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お正月の歌舞伎座は久しぶりです。<br />お目当ては猿之助さん・幸四郎さん・七之助さんの共演です。<br /><br />昼の部の廓文章も良かったですが、何といっても夜の部の八百屋お七が素晴らしく5回も通ってしまいました。<br /><br />表紙は公演のポスターです。<br /><br />

壽 初春大歌舞伎

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2019/01/05 - 2019/01/07

2139位(同エリア2886件中)

旅行記グループ 歌舞伎

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chonchan

chonchanさん

お正月の歌舞伎座は久しぶりです。
お目当ては猿之助さん・幸四郎さん・七之助さんの共演です。

昼の部の廓文章も良かったですが、何といっても夜の部の八百屋お七が素晴らしく5回も通ってしまいました。

表紙は公演のポスターです。

同行者
一人旅
交通手段
私鉄
旅行の手配内容
個別手配

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  • 歌舞伎座のロビーに大きな鏡餅がありました。<br /><br />お正月気分が盛り上がりますね。

    歌舞伎座のロビーに大きな鏡餅がありました。

    お正月気分が盛り上がりますね。

  • 初春らしい装飾です。<br />

    初春らしい装飾です。

  • こちらは1階の喫茶のコーンスープセットです。

    こちらは1階の喫茶のコーンスープセットです。

  • コーヒーもついてきます。

    コーヒーもついてきます。

  • コップにも鳳凰がいますね。

    コップにも鳳凰がいますね。

  • 今月のポスターです。上段の左から3人目から「廓文章」の幸四郎さん、八百屋お七人形振りの七之助さん、「松竹梅湯島掛額」の猿之助さん、「吉例寿曽我」の福助さんです。<br />「廓文章」はお金を使いすぎて勘当された若旦那・伊左衛門(幸四郎さん)が恋しい遊女・夕霧(七之助さん)に会いたさに紙衣(かみこ・紙でできた着物の意味でみすぼらしい身なりのこと)姿で吉田屋にやってきますが吉田屋の主人は昔と変わらず大切なお客としてもてなし座敷へ通します。<br />一方夕霧も伊左衛門に会えなくなり寂しさのあまり病気になってしまいます。髪に紫の布(病鉢巻き・やまいはちまき)をしているのがその証です。そうしてふさぎこんでいましたが、たまたまこの日は少し気分がよくお座敷に出ていました。ところが伊左衛門は自分と会えなくても寂しくないのかと拗ねてしまい、やっと会えた夕霧に意地悪をしてなかなか顔を見せません。こたつを使ってイチャイチャする二人が可愛らしいです。<br />ようやく仲直りした二人のもとへ伊左衛門の父から許しが出て夕霧の身請けのお金(千両箱が10個!!)が届き二人はめでたく結ばれるというお話です。<br />何度もコンビを組んでいる幸四郎さんと七之助さんは息もピッタリでした。<br />「松竹梅湯島掛額」は前半が紅屋長兵衛(猿之助さん)が主役で展開し、後半が「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」通称八百屋お七で七之助さんが人形に扮して踊ります。<br />猿之助さんの長兵衛はもう本当に楽しそうでした。お話としては支離滅裂で時代もぐちゃぐちゃなんですが(江戸時代と鎌倉時代がごっちゃに出てくる)要するに美人と評判のお七(七之助さん)を妾にしようとする殿様から守り、相思相愛の小姓吉三郎(幸四郎さん)と添わせてやろうと奮闘するお話です。<br />後半は吉三郎に刀を届けるために木戸を開けたいお七が、罰を受けることを覚悟して櫓に上がり太鼓を打ち(通常は鐘ですが、この舞台では太鼓です)雪の中を駆けていきます。この櫓に上がるまでの場面を三人の黒子によって操られる人形のように踊るのが「人形振り」です。<br />手の動きは勿論、顔の表情まで人形のように瞬きすら殆どしない七之助さんは本当に美しく哀れでした。<br />「寿曾我の対面」では中村福助さんが昨年に続き復帰第二作として登場しました。<br />曽我兄弟は兄・一万(後の十郎)が甥の七之助さん、弟・箱王(後の五郎)が実弟の芝翫さん、舞鶴が実子の児太郎さん、八幡三郎が甥の福之助さんと親族総出の舞台で客席も福助さんの復帰を祝う気持ちで観ていました。<br />兄弟役は実年齢が逆(七之助さん35歳・芝翫さん53歳)でしたけどね。<br /><br />

