喜望峰。なんと素晴らしい名前を持つ岬でしょう。<br />帆船が大好きで、大航海時代が大好きな私にとって、ここは何十年も憧れ続けた場所でした。念願叶ってとうとうやってくることができました。<br /><br />ナイロビからヨハネスブルクと、アフリカでも名高い「凶悪な街」を経由してケープタウンへ。ここからはしばらくドライブ旅行になります。<br />南アフリカの通貨はランド、１ランドはおよそ10円というところでした。

Mrs.kirinのアフリカ紀行 (11) 喜望峰到達

3いいね！

2017/09/03 - 2017/09/04

498位(同エリア655件中)

#ケープ半島国立公園

エリア

ケープタウン(南アフリカ共和国)

旅行の満足度: 4.5

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 3.0

交通: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: レンタカー

航空会社: ケニア航空南アフリカ航空

旅行の手配内容: 個別手配

地図を見る

この日のフライトはお昼。朝はちょっとのんびりして空港へ。昨日お願いしたドライバーがちゃんと迎えに来てくれました。

ジョモケニヤッタ国際空港 (NBO) 空港

フォートラベルおすすめのオプショナルツアー

安心の旅の移動をお手伝い！空港送迎＜片道／ナイロビ発＞ USD 120.0～
おや、あんなところに軍用輸送機が！おやおや、あの尾翼のマークは！
実はこの機体はイギリス空軍基地ブライズ・ノートン所属の輸送機、エアバスA-400アトラス。尾翼のマークは空挺旅団75周年記念！
これ以上書くと旅行記ではなくなるので興味のある方はこちらをどうぞ。
https://www.raf.mod.uk/rafbrizenorton/newsweather/index.cfm?storyid=B9B70333-5056-A318-A8237A6C17B772F6

いいものを見せていただきました。
自分達の乗るケニア航空機のとなりにいたのはこれ。
はじめて見る会社です。ＵＡＥのシャールジャが本拠のＬＣＣだとか。

ほんと、ＬＣＣが増えてますね。
機内食。前の旅行記から写真を使い回したわけではありません。
キリマンジャロは残念ながら雲の中です。
もうすこしでプレトリアにさしかかるあたりで。
スプリンクラーを使った大規模な灌漑農業を行っている、円形農場です。
さて、そろそろ到着です。
地図を見る

何しろここは「世界で最も凶悪な街」という噂のヨハネスブルク。明日の早朝便でケープタウンに向かうことでもあり、空港近くのホテルを予約してありました。もちろん、宿から送迎つきで。ドライバーさんと無事合流、駐車場に向かうのですが、途中に不思議な物がたくさん。

なんとこれはゴミ箱でした。でも、こんなに高いと不便です。私は背伸びしてやっとゴミを捨てられましたが小さな子供には無理ですね。

ヨハネスブルグ国際空港 (JNB) 空港

フォートラベルおすすめのオプショナルツアー

【日本語アシスタント往路送迎】ヨハネスブルグ国際空港(O.Rタン… USD 220.0～
この日の宿は、One World Hotelという立派な名前のホテルです。
ケンプトンパークという住宅街の中。
宿にレストランはありませんでした。どこかレストランない？とレセプションの女性に聞いたのですがどうやら近くに私達が安心して食事ができるだろう、と彼女が思える店はないようで。。。結局ドライバーさんに連れて行ってもらったのがここ。別の店で氷も買って、ドバイから持ち運んでいるウィスキーでチキンとラップを食べてこの日の夕食は終了。悲しすぎます。お代は76.80ランド、800円近く。
翌朝は４時に起きて空港へ。早朝だというのに車がぎっしりです。
この日の便は南アフリカ航空。
さすがに国内線といえども立派なラウンジをお持ちです。
優雅なブランコ椅子もあります。
ゆっくり朝ご飯をいただくことができました。
やっと夜が明けました。
SA307便は予定通りに午前7時、ヨハネスブルク空港を出発しました。
フルーツとヨーグルト、素敵な朝ご飯です。
地図を見る

初めてやってきたケープタウン国際空港です。

ケープタウン国際空港 (CPT) 空港
レンタカー会社は地下通路を渡って反対側。。。なんと上り坂です。荷物を押して上がるのは大変そうです。この速度表示があるところを見ると、電動カートかなにかがありそうですが。。。頑張るkirinさんでした。
今回のレンタカーはハーツ。
しばらくお世話になるカローラです。
ドライブ日和です。
M6という道路に入ってから30分ほど、快適なドライブを続けていると、海が見えてきました。
道路が海のすぐそばを通っているので絶景が続きます。広々とした駐車スペースがあったので車を止めて・・・

