中村七之助特別舞踊公演2019　郡山公演と磐梯熱海温泉の旅　その5　

2019/03/08 - 2019/03/09

朝食後はお庭の散策（浴衣に丹前では少し寒かったです）してお宿を満喫しました。
10時半頃にチェックアウトして磐梯熱海駅まで送って頂き「中村七之助特別舞踊公演」を観るため郡山文化センターへ。
郡山駅からはタクシーを利用して5分程でした。

表紙は公演のポスターです。

エリア 郡山(福島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食後にお庭を散策しました。
浴衣に丹前でしたので、こちらの下駄をお借りしました。

お庭の名前です。

立派な玄関もありました。

お庭の全景です。

右側は萩の蔵のお部屋です。

お庭にはアヒルさんがいました。
元々は2羽いたのですが、残念ながら病気で今は1羽になってしまったそうです。
寒さのためか顔を上げてくれませんでした。

お庭からロビーの方を見たところです。

雪囲いもありますね。

水が流れています。
名残惜しいですが、そろそろ出発です。

公演のポスターです。
左から許嫁お光・油屋お染・丁稚久松・土手のお六です。今回は七役のうちの四役を七之助さんが演じます。
公演は最初に「芸談」というトークが50分ほどあり、秘蔵映像を交えながら七之助さんがアドリブで答えるというものでした。昼夜通しで観たのですが本当に全く違う内容になっていました。
休憩をはさんで中村鶴松さんが「汐汲」を踊りました。
能「松風」がもとになった舞踊で、在原業平に恋をした海女が彼の残した烏帽子と狩衣を着て汐を汲み、業平を思うクドキや中啓（扇）・三段傘を使う華やかな舞踊です。
１人で踊るのは初めてということで少し緊張が感じられましたが、小道具の扱いなども上手で丁寧に踊っていました。表情などに役の気持ちが現れるとさらに素敵になると思います。
道具転換のあとは『隅田川千種濡事』でお染の七役をベースにしたオリジナルの演目です。通常、常磐津による演奏のところを長唄にアレンジした今回だけの特別バージョンです。
久松の許嫁お光は、お染と久松の噂を聞いてあてもなく彷徨い悲しみのあまり気が狂ってしまいます。たまたま居合わせた猿回しの夫婦が何とかお光を慰めようとしますがそのかいもなく何処へとも知れず消えてしまいます。
そこへ現れたのは丁稚久松です。
久松は元々武士でしたがお家の重宝の刀と折紙（保証証）を紛失したため家は断絶・父は切腹させられてしまいました。何とか刀だけを取り返した久松がお染と心中しようとするところへ、久松の姉で奥女中の竹川に仕えていた土手のお六が折紙を持って現れ、この折紙と刀を持ってお家を再興するように伝え、二人を逃がしたあと追手の男たちを追い払って幕となります。
お光の哀れさ・お染の美しさ・久松の凛々しさ・お六の恰好良さを早変わりで魅せる七之助さんは良い意味で自信に満ちていて、座頭としての役目を立派にはたしていました。

昼の部と夜の部の合間にランチをとることにしました。
けんしん文化センターの前にある「ふたばや」というパン屋さんです。
イートインコーナーで頂きました。
パン2個とコーヒーで446円（税込）！
安くて美味しかったです。

時間があったのでケーキも追加してしまいました。
こちらもケーキとコーヒーで338円！！
東京では考えられない値段ですね。
ショートケーキも美味しかったです。

夜の部の終演が18時20分頃で新幹線が19時30分なのでタクシーを頼もうとしたのですが、今日は車が無いと断られてしまいました。
結局タクシーは捕まらず、丁度来たバスに乗ることが出来たので無事に新幹線に間に合いました。
切符を予約した際に30％割引で安かったのと空きがなかったのでグリーン車を予約しました。
が、ここでまたハプニングがあり車内の写真は撮れませんでした。
折角グリーン車なのに・・・。
郡山の駅弁は19時過ぎでも殆ど残っていなくて買えませんでした。
結局お茶だけ飲んで東京まで帰りました。
最後がちょっと尻切れトンボですがこれで終了です。
長い旅行記にお付き合いいただきありがとうございました。