中村勘三郎追善興行　平成中村座11月公演　11/3のハプニング

2018/11/03 - 2018/11/03

11/3に平成中村座を昼夜とおしで観てきました。
お天気も良く、母と気分よく鑑賞することができました。

残業続きで旅行記が書けず、日にちが経ってしまいましたが備忘録代わりに書くことにしました。

この日は夜の部の「弥栄芝居賑（いやさかえしばいのにぎわい）」で勘三郎さんのＶＴＲが流れる場面で機材トラブルのため途中で止まってしまい、そのまま幕になってしまいました。
その後の演出は千秋楽で観ることになります。

表紙は中に飾られていたテレビ番組のポスターです。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は母と二人で昼夜通しです。
お天気が良くて気持ちが良いです。

抜けるような青空に映えますね。
暖かいのも助かりました。

平成中村座には木戸があります。
芝居小屋に入るのはワクワクします。

人が多くて看板がうまく撮れませんでした。
昼の部は「実盛物語」「近江のお兼」「狐狸狐狸（こりこり）ばなし」です。
「実盛物語では5歳の長三郎君が太郎吉役に挑戦しました。設定年齢が7歳の役ですからかなり大変なのですが、のびのびとでも決めるところはキッチリ決める中々の役者ぶりでした。「近江のお兼」は美人なのに力持ちの娘「お兼」が暴れ馬や男たちを難なくいなして長い晒しを使って華やかに舞う舞踊です。七之助さんは初役だそうですがピッタリの演目でした。「狐狸狐狸（こりこり）ばなし」は中村扇雀さんの独壇場。上方（かみがた）の女形上がりの伊之助（扇雀さん）は女房おきわ（七之助さん）にぞっこん。でも実はおきわには重善という生臭坊主の間男がいて旦那には飽き飽きしている。そこへ重善に恋する牛娘と噂のお染（亀蔵さん）が加わり男と女の化かしあいが・・。とにかく楽しく笑える演目です。

酒樽もありました。

小屋のなかです。
中村屋の大きな提灯がありますね。
夜の部は「弥栄芝居賑（いやさかえしばいのにぎわい）」今回のために書き下ろされたお芝居で、口上もありました。花道に出演者がずらっと並ぶのは壮観でした。
ここで勘三郎さんのＶＴＲが20分ほど流れたのですが、なんと機材トラブルで途中で止まってしまいました。結局そのまま幕になってしまったのですが、衣装をすでに脱いでいた七之助さん・勘太郎君・長三郎君の三人が浴衣のままお詫びのご挨拶をするというおまけつきでした。
「舞鶴五條橋（ぶかくごじょうばし）」は19歳の時の勘三郎さんにあてて書かれた舞踊です。五條橋で弁慶（勘九郎さん）と激しい立ち回りをする牛若丸を勘太郎君が演じました。大人に当てて作られた振り付けで7歳の勘太郎君には難しかったはずですが、お稽古を頑張った成果がきちんと出ていました。頼もしくなりましたねぇ。「仮名手本忠臣蔵（かなでほんちゅうしんぐら）」は一番有名な「一力茶屋」です。
襖が開いておかるが現れると客席からはため息が・・・。七之助さん美しすぎです。
勘九郎さんとの兄妹のやり取りも楽しいのですが、おかるの運命はあまりにも哀しいですね。それでもこのお芝居の最後は大星由良助（芝翫さん）が手柄のために妹を殺そうとするのを止め、手柄などなくても仇討ちの仲間に加えると約束して幕になるので少し救いがあります。

こちらが今回予約限定の歌舞伎座弁当（2,000円）お茶付きです。
10月公演で中村屋特製ランチョンマットがついたお弁当がありましたが、母がこのランチョンマットが欲しいというので11月公演では2つ予約しました。

中身はこんな感じです。
色んなおかずと御飯で美味しく頂きました。
女性向のお弁当ですね。

特製の中村屋ランチョンマットはこちらです。

こちらは小屋の中にかざってあったテレビ番組のポスターです。
左上から化粧中の勘九郎さん、揚巻役の七之助さん、中央は今回の舞台の勘九郎さん・七之助さん・勘太郎君・長三郎君、左下は当時1歳の勘太郎君を抱っこしている勘三郎さん、お稽古中の勘太郎君と舞台姿、お稽古中の長三郎くんと舞台姿です。

少し大きくしてみました。
揚巻の七之助さん、美しいですね～。
小さな中村屋の二人も今回は立派に役を演じていました。

中村座のおやつたちです。どらやきやお団子などどれも美味しかったです。