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 台風19号と20号が近づいている。<br /> よりにもよってこんな時に、私たち夫婦は能登への車中泊旅に出発する。<br /> 清々しい秋だと良かったのに、この時しか女房のスケジュールが空いていない。<br /> 今回の旅は1週間。<br /> 遠州浜海岸に打ち寄せる波は大荒れで、空には積乱雲が次々と姿を変え、地平線には虹も現れた。<br /> 波乱の旅が待っている予感。

ダブル台風と一緒に、長浜・福井・能登で車中泊(1/17)姉川古戦場跡、何もないけど立つだけで満足

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2018/08/21 - 2018/08/21

304位(同エリア904件中)

motogen

motogenさん

 台風19号と20号が近づいている。
 よりにもよってこんな時に、私たち夫婦は能登への車中泊旅に出発する。
 清々しい秋だと良かったのに、この時しか女房のスケジュールが空いていない。
 今回の旅は1週間。
 遠州浜海岸に打ち寄せる波は大荒れで、空には積乱雲が次々と姿を変え、地平線には虹も現れた。
 波乱の旅が待っている予感。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  •  4月に通った国道23号線を再び走り、名古屋の湾岸を通過して、木曽川の鉄橋を渡る。<br /> 私たちはいつものように、遮音壁で囲まれた高速道路なんぞは使わないで、ひたすら無料の一般道を走る。<br /> めったにエアコンも使わない。<br /> 暑くても窓から入る風で充分だ。

     4月に通った国道23号線を再び走り、名古屋の湾岸を通過して、木曽川の鉄橋を渡る。
     私たちはいつものように、遮音壁で囲まれた高速道路なんぞは使わないで、ひたすら無料の一般道を走る。
     めったにエアコンも使わない。
     暑くても窓から入る風で充分だ。

  •  木曽川を渡ったところで進路を北に向け、養老山地に沿って走ること40分、<br /> 『道の駅 月見の里南濃』に到着した。<br /> 家を出てから4時間半が経過している。

     木曽川を渡ったところで進路を北に向け、養老山地に沿って走ること40分、
     『道の駅 月見の里南濃』に到着した。
     家を出てから4時間半が経過している。

  •  今日の走りはこんな感じ。<br /> 目的の長浜までは、およそ50km。<br /> 琵琶湖が楽しみだ。

     今日の走りはこんな感じ。
     目的の長浜までは、およそ50km。
     琵琶湖が楽しみだ。

  •  暑い!<br /> 台風の湿った空気と、刺すような太陽光線が降り注ぐ道の駅は、真夏以上だ。

     暑い!
     台風の湿った空気と、刺すような太陽光線が降り注ぐ道の駅は、真夏以上だ。

    月見の里 南濃 グルメ・レストラン

  •  11時近くになるのに、暑さのせいか空腹を感じない。<br /> レストランの写真を眺めて・・<br /> 「どうする?」<br /> 「う~ん・・」

     11時近くになるのに、暑さのせいか空腹を感じない。
     レストランの写真を眺めて・・
     「どうする?」
     「う~ん・・」

  •  ふるさと館の中にあった、半額値引きの“おはぎ”と、サンドイッチで簡単な昼食を済ませ、

     ふるさと館の中にあった、半額値引きの“おはぎ”と、サンドイッチで簡単な昼食を済ませ、

  •  足湯もあったが、この暑さの中では浸す気持ちにもなれず、

     足湯もあったが、この暑さの中では浸す気持ちにもなれず、

  •  一路、養老山地に沿って長浜に向かうと、

     一路、養老山地に沿って長浜に向かうと、

  •  何?<br /> 関ケ原ってこんな所にあったのか・・!<br /> と大発見。<br /> この地域は、信長と浅井長政の姉川合戦、小谷城攻め、秀吉と柴田勝家の雌雄を決した賤ヶ岳(しずがたけ)と、古戦場がたくさんある地域だが、<br /> 有名な関ケ原もあったのだ!

