プーシキン美術館展・プレミアムナイト鑑賞 ～シャンパーニュと巡る風景画の旅は、本当にプレミアムでした。

2018/05/26 - 2018/05/26

珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、印象派を中心に65点の17世紀から20世紀の風景画がやってくるということで楽しみにしていたプーシキン美術館展。４月の初めにオンラインで前売り券を購入しました。HPを見ていくと、Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)のボトルとロゼ・シャンパンの写真とともにプレミアムナイト鑑賞の案内・・・「閉館後の展覧会をゆっくりと鑑賞後、シャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ」の試飲会を館内レストランでお楽しみいただきます」という夢のようなイベント、おまけに本イベントでは、特別に展示室内での写真撮影が可能ということではないですか。各１５０名で２回開催されるというこのイベント２月１０日受付開始しておりダメかと思いましたが、確認したところ5月２６日分はまだ空きがある様子。妹へ確認したところ、絶対行く！！ということで参加してきましたが、想像以上に最高のイベントでした。

エリア 上野・御徒町(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 新幹線

午前中の社内の土曜研修の講師終了後、そのまま上野へ。
２時に妹と待ち合わせ、上野精養軒へ。

上野精養軒 本店レストラン グルメ・レストラン

精養軒のカフェラン ランド―レ、２時過ぎという時間もあり、すぐに案内され、私は、季節のプレートランチ（2,580円）を選び、妹は、シャンシャンちゃん誕生１周年記念　パンダプレート（2,580円）を食べたかったようですが、30食限定で終了ということで同じものにしました。満足して落ち着いたところで、夕方（６時）のプレミアム鑑賞まで時間があるので、国立西洋美術館へ行くことにしました。

上野精養軒 本店レストラン グルメ・レストラン

明日（５月２７日）までのプラド美術館展。３カ月の開催期間中、結局３回来てしまいました。かなりの混雑ぶりで開催初日、空いている会場で見たのが嘘のようでした。

国立西洋美術館 美術館・博物館

ヴーヴ・クリコが目的でプーシキン美術館展・プレミアムナイト鑑賞へ参加する(笑)妹の為、常設展で印象派の絵画を中心に予習。ちなみに常設展の写真撮影は一部を除きOKです。

今回のプーシキン美術館展、4/28に既に１回見てきていますが、印象派の絵画だけでなくもう少し前の時代のクロード・ロラン、ユベール・ロベールやコロー、クールベなどの作品が出展されていますが、国立西洋美術館の常設展示にも彼らの作品は展示されています。
写真はユベール・ロベールの作品。

印象派の作品は、モネを中心に充実している国立西洋美術館。ゆっくり見たのは初めてという妹も楽しんだようです。
写真は、クロード・モネ（1887年）「舟遊び」。

早めに東京都美術館に入り（４時頃）、ミュージアムショップで買い物したり、カフェでお茶をしながら待ちました。

カフェ・アート グルメ・レストラン

18：00開場となりましたが鑑賞会のスケジュールはこんな感じでした。
18：30～学芸員によるミニレクチャー（モネ、セザンヌ）各10分
19：30～20：30レストラン・ミューズにてヴーヴ・クリコ試飲会
入口には撮影OKの案内表示がでています。4月14日(土)～7月8日(日)までのプーシキン美術館展で写真撮影がOKなのは、このプレミアムナイトだけのようなので貴重です。

東京都美術館 美術館・博物館

150名のうち半数以上は6時に来ていますので入場するとこんな感じになります。

1度下見に来ていますので(笑)、LBFから1Fへ移動しメインの印象派の絵画から見始めます。まだ、誰もいませんので貸し切り状態です。

今回の展覧会の中でのお気に入りに作品の1つ
ピエール= オーギュスト・ルノワール
「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」1876年
ルノワールの傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と同時期に描かれたものでモデルやモデルの着ている服装はほぼ一緒です。

ちなみにこちらがその「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」、平成28年のルノワール展（国立新美術館）で初来日しましたが、オルセー美術館の所蔵です。
※本作はプーシキン美術館展には展示されていません。

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらが、今回の目玉の1枚
クロード・モネ「草上の昼食」1866年です。
20代半ばでの若きモネが、マネの「草上の昼食」に刺激を受け着手した作品で、サロン出展の為に取り掛かった大作は、縦5メートル、横7メートルにもなります。ただし、その作品は完成せずまた湿気によって傷んでしまった為、左断片と中央断片を残し、すべて切り捨ててしまっています。プーシキン美術館所蔵のものはその習作で、幻の大作の全体像がわかる貴重なものです。

こちらは、平成26年の「オルセー美術館展　印象派の誕生」（国立新美術館）にも出展されていたその断片の「草上の昼食」。オルセー美術館の所蔵です。
※本作はプーシキン美術館展には展示されていません。

2人のフロアー貸し切り状態が続きます。モネの「白い睡蓮」1899年に見入っている妹。1人4,800円のチケット（妹の分も出しているので9,600円）ですが、現地、モスクワにいってもこんなシチュエーションは味わえないでしょうからプレミアムです。

シスレー、ピサロなどの印象派の絵画が続きます。

2Fに移動しますが、貸し切り状態は続きます。
ピエール・ボナール「夏、ダンス」1912 年
今年の秋（2018年9月～）は、「ピエール・ボナール展」（国立新美術館）もありますので楽しみです。

こちらも目玉の1枚
アンリ・ルソー「馬を襲うジャガー」1910 年です。

2Fは、セザンヌ、ピカソ、アンドレ・ドラン、ゴーガンなどの作品が展示されていました。

18：30から東京都美術館の美人学芸員大橋奈都子さんによる、モネの「草上の昼食」ミニレクチャーです。

2Fに移動してセザンヌの解説。大橋さんは本展覧会の図録の作品解説も執筆されています。

ミニレクチャー終了後、LBFへ移動しましたが、既に皆様（1F・2Fへ）移動されたようでまたもや貸し切り状態。ロココ時代のブーシェなどの作品が展示されていました。

LBFは、ユベール・ロベールやコロー、クールベなどの作品が続きます。

展示室から2Fレストランのミューズへ移動して、いよいよヴーヴ・クリコの試飲会です。

レストラン ミューズ グルメ・レストラン

フランスを代表するシャンパーニュ「ヴーヴ・クリコ」の試飲会ですが、今回はイエローラベルではなく、ローズラベル！！

2018年はヴーヴ・クリコ ロゼ シャンパーニュ 誕生200周年なのだそうです。美しいシャンパングラスが並んでいます・・・

ほどよく冷えてます、柔らかい泡が次々溢れてきます。
・・・至福の一杯です。

ヴーヴ・クリコのブランドアンバサダーのレオ・ジョコビク氏によるブランドの歴史など興味深いお話が聴けました。

軽食もでました。

試飲は1人2杯というご案内でしたが、美味しく頂いてグラスが空になると注ぎに来て頂き、結局〇杯づつ。プレミアム・ナイトを過ごすことができました。