Mrs.kirinのアフリカ紀行 (21）また逢う日まで

2017/09/16 - 2017/09/16

私達のアフリカ旅行もいよいよこれでおしまいです。夜の便なので、最後にプレトリアとヨハネスブルクでいくつかの観光スポットを急ぎ足で回ってから空港へと向かいました。

エリア ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 航空会社: カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

最初に向かったのはこちら。
市庁舎と自然史博物館が向かい合わせに建っています。
車を停めようとすると、例によって兄ちゃんがやってきて。。。

こちらは市庁舎。なかなかいい風情の建物です。

そしてこちらが自然史博物館です。

入ってすぐに迎えてくれるのはアフリカ象。

チョウや蛾の標本もあります。

まぁ、規模もそれほど大きくはないし、展示物も正直いって大した事はありません。

クジラのコーナーでこのようなものを発見しました。そう、私が子供の頃はクジラはとても身近な動物だったのです。

これは面白い展示の方法ですね。

次の観光スポットはここ。クルーガー博物館です。

ポール・クルーガーの肖像。金貨や国立公園にその名を残す、ボーア人の英雄です。トランスヴァール共和国の独立を守る為に大英帝国にとことんたてつき、セシル・ローズを失脚に追い込んだものの、第二次ボーア戦争で敗北、スイスに亡命して現地でなくなりました。

この手の博物館を見るといつも思うのですが、ベッドが小さい。19世紀より前の西洋の人達は意外に背が低かったのでしょうか。

大統領にしては質素とも言える調度品です。

当時のままを再現している台所。

花がとてもきれいないい季節です。

クルーガー大統領が近隣諸国を公式訪問するときに使用していたという列車。

次の目的地はこちら。

University of the Witwatersrandです。
Witsという愛称でしられるこの国の名門大学の一つだそうです。

お目当てはこちら、Origins Centreでございます。つまり、「人類の起源」を扱う博物館。Witsの研究チームが収集したコレクションで有名です。

入館料は一人80ランド。
オーディオガイドも借りられます。

エチオピアで発見されたという壁画。

サン族の歴史を紹介したタペストリー。実に美しいものでした。それぞれ、生活や、過去の事件を表したものとのこと。

お昼ご飯を食べに、ちょっとこじゃれたアジア風のレストランへ。
Saigon、というとベトナム料理店かな、と思いますが。。

場所も正確な名前も忘れました。まぁ、再訪したいと思うような店でもないので、無理に思い出す必要もありません。

とういわけでもありません。

ソースが甘ったるくて辛さは控えめ。

店名がSaigonだけあって、牛肉のフォーがあったので試してみましたが、スープがぬるい。麺ももひとつ。

お馴染み、もやしとミントがついてきます。

野菜の生春巻き。添えられたタレはまたまた甘ったるいピーナツ味。チリソースを貰って食べましたが。。

南ア最後の観光スポットはこちら。

私の大好きな軍事歴史博物館です。

一応、警備員さんがいらっしゃいます。

まずは戦車から。なんだかとても小さな戦車がいます。
Carro Leggero 3/35というイタリアの「豆戦車」です。サイズは全長3mちょっと、幅は1.4ｍ、高さ1.3ｍ。これに２名も乗るって。。。でも２名は乗らないと戦えません。まぁ、２名乗っても大して戦えなかったみたいですが。

なんだか、戦車の砲塔に妙なものがぶら下げられています。
実はこの日、なにやら天体観測マニア向けのイベントがこの軍事博物館内で開かれていたのです。あちこちにテントが張られたりテーブルが置かれたりして写真を撮ろうにも引くことができなかったり、逆に説明を読みたくても中に入れなかったり。

英国陸軍のセンチュリオン戦車ですが、前に置いてあるテーブルなんかが邪魔！

せっかく、バッカニアがあるのに、なんか前にパラソルとテーブルがあって邪魔！

段々欲求不満になってきました。まぁ、南アにはまた来るでしょうから、そのときはイベントのないことを確かめてゆっくりと見ましょう。そろそろ空港に向かわねば。

何事もなく空港につき、レンタカーを返却。かなり感じの悪いHerzの対応にいらいらするも、最後に現れたまともな社員にほっと安心。そして例によって案内してやるだのトロリーを押してやるだのとまとわりつく現地の兄ちゃんを適当にあしらいつつ無事にチェックインを終え、ラウンジに落ち着きました。

ヨハネスブルクからはカンタス航空便で一気にシドニーへ。
最初の飲み物サービスの時、男性のチーフパーサーになんと日本語で話しかけられました。日豪線にはときたま日本語のできる男性客室乗務員さんが乗っていますが、まさかこの路線で！しかも彼はなんと、神戸市の長田区に留学していた大の親日家だったのです。ところが、阪神大震災にあい、予定よりうんと短い期間で日本を去らなければならなかったのだとか。
すっかり話がはずみ、素敵なプレゼントをいただいてしまいました。
またどこかの便でお会いしましょう。

こうして私達の長い休暇は終わりました。腹立たしいことは沢山ありましたが、始めてケニア以外のアフリカをじっくり旅することができました。南アには宿題も残してきましたし、また行かなくちゃ！