2017/08/29 - 2017/08/30
28位(同エリア75件中)
kirinbxxさん
- kirinbxxさんTOP
- 旅行記298冊
- クチコミ111件
- Q&A回答55件
- 191,286アクセス
- フォロワー30人
マダガスカルツアーもいよいよ終わりです。最後の日は首都アンタナナリボの市内観光。せっかく来たのですから、首都くらいはゆっくり観光してもいいでしょう。
でもその前にしなければならないことが一つ。
実はマダガスカルに到着したとき、不要になった国内線の復路をキャンセルしました。キャンセルそのものは簡単にできたのですが、空港の窓口では返金ができないので、市内のオフィスに行ってくれ、と言われていたのですね。なのでマダガスカル航空のオフィスに行かなければならないのです。それ以外はまぁ、ジョン氏にお任せすることにしましょう。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.0
PR
-
昨日、ホテルにチェックインしたときに「コンチネンタルスタイルの朝食が含まれています」と言ってたなぁ、とおもいつつ食堂へ。誰もいません。適当に座りましょうか。
-
ビュッフェもあるし、卵も焼いてくれるみたいだけど、まぁ無料のコンチネンタルでいいや、とパンとコーヒーだけ取ってきてさくっと食べました。
-
最初に向かったのは、バラックみたいな土産物屋がずらっと並ぶ通り。
我が家は牛さんグッズコレクターなので、「ゼブーの置物はないか」と端から順番に見て歩いたのですが、まともなものがありません。 -
近くの川をちょっと見物。レンガをつくっている作業場が見えます。渡し船もあるようですね。
-
以前、アンツィラベ駅を車窓から見ましたが、さすが首都だけあって、アンタナリボの駅は遙かに立派です。と、おもったらここは「元」駅だそうです。つまり昔、旅客列車が走っていたときは駅だった、ということのようで。貨物専用になってしまった線路に、こんな駅はいりません。
-
ということで、中はすっかり土産物屋になってしまっています。奥に見えるIVAHONAというのがどうやらここのブランドショップらしいです。
-
カフェもあって、ちょっと時代を感じさせるこのプレートはなかなかよろしい。
-
中華街もあったことだし、たまには中華料理でも食べましょう。というわけで、駅舎の近くにあるこちらのお店に入ることにしました。
-
実はマダガスカルでは、フォアグラがお安く食べられる、という情報があってkirinはたいそう楽しみにしていました。それがこれ。19000アリアリですからたったの760円。それにしてはフォアグラたっぷりの立派なものです。たまにはフォアグラも悪くありません。ソーテルヌが飲みたい。。。というほどのものではないけど。
-
蟹の甲羅のグラタン。ビールのアテとしてはよろしい。
-
我が家の定番、青菜のガーリック炒め、8000アリアリ=320円
これもビールのアテとしてはいいものです。 -
炒飯11400アリアリ=450円
これはハズレもハズレ。 -
麻婆豆腐、13800アリアリ=550円
スパイシーに、と言ってはみたものの、なかなか我が家好みの辛さにならないのは、四川料理専門店でもないアフリカの中華料理屋なら仕方のないことではありましょう。ビールを飲んで69200アリアリ。一人1500円以下なので特に腹が立つ、というほどではありません。 -
大いに腹が立ったのはこちら、マダガスカル航空。
キャンセルした分を返金してくれ、というと「ここはチケットを売ったり変更したりするだけのオフィスなのでそれはできない」といい、「ではどこに行ったらいいのか」というと「それは私は知らない」という。「あんたの会社だろう?」「そうだ」「じゃ、この返金処理をどこのオフィスでやってくれるか教えろ」「私は知らんのだ。ここはその担当じゃない」とまぁ、こんな感じでkirinをいらつかせる窓口の若い男性。「マダガスカルって、旅行するには大変な国だな、まったく」といえば「私もそう思う」・・・あのね。。。。
