5回目にして「はじめての」メキシコ　その12（だいぶずれ込んだ昼食とその前の散策）

2019/02/02 - 2019/02/02

恐らく5時ちょっと前。


昼ごはんというには余りにも遅い時間となってしまった。

あまりにも感動的で素晴らしいテオティワカン遺跡、国立人類学博物館をじっくりと見ていたらこんな時間になってしまった…。



でも大満足。


もう昼食でも夕食でもいい。

その前にちょっと街歩き。

エリア メキシコシティ(メキシコ)

国立人類学博物館前の「レフォルマ通り」の中央分離帯にこんなものがあった。


誰でも天使になれる…。

オイラもやってみたけど、中腰…。


天使というよりは…。


レッドブル
翼を授ける～

ってところか？

本来はここで昼食の予定だったのだが、すっかり時間が押してしまい、実質夕食となってしまった。

本日の夕食はここで。

「La OPERA BAR」

予約はしていなかったので、ちょっと待たされるとのこと。
ちょっととは15分らしいが、メキシコの15分は15分とは限らないので、その辺を散策することとした。

何気ない路地なのだが、

キレイなタイルが施されている。

昔ここは有力者の屋敷だったらしい。

キレイなタイルです。

インスタ映え、しますか？

La OPERAから数分歩いたところに「ベジャス・アルテス宮殿（Palacio de Bellas Alrtes）」。

オペラハウスということですが、「メキシコ国立芸術院」と表記されていることもある。

横を走る大通りをはさんだ向かいには「Banco de mexico」メキシコ中央銀行があります。

簡単な歴史として、19世紀末から20世紀はじめにかけてメキシコを統治していたポルフィリオ・ディアスが国立劇場を造ることを決めて、1904年に建設が始まり、その後紆余曲折あって、1934年に完成。
頂上のペガサスの彫刻や正面の庭園を含めると完成は1994年の完成とのこと。

中はこのような感じ。

劇場はクラッシック音楽、オペラ、ダンスなど多目的に利用できるようになっているそうだ。

写真には撮れなかったが、ここは現役の劇場なので、中にチケット販売所があり、公演のポスターもたくさん貼られていた。

この日は日曜日ということもあり大勢のメキシコ人が訪れていた。

実はこの宮殿、建設当時はこの階段の最上部と同じ高さだったらしいが、地盤沈下でここまで沈んでしまったらしい。

理由は先程訪れたメキシコ国立人類学博物館に行くとわかるのだが、メキシコシティは昔広大な湖があり、世界有数の人口を誇るこの町はこの湖を埋め立てて成り立っている。

よってこの宮殿のような石でできた重い建造物はどんどん沈んでしまうようです。

メキシコシティのランドマーク。

ラテンアメリカタワー。

こんな高層建築なのに上層階でも窓が開くらしいです。

目の前にもすごくきれいな建物がある。

「世界一美しい郵便局」

という触れ込みの郵便局らしい。

向かいのベジャスアルテス宮殿の建築を担当したイタリアのアダも・ボアリが建てたとのこと。

業務終了後なので中には入れなかったが、柵の間にレンズを差し込んで撮影してみた。

なんだ、この空間は…。

こんな装飾する必要があるのだろうか…。

メキシコの建築、すごい…。

局長は立派な口髭生やして奥の部屋でふんぞり返っていて、
華奢な体型の部下がいつも怒られているなんて想像も…。

外も美しい装飾が…。

これ、壁に埋め込んだ街灯だけど、夜にライトついたらすごくキレイだろうな…。

狭い通りにこんなレリーフが…。


この人はメキシコの100ペソ紙幣の肖像になった人だそうです。


何て名前か忘れた…。


名前はグーグルで「メキシコ　100ペソ　肖像」で出てくるんじゃないかな？

先程から奥の方で太鼓の音が鳴り響いているのが気になっていたが、音が出ていたのはここからだった。

みんな踊っている。


メキシコ風盆踊り？


いろいろな民族衣装を着ていた。

数分見入ってしまた…。

この像も「なんとか将軍」の像らしい。


「なんとか将軍」じゃ基本情報ゼロじゃないか…。

さて、そろそろメキシコ時間の「15分」ということなので、店に戻ってみた。

（実際30分以上街歩きしたかも…。）


この写真ですが店の天井に黒い点があるのが見えると思いますが、これは弾痕で、ここで食事をしていた偉い人が狙われて発砲されたときに弾が外れて、天井に当たり、その弾痕はそのまま残しているそうです

