2018/10/20 - 2018/10/20
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この旅行記のスケジュール
2018/10/20
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電車での移動
沼津ー三島ー東京ー上野
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国立西洋美術館「ルーベンス展―バロックの誕生」
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国立西洋美術館・常設展
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上野の森美術館「フェルメール展」
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東京国立博物館 特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
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電車での移動
上野ー東京ー三島―沼津
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10月16日よりはじまった国立西洋美術館「ルーベンス展―バロックの誕生」、同じく上野の上野の森美術館で開催されている「フェルメール展」を見に上野に行ってきました。どちらも開催が発表になった1年前から楽しみにしていた展覧会です。
美術館巡りが好きなので、よく「一番好きな画家は誰ですか?」と聞かれるのですが、この質問は結構困ります。
①ラファエロ、ティツィアーノ、ボッティチェリなどルネサンス期の芸術大好きです。レンブラント、ベラスケスなどのバロック、その後の古典主義、マネ、モネ、ゴッホなど日本人が大好きな印象派関連も好きです。国内でも狩野山楽や長谷川等伯、若冲などを求めて日本全国訪ね歩いていますし、ようは何でも大好き、複数推し(DD)です。
②例えばルノワールにしても好きな絵もあれば、それほどでもない絵もあります。また好きな作品は答えらえれますが、美術史などを勉強しているわけではありませんので、好きといえるほどその画家のことを知らないことが大半だったりします。
・・・と長々話してきましたが、「一番最初に知った画家は?」なら即答できます。ルーベンスです。小学校1年生のときに読んだフランダースの犬、「るーべんすのえ、ボクもみたい」これが最初です。その後のアニメ化された時の最終回も印象強いですが・・。大人になって様々な絵画をみてきたなかでは、必ずしもルーベンスの作品が特別に好きというわけではないのですが、今でも自分にとっては特別な画家の1人です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 1.5
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
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自宅(静岡県)を8時にでて国立西洋美術館のルーベンスの看板の下で待ち合わせ。今回は鎌倉に住んでいる妹と一緒です。甥っ子たち(6歳・3歳)はパパに預けてきています。
国立西洋美術館 美術館・博物館
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今年の夏は、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツを巡りましたが各地でルーベンスの名画を見る機会がありました。
今回の展覧会はイタリアの美術館、ロシアのエルミタージュ美術館などのコレクションに加え、ルーベンスに先行する時代の作品やルーベンス以降のイタリアの画家たちによる作品も展示されていました。 -
入場するとまず、アントワーブ聖母大聖堂の祭壇画が4Kの映像で上映されていました。
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アントワーブ聖母大聖堂の内部です。
(※ここからの4点は、4Kの画像でも本展の展示でもありません) -
「聖母被昇天」1626年頃 聖母マリア大聖堂
ネロが毎日のように訪れて眺めていた祭壇奥にある「マリア被昇天」
アニメではこの天井の絵から天使たちが降りてきて、ネロとパトラッシュを天に連れていきます。 -
「キリスト昇架」1610年-11年 聖母マリア大聖堂
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「キリスト降架」1611年-14年 聖母マリア大聖堂
ネロとパトラッシュが力尽きる直前のシーンで、この絵画を見上げてネロはこう言います。「ああとうとう見たんだ」 「ああマリアさま、僕はもう思い残すことはありません」フランダースの犬の感動の最終回です。
今もこれらの絵画は美術館に展示されることなくアントワープ聖母大聖堂にあります。 -
