2018/08/22 - 2018/08/22
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motogenさん
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我が家の檀那寺は曹洞宗だ。
日本仏教界の最大勢力で、およそ35%の勢力を誇っている。
その曹洞宗の本山が永平寺なので、私たちはこの寺に属しているといえる。
檀家となって20年ほど、最初に檀家になった時には、
「我が家もやっと一人前となったか」
と誇りに思ったが、
年金生活者となり、家を継ぐ者がいない現在は、墓や檀家制度が重荷となっていて、いかに墓じまいをしようか、いかに檀家から脱退しようかと悩みが多い。
永平寺の若い坊さんたちの修行姿をTVなどで見ると、煩悩脱却を目指す彼らの苦行や修練にいたく感動し、坊さんたちを敬わなくてはと思うのだが、
身の回りのお寺や坊さんを見ると、煩悩いっぱいの自分と何ら変わりない人にも思えるのだ。
永平寺とはどんなお寺なのか?
一度は訪れて、この目でじっくり見たいものだと、永平寺の門をくぐる。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
-
第3駐車場に車を停めた。
寺から離れていて、有料とはなっているが係員がいなく、無料らしい。
私以外の車はいなかった。 -
すぐ近くの駐車場には3~4台の車が停まっている。
管理者がいないから、多分ここも無料状態だろう。 -
450mほど歩くとバス停があり、
-
道路が緩やかに90度カーブし始めると、土産物屋やレストランが並ぶようになり、
-
その先は、門前町らしい通りとなった。
TV番組で見た素朴さは感じられず、観光地にありがちな商店街に居心地が悪い。 -
800mほど歩いて来た.境内に入ってもまだまだ歩きは続き、女房は疲れ果てた顔をするので、
「いいよ、帰りは門前で待ってな。車は一人でとってくるから・・」
と機嫌をとる。 -
やっと入り口に到着し、
-
自動販売機でチケットを買って(500円)入場。
時間のせいか、帰る人はいるけど入場者は少ない。 -
入った玄関はとにかく広く、
自動販売機、受付のチェックシステム、ピカピカの合板の床、新素材の壁、冷房の効いた明るい室内・・・と、
寺というより展覧会場のホールのようで、曹洞宗大本山永平寺 寺・神社・教会
-
なんだかなぁ・・
とおずおずと進んで行くと、 -
順路の案内がしっかり配置されていて、その指示に従うと階段を登るしかなく、
-
素直に上の階に上がって行くと、
「なんと広い部屋だ!」
と度肝を抜くような大広間に直面した。
こんなかっこうで、本当にここに入って良いのかと心配になったが、物品を触らなけば良さそうだ。
畳の数を数えてみると、156畳以上はあり、天井も高く、
その造りは絢爛豪華な大名屋敷のようで、身が引き締まる。 -
さらに階段を登って行くと、床は無垢の板となり、壁は漆喰となり、近代建築の壁構造から、柱と梁の伝統日本家屋となった。
思い描いていた永平寺となって、ほっとする。 -
ここからは一本道ではなくなって、どちらに進もうかと迷うところだが、
とりあえず、見えている大きな建物に向かってみる。
山門らしい。 -
しかし順路は山門の横を素通りして、僧堂、仏殿の方向を指している。
複雑だ。 -
僧堂方面に進んで行くと、後方からコッコッと元気な足音が迫ってきた。
振り向けば若いお坊さんたちだ。
背筋を伸ばし、前を向き、無言で僧堂に入って行く。
私たちは裸足だが、坊さん方は専用の履物を履いて闊歩していく。
ここでは坊さんたちを撮影することも、言葉をかけることも禁止されている。
でも後姿なら構わないだろうと、そっとシャッターを押した。 -
坊さんたちの入って行った僧堂の奥は立ち入り禁止で、
お釈迦様が祀られている仏殿や、坊さん方が食事をとる大庫院をうろうろと見学し、ここで終わりかな・・と思いきや、 -
さらに上に伸びている長い階段があった。
-
エイホラ、エイホラと登っていく。
永平寺は階段ばかりだ。
窓の外を見れば、建っているのは平地ではなく、かなり急な山の斜面。
日本人は大自然そのものに神仏か宿っていると解釈し、坊さんたちは毎日の昇り降りでたくましさを養っているんでしょう。 -
法堂は「はっとう」と読むのだそうで、道場であり、法要儀式の場でもあるとのこと。
-
下を見れば、歩いて来た建物の屋根が並び、
-
法堂の中は静まり返り、
-
閉館に近いこの時間、人は少なく、自分を見つめるには良い場所となっている。
TV番組のように、坊さんたちの修行の場に接することができないのはもの足りないが、この地にやって来れたことに満足しよう。 -
後回しにしておいた山門に戻ってきた。
門番の四天王が睨んでいる。
人々の心を監視しているかのようだ。
精工さやリアル感において、日本の職人たちの作品は、東南アジア諸国と比べると飛び抜けて優秀だとほれぼれする。 -
「参拝の終わりに、少しだけ座ってみませんか」
との案内に、素直に暗室に入って座禅の真似ごとに入り、 -
半眼となり、心を静め、呼吸に意識を集中して、ボ~としてみる。
何事も起こらなかったが、これで永平寺を体験したことにしよう。 -
計画が甘かったのか、時の流れが早過ぎるのか、東尋坊のある酒井市に入った時には夕暮れ時となっていた。
東尋坊や雄島の予定はとりやめて、今夜の宿泊地を探す。 -
忙しかった今日、Mapではこんな道筋を回ったことになる。
-
九頭竜川には船が停泊し、酒井市はまるで港町のようだ。
-
カーナビに登録しておいた宿泊地に到着した。
だだっ広い駐車場に1台の車がポツン。
公衆トイレはあるが店はなく、海が見えるだけの寂しい場所で、
夜になれば何が出てきてもおかしくない。
「嫌だ!こんなとこ!」
と女房が悲鳴をあげ、 -
「なぜこんな場所を登録しちゃったのか?」
と考えてみると、東尋坊や温泉に近いという理由で、ここに変更したことを思い出した。 -
日没が近づいている海がきれいだ。
-
その夕焼けを撮ろうとしているカップルに混ざって、女房もカメラを構え、
-
「どう?これ! 海に反射する光が撮れたよ!」
と大喜び。
-
「先に考えた道の駅に移動するよ。その前に温泉だ。」
と、近くにある『三国温泉ゆあぽーと』に入って、 -
ここでも西の空の残照を眺める。
いつの間に私たちは、こんな夕焼けオタクになってしまったんだろう? -
素敵なレストランで夕食をとった。
-
肝心の温泉(500円)は 、昨日に比べると豪華で奇麗で、海が見えるガラス張りの展望風呂だった。
客層は地元の人よりも観光客が多い。
露天風呂やバブル風呂はないが、清潔さと展望の良さで、5点満点なら4と評価する。 -
川を渡り、コンビニで牛乳やレタス、バナナ等を仕入れ、
最初に予定していた『道の駅 みくに』を探し当てた。
もう真っ暗だ。
台風19号は九州付近に、20号はその後を追って、関西地方にやって来ている。
北陸はフェーン現象のため、夜になっても熱気に包まれた異様な風が吹いている。 -
遮光シートは取り付けずに窓ガラスを開け、左右のスライドドアも全開にして、横になる。
不用心だけど、周りに車中泊する車もいるので、これで良しとする。
暑苦しいが、強い風が入ってくることが救いだ。
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