2019.03 鉄路で目指せ北海道！（15）釧網本線・快速「しれとこ摩周号」で走るオホーツク海！

2019/03/20 - 2019/03/24

川湯温泉駅からは釧網本線の旅・再開。快速「しれとこ摩周号」に乗車して、オホーツク海へと向かいましょう。
釧網本線も、快速「しれとこ」も、個人的に好きな路線であり、愛称であり……と旅行記を書き始める段になってようやく、快速の愛称が変わっていることに気づいたのです（苦笑

2019/06/23投稿

エリア 網走(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

摩湖ご主人謹製のオプショナルツアーも終了し、川湯温泉駅へやってきました。

川湯温泉駅 駅

赤い三角屋根

ほんと、この駅舎いいなあ。

駅前の蛇口から出てくる摩周湖の伏流水がおすすめだよ！と、摩湖のご主人に言われましたが、冬だったからか水が出てきませんでした。止めてあったのかな。

ホームも覗いてみましょう。

この駅舎、いいよね（二度目。

鮭だクマー

川湯温泉駅時刻表。

駅舎は現在無人駅ですが、喫茶店オーチャードグラスが営業しています。
メニューを見ると……食事美味しそう！
ですがこの時既に列車まで10分強。どう考えても食事は無理で、泣く泣く諦めたのでした。
旅行のあとお聞きしたのですが、なんでもこの駅舎の保存にオーチャードグラスのオーナー氏が尽力され、お店を開業されてここまで育てて来られたのだとか。うわー、コーヒーいただけばよかった、悔やまれます！　次回はぜひ頂きます！！
御覧の皆様も機会があれば是非どうぞ（行ってない私が勧めるのもなんですが）。

オーチャードグラス グルメ・レストラン

こちらは川湯温泉駅の足湯。

ＪＲ川湯温泉駅の足湯 温泉

時間無いけど、足湯くらいなら……。ちょっと入っていきましょうか。
あ～いいお湯や。

ＪＲ川湯温泉駅の足湯 温泉

泉質とか色々

成分分析書などもちゃんとあります。

ＪＲ川湯温泉駅の足湯 温泉

川湯温泉の泉質とはぜんぜん違うんですよねえ。ここ。

ＪＲ川湯温泉駅の足湯 温泉

お、川湯温泉からの路線バスがやってきました。

なんかこう、絵になりますねえ。

さて、そろそろ列車の時間。

ホームで待ちましょうか。

かわゆおんせん

駅名標に、硫黄山

向こうのホームも使われてるのかな？

そろそろ来るかな。乗車するお客さんたちが、ホームで列車がやってくるのを待っています。

お、キタキタ。今日は遅れていないですね。
というか、いつの間にか快速の名前、「しれとこ」から「しれとこ摩周号」に変わってたんですね。昔の時刻表見返すまで気づかなかった（汗。「摩周＆川湯温泉足湯めぐり号」とくっつけたのでしょう。
「しれとこ」の愛称とヘッドマーク好きだったんだけどなあ（気づかなかった人の言うことじゃないでしょうが。

3728D　快速「しれとこ摩周号」　川湯温泉駅1028発網走行き。

JR釧網本線 乗り物

ちなみに、昔の写真を探してみると、快速「しれとこ」時代の写真が出てきました。

2015/2/21の川湯温泉駅。車両もキハ54 519で同じ車両！

さてそれでは現在に戻りまして……。この川湯温泉駅からも数名ほど乗り込みます。

車内はインバウンドのお客さん＋鉄道マニアの旅行客でほぼ満席状態。18切符旅行者がいるのは以前からですし、特急の走っていない路線なので普通の観光客の姿も以前からみえましたが。しかしスーツケースかかえた外国人が車両の半分近くの席を埋めているという光景を見ると、時代は変わったなあという思いますね。

緑駅に到着。

緑駅 駅

裏摩周展望台の最寄り駅なんですか。
昔は釧網本線の川湯温泉～緑の1駅間は本数が少ない区間でしたが……今ではそもそも区間列車が整理されているので。

つまり。緑を超えると釧路から網走、北見側に超えたって感じ？
いや、そんな単純なものじゃないでしょうけど。そもそもこの都市間流動って少なそうだし。

札弦駅

札弦駅 駅

清里町駅

清里町駅 駅

中斜里駅

中斜里駅 駅

知床連山見えないかな？　見えないな。
車窓を眺めながら、この後のプランを検討します。ここは道立北方民族博物館を再訪するか？　　あそこの博物館はとても充実していたから見応えあるしなあ。網走監獄再訪も絡めたいところだけれども時間的に厳しい。そもそもあのへん行くと帰りのバスは天都山入り口まで降りないと行けないのがな……。
いっそ、行ったことのないこちらに行くのもいいかな？