結局得るものなし。最初に空港で教えられたメールアドレスにメールしてくれ、の一点張り。
旅から4ヶ月が過ぎましたが、当然のように、まだ返金はありません。 -
気を取り直して、アンタナリボ市内観光の目玉であるだろう、「女王宮」へ。駐車スペースに車を入れる時に、現地の男二人がいきなりどつきあいの喧嘩を始めました。この国では、整備された駐車場はあまりなく、それらしいところに停めると人がやってきて幾許かのチップを受け取り、多分持ち主が帰ってくるまで見はっているのでしょう。どうやらその権利を巡っての喧嘩らしく。。。ジョン氏のようにまともな職についている人から見れば「クレイジー」(と、彼は呆れていました)なのでしょうが。。
入り口で記念撮影。地元の小学生が見学に来ていて注目されることといったらありゃしません。まぁ、滅多に見る事のない黄色い顔ですから。 -
お隣の旧首相官邸とセットになった入場券です。
-
建物は堂々たるものでなかなか立派です。
-
この聖堂もいいですねぇ。実に趣のあるいい建築物です。
-
高台にあるので、市内を一望できるビューポイントでもあります。
-
昔の王様、女王様はこうやって下々を見下ろしておられたのですね。
はっきり言うと、ここは外から建物を眺め、こうやって下界を眺め、それで十分です。それぞれの建物の内部にはさして興味をひく展示物はなく、ガイドを付けなければ見学できず、そのガイドは。。。ちょっと腹が立つレベルです。 -
この日は夕方から雨。ちょっと気になるレストランがあるにはありましたが、めんどくさくなったのでホテルで食べることにしました。
-
はずれの少ないフィッシュアンドチップス。はずれ、ではない。美味しい、というほどのものでもない。
-
翌朝、コンチネンタルだけじゃいやだ、卵を食べる、というkirinさん。そんならまぁ、ということでこの日はビュッフェにすることにしました。800円ならまぁいいか。ところが実は、初日の分も「ビュッフェ」になっていることが判明。後日チェックアウトの時にちょっと揉めました。なんと、「宿泊料についているコンチネンタルは座って待っていれば出てきた」んだと。そういうときは先に言えよ~。誰もいなかったくせに。ときどき垣間見える「マダガスカル人のこすっからさ」がここでも発揮されています。かなり腹が立ちます。
Hotel&Restaurant SAKAMANGA
宿泊料 141936 アリアリ=5000円弱
ビュッフェ朝食 40000アリアリ=1300円ほど -
今日はマダガスカルを去る日、最後に市内の動物園に行く事にしました。この日のドライバーはこの人。
-
開園前にはすでに地元の人達もやってきて、今や遅しと開園を待っています。
-
大人の入園料が国民は500アリアリ、外国人は20倍の10000アリアリ、カメラの持ち込みは2000アリアリ。国民の大多数が1日2ドルで暮らしている国としては、かなり高めの国内向け入場料です。
受付の女性は英語が堪能、日本人?と聞かれました。何故かは知らないけどカメラ持ち込み料はいらない、とのこと。 -
最初に見たのは亀。これだけだと甲羅だけ置いてあるのかと思います。
-
ちゃんと外にもいるんですけどね。
手前の子はなにか甲羅に白いペンキで番号をふられています。
なんだかなぁ。 -
さんざん、野生のお猿さんたちを見てきた私達が、わざわざ動物園に来たのはここにアイアイがいる、といろんなサイトに書いてあったから。ですがアイアイがいません。こんなかわいい子を間近で見られる、それはもちろん嬉しいのですが。アイアイはどこよ???
