2017/08/23 - 2017/08/25
8位(同エリア37件中)
kirinbxxさん
- kirinbxxさんTOP
- 旅行記298冊
- クチコミ111件
- Q&A回答56件
- 192,494アクセス
- フォロワー30人
マダガスカルでのプライベートツアー、3日目はひたすら車での移動です。このあたりは高速移動手段がない国を旅するつらさですね。そして4日目の朝からはジョンではなく、別のローカルガイドが案内してくれることに。旅程表では「トレッキング」のあと地元の村での宿泊となっています。きっとその村に珍しいお猿さんでもいるのでしょう。
山歩きは苦手というか大嫌いなのですが、珍しい動物を見るためなら多少の苦労は厭いませんよ!
- 旅行の満足度
- 1.5
- 観光
- 1.5
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 1.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
PR
-
さて、この日は移動日、マダガスカル島西岸のモロンダバから、ほぼ真東に450kmほどの移動して、アンブシトラという町まで移動です。5時半に起きて6時過ぎには出発。朝食は宿で作って貰ったサンドイッチです。フランス領だっただけあって、バゲットサンドイッチ。
この日の車はガイドのジョンご自慢のベンツ。つまり悪路は走らない、ということですね。 -
マダガスカル人は早起きです。6時半なのにもう渋滞。暑い国なので朝は早くから仕事にとりかかるのだそうです。
-
ゼブーの牛車も大事な交通機関なのですね。
-
露店も商売の支度を始めています。
-
道路を牛がぞろぞろぞろ。。。
-
ゼブーで混み合う場所を通り抜けたあとは快調に飛ばして30分後、なにやら検問にさしかかりました。警官がやってきてパスポートを出せ、というので預かり、なぜかジョンがそのまま警官と一緒に。。。。
しばらくして帰って来たジョン。案の定、客が日本人だということで、むしりとってやろうという魂胆だったようです。どうやらそこそこの額で切り抜けた様子。いくら渡したのかは不明。 -
マダガスカルではお米は大事な主食のひとつ、水田が広がります。
-
午前9時、ちょっと休憩しましょう。なにやら揚げ物を売っていました。
-
ティッシュとかビスケットとかお水も売っています。
-
ジョンはここで朝ご飯。マダガスカルの朝の主食はお粥だそうです。粒の大きいお米です。
-
そしておかずは鶏の煮込み。
-
トイレが裏にあるというので裏にまわるとこんな仔たちが。
美味しそうですね。 -
なにやらひどくひび割れた太陽光パネル。。。自家発電ですか。
-
さて、旅を再開です。しばらくすると川にさしかかりました。
-
10時半ごろ、次の町に到着です。露店が賑やかに営業中。女性たちの中にはかわいい帽子を被っている人が沢山います。
-
沢山の人がでていてなかなか進めません。
窓から見ていると、通りすがりの人達もこちらを見ています。
なんだか、ひどく笑われているように見えるのは気のせいなのかしら。 -
キャッサバが無造作に積み上げてあります。
-
町を通り抜けると、また単調な景色が続きます。
-
1時を過ぎた頃、こんな店があったのでお昼休憩することに。
-
なかなか小ぎれいな店で、どう見ても外国人観光客向けのお店ですね。先客は西洋人が一組と中国人らしき人たち。
-
メニューもフランス語でかかれています。これなら読める!
結構豊富に揃っていますね。 -
ですが、なんとビールがない!ワインもない!
