「クレラー・ミュラー美術館」を午前11時過ぎに出発した後は2時間30分くらいでデュッセルドルフに到着の予定でした。そして夕方までの2時間強の自由行動があり空港へ向かう予定です。どころが大雪でバスはゆっくりしか走れず、アウトバーンは大渋滞になりました。バスの車内は重苦しい空気が流れます。2時間ほど過ぎたところでトイレ休憩になりました。表はもう吹雪のようです。マーケット巡りも重要ですが、飛行機は飛ぶのだろうか心配になります。午後3時の時点でデュセルドルフ空港は一時閉鎖となり、乗って帰る便はブリュッセルに降りたという情報も入ってきます。結果4時間くらいかかってデュッセルドルフに到着したので自由時間は40分しかありません。地図を頭に入れておいたので一目散に「ハイネマン」というお菓子屋さんへ直行します。必要な買い物をした後は戻りがてらにスケートリンクのあるマーケットでグリューワインを飲み、もう1つのマーケットで焼きソーセージを頬張って、デュッセルドルフのマーケット巡りとともに今年のクリスマスマーケット巡りは終わりました。さあ、来年はもう一度ドイツのマーケット巡りに戻ろうかな。

ドイツ・ベルギー・オランダ3か国のクリスマスマーケット巡り（14）大雪のデュッセルドルフで最後のクリスマスマーケットを楽しみ空港へ向かう。

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2017/12/10 - 2017/12/10

109位(同エリア406件中)

