ドイツ・ベルギー・オランダ3か国のクリスマスマーケット巡り（1）デュッセルドルフの往きはよいよい帰りは空港閉鎖に搭乗機はブリュッセル？

2017/12/06 - 2017/12/11

一昨年のミュンヘンをベースにしたドイツとオーストリアのクリスマスマーケット巡りがあまりに楽しく、昨年はザグレブからリュブリャーナ、オーストリアのグラーツからザルツブルグとインスブルック、ブレンナー峠を越えてイタリアのメラーノとボルツァーノ、ベローナからベルガモのマーケットを巡りました。今年はベルギーとオランダのマーケット巡りを考えていました。当初トラピックスのツアーを考えていましたが、HISのツアーではアムステルダム郊外の「クレラー・ミュラー美術館」が含まれているのでこちらに決めました。一昨年の5月にベルギーとオランダの美術館を3週間ほどで巡りましたが、最後に時間が無くて行くことが叶わなかったところです。HISは航空券の手配はお願いしたことはありますが、ツアーに参加するのは初めてでした。航空券の手配には実績があるのか、申込時に並び席が指定出来たり安心できることも多かったですが、実際のツアーの内容としては現地ガイドさんの有無などの点でクラブツーリズムやトラピックスとの差は感じました。添乗員さんが何でもこなさないとならない分少し気の毒な印象を受けました。まずは成田空港からデュッセルドルフ往復のANAの機内の様子から旅は始まります。

エリア デュッセルドルフ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今回のクリスマスマーケット巡りのツアーはANAでデュッセルドルフ往復になります。ちなみにこのツアーでは往路が3,723マイル、復路が2,233マイル加算されました。2人で12,000マイル近いマイル加算は嬉しいです。

機体はANAですがルフトハンザとのコードシェア便のようです。免税店でも買い物も無いので早めに搭乗口で時間をつぶします。

機体はボーイング787でした。

お揃いの帽子は一昨年のクリスマスマーケットで行ったレーゲンスベルグのフート・ケーニッヒで買ったものです。「アリス・イン・ワンダーランド」でマッド・ハッター（ジョニー・デップ）が被っている帽子を造ったお店の物です。コートも同じブランドで揃えました。

ほぼ定時に搭乗が始まりました。

11月にロシアの旅を終えてちょうど1カ月でまたヨーロッパです。今年は後半に旅行が集中しました。

デュッセルドルフまで12時間10分のフライトです。

この日は天気も良く、雲も少なかったので景色が見渡せます。

座席は一番後ろの窓側にしていました。前回のアエロフロートも同じでしたが、後ろを気にせず座席のリクライニングが出来るので好きな席です。

アエロフロートは佐渡島上空からロシア領空を飛びましたがＡＮＡは真っすぐ北海道に向かって飛行します。雲間から下北半島の一部が見えました。

ここでドリンクサービスが始まりました。日本のビールはエビス以外は各社揃っていました。

北海道に差し掛かりました。北の大地はもう真っ白です。

札幌に住む弟が働く農業試験場はどの辺りなのか探してみても分かりませんね。

札幌を越えた辺りから左にルートを変えてロシア上空に入ります。

ようやくお昼御飯です。12月のメニューはヘルシーサラダ（パストラミポークとイタリアンパセリ）と中巻と枝豆と春雨サラダにミックスサラダ。そしてオリジナルチキンカレーです。

これは美味しかったです。一時は匂いの問題で機内食では出なかったカレーですが、味は本格的でも匂いが出ない工夫がされているのでしょうか。

もう1つは牛すき焼き丼でした。こちらは人気があるようで途中から待たされることになります。そしてCAさんが席を回って「カレーに変えていただけませんか？」ってこの世の終わりのような困り果てた顔をされます。散々待たせて変えてくださいって…。海外の航空会社みたいにドライに「これしかありません。」と言った方が結果的には良いサービスだと思えます。

窓の外にはシベリアらしい景色が続いています。

ハーゲンダッツアイスクリームは食事の途中で配られるので置く場所に困りますが、ちょうど良いころ合いに溶けるので良いと言えばよいのですが。

食事が終わると明かりが消され、窓のブラインドも青く変わっていきます。

映画をいくつか観て表を見ると翼の下に満月に近い明るい月が見えます。この2日前がスーパームーンと呼ばれる大きな満月だったので、機上からも大きく見ることが出来たのでしょう。

ユーラシア大陸のかなり北の方を飛ぶので、帰りの夜間飛行では左側の座席だったらオーロラが見えるかなと思いましたが帰国便も同じ席でした。先月旅したサンクトペテルブルグ近くを飛行するルートでドイツに向かいます。

空が赤く染まり雲の中の月がきれいでした。

途中2回くらい飛行機とすれ違いました。

着陸前に2回目のご飯が出ました。ヨーグルトとフルーツと軽いメニューです。

メインは白身魚の照り焼きで、幕の内弁当の一部といった感じです。晩御飯にはちょっと物足りないものを感じます。和食には「一ノ蔵　特別純米酒　辛口」をお願いして持ってきてもらいます。事前のＨＰでは小瓶でサービスされるのかなと思っていましたが720mlの瓶から注いでくれます。

こちらはイングリッシュマフィン＆オムレツとラタトゥイユ添えで、こちらの方が美味しかったです。

ANAなので「茅乃舎」の野菜スープもいただきます。

今回のクリスマスマーケット巡りはデュッセルドルフからケルンまで移動して1泊、アーヘンとオランダのファンケンベルグとマーストリヒト、ベルギーに入ってブリュッセルで2泊、翌日はブリュージュにも行きます。４日目はアントワープ経由でアムステルダム泊、最終日はクレラ・ミュラー美術館に寄ってデュッセルドルフに戻ります。