いよいよ展示に入りますが展示は全部で7章。もちろん写真撮影はNGですが、展示のなかには国立西洋美術館所蔵の作品も多く、以前常設展で撮った写真をアップしていきます。
「眠る二人の子供」1612-13年頃 国立西洋美術館所蔵
あどけない寝顔を見せるこの子供たちは、ルーベンスの兄の子、クララ(右)とフィリップ(左)と考えられます。
※本展での写真撮影は不可です。 -
第1章 ルーベンスの世界に展示されていたティントレット(本名ヤコポ・ロブスティ)「ダヴィデを装った若い男の肖像」1555-60年頃
ティントレットは、ヴェネツィアを中心に活躍した画家ですが、ルーベンスがイタリアでその肖像表現に影響を受けたことがよくわかる作品です。こちらも国立西洋美術館所蔵。
※本展での写真撮影は不可です。 -
第2章 過去の伝統、ルーベンスに先行する時代の作品です。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房 (1560-70年頃)
「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」国立西洋美術館所蔵
※本展での写真撮影は不可です。 -
第7章 寓意と寓意的説話より
ヤーコプ・ヨルダーンスに帰属「ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)」1593年 - 1678年
※本展での写真撮影は不可です。 -
こちらもやはり国立西洋美術館所蔵のペーテル・パウル・ルーベンス「豊穣 」1630年頃 です。
※本展での写真撮影は不可です。 -
参考出品のピエール=オーギュスト・ルノワール「ルーベンス作「神々の会議」の模写」1861年
ルノワールの最も初期の頃の作品の1枚です。 -
フェルメール展まで、まだ時間があったので国立西洋美術館所蔵の常設展でもう1枚のフェルメールの作品「聖プラクセディス」など鑑賞。
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常設展では、2018年度購入されたルカス・クラーナハ(父)の「ホロフェルネスの首を持つユディト」1530年が、10月10日(水)より新規展示されていました
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上野の森美術館の「フェルメール展」です。今年の夏はオランダで「真珠の耳飾の少女」を含む6点のフェルメールの作品を見ることができましたが、それを上回る9点の作品が今回出展されています。フェルメールの作品は、疑問作も含め全世界に37点(本展覧会では35点としている)しかありませんが、そのうち10点が上野に集結しているというのはすごいことではないでしょうか。
上野の森美術館 美術館・博物館
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大混雑した「怖い絵展」のこともあるのでしょうが、今回のフェルメール展(東京会場)では日時指定入場制がとられておりチケットは事前予約が必要です。ただし
当日券もあるようで、この日も夕方分の入場券はまだありました。 -
この日時指定入場制、私が購入したのは6つの入場時間枠のうち②11:00~12:30なのですが、この指定した入場時間枠内であればいつでも入場ができ、退場の制限はありません(極端な話、12時半に入場し閉館の20時半までいてもOK)。
なのに11時半ごろ美術館前に行くと大行列ができています。こんな大行列を待って入場しても中も混雑が予想されるので、12時半前まで近くのカフェで休憩。
・・・12時半に戻ると予想どおり並んでいる人は誰もいませんでした。上野の森美術館 美術館・博物館
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入場後もタイミングをずらしたおかげかそれほど混んでいませんでした。
フェルメールの作品のほかは、ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、
ヤン・ステーンらの17世紀オランダ絵画の傑作が展示されていましたが、アムステルダム国立美術館所蔵の作品が多かったです。
写真はピーテル・デ・ホーホ「人の居る裏庭」1663-65年頃 アムステルダム国立美術館所蔵(※本展覧会では写真撮影不可です) -
クヴィリング・ファン・ブレーケレンカム「仕立て屋の仕事場」1661年 アムステルダム国立美術館所蔵(※本展覧会では写真撮影不可です)
本作品をはじめ、アムステルダム国立美術館でもメインの名誉の間に展示されている作品もきています。 -
フェルメールの絵画9枚が並ぶフェルメールルーム、圧巻でした。
写真は「牛乳を注ぐ女」です。
今回フェルメールの作品をみてあらためて感じたこと。写真や本、複製画などと本物はやはり違います。先日、横浜そごう美術館で開催されている「フェルメール光の王国展2018」へ行ってきました。展示されているのは、最新のデジタル技術を駆使して、繊細な色彩を忠実に再現した原寸大サイズの複製画で大満足だったのですが・・・
フェルメールの絵でも全盛期のものは、窓から差し込む光やそれが反射する洋服やカーテンの生地などやはり本物から受ける光の印象が違うように感じました。 -
