2017/03/08 - 2017/03/13
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binchanさん
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3月10日金曜日、十字路站を探訪した後、阿里山森林遊楽区へやってきました。
現在の阿里山森林鐵路には、本線、神木線、沼平線、祝山線の4つの路線があることになっています。本線以外の路線について予習しておきます。
まずは神木線について。
元来、林鐵の本線は嘉義から阿里山までです。神木はその途中の駅のはずなんです。しかし本線の不通が長引き、阿里山・神木間の折り返し運転が常態化、神木線という名前も定着してしまっています。神木站は建設当初はスイッチバックのためのポイントでしたが、比較的早期にそこに駅が造られました。
沼平線もまた、かつては本線の一部でした。当初は沼平站の場所に本線の終着駅があり、そこが阿里山站と呼ばれていたのです。現在の阿里山站もまた元来はスイッチバックポイントで、いくつかの要因から1981年に終着駅がそこに移転されました。その後沼平までの線はまるで支線であったかのように沼平線と呼ばれています。
祝山線は1986年に開通した新しい路線で、これは林業とは関係なく、祝山のご来光鑑賞のためにつくられた路線です。途中まで沼平線と同じルートを通ります。
遊楽区にある路線は、現在は登山鉄道というより高原の遊覧列車のような役割になっています。しかし実際に線路に沿って歩いてみると、かなりの高度差を走っていることがわかり、そんなことを観察できるのもこの区間の興味深いところです。
路線地図は林鐵HPをご参照ください。
http://www.railway.gov.tw/Alishan-tw/CP.aspx?sn=18081&n=20659
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
09:21、阿里山森林遊楽区の入口にバスが到着。
ここで遊楽区の係員さんがバスに乗り込んできて説明がありました。華語オンリーなのでところどころしか聞き取れないのですが、「ここで一度バスを降りて門票を買ってください。そしてバスに戻ってきたら、乗る前に係に門票を見せて乗ってください」と言われた気がします。しかしすぐに運転手さんが「いや、バスには乗らずに歩いて阿里山だ」と訂正しました。
通常はここで入場券を購入した後、再びバスに乗って園内のバス停まで乗って行くのですが、この日は来園者が多いためここが終点になるということ。ですから悠遊カードで乗った人はここでカードをタッチして下車する必要があります。私は十字村からカードで乗ったので、ここでタッチして降りるべきでした。
ところが、ほかのお客さんがカードをタッチしていないし、車内の張り紙に「櫻花季節の土日は混雑防止のため門票売り場が終点になります」と書いてあったから(今日は金曜日)、さっきの説明は私の聞き間違いだと思っちゃったんですよね。カードをタッチせずに下車しちゃいました。
しかし入場券を買った後誰もバスに戻らないので、あわてて戻ってみたのですが、「あの~」と運転手さんに声をかけた途端にドアをピシャっと閉められました。が~ん、悠遊カードがロックされちゃたよ~。(バスや列車で上下車時カードタッチが必要なのに下車時に忘れると、カードがロックされてしまいます。) -
仕方ないのでバスを追いかけてバス停がある駐車場へ急ぎます。
園内遊覧バスの乗り場を通り抜けてさらに先へ。 -
遊覧バスの乗り場は園内に4か所あります。さっきの駐車場と、ここ旅客服務中心前、受鎮宮前、沼平駅裏にあります。
遊楽区内は自動車の乗り入れが規制されているので、園内を移動するのに便利です。環境に配慮し電気自動車。時刻表はなく乗客が集まったら出発するシステムのようです。詳細はこちら。
http://www.jc-evbus.com.tw/jiacheng/service.aspx -
バスを見つけました。
小型車用の駐車場の一角にバス停があります。旅客服務センターも同じ一角にあります。
この7-11がバスの案内所も兼ねています。バスにはすでに運転手さんの姿はなかったので、ここで聞いてみました。するとすぐに運転手さんを探してくれて、事情を話してくれました。私はしどろもどろの華語で店員さんと話し、店員さんと運転手さんは早口の(たぶん)台湾語。二人で大声で会話をして話をすすめてて、私は全く取り残されてます。でも、運転手さんの態度から、どうにかしてくれる様子がないことはわかりました。店員さんはなんとなく「なんとかならないの?」と言ってくれている感じなんですが、取りつく島もなし。
最後に店員さんが私に「ここではカードの処理はできないので、大雅の總站に行ってロックの解除をしないとダメ」と説明してくれました。解除するまではこのカードでバスに乗ることはできないけれど、コンビニとかでは使えるとのこと。店員さんありがとう。ま、カードをタッチしなかったのは私のミスなので仕方ないですけど、運転手さんが自分で私に説明してくれたっていいのでは?華語(國語)が話せない年代とも思えないし。 -
親切な店員さんがいる7-11は嘉義縣公車阿里山站の建物内にあるんです。
時代を感じるデザインですね~。1980年代まではこういった中華宮殿風の建物が多く造られてたようです。これはこれで歴史的に興味深い。かつての阿里山站もこんな様式だったそうです。 -
駐車場の一角には、土産物屋や飲食店がある建物。ちょっと古い感じの店が多い。
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7-11の隣にあるレストラン。
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店の前にあった看板。
阿里山には南投県側(日月潭)からもバスがあります。員林客運で1日2往復。その切符をここが扱ってる?この路線は肝心なところは電話で問合せになっていて、外国人にはハードル高い。 -
バス停から阿里山站へ向かいます。
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こんな階段を登っていきます。
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阿里山站。
立派な駅ですね。1981年にここに阿里山站ができたときには、もっと中華建築っぽい建物だったみたいです。それが1999年の地震で倒壊し再建、2007年にこの駅舎ができました。日本風でも中華風でもないこの木造駅舎が、やっぱりしっくりくる気がしますがどうでしょう。 -
1Fの切符売り場は祝山線の当日切符専用。
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昼間の切符、祝山線の前日予約切符は2Fで扱ってます。
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駅にはコインロッカー。これは便利!
