2018/04/22 - 2018/04/22
39位(同エリア349件中)
玄白さん
Te Anau入りした翌日、年間降雨量7000mmの多雨地帯、Milford Soundが朝から快晴という絶好の日和となったので、さっそくMilford Soundへ。途中にも、様々な絶景ポイントがあり、午後はRouteburn Trackのさわりだけでも楽しもうということで、朝いちばんのクルーズに参加するため、モーテルを早朝4時過ぎに出発。
途中、Mirror Lakeや朝霧煙るEglinton Valleyの絶景を楽しみながらMilford Soundのフィヨルドのクルージングを満喫。氷河が削り取った垂直の岩壁から流れ落ちる何本もの滝の迫力は圧倒的だった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
まだ暗いうちにTe Anauを出発し、ひたすらState Highway 94を北上する。Mirror Lakeに差し掛かったころには明るくなってきた。さほど広くはない駐車スペースに車を停めて、遊歩道を10分ほど歩いていくと、朝もやが漂うEglinton渓谷の奥に聳える山並みを映した静かな湖の畔に出る。Mirror Lakeである。
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リフレクションが見事。早朝の風がないときならではの光景。
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湖岸にはNew Zealand Fluxがびっしりと生えている。
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ガイドブックにも紹介されているMirror Lake の看板。文字が逆さまに書かれ、写し込みの像が正立しているという遊び心。
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さらにドライブを続ける。ところどころにLookoutがあるので、立ちよってはパチリ。Eglinton渓谷も氷河谷だろうか。谷底は平坦である。
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Knobs Flatというところに来た。ここは、トイレ休憩のための立ち寄り。朝霧がまだ立ち込めている。そろそろ日の出だ。
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イチオシ
Eglinton谷に沿って聳える山並みの頂上に日が当たり始めた。今回の南島ドライブ旅行で出会った何回目かのモルゲンロートだ。
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Cascade Creekというキャンプ地。Eglinton渓谷の北端あたり。
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Gunn湖。先ほどのCascade Creeekから、この湖に来るハイキングルートがあるらしい。
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湖面にただよう朝霧。
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Gunn湖を過ぎると道は登りになる。
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山並みを照らす日の光は、赤みが消え昼間の色になってきた。
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Monkey Creek付近。道路の右側に小川が流れていて、その川の名前がMonkey Creek。ニュージーランドに猿はいないのになぜMonkeyか? 実は19世紀のイギリスの探検家Henry Homerが飼っていた犬の名前がMonkeyだったからだという。
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南島の国道にはトンネルが3つしかない。そのうちの一つが、このHomer トンネルだ。Homerは前述のイギリスの探検家の名前である。全長1219mで、1935年から18年かけて手掘りで作ったトンネルである。1953年に開通してから、Milford Soundは一般の観光客が訪れる観光地となった。それまでは、Milford Soundに行くには、世界中のトレッカー憧れのMilford trackを歩いていくしか方法はなかったのである。片側通行で、運悪く信号が赤になっていると長時間待たされることになる。
トンネル内はかつては全く照明がついていなかったが、今では薄暗い明かりがついている。大型バスがかろうじて通れるスペースしかなく、バスとトンネルの天井のスペースは10cmしかないという。 -
トンネルの入り口脇に駐車場がある。ここに、たくさんのニュージーランド固有の鸚鵡の一種、ケアがたむろしている。
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ニュージーランドの鳥は人を怖がらない、ケアもそうである。しかも好奇心がとても強くいたずら好きでもある。かわいいからと言って触ったりしない方がよい。ましてエサをやるなどというのは厳禁である。
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トンネルを抜けると、急な下り坂が続き、やがてMilford Sound の駐車場に到着。9時過ぎに到着。クルーズは10:30出航なので、時間はたっぷりある。ここから、船の発着所までは歩いて10~15分ほどかかる。
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駐車場から桟橋への遊歩道からの眺め。船着場から、こちらまでは干潟になっている。
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イチオシ
干潟の水溜まりに映り込んだライオン岩(キンバレー山)、その左側がMilford Sound のランドマークともいえるMitre Peakである。
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桟橋への遊歩道の一部は、こんな森の中を通っている。午前中のクルーズの後は、Routebun trackの一部、Key Summitを歩くつもりなので連れ合いも山歩きの恰好をしている。リュックの中にはモーテルで作ったランチのサンドイッチが入っている。
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この辺りは、悪名高いSandflyが多いところだが、夏場と違って涼しくなっているので、咬まれることは全くなかった。Sandflyというのは、水辺に多く生息している小さなハエの一種で、咬まれたときは痛くも何ともないが、後から猛烈な痒みに襲われるそうだ。吸血するのは、産卵期の雌だけだという。日本の虫よけはほとんど役に立たないので、夏場に出かけるときは現地の薬局で塗り薬を調達するのがよろしい。シーズン中はReal Journeysのような旅行代理店でも売っているらしい。
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発着所の建物の中にはクルーズの催行会社数社が入っている。どの会社も同じようなルートなので、大手のReal Journeys社の10:30出発のツアーに申し込んだ。午後の最初の便は、Queens Townからのバスツアーが殺到するが午前便は比較的すいているようだ。事前の予約はしておらず、現地でのほうは申し込みである。
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桟橋の前にて。Real Journeys社のクルーザーだが、我々が乗船するのとは違う小型船だ。Mitre Peakが海面に映り込んでいる。
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イチオシ
Mitre Peak。
Milford Soundのシンボル的岩山である。頂上は昨夜積もった新雪を被っている。スケール感がなく、そんなに高い山には見えないが、標高1690mあり、海面からそそり立つ岩山としては世界一高い。
マオリ語ではRahotu山。桟橋から見ると一つのピークのように見えるが、5つの峰が連なっている。そんな姿はクルーズで海に出たときに姿を現わす。 -
Milford Trackの終点、Sandfly Pointの方向。まだ森の上に朝霧が漂っている。
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桟橋を取り囲むように突き出た突堤の先端まで行って見た。各社のクルーザーが停泊している。
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しつこく、Mitre Peakを撮影。
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Mt.Cookでも見かけたParadise Shelduck(クロアカツクシガモ)の雄。縄張りに入って来た雄を追い払っているのだろうか?