-
ビールがないならどうでもいいやー、というところですが、さすがにおなかも空いています。ということで、kirinはRiz cantonnais special Chalet。広東風ご飯ならチャーハンでしょう、そりゃ。
と思って出てきたのがこちら。6000アリアリ=200円。ちょっと想像とは違いますが。。。 -
旧フランス領だからちょっとだけ期待して頼んで見たOmelette aux fines herbes、香草入りオムレツでしたが、やっぱりはずれ、薄焼き卵をくるくる巻いただけでした。
添えられたご飯はなんか不思議な香りのするパサパサご飯。3000アリアリ=100円。
飲み物はスプライト。なんだか悲しいお昼ご飯です。 -
さらに2時間ほど走ってTongasoaという町を通過します。
-
さらに走って川を渡るとこんな光景に出くわしました。
なんと、川で洗濯をした人達が洗濯物を乾かしているのです。 -
夕方5時、ちょっと変わった形の家が見えてきました。
さらにベンツは走り続け、目的地、アンブシトラの町についたのは6時半でした。休憩を挟んで12時間、長いドライブでしたねー。 -
この日の宿はArtisan hotelというところ。もちろん、食事つきです。
まずはビール、始めてみる銘柄を頼んで見ました。GoldとSkolですがまぁ、どっちがどうというほどでも。。。小瓶が3000アリアリ=100円、中瓶が6000アリアリ=200円、というお値段はとても嬉しい。 -
他にも、ワインやカクテル、蒸留酒なども一通り揃っています。
-
コースメニューもあって1000円とお安いのですが、我が家にデザートは不要です。
-
無難なところでクリュディテ、8000アリアリ
-
想像と全く違った色と味と量のオニオンスープ、8000アリアリ
まるで丼鉢ですね。
コクがあってなかなか美味しかったです。 -
豚肉のグリルは14000アリアリ
味はまぁ、不味くはありません。
結局この日は移動日でした。ああ、しんど。
高速道路や高速鉄道網がない国の移動は大変ですね。 -
翌朝は6時前におき、朝ご飯を食べて、出発です。この日はジョンとは別のガイドが運転手とともにやってきました。どうやらこれから行く場所は特別なガイドが必要なようです。
7時過ぎに宿を出発。例によって朝早くから勤勉に働くマダガスカルの人達です。 -
途中の店で、沢山のバゲットと卵、そして生きた鶏をガイドが仕入れてきました。なんだか、鶏の運命が見えるようです。。。。余り考えたくない。。。
-
しばらくして到着したのは、この日市が開かれている村でした。カラフルなシャツが沢山です。
-
この買い物カゴもなかなかです。
-
ダシとりようの魚の干物もどっさり。
-
新鮮野菜もあります。新鮮じゃないのも沢山ありました。
-
薬のばら売り。
インドでもそうでしたが、箱ごとなんてとても買えない人達のために、1個から売ってくれるのです。 -
近隣の村から続々と人々がやってきます。この国ではこういう市は社交場でもあります。若い人達はここで異性と出会うのが楽しみなのだそうです。
-
自分達が作った商品を持って来て売り、必要な物を買って村に戻る人達もいます。なんだかギュウギュウに詰まってますが。。。
-
屋根にも載せてお帰りのようですね。定員なんて言葉はここにはありません。
-
賑やかな市を離れてしばしドライブ、Antoetraという小さな町に到着しました。別のガイドがやってきて「さぁ、6時間ほど歩きますよ~」と。
え???6時間???そんなに歩くのですか?
