2015/10/07 - 2015/10/07
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旅人のくまさんさん
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旧村社の笹社の紹介です。ご祭神は『天宇受売神(あめのうずめ)』、巫女の元祖で、神楽舞の名手、『芸能の神』と称されます。猿田彦の妃神です。日本神話によれば、猿田彦はニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まったとされます。
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『笹社境内祭神(祭日)』のタイトルがあった案内看板です。熱田神宮末社の南楠社を筆頭に、笹社、秋葉社と天王社のご祭神と祭日が記されていました。
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旧村社の笹社の石の鳥居の光景です。神明鳥居(しんめいとりい)の形式に近いようでした。神馬い鳥居は、2本の円柱の上に円柱状の笠木を載せ、下に貫(ぬき)を入れた直線的な鳥居です。神明造りの神社に多く用いられますので、かつての笹神社は神明造りだったかも知れません。
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『手水舎(てみずや)』の建物はありませんが、元の場所にそのまま残ったように見えた水盤の光景です。側面に『漱水』の文字がありました。
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『村社・笹宮』の文字が刻まれた石標の光景です。『村社』と、下の『笹宮』との字体が異なって見えましたが、『村社』の文字が該当しなくなったことで、埋め込まれたためのようでした。
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参道の右側に置かれていた狛犬の光景です。顔の造りに痛みがありましたが、大きく口を開けた、阿形の雄獅子でした。傍らの低い石標には、『昭和6年』らしい文字がありました。
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参道の左手にあった、雲御油の狛犬の光景です。文字は初目ませんでしたが、こちらにも脇に低い石標がありました。台座と同じ花崗岩ですから、同じ時期のもののようです。
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大きな『クス(楠)』の根元の光景です。低い位置から枝分かれしていました。寿命が長く、大木になりやすい樹種ですから、神社ではよく見かけます。
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大きな『クス(楠)』の上部の光景です。幹の部分で剪定されているようですが、それを覆うように枝が伸び、葉で覆われていました。名古屋市保存樹クラスの大木ですが、標識はなかったようです。
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第二次大戦時の戦災に遭ったのでしょうか、小さな社だけが残る笹社の境内光景です。鎮守の杜の名残の木々が残っていました。
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イチオシ
三つの小さな社と一つの石碑が並んでいた場所の光景です。『笹社境内祭神(祭日)』のタイトルがあった案内看板の並びを当てはめてみますと、右から南楠社、笹社、秋葉社と天王社となります。石碑が笹社を表すことになります。
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取り敢えず、推測で当てはめてみた、境内末社の南楠社です。熱田神宮の末社になります。
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『今遠去九百十有余年人皇六十(欠落)年間爾濫腸世留我天王祭々車(欠落)』で始まる碑文です。最初の方には、『公方秀忠公」の名前が、末尾に近いところに、『今上第百二十三代』の文字がありましたから、大正時代の記念碑文のようでした。取り敢えず、推測で当てはめてみた、『笹社』の代理に置かれた石碑です。『笹社境内祭神(祭日)』の案内看板にも、『笹社』の箇所に、この記念碑のことが記されていました。
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取り敢えず、推測で当てはめてみた、境内末社の秋葉社です。浜松市天竜区春野町領家にある秋葉山本宮秋葉神社を総本社とする、火防の神様です。
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取り敢えず、推測で当てはめてみた、境内末社の天王社です。素戔嗚尊をご祭神とする熱田神宮・南新宮社の末社です。
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笹社の周りの市街光景です。この写真の右端にも、小さな社が写っていましたが、名前は特定できませんでした。
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笹社の境内光景です。『笹社境内祭神(祭日)』のタイトルがあった案内看板には、石碑は、財団法人元富江町天王祭々事保存会設立を記念してあってられたと記されていました。
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これで、笹社の紹介はおしまいです。紹介を端折りましたが、『笹社境内祭神(祭日)』のタイトルがあった案内看板の横に、『中村宗十郎の出生地』の立看板がありました。中村宗十郎、本名藤井重兵衛は天保6年(1635年)に、この地で風呂屋啓助の子として生まれました。17歳になると旅役者嵐亀太郎に入門し、名古屋で芝居に出演していました。その後大阪で二代目中村翫雀の弟子となり、慶応元年(1865年)に中村宗十郎を名乗りました。彼は、九代目市川団十郎と同じ待遇を受けたとされます。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その1)
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