2019年3月、インスブルック、ウィーンの旅(3) インスブルック街歩きと黄金の小屋根博物館

2019/03/02 - 2019/03/02

3月2日(土)
２度目のインスブルックです。まずはのんびり街歩きをします。
とにかく、私の旅は観光よりのんびりすることが大切。この年齢になると無理はききません。「休暇」ですから！
インスブルックには、いろいろな博物館、王宮、教会等が入場できたり、交通機関に乗り放題だったりする便利な「インスブルックカード」があります。私は一週間滞在するのですが、先ずはカードを使わずに歩いて行ける旧市街辺りをぶらぶらします。
午後からは購入したインスブルックカードで、宮廷教会、民族博物館、黄金の小屋根の博物館へ行きます。
※黄金の小屋根の館内は写真撮影禁止だったようで、ご指摘をいただき、一部写真を削除しました。
民族博物館、宮廷教会は別の旅行記で。

旅のスケジュール
3/1 羽田空港～フランクフルト～インスブルック
3/1～3/7 インスブルック滞在
3/7～3/11 ウィーン滞在
3/11～3/12 ウィーン国際空港～ミュンヘン～羽田空港

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 オーストリア航空

まず、ゆっくりとお散歩。
こんな横道が素敵だなあ…
多分ここは、カフェ・カッツングかと。後日、行きます。
http://www.cafe-katzung.at/

もう、勝手に良さそうな道を選んで歩いてます。

看板を見るのも面白い

朝はまだ曇りがちで、山も見えません。

ゴールデナー・アドラーの看板

ゴルデナー アドラー 地元の料理

ガストホフ　ゴールデナー　アドラー
1390年から営業しているホテル、レストラン。
ここにやってきた有名人か半端ないので、その名前が銘板にたくさん書かれています。

ここを訪れた有名人の名前。

1809年「アンドレアス・ホーファー」の名前、
1832年「ハイリッヒ・ハイネ」が。

1773年「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」（一番上）
1923年「ジークフリート・ワーグナー」（下から3行目）

1953年「マリア・アウグスタ・トラップ」（サウンドオブミュージックのトラップ一家の主人公・一番上）
1972年「ジャン・ポール・サルトル」（左真ん中あたり）

チロルの英雄、アンドレアス・ホーファーは別格です。
彼のことについては4年前の旅行記にも書いています。
ナポレオン軍（と同盟を組んだバイエルン軍）を相手に、わずかな兵力を率いてチロルのために戦いました。
ここはその司令部が置かれた場所だそうです。
https://4travel.jp/travelogue/11088416

イン川の橋のほとりにも彼の銅像が。
オットーブルクにある銅像です。

オットーブルク 地元の料理

オットーブルク 地元の料理

オットーブルクにある銘板

オットーブルク 地元の料理

オットーブルク 地元の料理

オットーブルク 地元の料理

レストランはまだ営業時間前

オットーブルク 地元の料理

オットーブルク 地元の料理

こちらは宮廷教会にあるアンドレアス・ホーファーの像。

宮廷教会 寺院・教会

再び旧市街に戻り・・・

ここは昨日食事をした「Denngg」ですね。
あらためて外観の写真を撮りに来ました。

「Denngg」

静かです

さて、ここはチロル地方で一番古いカフェ、ムンディングです。

カフェ ムンディング カフェ

建物の歴史が書かれています。
ムンディング家がここを所有したのは1897年のことなんですね。

カフェ ムンディング カフェ

ここには、こんな水飲み場？も

王宮からの通り、インスブルックのカフェ ザッハーの並びにこのお店があります。
http://strudel-cafe.at/
アパートの説明文にあった、朝の6時からオープンしていて朝食が食べられる、カフェ クレール。
シュトゥルーデルという、この地方独特の焼き菓子とケーキ、パン等を売るお店です。朝から夜まで休みなくオープンしている、とっても働き者なカフェ。
4年前も行きました。同じ名前のパン屋さんもあります。
店の前に立つこの女性、さっきお店から出てきたばかりなのに、ずっと見てるんです。よっぽど美味しかったのかな？