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改札口は出口と入口が別々。ここは出口専用。
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桜祭りの季節なので、檜客車で運行。
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朝一番の沼平線はディーゼル機関車で運行ですが、私は蒸気機関車の便に乗りますよ~。桜祭り(櫻花季節)は日にち、時間限定ですが蒸気機関車での運行があったんです。
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タイトル写真の站牌と、神木までの距離が1キロ違う古い站牌。神木・阿里山でも線路を引き直しているんですね。
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それにしても立派な駅です。本線の小さく古い駅舎とは全く趣を異にしています。本線が全線再開して、あの列車がこの駅に到着するなんて、なんだか想像できない(^^;。
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この日は沼平線で蒸気機関車による運行があります。もっと人が並んでいるのかと思いましたが、意外と少ない。
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10:30発沼平行き、乗車切符と37次蒸汽檜列車の乗車整理券。
切符を買うときは、何時どこ出発の蒸汽に乗るか伝えないと整理券がもらえません。蒸気機関車とディーゼルのと料金は同じでした。 -
とりあえず裏面も。
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切符売り場は広い展望デッキに面しています。
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線路のある側もちょっと覗けます。今日の沼平線は檜車廂という客車で運行するので、いつもの車両はお休み中。
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大型バスの駐車場も眼下に見えます。観光バスも意外と少ない。桜祭り(櫻花季節)の開幕日とはいえ、まだ桜は咲き始めたばかりですからね~。
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山の方を見てみます。
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正面に塔山。よかった、霞んではいるけれどなんとか見えます。この断崖絶壁、圧倒されます。
塔山は林鐵眠月線が山腹を走る山です。眠月線は1915年に竣工し、当時は塔山線という林業鉄道でした。1983年に観光列車が走るようになり、阿里山公路にお客を奪われすっかり閑古鳥だった鉄道にとってのドル箱路線だったそうです。沿線にある石猴は巨大な猴に見える岩で、神木に次ぐ阿里山第二代のシンボルともされるほどでしたが、1999年の921震災で猴の頭部が崩落。断崖を貫く線路も甚大な被害を受け、それ以来復旧のめどはたっていません。
私は高所恐怖症なので、もしこの路線が復旧しても乗る勇気があるかどうか怪しいですが。できることなら復旧してほしいものです。 -
山肌に縋りつくように伸びる鉄道の半トンネル。かろうじて見えました。
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右端には崩落区間が見えます。
塔山には登山歩道があり往復約7キロ。途中に線路が見えるところもあるそうです。 -
列車の時間まで30分ほどあるので、ちょっと腹ごしらえ。
レストランの前に顔出しパネルがあったので撮ってもらったのですが、ボケボケ。でもどうせ顔を隠すんだからと思ってボケ写真を載せちゃいます。
台湾の顔出しパネルは、目と鼻しか出ませんよというくらい小さいことが多いですが、こちらは顔部分が小さすぎるだけでなく、体部分も細すぎる。隠れきれてません。あれ?パネルの問題じゃなくて私の問題!!?(台湾で顔出しパネルにハマる大人はいないようで、やっていると変な目で見られる気がします。) -
駅舎の上にあるレストラン「鐵道餐廰山伐木場」。
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豬肉餡餅と阿里山茶をいただきます。
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豬肉餡餅。ライトな胡椒餅って感じ。食べやすかったです。
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こちらは阿里山茶。
肉餅が120元、お茶は150元。時間がなくて一煎目しか飲めなかったのはもったいなかったな~。紙コップをもらえばよかった。おいしいお茶だったのに。 -
出発15分前。蒸気機関車の音が聞こえてきました。入場口に並びます。
この前の便まではディーゼル機関車で運行していました。まずはその機関車が切り離され、その後に蒸気機関車が入ってきて連結されました。蒸気が噴き出す様子に喜ぶ人もいましたが、大概のお客さんは冷静そのもの。蒸気機関車目当ての人は意外と少ないようです。 -
では乗りこみます。
檜車廂が素敵だったので早々に客車に乗りこんでしまいましたが、列車全体をもっと撮っておけばよかった。 -
古い客車ってわけではないようですが、レトロな雰囲気を醸し出しています。
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勾配のある路線では動力を持つ車両(この場合蒸気機関車)は必ず低い側に連結されます。阿里山→沼平は登りなので蒸気機関車は最後尾に連結されています。そして、それに万が一のことがあった場合のために、先頭(高い側)にディーゼル機関車が控えていました。DL君、いざというときは頼むよ。(DL君って間近で見るとカワイイかも…)
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窓から手や頭を出しちゃだめって書いてありますが、実際は皆さん出しまくって写真撮ってました。まあこの区間はトンネルがないですからね。私が乗った先頭の客車には係員さんが2名乗車していましたが、誰も注意されていませんでしたし。
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窓も全開になってるし。
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10:30、沼平に向けてシュッパ~つ。
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沿線にはカメラを構えた人がずらり。蒸気機関車の姿を撮るなら、乗っちゃだめですね。こうやって狙わないと。
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