっけ。

落石駅。

落石駅 駅

なんかひっそりとした森の中の駅という感じですね。

昆布盛駅 駅

昆布盛駅。

エゾジカに見守られつつ……。

西和田駅。

あら、かわいい駅舎。

西和田駅 駅

さあ、しばらく原野……いや牧場とかかな？
そんな雰囲気のところを走っていくと……。

街！

というわけで、日本最東端の東根室駅に到着。

東根室駅 駅

学生さんたちが降りていきます。今日は土曜日。部活とかかな？

東根室駅・記念スタンプ。
根室駅においてあるんですよ。

さあ、列車は最後の1駅へ。

歓迎　日本最東端の街
ようこそ根室へ！！

1050　根室駅到着です。
1分ほど遅れたかな？　鹿のせいですね。

根室駅 駅

改札を出て……。

キハ183－0系記念入場券なんて、売っているようですよ。
そっか、「まりも」として根室まで足を伸ばしていたんだ、キハ183系。
スラントノーズ車も、もう終わりですねえ。

根室駅の駅舎。
三角屋根の素朴な感じなんですね。

駅前のバスセンター。ちょうどバスがやってきて出発するところでした。どこ行きだったかな？

次は路線バス。納沙布岬方面行きだったかな？

最後に記念スタンプを。
～朝日が一番早い納沙布岬の街～
日本で一番早い朝日を見に、納沙布岬に行く旅、なんてのも面白そうですね。

この旅行記へのコメント （5）

• 横浜臨海公園さん 2019/06/11 11:41:57

  花咲線

  planalyさま、こんにちは。
  
  旅行記を拝見させて頂きました。
  それにしても、釧路-根室間、本当に寂しい状態になってしまいましたね。
  小生、初乗車した昭和５０年（１９７５年）１２月は、東根室他数駅が無人だった以外、殆どの駅が有人で通票閉塞式が採用されていて、帰路では糸魚沢駅で、腕木式信号機を動作させるケーブルが凍結して腕木を下げる事が出来ず不作動となってしまい、駅と運転士が大騒ぎしておりました。
  また、厚床駅は標津線との乗換駅だけでは無く、当時は駅弁も販売されており、ホタテ弁当を購入し車内で食べた記憶がございます。
  当時は、それなりに各駅前に集落が存在し、住民の方もおられましたが、今では廃墟ばかりが目に付き、時代の流れを感じます。
  
  
  
  横浜臨海公園

  planalyさん からの返信 2019/06/13 01:46:01

  RE: 花咲線

  横浜臨海公園さま
  
  ご覧いただきありがとうございます。
  昭和50年ですか……。
  今では単行の気動車が日に数本走るだけの末端区間ですが、横浜臨海公園さまのコメントを読むと、当時の様子が目に浮かぶようです。
  考えてみれば、今では秘境駅と言われるような駅前になにもない駅であっても、できた当時は貴重な交通手段であり利用者がいて集落があったのですよね。
  北海道では利用者のほとんどいない駅がどんどん廃止されていますし、今回も初田牛駅の跡を見ることができましたが、横浜臨海公園さまのコメントを読んで、当時の初田牛はどんな賑わいを見せていたのだろうかと、想像してしまいました。そういえば、路線の愛称名にとられている花咲駅もいつの間にやら無くなっていましたし……。
  前日に乗車した夕張支線の廃止もあり、寂しいものですがこれもまた時代の流れというものなのでしょうね……。
  
  貴重な経験をご教授頂きありがとうございました。
  私の拙い旅行記が、かつて旅された時の記憶を思い起こす一助となったのであれば、嬉しい限りです。
  
  planaly

  planalyさん からの返信 2019/06/13 01:52:53

  RE: 花咲線

  P.S.
  しかし、横浜臨海公園様の初乗車時に、糸魚沢駅でそんなトラブルがあったとは。
  今となっては旅行中のトラブルも懐かしい思い出の一コマとなっておられることかと思います。
  このあとの行程で、糸魚沢駅に降りようかと思ったのですが、結局降りずに釧路へ戻ってしまったのですよね。あの時降りていればなあ、と残念なかぎりです。
  
  planaly

  横浜臨海公園さん からの返信 2019/06/13 09:43:52

  拝復

  planalyさま、こんにちは。
  
  
  掲示板を拝見させて頂きました。
  
  あの当時は、夕刻の釧路始発の根室行急行列車は、途中停車駅は厚岸のみ。
  朝の根室発急行列車は根室始発時は普通車２両だったものが、釧路でグリーン車を含め７両、更に、滝川で稚内始発の宗谷号を併結し、札幌倶知安経由で函館まで運転されており、稚内から乗車した宗谷号は、始発駅でありながらグリーン車は満席、普通車も通路いっぱいに立席が出るほど盛況でした。
  
  
  
  
  横浜臨海公園

  planalyさん からの返信 2019/06/16 20:56:09

  RE: 拝復

  横浜臨海公園さま
  
  今でも快速によっては厚岸ー釧路ノンストップの列車もありますが、当時は厚岸のみ停車の急行もあったのですね。
  根室発、釧路滝川札幌倶知安経由の函館行き急行だなんて、ほんと何時間かかったんでしょう？　しかも宗谷との多層積み（こんな言い方ありました、よね？）！！
  きっと狭いボックスシートに人がいっぱいで方言が飛び交うにぎやかな客車をゆっくりと機関車が引いて走っていたのでしょうねえ……。
  当時とは列車も街も全然変わってしまったのでしょうが、そのように歴史を積み重ねた同じ線路に列車が走っていることを考えれば、それだけでもすごいことなのかもしれませんね。（もっとも根室本線の新得ー富良野間は残念なことになっていますが）。
  お返事ありがとうございました。
  
  planaly