2018/03/12 - 2018/03/12
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kirinbxxさん
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ビルマ二日目はヤンゴンを離れ、まずはバゴーへと向かいます。バゴー、バゴーと言われてさっぱり見当もつきませんでしたが、英語のガイドブックを車中で読んでいると「かってはペグーと呼ばれていた」と。何だ、ここがあの有名なペグーなのか!と思わず感動。ペグーとは、15世紀からヨーロッパとの交易がありルビー、ひすい、鼈甲、真珠などを輸出していた良港であり、ポルトガル人トメ・ピレスが書いた旅行記にも登場した、ペグー王朝の首都があったところです。出発前にもう少ししっかり下調べをしておけば、その時代の遺跡などを見て回れるような旅程を組めたのですが、全部kirin任せにしていて勉強不足でした。そのため、この街では、有名なチャッカワイン僧院の見学だけが予定されていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヤンゴンで始めて迎える朝です。ホテルにも朝食はありますが、まずは地元の人もよく食べるという定番料理を食べに行くことにしました。ホテルの前にいたタクシーの運転手さんと(ホテルのフロントさんに助けて貰って)交渉、朝食を食べて、スーレー・パゴダへ行って帰ってくる、というコースで8000チャットということになりました。店は横丁のちょっとわかりにくいところにありましたが、どうにかみつけて中へ。
向かったお店はここ、Myaung Mya Daw Cho Familyというところ。あちらこちらで紹介されている有名店です。「モヒンガー」という食べ物の専門店なのだそうです。 -
時間が早いためか、店は空いていました。
運転手さんもここで食べることにしたようです。
専門店なので、黙って座れば出で来るでしょう、と思っていたらやはりそうでした。 -
どのテーブルもこのセッティング。
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何が入っているのかと思って開けて見ると、ライムみたいな柑橘類、唐辛子、香菜のトッピングでした。
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そしてこれが噂の「モヒンガー」。なんと、ナマズでとったダシに、米から作った麺が入っているものだそう。油条みたいなものも入っています。スープの味はいいですね。麺はとにかく柔らかい。麺料理というよりはスープにちょろっと麺が入っている、というところ。ゆで卵もはいっていました。スープの味はいいのですが、いかんせん、ぬるい。熱々ならかなり美味しいと思えるはずです。
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何やらスープも出てきました。隣のテーブルで食べていた運転手さんがなにやら手ぶりをするのをみると、追加のスープなのでしょうか。より熱く、したがってより美味しく感じられます。
あとでネット上の記事をみると、どうやらモヒンガー500チャット、トッピングの油条が100、卵200,このスープが400チャットらしい。確かに二人で2000チャットだったので計算はあっています。 -
運転手氏は忘れていたのか、わざとなのか、ホテルへ戻ろうとしていたようです。途中で気がついて指摘し、無事にこのスーレーパゴダに到着しました。拝観料は3US$または4000チャット。朝早いせいか、料金を払うブースには誰もいませんでした。が、中に入って半周ほどしたところに高齢のお坊様がいてしっかり請求されました。1万チャット札しかなかったのでそれを渡すとなぜか頭をなでなで。。。。勿論おつりなどは出てきません。これも功徳の一つと思いましょう。
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参拝の手順はもう昨日で覚えました。まずはぐるりと回りながら、それぞれの曜日の祭壇でお参りです。
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ここも中には金ぴかLED光背付きの仏様。
地元の人がお祈り中でした。 -
街の中心にあるため、いろいろな人ががこのパゴダの前を通り過ぎていきます。中に入っていく人も沢山います。出勤前にお祈りするのでしょうか。
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ホテルに帰って、併設のレストランで朝食です。いくつかあるセットからまずは「鯖の塩焼き定食」です。
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もう一つは「鰺の干物定食」にしました。
この鰺の干物はちょっと情けない状態でしたが。。 -
ホテルを8時半に出発し、バゴーへと向かいます。さすが、クラウンは快適な乗り心地です。途中の道ばたにはいろんな露店がありました。これはスイカの露店。
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途中、水路で水浴び、というよりは本格的に泳いでいる人がいたりしてちょっとびっくり。
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牛を運んでいるトラック?を発見。売りにいくのか、買って来たのかそれとも。。
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有料道路もあるようですね。
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暑い日のこととて、アイスキャンデーの屋台もでています。
どうやら街に近づいたようです。 -
バゴーの街に到着。
観光客向けの市街図がありました。 -
そして東南アジアではお馴染みの、二輪車の三人乗り。
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立派な時計台があります。
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立派な門のある場所に到着しました。
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ここは、ビルマでも屈指の僧院である「チャッカワイン僧院」というところです。当然ここも裸足になって見学しなければなりません。ガイドさんの説明によれば、1000人近い僧侶が修業しているそうです。
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少しあるくとこのようなものがありました。中には僧侶達や、訪れた人達のための飲料水が入っているのだとか。上にあるカゴがふたなのですね。もちろん、私達日本人は飲まない方がよさそうです。
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建国の英雄、アウンサン将軍の騎馬像がありました。
ミャンマーの騎馬像では、自然死した人の騎馬像は4本の足を地に着けて作り、このスタイルは暗殺された人であることを示しているとのこと。 -
この僧院にお昼時に来たのは何故かというと、僧侶達のお食事風景を見学するためです。廊下をしばらく行くと右手に巨大な鍋がありました。ピューピューさんが当たり前のようにふたをとっています。
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中にはどっさりの白い御飯!
