ＧＷ　富士山を仰ぐ鐘山苑

2017/05/01 - 2017/05/02

　一度泊まってみたかった、噂の高リピート率「鐘山苑」
以前申し込んでみたものの、満室御礼で×。　今回再びトライしました。
新緑が目に眩しい５月、どんな富士が見れるのか・・・

エリア 富士吉田(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

家を午前7時出発、目指せ鐘山苑！
と、その前に三島にある「三島大吊橋　ＳＫＹＷＡＬＫ」へ
寄りました。

全長400m、70.6mの高さの日本一長い吊橋は、お天気が良ければ富士山が
クッキリと見える・・はずなのですが、残念ながらこの日は
曇っていて見えませんでした。

入場料金　大人￥1000

歩く部分はしっかりしていて、車いす同士がすれ違いも可。
揺れは感じますが、恐いほどではありませんね。

吊橋から見た下の景色。　新緑がきれいです。

遠くは駿河湾を見ることが出来ます。

吊橋を渡り切った所には、展望デッキがあり。
食べ物・お土産を販売しているテントも。

個人的感想ですが、歩く部分はしっかりし過ぎていて面白みは
少ないですね。　例えば下が見える透明ガラスの上を歩くなら
スリル満点で話題になるでしょう。　現状でこの入場料金は高
いと感じました。


全てでなくとも、部分的にそういう所があっても良いのでは。
構造上、無理なのかな？

Ｐ横には食べ物やさんやお土産ものやさんがあります。
また上の方には、スカイショップも。

並んでソフトクリームを買いましたが、乳脂肪が高く
美味しかったですよ。

ソフトクリームの長蛇の列。　何をするにも並ぶこと必須。

スカイウォークを後に丁度お昼になったので、忍野村にある
蕎麦処「天祥庵」へ。　急遽ネット検索でヒットしたお店で
すが、Ｐはいっぱい。　さて、どんなところかな。

店内は中々趣ある建物で、年代を感じさせます。

お客さんは所狭しといっぱい。　カウンター席にしました。

わたしが頼んだ、つけとろろ蕎麦。
蕎麦は更科細麺。　とろろは濃い～
蕎麦の良い香りがして、とても美味しいんです。　こりゃ人気なはず。
ごちそう様でした～

天祥庵より走ること数分、周りは田んぼ？ロケーションに
鐘山苑はありました。　正直、外観はやや時代を感じさせるもので
内心〝えっ、大丈夫かな‥″

玄関。　いざ行かん！

わたしたちが泊まった、ゆらく山彦亭は手前の低い建物です。

ロビー。　正面には太鼓ショーに使う太鼓が置いてあります。

フロント。　仲居さんがテキパキと対応。

ステージ横のロビーはこんな感じ。;

フロント・ロビーのある２Ｆより階段を下り、ゆらく山彦亭の
建物へ行きます。

階段横には沢山の観光パンフレットなどズラーリ。

今日のお部屋「野楽の間　124号室」

お部屋へ入った所。　右はトイレ。

１２畳の和室。

お部屋に通され、仲居さんより説明を受けた際の見取り図？
口頭のみでの説明よりよくわかりました。

この宿には小さな、でも痒いところに手が届く感が沢山あります。

心遣いその１．荷物、特にキャリーを置く板の間。
こ　
宿によっては仲居さんが、畳の上に直接汚れたキャリーを置いて
くれることもあり、こちらが気になってしまいます。

１２畳の間から奥の書斎（掘りごたつの部屋）そして露天風呂へと
続きます。

心遣い２．　ここにも小型ＴＶがある。

床の間。

心遣いその３．結構大き目のジュエリーボックス

指輪・ピアスなど、失くしてしまいそうな小さなものはこれ便利。

金庫はクローゼットの下にあります。

書斎には冷蔵庫・お茶等のセットが。

心遣いその４．下の冷蔵庫は有料の飲み物が入っています。
そして上の段にも冷蔵庫があり、これは空。　自販などで買ったものを
冷やすことが出来ますね。

心遣いその５．座ることの苦手な人用？椅子。
今は椅子の方が便利なことも多いですもんね。

書斎右から洗面所に入ります。

アメニティー各種。

バスタオル＆バスローブ。

バスタオルは各お風呂には用意してあるので、持参の必要は
ないので、これは露天風呂専用ですね。

洗面所から露天風呂を見る。

心遣いその６．洗面所と露天風呂の間に洗い場アリ。

そして朝など、ホワ～ンと温かさを感じます。　よく露天風呂には
横に洗い場がありますが、寒い季節は使い辛いですよね。
その点、個室のこの洗い場は親切で有難い。

結構広い露天風呂。　庭が見渡せます。ちなみに３度入りました～
ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

露天風呂から見る小庭園。

トイレ。

お部屋で出されたお茶で一服後、まずは混まない内にひと風呂。
お部屋のキーは２つあるので、主人とは別行動。
庭園内にある茶室でお抹茶のサービスがあるので、１５時待ち
合わせ。

