2018/01/11 - 2018/01/11
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motogenさん
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「頂上まで登る訳ではないから、そんなには大変ではなかったよ・・」
昨日ミーソン遺跡で一緒になったご夫婦からは、こんなアドバイスを頂いていました。
でも石段はきつく、体力のない女房は這うようにして、やっと一息できる場所にたどり着きました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
-
でもここは、まだ途中のようで、展望台もなければ洞窟も見えません。
ここからどこに進めば良いのやら・・? -
とりあえず庭園を巡回していると、
五行山 山・渓谷
-
高台の上に展望台らしきものがありました。
地形は複雑で、石段と坂道ばかりです。 -
その展望台まで登って行くと、
-
パッと目の前が開けました。
「あれがバスに乗って来た道路だよ・・」
「あそこがバスから降りた場所だね・・」
「それが歩いて来た道だ・・」 -
五行山は大理石でできた五つの聖山で、火の山・水の山・木の山・金の山・土の山があると聞いていて、私たちがいるこの山は、その中で最大の水の山(トゥイーソン)です。
向こうに見えるのは何という山なんだろう?
大理石の巨岩が立ち並んでいます。
この素晴らしさは、とてもじゃなんが静止画には納まらないと、動画でも撮影してみました。
ご覧ください。
https://youtu.be/aPgrkk33lok -
庭園の中にお寺があったので、
-
その中を覗いてみると、
-
大理石でできたたくさんの像があって、
-
信者たちがお祈りしています。
こんな姿に接すると、天邪鬼な私の心も素直になります。 -
でも私の一番の感心は、洞窟と絶景ポイントにあって、それはどこかと探し回ります。
-
岩山の間隙を進んで行くと、岩壁にぽっかりと穴が開いていました。
これが噂の洞窟のようです。 -
その洞窟の入口まで這い上がります。
-
洞窟の中はちょっとした広間になっていました。
奥の方に、頭上からの陽光が降り注いでいる場所があります。
その陽光に向かって、石段というのか、スロープというのか、岩を積み上げた踏み台と言ったら良いのか、そんな登り通路があるのです。 -
女房が登れるような通路ではありません。
「ここで待ってなよ。様子を見て来るから・・・」
と一人で偵察に行きます。 -
周りの人の真似をして登りますが、これはまるでボルダリングです。
下を見た途端、体が硬直して動けなくなってしまいました。
引き返すこともできません。
ここは一方通行でもあるのです。 -
「ああ、どうしよう」
と気が遠くなっているところに、下からやってくる人が助けてくれて、 -
どうにか日の目を見ることができました。
「やった~!!」と叫びたい気持ちです。
大満足。
障害が大きけれ大きいほど、それだけの満足感を感じるものです。 -
そしてそのご褒美は、素敵な素敵な眺望でした。
南シナ海の荒々しい波頭が見えます。
下で待っている女房のことは心配ですが、それを忘れてじっくりと眺め続けます。 -
ここは頂上近くのようです。
次々と登って来る人たちで、押し合いへし合い状態となり、転落しないように気をつかいます。 -
頂点に立って北を眺めれば、彼方に高層ビルが見えました。
ダナンです。
明日は移動する予定のダナンです。 -
展望台からの戻るルートは東回りで、複雑な岩道を下って行くと、
-
なんと、先ほどやって来た場所に出てしまいました。
洞窟の入口はこのすぐ先です。 -
女房と再会できました。
ボルダリングの冒険話をしながら、次の場所に移動します。
順路は複雑ですが、とにかく歩いていくと、 -
坂道を下った場所に、
-
多重の塔が現れました。
下半分が見えないので、何重なのかは分かりませんが、山の下で見た塔のようです。
この塔だけは見ておこうと、 -
さらに下って行くと、寺院があって、
-
観光客で賑わっています。
聞こえてくるのはハングルと中国語ばかりで、そのあまりの元気さに、私たちの気持ちは折れそうです。
日本はどうなってしまったのでしょう。
動画もあります。
https://youtu.be/uSUslOYsYWs
-
塔に続く道が見つかりました。
-
塔の真下に来てじっくり観察しますが、塔は塔で、塔以外のものではありません。
山の下から見ると迫力があり、魅力もあったのですが、目の前で正体が分ってしまうと、こんなものです。
知ったら終わりということでしょうか。 -
それよりも大発見は、塔の先にチケット売り場があったことで、
-
それはエレベーターのチケットということでした。
この山にはエレベーターがあったのです。 -
ここからの気色も素晴らしく、
-
南シナ海と、私たちが2日前にバスで走った、ホイアンに続く道路が見えます。
先ほど洞窟の上で見た気色ですが、今は二人で見ることができます。
-
そして真下には、大理石の置き物店が並んでいる私たちが歩いて来た道です。
水平線は雄大な円弧を描いています。
あのずっとずっと先にはカンボジアがあります。 -
そんな気色にお別れして、エレベータで下に降ります。
最初にエレベータを見つけていたら、苦労せずに登れたのに・・と思う反面、
いや、苦労して良かったのだ、楽に登ってしまえば、印象の薄い山になってしまっただろう・・とも思うのでした。
エレベータは私たち二人だけを乗せて、静かに降下していきます。
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冬服が手放せないハノイ・フエ・ホイアン・ダナン
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この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2018/02/26 07:42:13
- 仰るとおり、苦労が実るからこそ旅は新鮮!
- 日本人観光客の主流は安心安全快適を旨としてますから都市部やホテルライフ、超有名観光地へのチャーターツアーが半島や大陸と一線を画しているかもね(^O^)
- motogenさん からの返信 2018/02/26 08:01:18
- RE: 仰るとおり、苦労が実るからこそ旅は新鮮!
- ありがとうございます。
その通りですね。
過去にはグループ旅行や親睦旅行が多く、自分で計画したわけでなく、観光バスやチャーター車に連れて行ってもらう旅行ばかりでした。
自分の決断や意思がほとんど入らず、バスの中では飲み食いに終始し、今振り返れば、どこに行ったか、何をしたのか、どんな経路をたどったのか、ほとんど記憶にありません。
ただ一つ、現地で自転車を乗り回して街中巡りをしたことがあって、それだけは印象に残っています。
旅は自分の足で・・ということを知った旅でした。
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