知床斜里駅。
知床への玄関口ですね。

知床斜里駅 駅

ここで下りのしれとこ摩周号釧路行きと行き違い。

さあ、知床斜里駅を過ぎると……オホーツク海！

止別駅

止別駅 駅

ちょっとデッキに出てみましょっか。

ところどころで海が見える！

天気も晴れてきました！

ガタンゴトン

さあ、海沿いを走って次は……。

ここはもう有名駅ですよね。
釧網本線北浜駅。何度か列車で通ったことのあるほか、3年くらい前の夏に車で訪問したことがあります。

北浜駅 駅

釧網本線北浜駅は、子供の頃に地元の図書館の廃棄図書でゲットしたJTB時刻表1997年2月号の表紙を飾っていた駅でして。そのイメージから冬の釧網本線そして北浜駅、快速しれとこ号には個人的な思い入れがあるのです。
その割に、しれとこ号の名前変わってたこと気づいてなかったんだけど（汗

流氷の季節は終わってしまいましたが、冬の釧網本線と北浜駅。満喫することができました。

あれは能取岬かな？　あそこも前に行ったけど、良かったなあ。

知床斜里あたりでは、もっとどんよりした天気で荒れたオホーツク海になるのかな？　と思いましたが。

かなり晴れてきれいな青をしたオホーツク海です。流氷のときもいいけど、こういうのもいいね。

藻琴駅
ここも味のある駅舎ですよねえ。

藻琴駅 駅

次は打って変わって、新し目の小さな駅舎。でも木造で暖かそう。

鱒浦駅でした。

さて、そろそろオホーツク海とはお別れかな。

よし、この後のプランも決めたぞ！

漁港に並ぶ船を見ながら、オホーツク海に別れを。
もうここは網走の市街地ですかね。

1150、桂台駅にとーちゃく。

こちらで下車。

走り去っていく網走行き。

網走まではあと僅か。お見送りです。

さーて、せっかく降りたので駅散策を。

線路はカーブして網走へと伸びていきます。
周辺はご覧の通り市街地。

このホームの絶妙なカーブ具合、いいよね。

桂台駅 駅

板張りホームいいですねえ。

駅の外にはこの階段で出ます。

板張りホームに板張りベンチ。

じゃあそろそろ……。

おっと、駅の片隅で見つけました。フキノトウももうすぐですね。もうすぐ春ですねえ。

時刻表に運賃表

階段を上がったところに待合室があります。学生さんが一人座っていました。
次の列車までかなり時間があるので、列車を待ってるわけじゃないと思うんですが……。

道路から

やはり北海道の駅名ひらがな表示はここでも健在。

桂台駅 駅

それでは駅を出て、街の方へ。

坂道を下るので、滑らないように慎重に……。

普通に網走の市街地ですね。

踏切の警告灯が全方位から見やすいタイプ。薄めですね。耐寒耐雪仕様であることも影響してたりするんでしょうか。

そういえば、遮断器も地元で見るタイプとは違うもんね。

で、今度は砦跡の坂を登りまして……。

桂台で降りたのは、駅訪問がしたかったのもありますが、こちらの博物館へ来るためです。網走市立郷土博物館。
網走での3時間弱の滞在時間。博物館めぐりスタート。

網走市立郷土博物館 美術館・博物館

この旅行記へのコメント （2）

• 横浜臨海公園さん 2019/06/23 11:52:40

  川湯温泉オーチャードグラス

  planalyさま、こんにちは。
  
  旅行記を拝見させて頂きました。
  川湯温泉駅に寄られた由。
  釧網本線は電子閉塞化された時点で、管理駅以外、全部無人化され当時の川湯駅も無人化され建物が保守費が無に等しかった事から老朽化が進行しており、解体が本決まりになりかけた際に、地元出身の武山氏が名乗り上げ、店舗として開業に至ったもので、当初は喫茶のみで無名だった事から客が１日２名しか来ない事もあったものが、現在では食事も可能となり季節によっては行列も覚悟しなければならない程、盛況な状態となった様です。
  摩周湖の水で淹れたコーヒーが売りで、テイクアウトも可能です。
  次回、是非お立寄りをされれば良いと思います。
  因みに、事前に店舗に連絡を入れておけば、当該列車に配達も可能です。
  
  
  
  横浜臨海公園

  planalyさん からの返信 2019/06/30 18:43:19

  Re: 川湯温泉オーチャードグラス

  横浜臨海公園さま
  
  コメントありがとうございます。お返事遅くなってしまいました。
  次回は是非、立ち寄らせていただこうと思います。摩周湖の水で淹れたコーヒー……。さぞ美味しいことでしょうね！
  列車への配達も可能とは、良いことをお聞きしました。ありがとうございます。
  
  planaly