-
動物園はとても広く、散策にも悪くないのですが、うっとおしいことが一つ。それは地元の若者らしいのがやたらと話しかけてくることです。もちろん、世間話をしよう、とか東洋人が珍しいから、ではありません。ガイドをしたげる、というのです。もちろん、有料で。このどうみても素人なガイドの客引きが実にうっとうしい。ちょっと立ち止まるとすぐに誰かが来る。。余りにも多いので腹が立ってきました。
-
散々探して、ついに建物を発見。夜行性の動物はここにいるらしい。でも入れません。どう見ても使っていませんね。仕方ないので入り口に戻り、アイアイはどこにいるの?と職員に聞いてみましたが答えは「いない!」でした。昔はいたんでしょうね、こんな立派な箱があるんだし。園内の手入れの行き届いていない様子から察するに、何かの原因でいなくなったけど、お金がないから補充できない、というあたりでしょうか。それならわざわざ来るほどの事は。。ちょっと腹が立ちます。
-
さて、マダガスカルに来るときに機材変更→オーバーブッキングをやらかしてくれた「アフリカのプライド」ケニア航空さんがまたやってくれました。今度は6時間の遅延。アンタナナリボの市内観光をしてもしょうがないし、最初の日に泊まった空港近くのAvamada Lodgeで一休みすることにしました。ほんま、アフリカの旅行は大変です。幸いにも部屋は空いていて50000アリアリでのんびり寛ぐことができました。
-
6時間の遅延のお詫びはラウンジへのご招待。まぁいいか。ビールでも飲んでくつろぎましょう。というわけで、さっさと出国手続きを済ませて制限エリアへ。ところが、出国してみたものの、ラウンジらしきものが見当たりません。
-
探し回った揚げ句にみつけた(というよりは、チェックインを担当していた職員がやってきたので聞いた)ラウンジがこれ。しばらくするとシャッターがあき、招待券を持っている人に対応開始。僅かに残っていた2万アリアリでビールも買ってちょっと腹ごしらえはできましたが。。。これが6時間遅延のお詫びですかい。さすがアフリカのプライドです。腹が立つ、というよりはもう呆れてきました。
搭乗時刻30分前、何やら数名の乗客が呼び出されます。なんとその中にkirinの名前も。えええ?と見ていると、ぞろぞろと別室へ連行されているのは、どうみても白人系のひとばかり、そこに日本人が約1名。。。 -
やがて戻ってきたkirinさん。何があったのか聞いてみると、「この荷物に何かが入っているようなので、中を点検しなければならない(かも)」とかなんとかいいながら、空港職員がみんなで指をこするポーズをとったそうで。。。丁度一枚残っていた1万アリアリという大金を差し出したそうです。
ほんと、ジョン氏が言ったとおり、「この国の役人は全員腐っている」のですね。
そして当然ながらてくてくとタラップを昇って機内へ。うーん、腹が立つぞ! -
ともあれ、やっとこさ出発です。
午後10時、機内食が配られます。
肉を選択すると、大きなジャガイモに少しの肉が。 -
ベジタリアンを選択するとトマト味のペンネ。
特別食を頼まないでエコノミーに乗るベジタリアンの皆さんは、二回に一回はこの手のパスタを食べる事になるのではないかしら、というくらいお馴染みの料理です。
結局ナイロビについたのは深夜。仕方が無いので、待ち構えていたタクシーをつかまえて宿泊先へたどり着き長い一日が終わりました。 -
今回は最後の最後に、いやぁな経験もしましたが、それでもやっぱり来て良かった、マダガスカル。この子達に出会えたのですから。
自宅に帰って写真を見せながら、友人達とおしゃべりをしていると、その一人がいいました。「この子達、連れて帰れば良かったのに」「ちょっとチップをあげれば。。」いやいや、ひょっとすると、地獄の沙汰も金次第、なんとかなるのかも知れません。まぁでも、世界一厳しいというオーストラリアの検疫官がこんな大きな子を見逃してくれるとはとても思えないのですが。
ともあれ、これにて人生初のマダガスカルの旅は終了です。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2017年 アフリカ旅行
-
前の旅行記
Mrs.kirinのアフリカ紀行(8)お猿さんと遊べる島で
2017/08/28~
ペリネ特別保護区周辺
-
次の旅行記
Mrs.kirinのアフリカ紀行(10)ナイバシャ湖
2017/08/31~
ナイロビ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(1)初めてのドバイ
2017/08/16~
ドバイ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(2) 遥かなるマダガスカル
2017/08/19~
ナイロビ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(3)モロンダバからキリンディへ
2017/08/21~
モロンダバ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(4)夕日のバオバブ街道
2017/08/22~
モロンダバ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(5)地獄のトレッキング
2017/08/23~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(6)ラノマファナ国立公園
2017/08/26~
マダガスカル
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(7)マダガスカル・エキゾチック
2017/08/27~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(8)お猿さんと遊べる島で
2017/08/28~