    今月のポスターです。上段の左から3人目から「廓文章」の幸四郎さん、八百屋お七人形振りの七之助さん、「松竹梅湯島掛額」の猿之助さん、「吉例寿曽我」の福助さんです。
    「廓文章」はお金を使いすぎて勘当された若旦那・伊左衛門(幸四郎さん)が恋しい遊女・夕霧(七之助さん)に会いたさに紙衣(かみこ・紙でできた着物の意味でみすぼらしい身なりのこと)姿で吉田屋にやってきますが吉田屋の主人は昔と変わらず大切なお客としてもてなし座敷へ通します。
    一方夕霧も伊左衛門に会えなくなり寂しさのあまり病気になってしまいます。髪に紫の布(病鉢巻き・やまいはちまき)をしているのがその証です。そうしてふさぎこんでいましたが、たまたまこの日は少し気分がよくお座敷に出ていました。ところが伊左衛門は自分と会えなくても寂しくないのかと拗ねてしまい、やっと会えた夕霧に意地悪をしてなかなか顔を見せません。こたつを使ってイチャイチャする二人が可愛らしいです。
    ようやく仲直りした二人のもとへ伊左衛門の父から許しが出て夕霧の身請けのお金(千両箱が10個!!)が届き二人はめでたく結ばれるというお話です。
    何度もコンビを組んでいる幸四郎さんと七之助さんは息もピッタリでした。
    「松竹梅湯島掛額」は前半が紅屋長兵衛(猿之助さん)が主役で展開し、後半が「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」通称八百屋お七で七之助さんが人形に扮して踊ります。
    猿之助さんの長兵衛はもう本当に楽しそうでした。お話としては支離滅裂で時代もぐちゃぐちゃなんですが(江戸時代と鎌倉時代がごっちゃに出てくる)要するに美人と評判のお七(七之助さん)を妾にしようとする殿様から守り、相思相愛の小姓吉三郎(幸四郎さん)と添わせてやろうと奮闘するお話です。
    後半は吉三郎に刀を届けるために木戸を開けたいお七が、罰を受けることを覚悟して櫓に上がり太鼓を打ち(通常は鐘ですが、この舞台では太鼓です)雪の中を駆けていきます。この櫓に上がるまでの場面を三人の黒子によって操られる人形のように踊るのが「人形振り」です。
    手の動きは勿論、顔の表情まで人形のように瞬きすら殆どしない七之助さんは本当に美しく哀れでした。
    「寿曾我の対面」では中村福助さんが昨年に続き復帰第二作として登場しました。
    曽我兄弟は兄・一万(後の十郎)が甥の七之助さん、弟・箱王(後の五郎)が実弟の芝翫さん、舞鶴が実子の児太郎さん、八幡三郎が甥の福之助さんと親族総出の舞台で客席も福助さんの復帰を祝う気持ちで観ていました。
    兄弟役は実年齢が逆(七之助さん35歳・芝翫さん53歳)でしたけどね。

  • こちらは歌舞伎座ギャラリーにあったお花です。<br />綺麗だったので撮りました。<br /><br />まとまりませんが1月歌舞伎座の観劇記録でした。

    こちらは歌舞伎座ギャラリーにあったお花です。
    綺麗だったので撮りました。

    まとまりませんが1月歌舞伎座の観劇記録でした。

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