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 能登島はつまるところ、橋を渡って温泉に入って車中泊しただけで、島の様子はほとんど見ないで離れることになってしまった。<br /> どこか寂しい。<br /> 能登の最後を飾るのは七尾城址。<br /> 城の建物はないけれど、日本100名城の一つに入っているということは、それなりの優れモノと期待する。<br /> 頼まれたスタンプもゲットしなくては・・ 

ダブル台風と一緒に、長浜・福井・能登で車中泊(14/17)七尾城址・・郷土を愛する七尾の人達

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2018/08/26 - 2018/08/26

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motogen

motogenさん

 能登島はつまるところ、橋を渡って温泉に入って車中泊しただけで、島の様子はほとんど見ないで離れることになってしまった。
 どこか寂しい。
 能登の最後を飾るのは七尾城址。
 城の建物はないけれど、日本100名城の一つに入っているということは、それなりの優れモノと期待する。
 頼まれたスタンプもゲットしなくては・・ 

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  •  道の駅を出発し、島の西海岸を能登島大橋に向かって走る。<br /> 海を見て、島にやって来た実感が沸き起こるが、それも10分ほど。<br /> 時間があれば海に沿って島を一周してみたいものだ。

     道の駅を出発し、島の西海岸を能登島大橋に向かって走る。
     海を見て、島にやって来た実感が沸き起こるが、それも10分ほど。
     時間があれば海に沿って島を一周してみたいものだ。

  •  海に浮かぶのは寺島らしい。<br /> 軍艦島もそうだったが、どうして海の中にこんな突っ立った小さな島が取り残されているんだろう?<br /> 面白い。

     海に浮かぶのは寺島らしい。
     軍艦島もそうだったが、どうして海の中にこんな突っ立った小さな島が取り残されているんだろう?
     面白い。

  •  能登島大橋は、中央部が滑り台のように高くなっていた。<br /> ジェットコースターのスタート地点に登るようで、下腹がゾワゾワしてきそう。

     能登島大橋は、中央部が滑り台のように高くなっていた。
     ジェットコースターのスタート地点に登るようで、下腹がゾワゾワしてきそう。

    能登島大橋 名所・史跡

  •  橋を渡り、和倉温泉の町中を素通りし、バイパスのような高架道路を駆け抜けて、七尾の街を横断し、七尾城のある山に登っていく。

     橋を渡り、和倉温泉の町中を素通りし、バイパスのような高架道路を駆け抜けて、七尾の街を横断し、七尾城のある山に登っていく。

  •  山の勾配はかなりきつく、エブリイは苦しそう。<br /> 途中にあった標識は、右が本丸跡、左が展望台。<br /> まずは展望台かと左折するが、

     山の勾配はかなりきつく、エブリイは苦しそう。
     途中にあった標識は、右が本丸跡、左が展望台。
     まずは展望台かと左折するが、

    七尾城山 自然・景勝地

  •  道は細くなり、途中の広場に車を停め、<br /> 「方向転換の場所がなくなってしまうよ・・」<br /> と渋る私に、<br /> 「もっと行けるよ。」<br /> と女房は強気で喧嘩になるが、<br /><br /> と私と言い合うが、

     道は細くなり、途中の広場に車を停め、
     「方向転換の場所がなくなってしまうよ・・」
     と渋る私に、
     「もっと行けるよ。」
     と女房は強気で喧嘩になるが、

     と私と言い合うが、

  •  私が折れて再び前進すると、山奥に展望台の駐車場が現れた。<br /> 

     私が折れて再び前進すると、山奥に展望台の駐車場が現れた。
     

  •  一見、廃虚のような展望台だが、

     一見、廃虚のような展望台だが、

    城山展望台 自然・景勝地

  •  この山を中心に七つの尾根が周囲に広がり、それが七尾の名前の由来だとの解説。<br /> 七つの尾根にはそれぞれ名前が付けられていて、松、竹、梅、菊、亀、虎、龍と面白い。<br /> 展望台も七角形だ。

     この山を中心に七つの尾根が周囲に広がり、それが七尾の名前の由来だとの解説。
     七つの尾根にはそれぞれ名前が付けられていて、松、竹、梅、菊、亀、虎、龍と面白い。
     展望台も七角形だ。

  •  七尾の街と能登島が一望できた。<br /> 能登島大橋、遥か遠くにはツインブリッジまでが見える。<br /> さぞかし夜景は素晴らしいだろう。<br /> ロマンチックと恐怖が入り混じった、素敵な夜となるだろう。

     七尾の街と能登島が一望できた。
     能登島大橋、遥か遠くにはツインブリッジまでが見える。
     さぞかし夜景は素晴らしいだろう。
     ロマンチックと恐怖が入り混じった、素敵な夜となるだろう。

