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 白川郷は、写真を見るだけで憧れの対象となる場所。<br /> 特に雪景色が良く、それも夜。<br /> しかし今向かう白川郷は、昼間の、そして夏のような猛暑の白川郷だ。<br /> 人、人、人で埋まっているとも聞く。  

ダブル台風と一緒に、長浜・福井・能登で車中泊(16/17)白川郷・・思い出はこうして生まれる

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2018/08/26 - 2018/08/26

260位(同エリア1460件中)

motogen

motogenさん

 白川郷は、写真を見るだけで憧れの対象となる場所。
 特に雪景色が良く、それも夜。
 しかし今向かう白川郷は、昼間の、そして夏のような猛暑の白川郷だ。
 人、人、人で埋まっているとも聞く。  

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  •  白川郷合掌造り村に入る手前にあったのが『道の駅 白川郷』で、

     白川郷合掌造り村に入る手前にあったのが『道の駅 白川郷』で、

    道の駅 白川郷 道の駅

  •  小さな道の駅なのに、レストランもあった。<br /> 目の前に東海北陸自動車道ICへの誘導路がある。<br /> しかしこれは後から分かったことで、この時は見過ごしていた。

     小さな道の駅なのに、レストランもあった。
     目の前に東海北陸自動車道ICへの誘導路がある。
     しかしこれは後から分かったことで、この時は見過ごしていた。

  •  ここで土産を買わないと、白川郷の土産は買えなくなってしまう・・<br /> とばかりに店内を歩き回る女房。

     ここで土産を買わないと、白川郷の土産は買えなくなってしまう・・
     とばかりに店内を歩き回る女房。

  •  白川郷は広々した村落かと思っていたが、道に沿った小さな集落のようだ。

     白川郷は広々した村落かと思っていたが、道に沿った小さな集落のようだ。

  •  合掌村の駐車場は満車状態だと聞いたので、少し離れた展望台に車を停めようと、丘の上に登って行くと、

     合掌村の駐車場は満車状態だと聞いたので、少し離れた展望台に車を停めようと、丘の上に登って行くと、

  •  天守閣展望台の駐車場があった。<br /> 天守閣と名前が付いているのだから、城があったと思うけど、その説明も跡らしきものも見つからない。

     天守閣展望台の駐車場があった。
     天守閣と名前が付いているのだから、城があったと思うけど、その説明も跡らしきものも見つからない。

  •  たくさんの観光客がスマホを構えて写真を撮っていた。<br /> 今日は日曜日で、人一倍観光客が多いのだろう。<br /> 外国人も多い。

     たくさんの観光客がスマホを構えて写真を撮っていた。
     今日は日曜日で、人一倍観光客が多いのだろう。
     外国人も多い。

  •  この地域は分かりにくいため、後半の話のためにMapを載せておく。<br />(方向音痴になってしまう)<br /> オレンジ色の点を打った道が、高岡からやって来た道で、観光スポットに入る前に左折して展望台に上がってきた。<br /> 黄色の道が高山に続く360号線。<br /> 赤色は岐阜に抜ける156号線で、遠回りになるが高山にも行ける道だ。

     この地域は分かりにくいため、後半の話のためにMapを載せておく。
    (方向音痴になってしまう)
     オレンジ色の点を打った道が、高岡からやって来た道で、観光スポットに入る前に左折して展望台に上がってきた。
     黄色の道が高山に続く360号線。
     赤色は岐阜に抜ける156号線で、遠回りになるが高山にも行ける道だ。

  •  展望台の崖っぷちに立つと、合掌造りの屋根が点在する里の景色が一望できた。

     展望台の崖っぷちに立つと、合掌造りの屋根が点在する里の景色が一望できた。

  •  これはすごい!<br /> 菅野集落とは規模が違うと見続けた。<br /> 白川郷が有名なわけだ。

     これはすごい!
     菅野集落とは規模が違うと見続けた。
     白川郷が有名なわけだ。

  •  里に向かって降りていく。<br /> 坂道は歩行者天国となっていて、観光客が行き交っている。<br /> 冷たい水が湧き出ている場所もあり、

     里に向かって降りていく。
     坂道は歩行者天国となっていて、観光客が行き交っている。
     冷たい水が湧き出ている場所もあり、

  •  かなりの急勾配で、距離もあり、<br /> 「ここ、帰りは登って来るんだよね・・」<br /> と女房は心配する。

     かなりの急勾配で、距離もあり、
     「ここ、帰りは登って来るんだよね・・」
     と女房は心配する。

  •  やっと下に降りると、他の人たちはにぎわっている通りに向かっていくが、

     やっと下に降りると、他の人たちはにぎわっている通りに向かっていくが、

  •  「明善寺の裏に、絶好の撮影ポイントがあるはずだ・・」<br /> とネットで調べた情報を信じて、人気のない道を進む。

     「明善寺の裏に、絶好の撮影ポイントがあるはずだ・・」
     とネットで調べた情報を信じて、人気のない道を進む。

  •  だが到着したお寺付近からは、そんな景色は何一つ見えず、疲れがどっと出た。

     だが到着したお寺付近からは、そんな景色は何一つ見えず、疲れがどっと出た。

  •  仕方なく、観光客が集まる通りに出ていくと、

     仕方なく、観光客が集まる通りに出ていくと、

  •  対岸に渡る橋(であい橋)があって、

     対岸に渡る橋(であい橋)があって、

    であい橋 名所・史跡

  •  その先には本命の合掌集落があるが、ここからはかなり遠い。<br /> しかも、この人の数。<br /> 合掌造りの建物はたくさん見てきたし、ここまで来ただけで満足だと自分に言いきかせ、

