2018/02/24 - 2018/02/24
38位(同エリア1576件中)
+mo2さん
2月は1回、東京へ展覧会を見に行ってきましたが(「ブリューゲル展」「仁和寺展」「サウジアラビア王国の至宝展」)観たい展覧会が、次々開催
されるので再上京してきました(先週も仕事では、丸の内周辺2回ほど行ってますが、さすがに仕事中見るわけにはいかないので・・・)。
まずは、国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」。
スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレは、生涯を通じ絵画収集に情熱を注いだ傑出したコレクターとして知られており、そのコレクションはスイスのチューリッヒにあった彼の自宅に美術館として展示されていました。2008年、約175億円といわれる4枚の絵画が武装した強盗団によって盗まれ、その影響でビュールレ・コレクションの全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになりました。今回、コレクションの全体像を紹介する最後の機会ということで楽しみにしていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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まずは、国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」です。今回「絵画史上、最強の美少女」と言われている「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」ですが、8年ぶりに見ます。8年前も同じ2月、やはり国立新美術館で開催された「ルノワール―伝統と革新」でした。
国立新美術館 美術館・博物館
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今回のビュールレ・コレクション展、前述した盗難された4点『赤いチョッキの少年』ポール・セザンヌ、『リュドヴィック・ルピック伯爵と娘たち』エドガー・ドガ、『ヴェトゥイユ近郊のひなげし畑』クロード・モネ、『花咲くマロニエの枝』フィンセント・ファン・ゴッホの他、日本初公開の作品も数多くあり、素晴らしい展覧会でした。
国立新美術館 美術館・博物館
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クロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』(1920/1926年頃)この作品はスイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の大作で、これだけは、写真撮影OKでした。
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グッズもかなり充実しており、お土産用のチョコレートやクッキー他購入しました。2月14日(水)~28日(水)限定で貰える、特製ポストカードはモノクロの「可愛いイレーヌ」で素敵でした。
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会期が比較的長い(3カ月弱)こともあり、それほど混雑はしていませんでした。会期中、もう一度くらいは見に来るかもしれませんが。乃木坂駅に向かいますが駅にもイレーヌたくさんいました・・・千代田線で二重橋前へ。
乃木坂駅 駅
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続いて、三菱一号館美術館の「ルドン-秘密の花園展」へ。仕事の際、前をとおり気になっていた展覧会です。
三菱一号館美術館 美術館・博物館
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ルドン展は、2013年に静岡市美術館「オディロン・ルドン 夢の起源 幻想のふるさと、ボルドーから 」で見ていますが、今回は ルドンが描いた絵画の中でも花や植物に焦点を当てた、世界で初の展覧会です。また今回は、当館所蔵の『グラン・ブーケ (大きな花束)』とオルセー美術館所蔵の15点と合わせて、ドムシー城の食堂を飾ったルドンの装飾画が一堂に会します。
三菱一号館美術館 美術館・博物館
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フォトスポットとしてドムシー城の食堂が複製されていました。
このあと展示されている本物の『グラン・ブーケ (大きな花束)』ほど感動することはできませんが、ドムシー城をどのように飾っていたかわかる興味深いものでした。三菱一号館美術館 美術館・博物館
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印象派の画家たちと同世代であるルドンですが、日本画のような雰囲気もあり楽しめました。日本国内では岐阜県美術館がルドン作品を数多く所蔵しているということで、機会があれば訪問してみようと思う。
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ポーラ美術館所蔵の「日本風の花瓶 」も出展されていました。
※写真はポーラ美術館で開催された「100点の名画でめぐる100年の旅」の時のもの。本展では撮影不可です。 -
上野に移動し東京国立博物館へ。目的は、特別展「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」です。実は、こちら今月3日にも訪れてるのですが、その時はまだ葛井寺の国宝「千手観音菩薩坐像」公開されておらず、再度見に来たものです。ですがそれが大正解!! 前回はあまり人いなく、じっくり見れたのですが今回はかなりの混雑。今回は、見るのを仏像に絞り鑑賞しました。
東京国立博物館 美術館・博物館
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江戸時代の仁和寺再興期に再建され、僧侶の修行道場のため一般には非公開の観音堂が、再現展示されていますが、こちらは写真撮影可となっています。
ただし、今回は物凄い混雑で写真を撮るスペースなどほとんどありませんでした。アップした写真は前回(2/3)訪問時のもの。 -
仏像33体は、観音堂に実際に安置されているもの。今回は観音堂の約370年ぶりの改修工事ということで展示されるものです。
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観音堂の仏像は江戸初期のもので、この後に展示されている天平、平安、鎌倉時代の国宝級のものと比較するとそれぞれは小さく見劣りしますが、彩色の仏像33体が並ぶ姿は圧巻です。
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壁画は、高精細画像で再現されたものですがこちらも見事。
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壁画は、本尊である千手観音菩薩像にあわせ、観音菩薩の様々な姿や、その救いのありようが表されています。こちらは東面、大自在天身、天大将軍身などがみえます。
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須弥壇背面の地獄道です。
この後の展示の仏像ですが、仁和寺の国宝「阿弥陀如来坐像」だけでなく仁和寺を総本山とする御室派寺院の仏像、道明寺の国宝秘仏本尊「十一面観音菩薩立像」神呪寺秘仏本尊「如意輪観音菩薩坐像」など貴重な本尊・秘仏のオンパレード。満喫しました。 -
仁和寺展で葛井寺の国宝「千手観音菩薩坐像」をじっくり見た後、平成館の考古展示室で「和歌山の埴輪―岩橋千塚と紀伊の古墳文化―」をみました。こちらも3月4日までの
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珍しい「翼を広げた鳥形埴輪」。ゆるキャラ的なかわいらしさ、日本人の感性は古墳時代も同じ(?)
東京国立博物館 美術館・博物館
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トーハクでは、やはり2度目の訪問となった表慶館の「サウジアラビア王国の至宝 Roads of Arabia 」と2月に一部展示品の入れ替えのあった東洋館も見て回りました。
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本日、最後の展覧会「日本スペイン外交関係樹立150周年記念 プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」。本日から開催の展覧会ですが、混んでおらず、また毎週金・土曜日は夜8時までということだったのでゆっくり見て回りました。
国立西洋美術館 美術館・博物館
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2015年に三菱一号館美術館で開催された「プラド美術館展―スペイン宮廷 美への情熱」も素晴らしかったですが、今回はベラスケスの作品7点が展示されるとあって楽しみにしていましたが、期待を裏切らないものでした。こちらも会期3カ月ありますので再訪問したいと思います。
国立西洋美術館 美術館・博物館
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今回購入した図録などなど・・・
9:00~20:00まで食事もとらず、ぶっ続けで展覧会見て回りましたが、腹が減ったのも忘れ(笑)あっという間でした。これを繰り返していれば大きな腹も少しは引っ込むのでしょうが(笑)・・・沼津駅 駅
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