  •  先ほどの本丸跡への標識に戻る。<br /> すると先ほどは無人だったのに、かなりの人が集まっている。<br /> 車も数も多い。<br /> 聞けば、地域の奉仕活動の日だという。

     先ほどの本丸跡への標識に戻る。
     すると先ほどは無人だったのに、かなりの人が集まっている。
     車も数も多い。
     聞けば、地域の奉仕活動の日だという。

  •  これ幸いと、草刈りのおばさん達とおしゃべりしながら奥に進む。<br /> こんなおしゃべりほど、楽しいものはない。<br /> おばさん達はガイドの仕事もしてくれる。<br /> 七尾なまりも心地良かった。<br /> 道にはチップが敷き詰められ、絨毯の上を歩いているようだ。

     これ幸いと、草刈りのおばさん達とおしゃべりしながら奥に進む。
     こんなおしゃべりほど、楽しいものはない。
     おばさん達はガイドの仕事もしてくれる。
     七尾なまりも心地良かった。
     道にはチップが敷き詰められ、絨毯の上を歩いているようだ。

  •  この石垣の上に本丸があったらしい。<br /> 游佐屋敷が建てられていたようだが、さて游佐屋敷とは何ぞや?<br /> <br /> 

     この石垣の上に本丸があったらしい。
     游佐屋敷が建てられていたようだが、さて游佐屋敷とは何ぞや?
     
     

  •  話は前後するが、山のふもとの資料館にあった游佐屋敷のCG画像がこれだ。<br /> 七尾城の城主は畠山氏で、その重臣が游佐氏。<br /> ここは游佐氏の屋敷跡だった。<br /> 本丸のすぐ下にあるのだから、城主に次ぐ家系だったのだろうが、この時点では私たちは何が何だかよく分かっていない。

     話は前後するが、山のふもとの資料館にあった游佐屋敷のCG画像がこれだ。
     七尾城の城主は畠山氏で、その重臣が游佐氏。
     ここは游佐氏の屋敷跡だった。
     本丸のすぐ下にあるのだから、城主に次ぐ家系だったのだろうが、この時点では私たちは何が何だかよく分かっていない。

  •  本丸跡の高台では、すでに地域の人たちの草刈が進められていて、<br /> 草刈り機の音があちらこちらて響き、

     本丸跡の高台では、すでに地域の人たちの草刈が進められていて、
     草刈り機の音があちらこちらて響き、

  •  見る見るうちに、野原がゴルフ場のグリーンのようになり、

     見る見るうちに、野原がゴルフ場のグリーンのようになり、

  •  きれいな展望台が出来上がる。

     きれいな展望台が出来上がる。

  •  今は何もない展望台だが、当時はこんな本丸が建っていたらしい。<br /> これも後で知ったことだ。<br /> このようなCG画像を作り上げた郷土研究家達は、なんと素晴らしい人達なんだろう。

     今は何もない展望台だが、当時はこんな本丸が建っていたらしい。
     これも後で知ったことだ。
     このようなCG画像を作り上げた郷土研究家達は、なんと素晴らしい人達なんだろう。

  •  ここだって、ぼさっと歩けばただの林なのに、<br /> しかしここは桜馬場の跡地で、<br /> 

     ここだって、ぼさっと歩けばただの林なのに、
     しかしここは桜馬場の跡地で、
     

  •  軍馬の調教を行った場所だと、よくぞ分かったものだ。<br /> じっと観察しても、その形跡などは何も見当たらないというのに。<br /> 恐るべし、発掘のお仕事をしていらっしゃる学芸員たち。

     軍馬の調教を行った場所だと、よくぞ分かったものだ。
     じっと観察しても、その形跡などは何も見当たらないというのに。
     恐るべし、発掘のお仕事をしていらっしゃる学芸員たち。

  •  そしてここが二の丸跡だというが、

     そしてここが二の丸跡だというが、

  •  このようなCGを見なければ、つまらない山だ。<br /> ここから奥にもまだまだ城址は続くものの、ここで一通り歩き回ったことになり、

     このようなCGを見なければ、つまらない山だ。
     ここから奥にもまだまだ城址は続くものの、ここで一通り歩き回ったことになり、

  •  ひとくくり付けて降りて来ると、ボランティアの人たちが増えていて、

     ひとくくり付けて降りて来ると、ボランティアの人たちが増えていて、

  •  まだまだ集まって来ます。<br /> 自分の家の周りならともかく、こんな遠い山までやって来てくれる人たちの何と多いことか。<br /> 郷土を大切にする七尾の人たちの気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

     まだまだ集まって来ます。
     自分の家の周りならともかく、こんな遠い山までやって来てくれる人たちの何と多いことか。
     郷土を大切にする七尾の人たちの気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