フェルメール展のミュージアムショップでたくさんのグッズなどを購入(妹)しているとあっという間に1時を過ぎています、ランチすることに。
上野恩賜公園 公園・植物園
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上野東照宮参道沿いにある伊豆栄梅川亭で鰻を食べることに。
鰻大好き兄妹です。
※写真は上野東照宮上野東照宮 寺・神社・教会
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創業260年という老舗の伊豆栄、雰囲気のある外観です。
鰻割烹 伊豆栄 梅川亭 グルメ・レストラン
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かなり待ちます。30分ぐらいといわれましたが約1時間くらいか・・・
お客様は、外国の方と団体が圧倒的に多いです。 -
うな重(竹)4,320円です。
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・・・雰囲気はいいのですが、
年間10~20回くらい鰻を食す兄妹には微妙。
「普段食べている三島、沼津の味に慣れているからかな」という妹に対し、全国で鰻を食べ歩いている兄は「鰻弁当的なお味というか、かなり前に捌いて・・・・」
この位にしておきます(笑) -
食後は、東京国立博物館で開催されている特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」にいきます。大報恩寺よりも千本釋迦堂の方がしっくりくる京都、北野天満宮近くにある真言宗智山派の寺院。おかめさんの伝説でも有名な京都市内(京洛)最古の国宝建造物の本堂があり、何度か参拝しているお寺ですが今回東博で大規模な展覧会が開催されています。
東京国立博物館 美術館・博物館
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今回は、寺外初公開の秘仏「釈迦如来坐像」と快慶晩年の名品「十大弟子立像」の展示や運慶一門の慶派仏師、定慶作の六観音菩薩像も見れました。収蔵庫の霊宝殿では何度か拝観しておりますが、近くで低い目線でみることができ、その美しさを堪能することができました。また六観音菩薩像のうち聖観音は、出口近くの展示で写真撮影OKでした。
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自称「仏像ガール(?)」の妹も大興奮していた「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展、会期後半(10月30日~)には光背を取り外し、美しい背中も間近に見ることができるとのこと。こちらももう1度見にきましょうか。
東京国立博物館 美術館・博物館
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ポストカードをはじめミュージアムグッズも充実していました。
漫画「聖☆おにいさん」とのコラボTシャツや絵はがき18枚セットなどありましたが、特別展開催記念の御朱印と図録を購入しました。 -
妹の「甘いものが食べたくなった」とのリクエストで法隆寺宝物館内にあるホテルオークラ ガーデンテラス へ
東京国立博物館 美術館・博物館
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ケーキセットを食べてご満悦(笑)の妹。
新酒ワインの話題になり、来週も一緒に勝沼へ行くことに(笑)ホテルオークラ ガーデンテラス グルメ・レストラン
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今回購入の図録、ポストカードなどです。
まだまだフィリップス・コレクション展、10/27からの「ムンク展」10/24からの「生誕110年 東山魁夷展 」など見たい展覧会が続くこの秋の東京、今回の展覧会ももう1度見るとして楽しみが続きます。その前に山梨でワインか(笑)
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この旅行記へのコメント (1)
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- たらよろさん 2018/10/27 18:39:29
- ルーベンス展
- こんばんは、+mo2さん
ルーベンス展、凄く楽しみです。
今度12月に東京に行くのですが、
その時にムンク展とルーベンス展見るつもり。
一応ムンク展の前売りチケットは購入したんだけれど、
元気がなかったらルーベンスは行けないかも、、、と
チケットに並ばなくても良いかな?ルーベンスは!って勝手に思って前売り買ってないのですが(笑)
やっぱり、買っておいた方が良いのかな??
あー、こうして見せてもらうと、しんどくても絶対に行かなきゃ!!って気になってきましたー
ムンクとルーベンスの梯子♪贅沢だわー
たらよろ
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