     その先には本命の合掌集落があるが、ここからはかなり遠い。
     しかも、この人の数。
     合掌造りの建物はたくさん見てきたし、ここまで来ただけで満足だと自分に言いきかせ、

  •  メイン通りを歩いて戻ることにした。

     メイン通りを歩いて戻ることにした。

  •  通りにはカフェやレストランや土産物屋が並んでいるが、私はこのような場所が苦手で、さっさと歩きたいのだが、女房は未練たらたら。

     通りにはカフェやレストランや土産物屋が並んでいるが、私はこのような場所が苦手で、さっさと歩きたいのだが、女房は未練たらたら。

  •  飛騨温泉『すぱーふる』に向かう。<br /> カーナビの指示で走ると、深い山中に分け入っていく。<br /> 嫌な予感。<br /> 「本当にこの道で、大丈夫なの?」<br /> とカーナビを疑う。

     飛騨温泉『すぱーふる』に向かう。
     カーナビの指示で走ると、深い山中に分け入っていく。
     嫌な予感。
     「本当にこの道で、大丈夫なの?」
     とカーナビを疑う。

  •  極めつけは、通行止めの柵に出くわしたことだ。<br /> 帰還。<br /> 目的地を入力し直して、再出発。<br /> ところが再びここに誘導される。<br /> 帰還。<br /> こんな調子でカーナビの設定を何度変えても、途中の道筋は違うものの、毎度この場所に行きついてしまう。<br /> 「カーナビのバカ!!」<br /> 後日分かったことは、この道が飛騨に抜ける最短コースだった。<br /> 360号線と立派な名前がついているが、細くて頼りない山道だ。<br /> その道が通行止めになっている。

     極めつけは、通行止めの柵に出くわしたことだ。
     帰還。
     目的地を入力し直して、再出発。
     ところが再びここに誘導される。
     帰還。
     こんな調子でカーナビの設定を何度変えても、途中の道筋は違うものの、毎度この場所に行きついてしまう。
     「カーナビのバカ!!」
     後日分かったことは、この道が飛騨に抜ける最短コースだった。
     360号線と立派な名前がついているが、細くて頼りない山道だ。
     その道が通行止めになっている。

  •  「ねえ、ねえ、ここに来る時に、高山って書いてある標識があったよね・・」<br /> と女房が思い出した。<br /> 方向は違うけど、<br /> 「じゃ、その道を行ってみよう」<br /> となった。

     「ねえ、ねえ、ここに来る時に、高山って書いてある標識があったよね・・」
     と女房が思い出した。
     方向は違うけど、
     「じゃ、その道を行ってみよう」
     となった。

  •  飛騨は東にあるが、南に向かう。<br /> (先のMapの赤点の道路、156号線だ。)

     飛騨は東にあるが、南に向かう。
     (先のMapの赤点の道路、156号線だ。)

  •  するとこの道路は、幅巾も広く勾配はなだらかで、高速道路なみに走れる快適な道路だった。<br /> 通行量も極めて少なく、私たち専用の道路だ。<br /> カーナビも自動修正したようで、このまま進めと言っている。<br /> 『通行不可』の標識があった気もするが、気にしない。<br /> 時たま対向して来る車があるのだから、先は続いているだろう。

     するとこの道路は、幅巾も広く勾配はなだらかで、高速道路なみに走れる快適な道路だった。
     通行量も極めて少なく、私たち専用の道路だ。
     カーナビも自動修正したようで、このまま進めと言っている。
     『通行不可』の標識があった気もするが、気にしない。
     時たま対向して来る車があるのだから、先は続いているだろう。

  •  「あっ!!」<br /> 「通行止めだ!」<br /> 突如目の前に、道路を横断する黄色と黒の遮断棒。<br /> 20㎞も走り続けた結末が、この悲劇。

     「あっ!!」
     「通行止めだ!」
     突如目の前に、道路を横断する黄色と黒の遮断棒。
     20㎞も走り続けた結末が、この悲劇。

  •  横には土砂を盛り上げたダム(御母衣ダム)があるだけ。<br /> 誰もいない。<br /> やって来る車もない。

     横には土砂を盛り上げたダム(御母衣ダム)があるだけ。
     誰もいない。
     やって来る車もない。

  •  「気をつけてお帰りください」の文字が、むなしくちらついている。<br /> 呆然自失・・<br /> この後どうすれば良いのか・・<br /> 袋小路。<br /> 陸の孤島に取り残されてしまったのだ。