  •  「その赤いユニフォームは何ですか?」<br /> と尋ねると、施設の職員や入居者の人たちでした。<br /> 七尾はすごい町!<br /> 「せっかくの休日なのに、こんな苦役を・・」<br /> とぐちる人もいるだろうが、しかしみんなさわやかな笑顔ばかり。<br /> おのずと会う人ごとに、「ご苦労様です」という挨拶が口から出ます。

     「その赤いユニフォームは何ですか?」
     と尋ねると、施設の職員や入居者の人たちでした。
     七尾はすごい町!
     「せっかくの休日なのに、こんな苦役を・・」
     とぐちる人もいるだろうが、しかしみんなさわやかな笑顔ばかり。
     おのずと会う人ごとに、「ご苦労様です」という挨拶が口から出ます。

  •  資料館は山のふもとにあった。<br /> 数台しか停められない駐車場の隙間に車を突っ込み、

     資料館は山のふもとにあった。
     数台しか停められない駐車場の隙間に車を突っ込み、

  •  それらしくない門を入ると、

     それらしくない門を入ると、

  •  こじんまりした建物が建っていて、<br /> 入り口に「日本100名城」のスタンプがあった。

     こじんまりした建物が建っていて、
     入り口に「日本100名城」のスタンプがあった。

    七尾城史資料館 美術館・博物館

  •  ひっそりした受付を通り(200円)

     ひっそりした受付を通り(200円)

  •  書物や調度品や刀剣類を鑑賞する。

     書物や調度品や刀剣類を鑑賞する。

  •  でも素養のない私たちには、それらは何も語ってくれず、まごまごしていると、

     でも素養のない私たちには、それらは何も語ってくれず、まごまごしていると、

  •  ディスプレイにDVDの映像が写り始めた。<br /> CG技術を駆使して七尾城を紹介するもので、これが実に良くできている。<br /> 一乗谷でもそうだったが、時間を忘れて映像にくぎ付けになってしまいます。

     ディスプレイにDVDの映像が写り始めた。
     CG技術を駆使して七尾城を紹介するもので、これが実に良くできている。
     一乗谷でもそうだったが、時間を忘れて映像にくぎ付けになってしまいます。

  •  この山には、単純な山城があったのではない。<br /> 山全体に計画的に通路や防御の砦が作られ、武将たちの屋敷が上手く配置されていたことを、分かりやすいCG画像で紹介している。

     この山には、単純な山城があったのではない。
     山全体に計画的に通路や防御の砦が作られ、武将たちの屋敷が上手く配置されていたことを、分かりやすいCG画像で紹介している。

  •  現地には柱の跡や堀の跡などはなかったはずなのに、よくぞここまで調べたのものだと感心してしまう。<br /> 研究者や学術員の仕事ぶりに敬服し、<br /> 「こんな仕事をしてみたいなあ・・」<br /> などと、できもしない夢をみさせてくれる。

     現地には柱の跡や堀の跡などはなかったはずなのに、よくぞここまで調べたのものだと感心してしまう。
     研究者や学術員の仕事ぶりに敬服し、
     「こんな仕事をしてみたいなあ・・」
     などと、できもしない夢をみさせてくれる。

  •  このDVDの制作費にも、かなりの金額がかかっているはずだが、それを上回る作品に仕上がっていると思え、<br /> 「素晴らしいものを作ったね。」<br /> と称賛したい。

     このDVDの制作費にも、かなりの金額がかかっているはずだが、それを上回る作品に仕上がっていると思え、
     「素晴らしいものを作ったね。」
     と称賛したい。

  •  資料館の隣には『懐古館飯田家』があった。<br /> 幕末の大地主の家屋で、この地方の特徴ある家屋の造りや所蔵品を見ることができるようだが、ここはパスして、

     資料館の隣には『懐古館飯田家』があった。
     幕末の大地主の家屋で、この地方の特徴ある家屋の造りや所蔵品を見ることができるようだが、ここはパスして、

  •  能越自動車道の無料区間をつっ走り、

     能越自動車道の無料区間をつっ走り、

  •  高岡の市街地では多少の渋滞に巻き込まれたが、

     高岡の市街地では多少の渋滞に巻き込まれたが、

  •  高岡市、砺波市の街を抜けると真正面に山が見えてきた。<br /> あの山の先に、これから向かう白川郷があるはず。<br /> 私はまだ本物の合掌造り集落を見たことがない。<br /> 

     高岡市、砺波市の街を抜けると真正面に山が見えてきた。
     あの山の先に、これから向かう白川郷があるはず。
     私はまだ本物の合掌造り集落を見たことがない。
     

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