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まずは奥にある僧侶達が食事をする部屋を見学します。テーブルの上におかずを並べ始めたところでした。
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僧侶達は無心で準備にいそしんでいますが、お手伝いにきているという青年はしっかりカメラ目線です。
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食事が始まると、見学者はこの緑の敷物のあるところにしかいられないそうです。まだ食事には時間があるはずですが、しっかりと座り込んでいる人達がいました。そしてその人達がざわめき始めました。
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どうやら、高僧が部屋に入って来られたようです。
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まだまだ時間がかかりそうなので、一旦外に出て厨房を見学することにしました。これは何かの実を天日に干しているのですね。
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こちらは野菜達。他の物はいいのですが、キャベツの鮮度が気になります。
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低いテーブルでせっせと野菜の皮むきにいそしむ女性達。みなさん、勤労奉仕なのだそうです。
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昔ながらのコンロで何かを蒸し焼きにでもしているのでしょうか。
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巨大な鍋ではスープが作られています。
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厨房はとても広いのですが、なにしろ1000人近いのですから到底足りません。このように通路にも竈がしつらえられています。先ほどから何か煮ていたのですが新しい食材がどっさり到着しました。
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ばさーーーっと一気に全部投入、豪快ですね。
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こちらでも大きな鍋で調理の真っ最中。
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さて、そろそろ準備が整ったかな、というあたりで係の僧侶が、木の槌で鐘を叩いて合図をします。その合図で野良犬が吠え始めました。これから、沢山の僧侶が列をなしてやってくるのです。
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もう大変な騒ぎです。ビルマ各地はもちろん、タイからやってきた信者も多いそうで、みんな一生懸命に喜捨をしようとします。信仰心の薄い大陸方面などからの観光客はそれをカメラに収めようと必死。あまり前に出すぎると行進のお邪魔になりますが、なんとか前に出て写真をとってみました。
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誰に何を喜捨するのか、みなさんどうやって決めているのでしょう。たとえばこの若い僧侶はやたらと沢山のご飯を貰っていました。
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まだ全員揃ったわけではありませんが、奥まった席についていた高僧がなにやらお話を始めました。目の前にはおかずが並んでいますが、このテーブルだけはちゃんと蠅よけカゴがかぶせてあります。
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全員が正座でもして、静聴するのかと思いきやそんなことはありません。私語もしていますし、なにやら喜捨されたものを確認する人、おかずを自分の鉢によそう人もいます。このあたりの若い僧侶は「あー、はやくおわらんかなー」という感じで聞いていました。
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早く食べたいなぁ、とか考えながら待っているのでしょうか。
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「いただきます」などの合図も特にはなく、高僧のお話が終わったあたりでなんとなく食事開始です。
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一方、高僧の方には一気に信者が押し寄せました。どうやら、これができるのはこの日のご飯を喜捨した団体の皆さんだけのようです。そして先ほどのお話も、この日喜捨をした信者さんに向けたものだそう。
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人様の食事風景を見ていてもお腹は膨れないので、私達もお昼ご飯を食べにいくことにしましょう。外に出ると大きな観光バスがずらりと駐車していました。この僧院はビルマの人達なら一度は来て喜捨をしたい場所の一つだそうです。
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レストランへ向かう途中にありました、巨大な金ぴかパゴダ。
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連れて行かれたのは観光客向けの小ぎれいなレストラン、Hantha Waddyです。
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なかなかお洒落なたたずまい。
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団体客もよく利用するようで、ビュッフェもあり一人9000チャット。我が家は当然ビュッフェではなく、写真付き、英語とビルマ語で書かれたメニューからアラカルトで選びました。前菜にはビールのつまみにピッタリの春巻き。揚げたてのさくさく、8本で2000チャットはお安い。
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メインディッシュに選んだのは、メニューにはSteamed Whole Fish in Kachin Styleとあった一品。店の人やピューピューさんは「テラピアのカレー」と言っていましたが、これをカレーとは言わないでしょう。ピリ辛で香辛料が利いた煮魚、という態のものでなかなか美味しい料理でした。出てくるまでにかなり時間がかかっていましたが。
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とても可愛らしいウェイトレスさんがいました。タナカを塗っています。
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おや、ローカルラムですと?なんだか、ジョニ赤を思わせるようなボトル。
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ローカルウィスキーもあります。GRAND ROYAL SPECIALなどと立派な名前がついていますね。さすが旧英国領。試しに飲んでみましたが、二度と飲むことはないでしょう。まぁ、1ショット1000チャットなので、まぁこんなものかなぁ、というところ。春巻きと煮魚、ミャンマービール(1本3000チャット)を3本、地ウィスキーでお勘定は18000チャット、これに税金がついて18900チャットでした。サービスもよく、気持ちよく食事ができたので少しだけチップをのせて20000チャット支払いました。
さて、では今夜泊まる、あの場所に向かいましょう。
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