お店で食べることもできますが、持ち帰りもできるので、のんびりと好きなものを食べたいと思って、買ってアパートに持ち帰りました。持ち帰る時は、
「ツー ミットネーメン」
と言えばOK！今回の旅行、この言葉を何回も使いました。
しかし、ケーキも買ったのにこういう袋で手渡されるとは・・・

買って来たのは、薄い生地にナッツとチーズを挟んで焼いたシュトゥルーデルと、ミニ・ザッハートルテ。
お店だと全部食べきれるかどうかわからないけど、持ち帰れば残しちゃっても後でも食べられるし。と、思ったのですが、簡単に食べきってしまいました。
このミニ・ザッハトルテは直径5センチはあります。しっかりケーキです。
写真だと、トリュフチョコぐらいの大きさにしか見えませんが。
ということは、このシュトゥルーデルの大きさは、かなりなもの。
シュトゥルーデルは甘くないものも沢山あって、食事パンにもなります。部屋で紅茶を入れて、これがランチになりました。

さて、再びお散歩。

午後になって、山の景色も見えるようになりました。

何気ない入り口も絵になる古い町。
今回、この扉の写真をたくさん撮って、「扉の写真集」の旅行記も作る予定です。

素朴な感じのドア。

マリア・テレジア通りの「アンナ記念柱」
曇り空がちょっと残念。

アンナ記念柱 モニュメント・記念碑

マリア・テレジア通りのラートハウス・ギャラリーエンのビル。
ベランダの自転車も飾りだと思います。

ラートハウス ギャラリー ショッピングセンター

自転車のアップ。それほど効果的な飾りつけとも思わないんですが（失礼！）

ラートハウス ギャラリー ショッピングセンター

ブルーの建物を写真に撮っていたら、何か右の建物が気になる。

素敵。しかし、バルコニーのところ。

青い鳩がたくさん。これって「鳩よけ？」
まさか、鳩を集める為とは思いませんが。ヨーロッパでは鳩の糞害を防ぐために、こういうバルコニーや銅像に針のような棒を突き刺したり、デコイを置いたりいろいろ工夫しているのを見ますが。
他の観光客も気になるのか、写真に撮っていました。

マリア・テレジア通りのビルの柱。アーティスティックで、ちょっとフンデルト・ヴァッサーみたいな雰囲気。

Kunstraum Innsbruck
マリア・テレジア通りのラートハウス・ギャラリーエンの並びのビル。アーチの形と照明が気に入って写真に撮ったのですが、あとで見てみると、植木鉢が人の顔になってる～。植物が髪の毛って感じになるのかも。

さらに奥に入ると、素敵なブーケ。

どうやら、お花屋さんらしい。
BRIGITTA SPELTHUIS
http://www.blumen-lifestyle.com/offnungszeiten/offnungszeiten

この扉のリースのセンス。好きです。
http://www.blumen-lifestyle.com/offnungszeiten/offnungszeiten

今日は土曜日なのでお休みです。

近くにはこんな感じに何気なくアレンジが。

インスブルック、おしゃれな街です。

このろうそくに火がついたところ、見てみたかった！

TAXISPALAIS Kunsthalle 美術館のようです。

聖ヨセフ教会

こちらのお花屋さんも素朴で良い。

リースも素敵だし。

春といえばスイセン。

パン屋さん？というか、食料品店でした。

凱旋門。
マリア・テレジアの息子のレオポルト2世の結婚を祝って作られたのですが、結婚の儀式の期間中に夫、フランツ1世が亡くなるという悲劇がありました。
南側は結婚の祝賀、北側はフランツ1世の突然の死を悼んだものとされています
これは北側かな