     「気をつけてお帰りください」の文字が、むなしくちらついている。
     呆然自失・・
     この後どうすれば良いのか・・
     袋小路。
     陸の孤島に取り残されてしまったのだ。

  •  しょんぼりと戻りかけた時、出会ったのは子供を連れたお母さんとお父さん。<br /> 高山への行き方を尋ねると、<br /> 「高山なら、白川郷の道の駅まで戻って、高速で行くしかないよ。」<br /> 「高速は飛騨清見インターで降りて、高山清美道路に乗り換えて・・」<br /> と親切に教えてくれるのを、気もそぞろに、ただただありがたく拝聴する。

     しょんぼりと戻りかけた時、出会ったのは子供を連れたお母さんとお父さん。
     高山への行き方を尋ねると、
     「高山なら、白川郷の道の駅まで戻って、高速で行くしかないよ。」
     「高速は飛騨清見インターで降りて、高山清美道路に乗り換えて・・」
     と親切に教えてくれるのを、気もそぞろに、ただただありがたく拝聴する。

  •  往復40㎞、時間にして1時間の損失をしてしまった。<br /> 360号線のモタモタを加えれば、2時間も無駄に走っている。

     往復40㎞、時間にして1時間の損失をしてしまった。
     360号線のモタモタを加えれば、2時間も無駄に走っている。

  •  道の駅に戻って高速道路(東海北陸自動車道)に入った。<br /> 高速道路といっても、中央分離帯のない対向2車線で、ましてや道幅の狭いトンネルだらけの恐ろしい道路だ。

     道の駅に戻って高速道路(東海北陸自動車道)に入った。
     高速道路といっても、中央分離帯のない対向2車線で、ましてや道幅の狭いトンネルだらけの恐ろしい道路だ。

  •  後続の車に迷惑をかけないよう、スピードを上げて走り続けるが、<br /> 疲れのためか目はボ~と霞み、手は震え、足はつり気味で、トンネル壁にぶつかりそう。<br /> まさに命がけの状況が続き、

     後続の車に迷惑をかけないよう、スピードを上げて走り続けるが、
     疲れのためか目はボ~と霞み、手は震え、足はつり気味で、トンネル壁にぶつかりそう。
     まさに命がけの状況が続き、

  •  女房の構えるカメラはぶれて、こんな画像になってしまったが、私の見ている視界もこんなものだ。<br /> ICの料金所で料金を払おうとすると、<br /> 「一般道路が通行止めのため、この区間は無料となっています・・」<br /> その声をうつろに聞き、<br /> 高山清見自動車道に乗り換えて、

     女房の構えるカメラはぶれて、こんな画像になってしまったが、私の見ている視界もこんなものだ。
     ICの料金所で料金を払おうとすると、
     「一般道路が通行止めのため、この区間は無料となっています・・」
     その声をうつろに聞き、
     高山清見自動車道に乗り換えて、

  •  奇跡的に事故は起こさずに、高山の街に入ってきた。<br /> 空に登ってくる月の、なんと幻想的なことか。<br /> これは現実の世界なのか?

     奇跡的に事故は起こさずに、高山の街に入ってきた。
     空に登ってくる月の、なんと幻想的なことか。
     これは現実の世界なのか?

  •  精神状態はまともでない。 <br /> 進んでいる方向、現在地、周囲の様子も理解できないまま、カーナビに全てを任せ、ただただハンドルを握っているだけ。

     精神状態はまともでない。 
     進んでいる方向、現在地、周囲の様子も理解できないまま、カーナビに全てを任せ、ただただハンドルを握っているだけ。

  •  なんとか目的の「すぱーふる」に到着したようだ。<br /> この夜空の美しさ、すがすがしさ・・<br /> 生きている嬉しさ・・

     なんとか目的の「すぱーふる」に到着したようだ。
     この夜空の美しさ、すがすがしさ・・
     生きている嬉しさ・・

    飛騨古川桃源郷温泉 ぬく森の湯すぱーふる 温泉

  •  後日、走ったルートを調べると、ずいぶん遠回りして「すぱーふる」に到着したことが分かった。<br /> 冷静に考えれば「すぱーふる」にこだわらず、別の温泉、別の道の駅に変更すれば良かったのだが、そんな思考回路は停止していた。<br /> 「すぱーふる」に恋焦がれ、ただただ夢中。<br /> でもこの試練が旅の面白さ、醍醐味なんだと、後になって気づくことで、<br /> 忘れることのできない思い出は、こうして生まれてくる。

     後日、走ったルートを調べると、ずいぶん遠回りして「すぱーふる」に到着したことが分かった。
     冷静に考えれば「すぱーふる」にこだわらず、別の温泉、別の道の駅に変更すれば良かったのだが、そんな思考回路は停止していた。
     「すぱーふる」に恋焦がれ、ただただ夢中。
     でもこの試練が旅の面白さ、醍醐味なんだと、後になって気づくことで、
     忘れることのできない思い出は、こうして生まれてくる。

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