     何?
     関ケ原ってこんな所にあったのか・・!
     と大発見。
     この地域は、信長と浅井長政の姉川合戦、小谷城攻め、秀吉と柴田勝家の雌雄を決した賤ヶ岳(しずがたけ)と、古戦場がたくさんある地域だが、
     有名な関ケ原もあったのだ!

  •  長浜でしたかったことは古戦場巡りで、<br /> その古戦場跡は散らばっているようで、<br /> 最初に到着したのは、姉川の戦いで信長が陣取った地点。<br /> しかし、古墳はあっても史跡らしきものは何もなく・・・<br /> 目の前には車がずっ走っている。

     長浜でしたかったことは古戦場巡りで、
     その古戦場跡は散らばっているようで、
     最初に到着したのは、姉川の戦いで信長が陣取った地点。
     しかし、古墳はあっても史跡らしきものは何もなく・・・
     目の前には車がずっ走っている。

    茶臼山古墳 名所・史跡

  •  古墳の脇に車を停めて、

     古墳の脇に車を停めて、

  •  古戦場についての説明パネルを読み、

     古戦場についての説明パネルを読み、

  •  遠藤直経(なおつね)の墓を探す。<br /> 直経は浅井家の重臣で、<br /> 自軍の敗色が濃くなると、味方の武将首を抱えて信長が近づき、信長の暗殺を企てた小説に登場するような快男児だ。<br /> 偽装を見破られて捕らえられ、打ち首になったという。

     遠藤直経(なおつね)の墓を探す。
     直経は浅井家の重臣で、
     自軍の敗色が濃くなると、味方の武将首を抱えて信長が近づき、信長の暗殺を企てた小説に登場するような快男児だ。
     偽装を見破られて捕らえられ、打ち首になったという。

  •  その墓を見たいのだが、どこにある?<br /> 歩くと畑の中にポツンとあった墓には、花が添えられていた。

     その墓を見たいのだが、どこにある?
     歩くと畑の中にポツンとあった墓には、花が添えられていた。

  •  古戦場の様子が分からない。<br /> 周囲には何もなし。<br /> よし!<br /> ドローンを飛ばそう。<br /> 近づく台風20号の影響で風が強く、突風も吹くけど、古戦場の様子を見るにはやはり空からだ。

     古戦場の様子が分からない。
     周囲には何もなし。
     よし!
     ドローンを飛ばそう。
     近づく台風20号の影響で風が強く、突風も吹くけど、古戦場の様子を見るにはやはり空からだ。

  •  強風にひるむことなく、高度80m付近から姉川方面を眺めてみた。<br /> 姉川は500mほど離れている。<br /> 姉川の手前、左の田んぼの中の小さな丘(勝山)に徳川軍5千が陣取り、<br /> 姉川の向こう側に陣取った、応援部隊朝倉軍8千と対峙したという。<br /> この下の信長軍に対岸から向かうのは、5千の浅井軍。<br /> こうして見ると互いの距離は短く、戦場は狭い。

     強風にひるむことなく、高度80m付近から姉川方面を眺めてみた。
     姉川は500mほど離れている。
     姉川の手前、左の田んぼの中の小さな丘(勝山)に徳川軍5千が陣取り、
     姉川の向こう側に陣取った、応援部隊朝倉軍8千と対峙したという。
     この下の信長軍に対岸から向かうのは、5千の浅井軍。
     こうして見ると互いの距離は短く、戦場は狭い。

  •  眼下から南東方面には、古墳が並ぶ山が伸びている。<br /> 横山丘陵だ。<br /> その東側(左)には美濃に続く街道があり、信長が上京するにはこの街道を押さえる必要があった。<br /> 山の上には浅井軍の横山城がある。<br /> 信長のねらいは横山城の攻略で、この攻防戦中に誘発されたのが、姉川の戦いだといわれる。

     眼下から南東方面には、古墳が並ぶ山が伸びている。
     横山丘陵だ。
     その東側(左)には美濃に続く街道があり、信長が上京するにはこの街道を押さえる必要があった。
     山の上には浅井軍の横山城がある。
     信長のねらいは横山城の攻略で、この攻防戦中に誘発されたのが、姉川の戦いだといわれる。