凱旋門 モニュメント・記念碑

こちらから見ると、凱旋門越しにベルクイーゼルのジャンプ台が見えます。
ということは、こちら側が南側。

ジャンプ台のアップ

で、こちらはマリア・テレジア通り

その近くにある建物が綺麗！

聖ヨセフ教会の壁画。置いてある自転車と比較してみてください。

この花屋でチューリップを買いました。
買ってすぐにアパートに戻ってピッチャーに生けました。

チューリップ10本

前回には、行かなかった「黄金の小屋根」の博物館に行きます。

王族の人達もここから入ったのかしら？

これは、水飲み場？

はい、これが黄金の小屋根のバルコニーからの眺めです。
と言ってもバルコニーには入れず、おまけに金網があるのでいまいちな…

クリスマスの時期には、ここで金管楽器の演奏があったりしました。

バルコニーに入れないので、鏡でバルコニーの外側を見せてくれています。

周りの建物のもっと高い場所から、黄金の小屋根を見下ろすことも出来るのね。
どんな人達が住んでいるのかしら～

頑張って小屋根の裏側を撮ってみました。

だんだん雲がとれてきて、山が見えてきました。

強風が吹いて、雲を飛ばして行きます。
このアルプスの間を吹き抜ける風を「フェーン」と言うそうです。あ、「フェーン現象」のフェーンね！

やっぱり青空がいい?

明日（3日）の日曜日は晴天に恵まれます。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2019/04/15 22:35:08

  いいなぁ～、ペコリーノさんの旅

  ペコリーノさん、こんばんは。
  インスブルック3作目できましたね。
  昨夜、いいなーいいなーなんて思いながら街歩き拝見しました。
  
  さすが暮らすように・・・のペコリーノさん。
  ふらりと気の向いた路地に入り扉の写真を撮りまくる・・・.
  あくせく時間に追われて旅をしていると、こんなことできませんね。名もない路傍の扉の前になんて時間がない人は立ち止まりませんから。
  ぜひ、扉の写真集、まとめてくださいね。
  
  今回ペコリーノさんの街歩きの写真でいろいろ発見しました。
  ・ゴールデナーアドラーの有名人の名前、アンドレアス・ホーファーは覚えておりましたが、ハインリッヒ・ハイネは見たかな～？
  ・TAXISPALAISってインスブルックにもあったのですね。フランクフルトとレーゲンスブルクでは見ましたけど。
  ・鳩除けのバルコニーって言ってらっしたのは、アールヌーボーのバルコニー（？）、最近アールヌーボーに縁があり何でもそう見えちゃいます。
  
  チューリップを買ってお部屋に活けて、それで時間の流れを知る、なんて素敵！ペコリーノさんの周りの時間がゆっくり流れているような感じ。
  
  まだ3篇しか拝見していませんけど、きっとウィーンでも優雅な時間をお過ごしになったのでしょうね。
  前回、とんでもないアクシデントに遭ったから、今回はのんびりしなさい、という神様のご配慮だったのでしょうね。
  
  次も待っています。
  
  himmel

  ペコリーノさん からの返信 2019/04/16 22:03:29

  Re: いいなぁ～、ペコリーノさんの旅

  frau.himmelさん、コメントありがとうございます。
  私自身、前回の事があって、臆病になっているのは間違いありません。それなりの年齢ですからある程度慎重になった方がいいと思いますし、体調も万全という訳ではなくなりまして。毎週病院で注射をして、毎日三回しっかりと薬を飲む、というのが日課となっています。
  自分の体と会話をしながら生活をしています。こうやって人間は歳をとっていくのかと思うと、暗い気持ちというよりは、日々新しい気付きがありますので、飽きませんね。
  と、前向きに楽しもうと思います。
  
  そうそう、私が旅行しているときも、ドイツ北部で強風が吹いて、線路脇の木が倒れて、鉄道が影響を受けたというのをテレビて報道していました。
  
  これからも、旅行記はのんびりと続きますので、よろしくお願いいたします。
  
  ペコリーノ