ペリネ特別保護区周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(9)怒りのアンタナナリボ
2017/08/29~
アンタナナリボ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(10)ナイバシャ湖
2017/08/31~
ナイロビ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (11) 喜望峰到達
2017/09/03~
ケープタウン
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (12) 南ア・ワイルドフラワールート
2017/09/05~
ケープ半島周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (13) オカバンゴデルタ探訪(ボツワナ)
2017/09/08~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (14) マウンからカサネへの長距離バス移動
2017/09/10~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (15)チョベ国立公園サファリツアー
2017/09/12~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (16)チョベ川リバークルーズ
2017/09/12~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (17)ビクトリアフォールズ
2017/09/13~
ビクトリアの滝周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (18)ビクトリアフォールズ その2
2017/09/13~
ビクトリアの滝周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (19)プレトリアへ
2017/09/14~
プレトリア
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (20)世界一有名なダイヤモンド鉱山へ
2017/09/15~
プレトリア
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (21)また逢う日まで
2017/09/16~
ヨハネスブルグ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- Pメテオラさん 2018/01/08 20:57:06
- アフリカンプライド
- 作者さま。おおっ、久しぶりに聞きました、この「African Pride」。なつかしい響きに思わずいいねでした。総合評価は2と1/2。でも、行って良かったマダガスカルの地。楽しい気分も、腹の立つ場面も、途上国ならではのものなんだという気持ちが感じられました。最後の搭乗前に、心づけにNOを強く言ったらどうなるのでしょうね。フランス人と日本人の対応は変わるのでしょうかね。このへんが興味津々です。それでも人々の気質は穏やかでしょうか?この前、お話しした片は、あまり荒れた国民気質ではないようなことを口にしていらっしゃいました。よい旅に拍手ともども。
- kirinbxxさん からの返信 2018/01/09 05:38:45
- RE: アフリカンプライド
- Pメテオラさん、こんにちは。
拙い記事をお読みいただき、ありがとうございます。
「African Pride」、美しい響きと誇りを感じる素晴らしいキャッチフレーズと、実際の対応との差に強く印象づけられました。旅行記ではこれ以上書くと、あまりにもくどい愚痴になると思って控えたのですが、搭乗開始から、実際に対応が決まるまで、対応する係員の少なさ、気のきかなさには本当に腹が立ちましたし、その後も入国審査場まで全員を連れて行った係員がその後いなくなり、また30分放置、という仕打ちにはもう呆れるばかりでした。
マダガスカルですが、人々の気質は穏やかです。タナの街を散策していて道に迷い、尋ねに入った薬局では慣れない英語で一生懸命応対してくれましたし、ガイドのジョン、地獄のトレッキングで先導してくれた現地のガイドさんなどはとても親切でしたし、道行く人たち、タナの王宮であった子供たちもとても穏やかでした。一方で、ほんの10円、20円のお金のために殴り合いになる大の大人たち、賄賂を取らなければ損だといわんばかりの警官や空港職員、旨い具合にお金をかすめ取ろうとする人。外国人を見れば物をねだる子供。でもこういうことになっているのは、マダガスカルの人たちの責任ではないのでしょう。それにしても、このあと行ったボツワナとの差を見聞きするにつけ、人だけではなく国にも「運」というものは大切なのだなぁ、と感じた次第です。
最後の搭乗時ですが、強く断るときっと荷物を開けると言い出し、最終的にはその便には乗れなかったんじゃないでしょうか。。。一緒に呼ばれた他の人たちも、表情を見る限りでは同じ運命にあったのだと思われます。どのみち、マダガスカルの紙幣はどの国でも両替すらしてもらえない紙屑なので、たびたび来る人以外はいらないものですし。。
今後ともよろしくお願いします。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アンタナナリボ(マダガスカル) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
アンタナナリボ(マダガスカル) の人気ホテル
マダガスカルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
マダガスカル最安
732円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2017年 アフリカ旅行
2
38