  •  家康軍が援軍として駆けつけて陣を張った「勝山」に場所を変えると、そこは神社になっていた。<br /> 「姉川の戦い」という名は徳川の記録にあるもので、信長公記も浅井の記録も「野村の戦い」となっている。<br /> 正確な記録は残っておらず、戦況も徳川寄りに脚色されているようだ。

     家康軍が援軍として駆けつけて陣を張った「勝山」に場所を変えると、そこは神社になっていた。
     「姉川の戦い」という名は徳川の記録にあるもので、信長公記も浅井の記録も「野村の戦い」となっている。
     正確な記録は残っておらず、戦況も徳川寄りに脚色されているようだ。

  •  何はともあれ、大木の根元にある祠の前に立ってみる。<br /> 「こんな小さな山に、本当に5千の家康軍が陣を張ったの?」<br /> そんな疑問が湧いてくる、高さも広さもない小さな丘でしかない。

     何はともあれ、大木の根元にある祠の前に立ってみる。
     「こんな小さな山に、本当に5千の家康軍が陣を張ったの?」
     そんな疑問が湧いてくる、高さも広さもない小さな丘でしかない。

  •  樹齢1300年の杉。<br /> 「お前さんは、当時の戦いを見ていたんだね・・」<br /> 大木は風に揺られてたたずむのみ。

     樹齢1300年の杉。
     「お前さんは、当時の戦いを見ていたんだね・・」
     大木は風に揺られてたたずむのみ。

  •  祠の裏の岩山に登って、

     祠の裏の岩山に登って、

  •  姉川を望んでみるが、樹々の隙間からわずかに見える景色は、この時代の家々が見えるだけで、昔の面影など想像もできず、

     姉川を望んでみるが、樹々の隙間からわずかに見える景色は、この時代の家々が見えるだけで、昔の面影など想像もできず、

  •  しからばと、姉川の北側に回り込んで、橋のたもとにある「古戦場の史跡」に出向いてみる。

     しからばと、姉川の北側に回り込んで、橋のたもとにある「古戦場の史跡」に出向いてみる。

    姉川古戦場 名所・史跡

  •  丈夫な橋が架かっているが、車は通行止め。

     丈夫な橋が架かっているが、車は通行止め。

  •  血を血で洗ったと説明されている激戦地をのぞく。<br /> 川幅はあるものの、中州や堤防には草や樹木が生い茂り、水の流れは少なくて、<br /> 「当時は、こんなではなかっただろうな・・」<br /> と考え込む。

     血を血で洗ったと説明されている激戦地をのぞく。
     川幅はあるものの、中州や堤防には草や樹木が生い茂り、水の流れは少なくて、
     「当時は、こんなではなかっただろうな・・」
     と考え込む。

  •  当時はこんな立派な堤防などないはずで、<br /> 川の場所も、本当にここだったんだろうか?<br /> と思いながら、

     当時はこんな立派な堤防などないはずで、
     川の場所も、本当にここだったんだろうか?
     と思いながら、

  •  合戦布陣図や、

     合戦布陣図や、

  •  記念碑を眺めていると、

     記念碑を眺めていると、

  •  車がやって来て、数人の男性が降りてきた。<br /> 一人が友人たちの観光案内をしているようで、姉川の戦いについて詳しいらしい。

     車がやって来て、数人の男性が降りてきた。
     一人が友人たちの観光案内をしているようで、姉川の戦いについて詳しいらしい。

  •  これは良い人に出会った!<br /> とばかりに、ずうずうしくも姉川の合戦や古戦場について質問すると、気持ちよく応えてくれる優しい人だった。<br /> 姉川は、ひとたび雨が降ると周囲の山の水を一気に集め、一面濁流となるんだそうで、堤防が貧弱だって戦国時代には、野原のような川だったのではないかと説明してくれた。