ちょっと怯みましたが、kirinはふんふん、と平気な顔です。長いなぁ。。。まぁ、それで珍しいお猿さんに会えるなら、仕方ないですね。 -
小さな町を通り抜けて坂を登っていきます。しかし、暑いなぁ。ここを6時間かぁ。。。ちょっと憂鬱です。ですが、猿が見られるなら頑張るしかないのです。
-
きれいな花も咲いていることですし、頑張りましょう。
-
ちょっと荷物が多すぎたかなぁ。置いてくれば良かった。
でも道はなだらかだし、可愛い猿を見られるなら頑張りましょう。 -
なんか、危なっかしそうな橋ですね。
でも頑張りましょう。
ガイドさんに手をとってもらって無事に渡れました。 -
だいぶん昇ってきました。
頑張りましょう。 -
ちょっと険しい坂道を難渋していたら、ガイドさんが杖を作ってくれました。
頑張りましょう。 -
お昼休憩になり、ガイドさんが作ってくれたサンドイッチをいただきます。美味しいのですが..動物が何もいません。見かけたのは小さなカメレオンが一匹だけ。なんとなくイヤな予感がしてきました。kirinもそうらしく、さりげなく「この先の村に変わった猿がいるの?」と聞いています。ガイドさんは躊躇うことなく答えました。「いえいえ、いませんよ」
えーと。。。。私達は何をしにここを歩いているのでしょうか。 -
歩き始めてすでに4時間、なにやら村が見えます。あれが目的地!と思って聞いたらガイドさんは躊躇うことなく答えました。「いえいえ、違います」
もう頑張れないかもしれません。
ですが引き返すのも何時間もかかるでしょう。「進むも地獄退くも地獄」とはまさにこのこと。
村には当然村人がいました。子供達が「ぎぶみーきゃんでー」だの「ぼんぼんばざーる」だのと言うのですがあえて無視します。歯磨きの習慣があるとも思えない子供達にボンボンを与えるのはよくないでしょう。バオバブ街道では好奇心から与えてしまいましたが、やはりよくないのだと思い直しました。 -
さらに2時間歩き続け、次の村が見えてきました。でもきっとあそこが目的地ではないのでしょう。聞く気にもなれませんでした。おや、岩肌にカラフルな物が見えています。洗濯物を干しているのですね。
この村を通過したあとは山道はどんどん険しくなり、kirinも写真撮影どころではなくなりました。私達はそのあとも道なき道を歩き続けました。ただひたすらに歩き続けました。歩くしかないのです。歩けなくなったら野宿。野宿?いくら大きな肉食動物がいないとはいえ、それはまっぴらです。 -
歩き始めてから8時間後、私達はやっとのことで小さな村に到着しました。どうやらここが今夜の宿のようです。村人は私達を見ても特に何をするではありません。よくある「歓迎の踊り」もありません。
何の為に来たのでしょうか???さっぱり意味がわかりません。
あとでこの日の予定を確認するとこう書いてありました。
Trek to the Zafimaniry villge. Overnight at the local villager
なるほど、トレッキングが今日の目的だったのですね。
でもなぜ??? -
晩ご飯は予想通り、朝に仕入れた鶏でした。合掌。
人間、あまりにも疲れると食欲がなくなるようです。私は塩気の効いた暖かいスープだけをいただきました。こんな山の中の村なのに、冷えたビールがある、というのはなんてありがたいことでしょう。それもたったの5000アリアリで。ビール3本と食事で19000アリアリ、現金で支払いました。 -
朝6時、鶏の鳴き声で目がさめました。
この村はどうやらこうやってトレッキングを楽しむ(?)客を受け入れることで現金収入を得ているのでしょう。
部屋は割と快適でしたが、トイレが別棟にあり、それは床に穴をあけただけのものであり、当然電気などはなく、夜に行くのは大変でした。 -
こういう建物が住居のようです。
-
朝食はバゲットと卵を焼いたのとコーヒー。
-
さてとまたまた歩くんですね。
少し昇って振り返った村の棚田はとてもきれいです。 -
ひたすら歩き続けて1時間、見事な雲海が見えました。
-
後ろからなんとビールケースを抱えた若者が、それもはだしで、まるで走るように私達を追い抜いていきました。なんてことでしょう。こっちは歩くだけで精一杯だというのに。。。そうか、昨日冷たいビールが飲めたのは彼のおかげなんですね!その後ろ姿に感謝する私です。
-
まさかあの岩を越えるんじゃないやろうねぇ?と一応kirinに言ってみました。やっぱりあの岩を越えるのでした。この日はもう朝から荷物をガイドさんに持って貰いました。
-
やっとこさ山の頂上にたどりついたのは2時間後。もうへとへとです。
-
まぁ、こういう眺めは嫌いではありませんが。。。
-
お昼前、やっとこさ村に到着しました。結局今日も5時間も山道を上がったり下りたり、足がパンパンです。
この村は若い子達が木彫りの置物やスプーンを作って観光客に売っています。見せて貰いましたが、到底売り物になるような置物ではありません。かといってスプーンやフォークはいらないし。やれ、サッカーボールがダメになって新しいものが欲しいのだとかなんとかいうのですが....それに金を払うのは単なる施しやね、ということで何も買わないことにしました。
こうして私の生涯最初で最後のトレッキングは終了です。 -
迎えに来てくれていたジョンのベンツで次の町へ移動です。途中でトラックの横転事故現場に遭遇。この方は警察官なのか軍の人なのかわかりませんが、随分と旧式な小銃を持っています。
-
一応、積み荷は脇へかたづけてありました。
-
通りかかった村でジョンが冷たい缶ビールを買ってきてくれました。何てありがたいことでしょう。
-
Ambositraの町で昼食をすませ、再びのどかな風景を見ながらのドライブです。
-
午後4時前、ようやくRanomfana国立公園に到着しました。
-
本日の宿はこちら。
ここにつくまでに石段が・・・疲れた足には辛すぎました。 -
