2019/02/02 - 2019/02/02
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行き当たりばったりさん
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国立人類学博物館
ここはメキシコを中心とする中央アメリカのスペインが来るまでの歴史を一堂に集めた博物館である。
・入場料:75ペソ(日本円で600円くらい)
・場内撮影:可(フラッシュ禁止)
・所要時間:半日以上(とにかく展示品が多いので、じっくり見ると2日以上かかるだろうが、駆け足で見ても半日は時間はとりたい)
こんな博物館ですたが、前日は20時間以上のエコノミー席、はじめてのメキシコシティで少々緊張し、この日は早朝からテオティワカンでピラミッド2つ登頂とおっさんにはかなりこたえるスケジュールで、ここに来るころにはヘロヘロになってしまった…。
気力で撮った写真と、薄らいでいく意識の中で残った記憶を基に出来るだけ時代ごとに分類して紹介して行こうかと思いますが、記憶が…。
一応、この博物館の様子は4部作を予定しています。
まずは入場、先古典期とつい数時間前までいたテオティワカン時代の所蔵品から。
いや~~、やっぱり博物館っていいもんですね~~~
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- アメリカン航空
- 利用旅行会社
- エクスペディア
PR
-
テオティワカンを後にしてメキシコシティに戻ってきました。
実質初日から移動のクルマの中で寝てしまい、気づいたら国立人類学博物館に来ていました。 -
あ、
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ここでもやってる。
トゥルム遺跡の広場でもこれやってましたね。 -
あらためて入場します。
-
これは国立の博物館の紋章なのでしょうか。
-
日本では水がかかるところは柵で覆われて入れませんが、海外の噴水は柵などなく、濡れるのは個人の責任。
さ、中に入ります。
尚、ここから先は入った部屋の順ではなく、出来る限り記憶を呼び起こし、時代、または文明の別で紹介します。 -
中に入るとこういう景色となります。
-
ど真ん中にシャワーが。
上を向いて水を放つ噴水はよく見るけど、下に向けて放つ噴水は珍しいですね。 -
中に入ると早速壁画がお出迎え。
巻きしこの歴史を語る上では欠かせないジャガーとヘビが威嚇し合っています。
フィーノ・タマヨ作「昼と夜」という作品です。 -
先古典記の部屋
古代メキシコの人々が狩猟のみに頼る生活を離れ、トウモロコシなどの栽培などを始めた時期。
紀元前2500年頃~紀元前100年程のメキシコ中央高原に現れた農耕社会の発展と繁栄について展示されている -
陶器で作られた…アヒル?
頭の上が器になっていて、何かを入れたのだろうが、宗教的な要素があるのだろうか? -
この魚は湿地帯に生息した魚といわれている。
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ん~~~~~~~
カッパ?
カッパがいたの? -
メキシコ中央高原が栄えたのはこの黒曜石のおかげと言っていいだろう。
加工しやすくさらに交易の際の売り物としても使われたらしいです。 -
トカゲ?
場所的にイグアナ?
素晴らしいレリーフです。 -
これはモレロス州アトリウアヤンから出土した土偶。
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トウモロコシも出土しています。
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先古典期よりメキシコ先住民がもつ二元性の概念を表す作品が出土している。
これはトラティルコから出土したものだが、人間の生と死が対照的に描かれている。 -
動物の革をまとった祭司といわれている。
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続いてさっきまでその場にいたテオティワカン文明のエリアです。
-
これはケツァルコアトルのピラミッドの一部を再現したレプリカですが、先程テオティワカン遺跡ではホンモノを見て来ましたが、こちらはそのホンモノにどのような色が施されていたかを知るもので、2000年以上前の中央アメリカにこのような色彩豊かな宗教施設があったというモノです。
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ケツァルコアトルとは、アステカ人の言葉であるナワトル語で「羽毛の生えた蛇」という意味で、これと同じ意味の言葉が、マヤ語では「ククルカン」と言います。
カンクンではZona hoteliaのメイン通りはククルカンと名付けられていますね。 -
メソアメリカ文明に共通の蛇の顔をした神様です。
ケツァルコアトル(羽毛の生えた蛇神)は雨や水を支配する神様であると同時に農耕や宗教的な知識を教えた神様でもあって、とても重要な神様でした。
この写真で確認できる中で中央の段にある大きな目玉のある像が「トラロック」で、これも雨の神様です。マヤでは「チャック」と呼ばれています。
これはさっき見たホンモノのレプリカですが、きれいですね…。
ホンモノの存在感とレプリカの色彩。これでコンプリートですね。 -
これはケツァルコアトルのピラミッドの下で埋葬されていた光景を再現したモノ。
ケツァルコアトルのピラミッドからは200体以上の人身供犠によるものと思われる遺骨が発掘されていて、男女共に発掘されているが、男性のものが多い。 -
これぞメキシコ古代文明を象徴するような壁画。
ケツァルコアトルが勇ましく生き生きと描かれている素晴らしい壁画です。 -
身に付けていた装身具や発掘された遺品から多くは戦士、しかも、正規軍ではない傭兵であったと推察されている。
ピラミッドの中心に至るにつれてその数が増えている。
この遺骨には3種類の階層が確認されている。