エリア

デュッセルドルフ(ドイツ)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

グルメ: 4.5

ショッピング: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 観光バス徒歩

航空会社: ANA

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

「クレラー・ミュラー美術館」を出ると雪がさらに強くなってきました。
最初のうちは冬景色を楽しむ余裕もありましたが、デュッセルドルフの到着時間が遅れそうになってくると落ち着かなくなります。
バスも雪のせいで午前中のスピードでは走れません。
本当はもう到着しても良い時間ですが、2時間過ぎたところでトイレ休憩がありました。余計に時間が遅れますがドライバーさんの休憩も必要です。
おちゃらけていられたのもこの辺りまでです。
まずはトイレへ急ぎましょう。
どこも0.5ユーロの有料ですが、買い物時に割引されるチケットが出てきます。
オランダのドライブインは初めてでしたが、お国柄なのかシンプルなインテリアです。
どんどん雪が強くなってきます。
この後デュッセルドルフの空港が一時閉鎖になったと知ります。
慌てても仕方ないので買ってきたジュースを飲みます。吹雪の中「カプリの太陽」という名前のチェリージュースなんて。
到着時間が遅れてデュッセルドルフの観光の時間がどんどん減っていきます。バスの中は重苦しい空気が流れ始めます。
添乗員さんによるとこんな時に関東と関西で物事の考え方が違うそうです。関東の人は仕事の心配をするそうですが、関西の人は「まあええやん。」となるそうです。
クリスマスマーケットの見学時間が無くなるならデュッセルドルフに1泊しても良いなと考え始めます。そうすればじっくり夜のマーケットを楽しめます。
車窓には事故車の姿が多く見られました。
そして渋滞が続きます。
ようやくデュッセルドルフの看板が見えてきました。
こんな感じなので走れないこともなさそうなのですが。
2時間遅れでようやくデュッセルドルフに到着です。
ライン川と久しぶりの再会です。オーバーカッセラ橋が見えたので大体の位置が分かります。
この広告塔には名前があってリトファスゾイレというそうです。ベルリンの印刷業者のエルンスト・リトファス氏が発明したそうです。発明者を讃えてリトファスと付けられたんですね。ゾイレはドイツ語てで柱や等を意味するそうです。現在ドイツには50,000基以上のリストファスゾイレが設置されているそうです。
「ハインリヒ・ハイネ広場」の「天使のクリスマス」が見えます。
通りの反対側の「ガレリア・カウフホフ」という老舗百貨店の前でバスを降りました。自由時間はあまりの40分！2時間遅れが痛いですが、全く見学できないよりはましです。
降りた前のウインドウはシュタイフのぬいぐるみで埋め尽くされています。見ないわけにはいきません。
ミュンヘンのカウフホフでも毎年ウインドウはシュタイフですね。
ぬいぐるみが置かれているだけでなく動くジオラマになっているので目が留まってしまいます。
基本的には毎年同じものが並ぶのでしょうね。
大人になってぬいぐるみなんてと思いますが、意外に買ってしまうものでルフトハンザのペアのベアーも買ってしまいました。タグを取らないで置おいたら当時4歳の姪が取ろうとするので「ダメ！」と言ったら最初は我慢していたのですが、遅れて現れたママの顔を見るなり「おじちゃんが。おじちゃんが。」とボロボロ涙を流して…。いい大人が子供に自慢などしたらだめですね。
「ガレリア・カウフホフ」の中に入っている時間はありません。
足元の悪い道を先を急ぎます。
テオドール・ケルナー通りを東に進みます。
デュッセルドルフではいくつかの広場でそれぞれのテーマに沿ったクリスマスマーケットが開催されています。調べたところ8か所くらいに分かれています。本当は全部歩くつもりでしたが、せいぜい2か所しか見ることが出来なさそうです。
目指すショッピングセンターが見つかりました。でもこれは目印です。
でも美しく装飾が施されとてもきれいでした。
目的地は1932年創業の「ハイネマン」のケー・パッサージュ店です。
ハイネマンはデュッセルドルフ市内にいくつか支店がありますが、中でも品揃えが抜群なのがこの店のようです。
2階はレストランカフェになっているので、朝食やランチ、軽食やケーキなどを食べることができます。どれもおいしそうでしたがゆっくりしている時間はありません。
シュトーレンが並んでいます。おばさんに２種類ある違いを聞いたらマジパン入りと無しだということです。「どっちがおいしいの？」と聞いてみると「もちろんマジパン入りよ。」というの1つ買う事にします。今まで食べた中ではミュンヘンのダルマイヤーが最高でした。
ハイネマンの一番の名物といえばシャンパントリュフで、デュッセルドルフに訪れた多くの人がこのトリュフを買っていると思います。チョコレート愛好家クラブ「Club des Croqueurs de Chocolat du Japon」で世界一のトリュフと認定されたことがあるというシールも貼ってありました。
デュッセルドルフでの最優先のミッションが終了したので満足なのか、2階のカフェでトイレを借りられたからなのか…。
シャンパントリフを1つ余分に買い、初日のケルンでスリの被害にあった若いカップルにプレゼントしました。最後に何かいいことがあればいい思い出になるでしょう。
さあ集合場所に向かって歩きます。というか道は溶けた雪で歩きにくいです。
「シャドウ広場」の北には450平米のアイススケートリンクが設置されていて、無料でスケートを楽しむことができます。まわりには山小屋風の屋台が並び、とろとろチーズのラクレットや直火焼きサーモンなど人気グルメもいっぱいありますが…。
ここでしばらく休憩したい気分です。
たくさんの人がスケートを楽しんでいます。
せめて1杯のグリューワインをいただきましょう。
体が温まります。スペキュロスもおまけにいただきました。
今度はこんなホテルに泊まってマーケットを制覇すると誓います。
ハインリヒ・ハイネ広場の「天使のクリスマス」にも少し寄ってみます。
旧市街の入口にあるハインリヒ・ハイネ広場で開かれるのは、天使が乗った屋台が並ぶユーゲントシュティール（アールヌーヴォー）風の「天使のクリスマス」。ここは老舗デパートのカーシュハウス前という立地のせいか、アクセサリーやおしゃれ雑貨を売る屋台が並びます。フード屋台はお馴染みの焼きソーセージやグリューワイン。一番手前のソーセージ屋に飛び込みます。
3オイロのソーセージをひとつづつ。これおいしかった～。
何とか40分でこれだけこなせたのは事前に地図にクリスマスマーケットやハイネマンの位置を書き込んでおいたからだと思います。ハイネマンを探して見つけられなかった方もいらっしゃいましたから。ここから空港までほんの15分くらいでした。大雪で閉鎖になっていた空港も再開され、ブリュッセルに降りていたANAの便も遅れながらデュッセルドルフに到着しました。結果30分遅れで出発することが出来ました。さあ、来年は原点回帰でドイツのマーケットツアーを探しましょう。