5回目にして「はじめての」メキシコ　その5（念願のテオティワカン　死者の道）

2019/02/02 - 2019/02/02

テオティワカン遺跡は3つのピラミッドを中心にそれらを結ぶ道が中央に1本通っている。

一般的に「死者の道」と言われているが、死者となったのはきっとメキシコをはじめとする死に対する考え方が特徴的なので、後から名付けられた道であろうが、実はこの道はすごい仕掛けがしてあり、文明が発達していたことを象徴する遺構であった。

実際のテオティワカンはもっと広いといわれ、この死者の道も実際は4000メートルくらいあるらしい。


実際の半分以下でもそのすごさは十分感じた。

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 航空会社: アメリカン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

ケツァルコアトルのピラミッドを離れます。

太陽のピラミッド、月のピラミッドが同時に見えます。



一番後ろのセオ・ゴルド山が親で、2つのピラミッドが子のようなたたずまいだね。

最終到達地、月のピラミッドを望遠で…。

朝イチの死者の道。

とにかく何もなく、忘れ去られた感がすごく出ていて「THE　遺跡」ですね。


チチェンイツァーでは通り道にびっしりお土産屋さんが出ていたけど…。
ここは日中もお土産屋さんはまばらでした。

個人的にはこっちの方がいい。その方が絵になる。

道を挟むように建造物が並んでいます。

この死者の道、ここに住んでいた人の数からすると狭いような気がする。

2000年前、多分この芝生が生えているところも道だったんじゃないかな…？

どんどん進みます。

すでに400メートルから500メートルは歩いているかな？


橋を渡って…。

堤防のような建造物を登ると、囲まれた広場が広がっていました。

堤防に登って振りかえってみると…。



だいぶ歩きましたね。

この辺りは火山の噴火で堆積した溶岩地質なので、建材はこういったモノが多く黒っぽい。

マヤ文明の中心地、ユカタン半島は石灰岩の土壌なので、ピラミッドや各種建材は白っぽい。

そろそろ死者の道を半分くらい歩いただろうか。

でもこの道はケツァルコアトルのピラミッドから月のピラミッドまで全長1200メートル。

テオティワカン文明の時代はケツァルコアトルのピラミッドのさらに向こうまで道が続いていたと言われている。

ものすごい広さだな…。

平安時代の京都もそれくらいあったかもしれないけど、平安時代のさらに1000年前でこの規模ですから…。

さて堤防の先の遺構


ここは水を貯めるところ。


この看板にはおおざっぱに
「月のピラミッドから流れてくる水をこの貯水池で貯めて最後は水路を通してサンファン川に流れます」
と書いてあります。

サンファン川とは先程歩いてきた死者の道の途中にあった橋の下を流れる川のことです。
さっき渡った川は2000年以上前から流れているんですね。

雨季になると月のピラミッドの奥から水が流れ、その水を5つの貯水池が水を貯めて、2つ上の写真で木の生えているところを流れる川に注ぎ込む仕組みになっている。

広大な貯水池です。
こういった貯水池が連なっています。

貯水池の脇からも水が集められるようにしてある。

はるか昔からこの辺は乾燥していて、水が大事であることがわかります。

貯水池の周りに住居がある。
一般住民の住居らしい。
窓はなかったと推測されるようだ。

月のピラミッドからの水の流れ。

赤い線が水の流れで、黄色い丸が貯水池。


最後は矢印の終点の川に流れ込みます。

死者の道沿いにある建造物のひとつ。
蛇とジャガーの宮殿がある西プラザ。

この辺りは住居だったようです。

通常は入場できるそうですが、オイラたち一行が来たとき（金曜日の営業終了後から土曜日にかけて）は閉まっているようです。

これがこの辺りの想像図。

位置関係はこんな感じ。

堤防の石段もキレイに組んであります。

2000年以上前の技術です。

先程から何度も出てくるこの貯水池は合計5つあります。


水を貯めるところなので、基本的に底は平らです。

そのすぐ脇に建造物が並んでいます。

川を渡ると死者の道は急に雰囲気が変わり、太陽のピラミッド、月のピラミッドに近づくにつれ建造物が増えてきます。

熱気球もまだ飛んでいます。

お～、
だいぶピラミッドの近くを飛んでますね～

足元を見ると、隣の貯水池につながる配水管も備わっています。

出入り口はこんな感じです。

ここはかなり大きな建造物ですね。

何かの神殿でしょう。

近くに気球が飛んでいたので、どんな人が乗っているか写してみた。


太陽のピラミッドより高いところを飛んでいたので、70～80メートル上空じゃないかな？

カメラの倍率さらに高めて…。

これでもまだMAXじゃないんですけど、ここまで撮れました。
これも上空70～80メートルの気球をとらえたモノです。


このカメラ、かなり使い込んでいるけど、これができるから7年も使っている。

いよいよ太陽のピラミッドが近づいてきました。

やっぱりデカイな…。

このあと登ります。




ここで一旦終わります。

この旅行記へのコメント （2）

• ぽこさまさん 2019/07/26 11:29:54

  広大！

  なんかもう、一つの都市のような大きさですね‥。
  
  住居の跡らしき建物の土台も結構しっかりしてそうで、壁の厚さがかなり分厚そう。
  石を積み上げたのではなくて石と石をつなぎ合わせているコンクリートみたいな作りになってるのかなぁって間近にみてみたくなりました。
  
  望遠すごっ！
  おぉ。。次回これに乗るんですね！？

  行き当たりばったりさん からの返信 2019/07/27 22:52:36

  Re: 広大！

  なんかもう、一つの都市のような大きさですね‥。
  
  ＞そう、テオティワカンは一つの都市で、ここに支配者から末端の民が住んでいたとのこと。
  
  
  住居の跡らしき建物の土台も結構しっかりしてそうで、壁の厚さがかなり分厚そう。
  石を積み上げたのではなくて石と石をつなぎ合わせているコンクリートみたいな作りになってるのかなぁって間近にみてみたくなりました。
  
  望遠すごっ！
  おぉ。。次回これに乗るんですね！？
  
  ＞もともと初めてカンクンに行ったときに戦車の神殿の上のチャックモール像を撮るための買ったのですが、超望遠はなかなか使えるもので、撮影禁止のものも遠くから離れて超望遠で撮れば目の前に立っていたように撮れるのが、いいですね。
  
  ＞これって盗撮なのかと考えてしまう行き当たりばったりでした。