と思ったのですがなにやらカップルが一番いい場所を占拠中でした。
有料道路のゲートが見えてきました。
地図を見る

ハウト湾です。オットセイを見るクルーズがあるそうです。
正面の岩の形が面白い形をしています。

ハウト湾散歩・街歩き
フォールス湾の方へ抜けていくと、随分とカラフルな建物がならんでいました。そこにちょうど列車が通り過ぎていきました。
St.James Stationという可愛らしい駅が。
これは、メトロレール西ケープ、という通勤電車だそうです。
ちょっとペンギンを見に行きましょう。
地図を見る

ここ、ボルダーズビーチは、世界で唯一、接近してケープペンギンを観察することができる場所として有名です。

ボルダーズビーチビーチ
思ったよりしっかりした説明が掲示されています。
アフリカンペンギン、和名はケープペンギンです。南極にいるのとは別の種類です。
浜辺までいく遊歩道の近くの茂みにいきなりいました。
おや、ひながいますね。
ポーズが決まっています。この目の上にあるピンクの部分、これは毛に覆われていない、露出した皮膚なのです。
泳ぐというか、漂うというか。。。のんびりと海水浴。
何か食べましょう、ってことでこちらでお食事にしました。
旧英国植民地、海の近く、お昼ご飯、とくればやっぱりこれですね。駐車場完備ですが、管理しているおじさんたちに、チップが必要です。
ビールなしの昼食をささっと食べて、ドライブを再開。ついに到着しました。私が子供の頃から一度は行ってみたいと憧れた喜望峰。
午後１時半、喜望峰エリアに到着です。入場料140ランドを支払います。
素晴らしい車が止まっていました。思わずうっとり。
そのすぐ近くの車は、野生の猿のお昼寝の場とかしています。
地図を見る

万国旗がひるがえる建物。土産物屋やチケット売り場がはいっています。

喜望峰自然保護区国立公園
上まではかなり距離があるので、当然フニクラ利用！
ケーブルカー、って英語でもフニクラだったのか。。。
待つほどもなくやってきました。
絶景かな、絶景かな。
最後はかなりの急勾配です。
が、そこからまだかなり階段を上らなければなりませんでした。
ついに到着です。右に見えますのはニューヨーク、距離12541km、左に見えますのがシドニー、距離11642km、ちょっとだけシドニーが近いのですねぇ。
せっかくだからと二人で記念撮影。ものすごく強い風で、しっかりと帽子を押さえていないとあっという間に飛ばされてしまいます。ドバイで買ったおそろいの大事な帽子です。無くしてなるか！
喜望峰、英語名はCape of Good Hope、なんで希望岬じゃないのでしょう。そしてその実体はと言えば、Cape of Storms、あちこちに船が沈んでいるのです。
そう、ここはまさしく海の墓場。
なにしろこれです。こんな波が年柄年中押し寄せるところを、帆船で通り抜けようなんて、よくもまぁ。。。
ここに立っていた数分の間に、こんな波がいくつやってきたことか。
地図を見る

初めての町だし、なにしろ南アだし、早めに宿に着きましょう、ということで午後４時半ごろ、ケープタウンの西側にあるこの日の宿に到着しました。

サンダウンマナーゲストハウスホテル
広々とした寝室、今夜は気持ちよくゆったり眠れそうです。
バスタブつきの広い浴室。シャワーブースに大きなたらい。実は掲示がしてありました。今年のケープタウンはまれに見る干ばつで深刻な水不足。このたらいにまだ使える水はためておいて下さい、とのこと。
優雅なラウンジもあります。
せっかくなので、夜景を見ようとシグナルヒルへ出発。途中でカーナビにしていたスマートフォンの電池が切れて道に迷い、右往左往。どうにかこうにか、下界を見下ろせるところにたどりつきました。
夕食は、宿からほど近いメインストリートにあった寿司屋でテイクアウトしてきたもの。巻物とか握りとか冷凍枝豆とか。まっずい。
飲み物はこれ。ホテルの近くの酒屋で買ったスパークリングワインです。一本140ランド＝1400円なり。

明日も長旅です。早く寝ることにしましょう。