ここは一番広い大浴場「赤富士」
早い時間なので、数人の先客でした。

脱衣所。

大きな宿なので、どこもワイド。

半個室の洗面所は三面鏡。　こんなものまであるのかぁ・・

バスタオルは豊富。　これ、ポイント高い。
お風呂を使う度、お部屋から持参は面倒ですから。

心遣いその７．濡れたタオルを入れるビニール袋。

お風呂用の袋は用意されているのですが、これがあるととても便利。

飲泉も出来ますよ。

スパ。

廊下のあちらこちらに、一休み出来る所があります。

１５時になったので、茶室へ行くことに。
長ーい廊下を下って、外のお茶室へ続きます。　屋根があるので
雨でもＯＫ。

外へ出ました。

茶室　清流庵。

お土産ものコーナー。

庵内は左右のお部屋に分かれ、左はテーブル式。
好きな方を選べます。　主人は正座が出来ない人なのでこちらを。

右は畳に緋毛氈がきれいです。

茶室からの眺め。

庭園から茶室を見る。
美しく手入れされた庭園は、散策していても気分がいい。

橋に出ました。

この橋から見る渓流の景色、最高！
もう「きれい！すごい！」の連発で散策します。

川は桂川と言います。

新緑が映えて清々しさ満喫。　紅葉の時期にまた訪れたくなりますねぇ。

流れは結構きつく、力強い。

驚いたのは立派なチャペル発見！
こちらで結婚式をして、一泊もいいなー♪

こもれび庵では、甘酒を振る舞いがありますよ。

こちらで甘酒をいただきます。

庭園内２ヶ所にあるお休み処、その１。

庭園はなんと25000坪の広さ。　庭と言うより山歩きをしているよう。
兎に角、素敵過ぎぃ～～

お休み処その２。

足湯。

プールは深・浅、両方あります。　夏に孫たちと来たいな。

ラウンジ。

富士山の見える場所。

お土産処。　広い、衣類も多い・・

夜食処。

夕食はオープンキッチンダイニング「四季ダイニング美厨（みくりや）」で。

テーブル間が広いので、隣人は気になりませんね。

献立。　

こちらのメニューは、宿でよくある天ぷら・お刺身・・とは
少し感じが違って、量より質のようと言うか。
お味はどれも美味しかったですし、量的にも十分なものでした。

旬皿。

御椀。

御造里。

焼物。

煮物。

鍋物。

恵みの膳。

デザート。

こちらの宿一番の自慢は、展望露天風呂「富士山」からの
富士の姿。　

こちらは月替わりで、朝方・夕方の利用となります。
今月は男性が14時半～18時半、女性が5時10分～9時半

小雨模様の夕方、富士山を見ることを楽しみにしていた主人。
ガッカリしていましたが、何とか遅い時間にバッチリ見るこ
とが出来、大満足。

天候で見れない場合もありますから、このシステムはちょっと
ね・・・

寒い時期を考えての湯あみ着が、用意されています。

これです！！　三段構えになっている露天風呂は最上段から見る
富士山。　さえぎるものが無いので、本当に素晴らしい。
まるでこの宿のためのもの！？と思わせる位です。

でもね、お湯の温度が43度～44度と高い。　熱くて長くは入って
おれませーん^_^;　　ちなみに5時に行ってみたら、一番でした。

露天風呂に次いで、６時からの元湯大浴場へ。

「大滝岩風呂」

翌朝の朝食は7時20分から。　ＧＦの「ハーモニーホール」で。
ドアの向うはいきなり洋風の待合出現。

シティホテルの一室みたい。　お腹を空かせて待つ主人。
グゥ～

ホール内。　こちらサラダ＆飲み物はブッフェです。

窓際のテーブルはやや狭いので、焼物皿等は縦で失礼。
朝から沢山の品で、お腹いっぱい。

お客さんのお見送りのためのスタッフ。
若い方が多いですね。

こちらのスタッフは出勤中でも、にこやかに挨拶をしてくれて
とても感じ良く、教育がきちんとされているんだなぁ、と感心
しました。

堪能した宿を後に、箱根へ向かいます。
お天気は晴天、いい気持ち♪　1時間20分位の距離です。

箱根神社はＰにも止められ良かった。
箱根は数回訪れていますが、こちらは初めて。

本殿までは結構な石段です。　ふぅ～

上からの眺め。

そうそう、この鳥居よ。

寄木細工のお店では、記念にピアスを購入。

2週間後に訪れる予定の湯本を下調べに。
しかし流石ＧＷ、Ｐはどこも満車。　仕方ないので湯本富士屋ホテルで
お茶をして、駐車させてもらうことにしました。

わたしのチョコパフェ小。

定番、湖の観光船。

お天気にもどうにか恵まれ、爽やかな季節の旅となりました。
近年、観光より宿で過ごす時間を目的とする旅がメインとなっています。

今回の鐘山苑は特に、14時チェックインとしたのは正解でした。
温泉、そして何より広い庭園散策を楽しまなくては勿体ない。
お風呂・食事・お部屋・スタッフ、そして多くの心遣いは、どこよりも
満足行くものでした。

個人的好みとして小ぶりな宿が好きなのですが、大型旅館にもこんな良い
所があると知ったことは、ちょっと目からウロコでした。
また秋にでも、今度は娘たち家族も一緒に訪れたいものです。

しかしそれにしても富士は美しく立派で、日本の誇りです。