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Mitre Peakの頂上付近をアップで。
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これが、これから乗り込むReal Journeys社のクルーザー。
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定刻通りいざ出航
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さっそく見えてきたBowen Falls。この滝には帰りに近寄ることになる。
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Sound とは、川の水の氾濫が原因でできた入江のことだが、地形学的にはMilford Soundは氷河が削った谷に海水が侵入してできたフィヨルドである。この地を発見した当時の人々の地形学の知識が十分ではなかったために誤ってSoundという言葉が使われてしまい、いまでもそのままになっているのである。
正確な地名で呼ぶならば Milford Fjordとすべきところなのであるが、今ではMilford Sound は世界的に有名な観光地となってしまたので、いまさら Milford Fjord に直せなどというヤボなことは言うまい。 -
Mitre Peak。
雲一つない快晴。多雨地帯のフィヨルドランドでは、年に何回あるかどうかという晴天ではなかろうか。 -
Milford Soundには遊覧飛行のセスナやヘリコプターのための滑走路がある。今日は最高に天気が良いので、遊覧飛行もフル稼働しているようだ。
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遊覧船もフル稼働!
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快晴とは言え、空気中の湿気は多い。北東側は差し込む日の光が光芒となってはっきり見える。
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帰りに接近するであろうStirling滝遠望。奥に見える尖峰は、Milford Sound最高峰のPembroke山だろうか?
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狭く奥深く海水が侵入したフィヨルドなので、多少風があっても、海面は穏やかである。
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イチオシ
やがて、幾筋もの滝が見えてきた。雨の後には無数の滝が出現するという。この付近の滝は Fairy Falls(妖精の滝)と名付けられている。前日に降った雨の量で滝の水量が大きく変わり、数日雨が降らないと滝そのものが消滅するらしい。
この日見えた Fairy Falls は虹に彩られ、その名前の通り妖精のような優美な姿であった。 -
船が移動するにつれて、日の光の向きが変わり虹ができる位置も変わってくる。
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滝の水が粉雪のように微細な飛沫となって降っている。
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滝の上部をアップで。
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イチオシ
船首を滝に向け、かなり近づいてくれた。くっきりとした虹のアークが美しい。
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もう一枚
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岩肌を滑るように流れ下る滝もある。
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やがて、フィヨルドの出口、タスマン海で出てきた。
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外海に出ると波が出て、わずかに船が揺れる。船が苦手な連れ合いは、いささか気分が悪そうだが、船はすぐにUターンしてフィヨルド内に入るので、しばらくの辛抱だ。
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船は面舵を切り、正面にタスマン海に面したフィヨルドランドの断崖がはるか遠方まで続く光景が目に入ってくる。
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この岩の上には普段は、アザラシが寝そべっているのが見られるのだが、なぜかこの日はアザラシどもはどこかにでかけてしまって不在。船長が、アナウンスでいつものコースを少し外れるがアザラシを探しましょうといってしばらくコースを外れて探してくれたが見つからない。望遠レンズに変えて準備していたのに、残念!
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北東側の岩壁にも多くの滝が見られる。
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小さな写真ではよくわかりにくいが、岩壁の樹林の間を幾筋もの滝が流れ落ちている。
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名前がついている滝なのかどうか?
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イチオシ
こんな曲線を描いて流れ落ちる滝もある。
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やがて、このクルーズのハイライトの一つ、随一の水量を誇るStirling Fallsが見えてきた。どの社のクルーズも、この滝の直ぐ近くまで寄り、デッキにでている乗客はずぶ濡れになるのを楽しむのである。
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Stirling Falls 。 落差155m。我が県の華厳の滝の1.5倍である。
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落下点にぎりぎりまで近づく。滝の水が巻き込んでかなり強い風が吹き下ろしている。カメラだけは濡らさないようにホテルに置いてあるシャワーキャップを利用した簡易防水シールドをかぶせたが、レンズ前面に直ぐに水滴がついてしまう。そのため、シャッター切るのは決め打ちで一回だけ。レンズを拭いている間に、船は滝から離れてしまった。
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これくらい離れるとしぶきはかからない。
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もうすぐ桟橋だ。最後の見所はBowen Falls。
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この滝もStirling Fallsに劣らぬ水量の滝である。落差は Stirling Falls より高い165mある。
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この滝は直接海に落下しないで、陸地に落ちてから海に注いでいる。落下点に滝壺があるのかどうか? Milford Sound周辺にはトレッキングルートはないので、この滝を正面から近くで見ようとすると、クルーズツアーに参加するしか手立てはない。
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およそ、1時間半のクルーズは終了。めったにない好天に恵まれ、絶景を楽しんだのであった。
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下船して、すぐにState Highway 94号線をTe Anauに向けて。出発。途中、Divideの駐車場に車を停め、Key Summitまで、Routeburn Trackの一部を歩くことにする。
写真は、Homer tunnelのMilford Sound側の入り口。自然保護優先で、できるだけ道路、橋、トンネルは作らないようにしているニュージーランドだが、さすがに、このそそり立つような岩壁を超えるには、トンネルを掘るしかなかったのである。
続く
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