10代で副葬品のない層、戦士の装身具をつけた層、黒曜石など宝石と共に埋葬された貴族階級の層で、中央に行くほど階層が上がるように埋葬されています。 -
また、被葬者のほとんどは後ろでに縛られて埋葬されているため、恐らく強制的な人身供犠によると考えられているそうだ。
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テオティワカンエリアの最大の見どころがこれ。
テオティワカン遺跡の発見当時そこにあった雨神チャルティテゥリクエ像。
これは月のピラミッドの基礎近くで発見されたモノです。
これはホンモノです。 -
この博物館のWEBサイトにあったこの像の寸法は
高さ:316.00 cm 長さ(幅):165.00 cm
厚さ(奥行き):165.00 cm
とかなり巨大な一枚岩から彫り出した像です。
テオティワカン遺跡の入口にも同じ像がありましたが、あれは頂上に埋まっていると確認された大女神像のレプリカでこれとは別のものだそうです。
こんなものが柵もなく、デーンと置いてあって、手を伸ばせば触れるのですから、すごいですよね。 -
中国雑技団より前にメキシコでは曲芸が盛んでした(疑)
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有名な「太陽の死に関する円盤」
テオティワカンの太陽のピラミッドから出土。
ガイコツが舌を出している奇妙な姿ですが、このガイコツは太陽神「トナティウ」で、突き出た舌は太陽光線を表していると考えられているそうです。
太陽神はやはり太陽のピラミッドの中に…。 -
有名な「太陽の死に関する円盤」の隣に飾られているということはこれも太陽神の一つ?
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冶金と自然の豊穣の神「シベ・トテック」の土偶。
神様…ですか…。 -
神であること以上にその表情にくぎ付け…。
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テオティワカン室の外にはテオティワカン遺跡のジオラマがあった。
ここなら1時間もクルマ走らせればジオラマじゃなくホンモノを目にすることができるよね?
ここには底に行った足で来ているのですから…。
時間がない人はこのジオラマで古代への思いをはせてください。 -
首に下げるアクセサリーというのはすぐにわかるが、高貴な女性というよりは神官のモノと見えるのだが…。
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テオティワカンではこういったお面も多数出土
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やはり宗教的な儀式を行うときはお面は必需品なのでしょうか。
素顔を神様に見せてはいけないという考えがあるのかな? -
これなんか、日本の能で使われる老人の面に似てるような…。
これに長いあごひげ付けて…。 -
これは陶器でできた火鉢といわれているが、当時の彩色そのまま残っている貴重なモノです。
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この中央描かれているのはソチピリという神の顔。
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この神への信仰があったのだろう。
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これも火鉢といわれている。
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これも中央に神が描かれている。
口の周りの独特な形、ヒゲ?
テオティワカン時代はこれ以外にも多数の展示があったが、記憶も資料もないため、一旦テオティワカンは終了いたします。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぽこさまさん 2019/07/26 12:54:34
- 気力の写真
- 遠のいていく意識の中での写真、確認させていただきました(笑)
色がなくなってしまった本物の方に、もしも博物館のような色がのっていたとしたら自然の中での見え方がまた一段と神々しくなるんだろうなぁと思えてきます。
日本だと稲作だから稲に関する農耕に関わる出土品などがあったりしますが、こっちはやはりとうもろこしなのがあたりまえですが印象的ですね。
という感じのメキシコのとうもろこし文化の番組を昔NHKだったかで観た記憶があります。
チチェンみてからの来訪だと幾分基礎知識があっていいかもしれないですね。
- 行き当たりばったりさん からの返信 2019/07/27 23:22:37
- Re: 気力の写真
- 遠のいていく意識の中での写真、確認させていただきました(笑)
>せっかく吉田さんがガイドしてくれること、はじめてのメキシコシティということもあり、目に入るモノすべて見てやろうと思うとなかなか眠れなくて、静かなところで立ち止まると…。
色がなくなってしまった本物の方に、もしも博物館のような色がのっていたとしたら自然の中での見え方がまた一段と神々しくなるんだろうなぁと思えてきます。
>時を重ねた美しさと初々しい美しさ、ホンモノはどちらも美しく神々しいでしょうね。
日本だと稲作だから稲に関する農耕に関わる出土品などがあったりしますが、こっちはやはりとうもろこしなのがあたりまえですが印象的ですね。
という感じのメキシコのとうもろこし文化の番組を昔NHKだったかで観た記憶があります。
チチェンみてからの来訪だと幾分基礎知識があっていいかもしれないですね。
>知らないで行くときは客観的な美しさに感動。予備知識がある中で行くと、時代背景や今回ところまで認識したうえで感動。
>どちらでも感動しますね。
>博物館大好きでも意識が遠のいている行き当たりばったりでした。
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