     これは良い人に出会った!
     とばかりに、ずうずうしくも姉川の合戦や古戦場について質問すると、気持ちよく応えてくれる優しい人だった。
     姉川は、ひとたび雨が降ると周囲の山の水を一気に集め、一面濁流となるんだそうで、堤防が貧弱だって戦国時代には、野原のような川だったのではないかと説明してくれた。

  •  “春風や 麦の中行く 水の音”<br /> テレビのプレバトの影響で、すっかり俳句に興味を持ちだした私たちは、<br /> 「なかなか良い句だぁ・・」<br /> 「季語は麦かな?」<br /> なんて言いながら、

     “春風や 麦の中行く 水の音”
     テレビのプレバトの影響で、すっかり俳句に興味を持ちだした私たちは、
     「なかなか良い句だぁ・・」
     「季語は麦かな?」
     なんて言いながら、

  •  小谷城の方向を眺め、空を飛ぶ台風雲を見つめるのでした。

     小谷城の方向を眺め、空を飛ぶ台風雲を見つめるのでした。

  •  場所を移す。<br /> 徳川軍の真向いに陣を張った朝倉軍、その場所に今は寺社が建てられている。<br /> その名は竹林山傳正寺。 

     場所を移す。
     徳川軍の真向いに陣を張った朝倉軍、その場所に今は寺社が建てられている。
     その名は竹林山傳正寺。 

  •  その周囲をぐるりと回ってみるが、寺は寺で、朝倉軍が陣取った跡や戦いの跡は見つけられなかった。

     その周囲をぐるりと回ってみるが、寺は寺で、朝倉軍が陣取った跡や戦いの跡は見つけられなかった。

  •  援軍として送られてきた朝倉軍の士気は低く、兵力では優勢であったのに、徳川軍の攻勢に対抗できずに敗走してしまったことが、姉川の戦いの決め手となったらしい。<br /> (家康側の記録なので、真実は分からない)

     援軍として送られてきた朝倉軍の士気は低く、兵力では優勢であったのに、徳川軍の攻勢に対抗できずに敗走してしまったことが、姉川の戦いの決め手となったらしい。
     (家康側の記録なので、真実は分からない)

  •  寺の周囲を歩くと立派な屋敷が多いことに驚いた。<br /> 〇〇建築ではなく、正統な日本家屋だ。

     寺の周囲を歩くと立派な屋敷が多いことに驚いた。
     〇〇建築ではなく、正統な日本家屋だ。

  •  立派な門構えのある屋敷。<br /> これらは私たちの地域からはほとんど消えている。<br /> 太平洋ベルト地帯の私たちの郷土は、山や丘を削りとって大小の工場を誘致し、広い道路を作り、区画整理をし、田舎風の家を壊して〇〇ホームの魔法瓶家屋に変えてしまった。

     立派な門構えのある屋敷。
     これらは私たちの地域からはほとんど消えている。
     太平洋ベルト地帯の私たちの郷土は、山や丘を削りとって大小の工場を誘致し、広い道路を作り、区画整理をし、田舎風の家を壊して〇〇ホームの魔法瓶家屋に変えてしまった。

  •  それが自慢となり、過疎化する山間地域を見下す風潮があったが、それは思い上がりだったと、旅をして気づく。<br /> 忘れかけていた豊かな日本が、各地に残っている。<br /> そう、長野にも、山梨にも・・

     それが自慢となり、過疎化する山間地域を見下す風潮があったが、それは思い上がりだったと、旅をして気づく。
     忘れかけていた豊かな日本が、各地に残っている。
     そう、長野にも、山梨にも・・

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Masa さん 2018/09/11 13:44:30
    旅の基本ですね
    下道、車中泊素晴らしいですね。
    そのフレーズで、学生の頃、北海道から九州まで下道、キャンプした旅の事を思い出しました。

    motogen

    motogenさん からの返信 2018/09/11 14:21:29
    Re: 旅の基本ですね
    ありがとうございます。
    北海道出身なんですね。
    今は地震で大変だけど、ゆっくり回ってみたい北海道、そのために車中泊の練習をしています。
    じっくりMasaさんの旅行記を楽しませていただきます。

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