ベタッとした雲が空一面を覆っています。

これでしばらく青い空とお別れかなと思いましたが、実際はそんなに悪い天気ではありませんでした。

デュッセルドルフに到着です。景色の中に雪は全く見えませんが５日後には大変なことになりました。

初めて降りるデュッセルドルフ空港です。ANAの便は2014年から就航しています。日本企業は540社を超え「日本人街」まであるそうです。機内にはビジネスマン風の方が多く見られました。ここからクリスマスマーケット巡りは次の旅行記にします。

そして5日後のデュッセルドルフ空港です。午後5時ですが大雪のために昼から空港が閉鎖になっていたようです。成田からの便はブリュッセルに降りたという情報がツアーバスの中に飛び交いました。添乗員さんは会社の指示を仰いだり…。飛行機が飛ばなければデュッセルドルフで1泊して、クリスマスマーケットがゆっくり見られるな、なんて不謹慎なことを考えましたが。

午後8時の便ですが午後5時にチェックインします。空港のANAのドイツ人の職員の方が流暢な日本語を話すのにびっくりしました。それだけ日本の会社も多く日本人が多いという事でしょう。ANAのゴールドカードを持っているのでチェックインだけはビジネスカウンターで出来ました。

日系の便はエコノミーでも23キロ2個預けられるので助かります。今回のマーケット巡りでは大きなものを買わなかったので、預け入れの荷物は2人で3個で済みました。

ここの空港は国内線の奥に国際線への出国手続きカウンターがあります。カウンター越しに先を見てもお店がなさそうなので、出国手続き前に軽く食事することにしました。空港閉鎖でブリュッセルに降りていた帰国便も到着するようですが多少遅れるようです。

出国手続きを遅くしたのは正解で、出国カウンターの先には小さなカフェ程度しかありません。

混雑はしていますが、最後にドイツビールで乾杯です。

ミュンヘンのツム・フランツィスカーナというレストランで朝食に白ソーセージ（ヴァイスヴルスト）を食べた時に飲んだフランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビアです。

そしてcurry wurst。カレーソーセージとフライドポテトの盛り合わせです。これがピリ辛で美味しい。

ビールが5.6オイロでカレーソーセージが9.5オイロと空港にしてはお手頃値段です。

ブリュッセルから我々の乗る帰国便が到着しました。

成田行きの便は30分遅れで出発するようです。

空港が一時閉鎖だったり機体がブリュッセルに行ってしまったりでしたが、日本の航空会社だとこんな時安心ですね。

お疲れさまといった気持で機体を眺めます。午後8時出発が30分遅れでしたがもう少し遅れたようです。座席についてシートベルトを締めた後は記憶がありません。かなりの乱気流で揺れましたがそれよりも眠かったです。

落ち着いたところで食事前のビールをいただきました。

食事のメニューが事前に配られるのも良いですね。どちらにしようか悩むのも楽しいです。

座席灯をつけても料理に明かりが当たらないって…。

白身魚と海老の唐揚げ野菜餡かけ。

金平牛蒡と鳥の唐揚げと胡瓜の漬物。

バジル風味のペンネとセミドライのチェリートマト。

ミックスリーフのサラダ。

妻はビーフと野菜カレーを選択。

デザートはストロベリーソースのかかったバニラアイスクリームでした。

食後はまた記憶が無くなるほど5時間くらい寝てしまいました。帰国便も一番後の席だったので気兼ねなくリクライニング出来ます。

ボーイング787の窓はエレクトロクロミック材料を用いた航空機用電子カーテンシステムで、プルシアンブルーがきれいです。

帰国時は北海道上空は通らずに成田に向かいます。

デュッセルドルフからの飛行ルート。

日本海に差し掛かると最後の食事になります。

またメニューが配られます。最後尾なのでサービスも最後です。

座席のシートの並びが3-3-3というのはどうなのでしょうか。2-4-2よりは1席多くなりますが3人の旅行者って少ないと思うのですが。

浅蜊と木耳のお粥を選びました。

以前入院した時の食事を思い出します。CAさんに塩をいただいて少しかけるととても美味しくなりました。

でもこちらのスクランブルエッグベネディクト風の方がお薦めです。

日本海に入りました。しかし「日本海」の表示が小さい。「ソチョソン湾」より小さいってどうなのかと思いました。これは英語表記でも同じでした。

日本海上空の景色を眺めながらの朝ごはんです。

機内では寝起きですが、日本の時間ではもう昼過ぎです。

遠くに富士山が霞んでいます。

やっぱり富士山って綺麗ですね。

かなり下を飛行機が飛んでいます。

筑波山だと思います。50年近く前に家族で登ったのを思い出します。

成田空港到着です。沖止めというアナウンスが入ります。こういう時最後尾の席ってどうなのでしょう。

30分ほど遅れて成田空港に到着しました。同じツアーの方には関西や九州に帰られる方が多かったので皆さん乗り継ぎを心配されていました。

３年連続のクリスマスマーケット巡りは無事に終わりました。次の予定は溜まったマイルを使ってバルセロナinマドリッドoutでスペインを旅する予定です。スターアライアンスで予約したら成田ーデュッセルドルフーフランクフルトーバルセロナというルートになってしまいました。来年のＧＷ前にまた同じルートに乗ることになります。その前にどこかに行きたいなと考えているのですが…。