久しぶりにワインが飲みたくなったので、マダガスカル産の白ワインをいただきました。secとなっていたけど、それほど辛口ではない、単にフルーティ、というだけのワインででした。25000アリアリでは文句もいえませんが。
-
アラカルトはなくてコースメニュー。3皿で40000アリアリ。
緑のスープ。グリンピースとほうれん草、という感じですね。 -
牛肉の煮込み料理。
まぁまぁです。 -
メルルーサみたいな味わいと食感の魚料理。美味しいとはいいがたい。
-
パイナップル、これは美味しかったですねぇ。あとは、クレープのフランベも頂きましたが、強烈な甘さで食べきるのが大変でした。
それにしても、二日で普段の1ヶ月分くらい歩きました。山道を歩いた、という点では10年分くらい歩いた気がします。ああ、足が痛い。。。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2017年 アフリカ旅行
-
前の旅行記
Mrs.kirinのアフリカ紀行(4)夕日のバオバブ街道
2017/08/22~
モロンダバ
-
次の旅行記
Mrs.kirinのアフリカ紀行(6)ラノマファナ国立公園
2017/08/26~
マダガスカル
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(1)初めてのドバイ
2017/08/16~
ドバイ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(2) 遥かなるマダガスカル
2017/08/19~
ナイロビ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(3)モロンダバからキリンディへ
2017/08/21~
モロンダバ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(4)夕日のバオバブ街道
2017/08/22~
モロンダバ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(5)地獄のトレッキング
2017/08/23~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(6)ラノマファナ国立公園
2017/08/26~
マダガスカル
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(7)マダガスカル・エキゾチック
2017/08/27~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(8)お猿さんと遊べる島で
2017/08/28~
ペリネ特別保護区周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(9)怒りのアンタナナリボ
2017/08/29~
アンタナナリボ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行(10)ナイバシャ湖
2017/08/31~
ナイロビ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (11) 喜望峰到達
2017/09/03~
ケープタウン
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (12) 南ア・ワイルドフラワールート
2017/09/05~
ケープ半島周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (13) オカバンゴデルタ探訪(ボツワナ)
2017/09/08~
その他の都市
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (14) マウンからカサネへの長距離バス移動
2017/09/10~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (15)チョベ国立公園サファリツアー
2017/09/12~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (16)チョベ川リバークルーズ
2017/09/12~
チョベ
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (17)ビクトリアフォールズ
2017/09/13~
ビクトリアの滝周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (18)ビクトリアフォールズ その2
2017/09/13~
ビクトリアの滝周辺
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (19)プレトリアへ
2017/09/14~
プレトリア
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (20)世界一有名なダイヤモンド鉱山へ
2017/09/15~
プレトリア
-
Mrs.kirinのアフリカ紀行 (21)また逢う日まで
2017/09/16~
ヨハネスブルグ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
その他の都市(マダガスカル) の人気ホテル
マダガスカルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
マダガスカル最安
672円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2017年 アフリカ旅行
0
76