辺りはだいぶ暗くなってきた。


それでも大勢の人が行き来しています。

ようやく中に案内されました。


お通し的にパン。

今日は一日たくさん歩いた。

ビール飲もう！

特に銘柄指定をしなかったらこれが来た。

パンはフランスパンで、バターも付いていました。

アボカドのペースト。


パンに塗って食べるもよし、この後出てくる料理に添えてもよし。

店内はこんな感じ。

人気のレストランバーのようです。

オイラは魚料理にした。

右のふたがされているのはメキシコ料理お約束のトルティージャ。
最近は頭の中では「La tortilla」の方がシックリきている…。

ちなみに卵は

「huevo（発音は　ウェヴォ）」です

かみさんは肉料理にしていた。

魚料理は基本スープなのだが、具をこうやってtortilaにくるんで食べてもよし。


辛くなくやさしい味でした。

我々のすぐ横でマリアッチの演奏がはじまった。


マリアッチは3年半前のカンクンで泊まったホテルで目の前に来られて少々イジられたが、今度は別の意味で緊張。

ここはマリアッチの価格が別だったら高額なチップを取られるのではないかという緊張。


結局そんなことはなく、杞憂に終わった。

tortillaは結構腹にたまるので、上品な量の注文だったが、かなりお腹いっぱい。


これで今日一日の予定終了。
今日一日お付き合いいただいた吉田さんも普段はカンクンにいて、我々のためにメキシコシティに来てくれてた。


ありがとうございました。

メキシコシティ旅行記12冊目ですが、まだ2日目。


吉田さん、実質初日からこんな中身の濃い一日をありがとうございました。

さ、明日は郊外に出て蝶の大群を見に行きます。

おやすみなさい。

この旅行記へのコメント （2）

• ぽこさまさん 2019/07/26 13:37:06

  そうだったのですか！

  その９～その１１は後にとっておきます。（笑）
  
  吉田さん。常駐ではなく、カンクンから来てたのですね。。
  すごいですね。吉田さんチャーターですね。
  いいなぁ。。
  
  日常生活で1週間分くらいのことをこの日一日で行ったのではないでしょうか？
  
  弾痕が天井って、狙った人の射撃の腕‥。
  あるいは至近距離でもみあいになりながら、銃を撃ってしまった、そんな感じだったのかと思いを馳せてしまいます。
  

  行き当たりばったりさん からの返信 2019/07/27 23:40:29

  Re: そうだったのですか！

  その９～その１１は後にとっておきます。（笑）
  
  吉田さん。常駐ではなく、カンクンから来てたのですね。。
  すごいですね。吉田さんチャーターですね。
  いいなぁ。。
  
  ＞行く前から吉田さんと連絡取り合ってて、吉田さんも「しょーがねーなー、こうなったら俺が直接行こう」なんてことになったんじゃないですかね？（笑）
  
  
  日常生活で1週間分くらいのことをこの日一日で行ったのではないでしょうか？
  
  ＞1週間分どころか10日分の行動力だったかもしれないです。
  ＞成田での飛行機の遅延、乗り継ぎ便乗り遅れに始まり、ピラミッド２基登って2泊3日かけてみないと見られない博物館巡ってですからね…。
  
  
  弾痕が天井って、狙った人の射撃の腕‥。
  あるいは至近距離でもみあいになりながら、銃を撃ってしまった、そんな感じだったのかと思いを馳せてしまいます。
  
  ＞歴史の舞台なんですね。
  ＞そしてこの店はメキシコの”上級国民”達の社交の場だったようです。
  ＞今は地球の裏側から来たアジア人がときどき来るちょっとしゃれたレストランバーとなっていますが…。
  
  ＞この日一気に2000年の歴史を駆け抜けた行き当たりばったりでした。