名古屋で見る「至上の印象派展　ビュールレ･コレクション」名古屋城本丸御殿など

2018/09/01 - 2018/09/01

絵画史上、最強の美少女「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢（可愛いイレーヌ）」をはじめとするビュールレ・コレクションの全体像を日本で見れる最後の機会ということで、名古屋へ「至上の印象派展　ビュールレ･コレクション」を見に行ってきました。東京会場（国立新美術館）では2/24と4/28の２回見たのですが、今回は、名古屋市美術館の「閉館後の展示室内での特別鑑賞会」に参加。じっくり堪能してきました。
特別鑑賞会は17時からそれまで、市内の寺社、名古屋城、今年10月8日をもって閉館となる名古屋ボストン美術館などを巡りました。

エリア 名古屋(愛知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 私鉄 徒歩

名古屋まで隣県ですが、私の住んでいる静岡東部からだと新幹線でも２時間。一時期仕事で来る機会も多かったのですが久しぶりです。１１時到着、特別鑑賞会までは時間ありますので、まずは四間道を散策。

四間道 名所・史跡

名古屋城下を流れる堀川の西に位置し江戸時代の初め名古屋城築城とともにつくられた商人の町、四間道。石垣の上に建つ土蔵や町家が建ち並び、まったりと過ごせるお店がいくつかあります。その四間道にある浅間神社です。

浅間神社 寺・神社・教会

四間道浅間神社の御朱印。書置きをいただきました。

名古屋城に行くことにしましたが浅間町から歩きます。
名古屋市西区の富士浅間神社に参拝。

浅間町駅 駅

富士浅間神社の御朱印

名古屋城です。
10年をかけて復元した名古屋城本丸御殿がいよいよ今年の６月より公開されているということでやって来ました。

西南隅櫓と名古屋城天守閣
美しいですね。

名古屋城 名所・史跡

辰巳櫓ともいわれている東南隅櫓

名古屋城 名所・史跡

こちらが名古屋城本丸御殿。1615（慶長20）年に徳川家康の命によって建てられた、日本を代表する近世書院造の建造物で、天守閣と共に、城郭として国宝第一号に指定されていましたが、昭和20年の空襲により建物の全てを焼失。今回10年をかけて復元したものです。

名古屋城 名所・史跡

通称「虎の間」とも呼ばれた本丸御殿の正式な入り口である玄関。襖や壁は金地の障壁画「竹林豹虎図」が飾られています。

10年で総事業費約150億円をかけて復元された本丸御殿。見事な日本建築です。

慶長創建時には、最大かつ最高格式の殿舎だった表書院。

藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた対面所。
写真は上段之間の帳台構です。

1634年（寛永11年）の三代将軍家光の上洛に合わせ新築した上洛殿。
一之間です。室内は狩野派の手による襖絵や絢爛豪華な彫刻欄間、飾り金具等で彩られています。

上洛殿の上段之間。
天井板絵も見事です。

素晴らしい絢爛豪華な欄間

上洛殿の釘隠し。細やかな細工の飾り金具です。

上級家臣たちの控え場所であったとされている「梅之間」。

名古屋城天守閣です。

名古屋城 名所・史跡

名古屋城の御朱印(登閣記念印)です。最近できたようです。
以前は、「松本城」「鶴ヶ城（会津若松城）」ぐらいだった城の御朱印ですが、ここ2～３年でかなり増えています（先日も浜松城で頂きました）。
いずれお城の御朱印(登閣記念印)で纏める予定です。

続いて名古屋東照宮に参拝。那古野神社と隣接しています。

名古屋東照宮 寺・神社・教会

「名古屋東照宮」と「福神社」の見開き二社の御朱印を頂きました。６００円でした。

名古屋東照宮 寺・神社・教会

丸の内から地下鉄に乗って金山で降ります。
アメリカのボストン美術館の姉妹館である名古屋ボストン美術館。１９９９年開館しましたが、今年10月8日をもって閉館となるそうです。

名古屋ボストン美術館 美術館・博物館

最終展覧会となる「ハピネス ～明日の幸せを求めて」を見ました。
ボストン美術館の所蔵作品から、古今東西の人間が求めてきた「幸せ（ハピネス） 」をテーマにした展示でした。

名古屋ボストン美術館 美術館・博物館

まだ時間があったので大須商店街を１時間あまり散策。

大須商店街にある派手なお寺万松寺に参拝しました。
織田信秀(織田信長の父)が、 織田家の菩提寺として建立した寺ですが、信秀の葬儀の際に信長が位牌に抹香を投げつけた舞台となった寺としての方が有名。

万松寺(萬松寺) 寺・神社・教会

万松寺の御朱印。こちらを含め全６種類の御朱印と特別な御朱印がいくつかありました。

大須からそのまま歩いて白川公園内の名古屋市美術館へ。
東京、九州を経て最後の名古屋で開催されている「至上の印象派展　ビュールレ･コレクション」です。

改修工事のため休館中の愛知県美術館へは何回か来たことがありますが、こちらは初めてとなります。

名古屋市美術館 美術館・博物館

名画の夕べは、深谷副館長による、2階講堂での30分の全体解説のあと、たっぷり１時間半作品解説と自由鑑賞。人数限定でありじっくり堪能できました。

本展覧会で唯一写真撮影OKのクロード・モネ『睡蓮の池、緑の反映』（1920／1926年頃）です。
現在、ビュールレ・コレクション展示の為、チューリッヒ美術館増設工事中とのこと、次はスイスで再会するのを楽しみにします。