巡礼行４－２)：カストロへリスからボアディージャ・デル・カミーノを経てカリオン・デ・ロス・コンデスへ　素敵な巡礼宿エン・エル・カミーノ

2014/04/28 - 2014/04/30

巡礼行４　
去年利用したパリからの夜行列車が無くなってしまった。
知らない場所に立ち寄ることを諦めてマドリッドからブルゴスへ直行する。

スペインの乾燥した中央台地メセタを進む巡礼路
麦畑の中の一本道を進むこれまでの巡礼で最も苦しい旅
前を見ると進めなくなってしまうので僕らは自分の足元だけを見て進んだ。

第１日目：haneda→london→Madrid
第２日目：Madrid→burgos→hernillos del camino
第３日目：hernillos del camino→San Anton→Castrojeriz
第４日目：Castrojeriz→boadilla del camino
第５日目：boadilla del camino→carrion de los condes
第６日目：carrion de los condes→Terradillos de los Templarios
第７日目：Terradillos de los Templarios→Calzadilla de los Hermanillos
第８日目：Calzadilla de los Hermanillos→Mansilla de las Mulas
第９日目：Mansilla de las Mulas →leon
第１０日目：leon→villavante
第１１日目：villavante→astorga
第１２日目：astorga→madrid
第１３日目：madrid→paris→haneda

僕らの一番気に入った巡礼宿エン・エル・カミーノの広い庭で猫や犬と戯れる。

エリア ブルゴス(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

■４月２９日巡礼行４第３日目：
カストロへリスを後にボアディージャ・デル・カミーノ村を目指す。

アルベルゲ・デル・キャンピングの巡礼路に面した門が閉まっている。
正しい入り口へ回り、少し損をした気分になってしまう。

＜今日も一日中、麦畑の中を進むみたいだよ＞
≪どこまでも続く一本道は嫌よ≫

ー小さな村イタル・デル・カスティージョにやって来るー

ーイテル・デル・カスティージョのロマネスク風教会ー

≪村の中の小さな教会はみんなロマネスク風なのかしら？≫
＜どうだろう？？？＞

ーこの教会の上のほうにもコオノトリが住んでいるー

ー僕らを追い越していく巡礼者たちー

（Buen Camino)
≪ブエンカミーノ≫

ーボアディージャ・デル・カミーノ村の手前の小さな教会ー

中に入るとボランティアの方が珈琲を注いでくれた。

＜お布施は２ユーロ？＞
≪いいわ≫

ー１３時４０分、ボアディージャ・デル・カミーノ村に到着ー

庭の広い、アチコチに金属のオブジェが置いてある巡礼宿 エン・エル・カミーノにチェックイン。

庭の芝生の上に寝そべりながら、すぐ前にそびえる教会の尖塔を眺め
残りのリンゴをかじる。

足を引きずって入って来る巡礼者の幾人かは見知った人たちだ。
僕らは挨拶する。

＜Hola　buen dia＞ ＜今日は、良い１日ですね＞
（hola）（Buen　Camino）

こんな時が巡礼中の最高の安らぎのひと時だ。

＜たまには洗濯をしないでゆっくり過ごそうよ＞
≪そうね、そうしましょ≫

ーエン・エル・カミーノの広い中庭ー

ーコウノトリが羽根を休めている教会の尖塔ー

僕らの好きな優しいロマネスク風教会
少し朽ちかけてはいるけれども
コウノトリが寛いでいる様子がみてとれる。

≪こんな教会にはコウノトリが何時もいるわね≫

ー猫が後ろのオブジェに駆け上がり、子犬がそれを追いかけるー

しばらくすると猫が降りてきて妻の傍らに横になる。

≪幸せな午後ね≫

ー今夜のディナーの席の友人達はー

ひげ面の陽気なミラノ人ピエトロさん、足を怪我して途中の巡礼宿を最後に再会することが無くなってしまった。
７６歳で歩いているシアトルからの女性二人組、荷物は次の巡礼宿まで送っているので僕らと同じ程度の速さで歩いている。
僕らより１０歳くらい若いスペイン人のガジェーロ夫婦、巡礼中、いろいろな場所でお会する。

突き当りの塀の左側が食堂。

ー何もない村を一回りー

ー一回りしてエン・エル・カミーノに戻り、芝生に寝そべっているとー

日本人のような風貌の方がやってきて僕らの近くに座る。

≪日本の方？≫

藤沢に住むＴさんはフランス人２人、イギリス人１人とサン・ジャン・ピエドポーから歩いて来たそうだ。
夕方まで３人で話しこむ。

＜おくさんは？＞≪好きな食べ物は？≫≪どうして４人で歩いているの？≫
（歩き始めはどこ？）（どうして巡礼に？）（どこまで行くの？）
お互いに知りたいことがたくさんあるので、話題は尽きない。

ーバイバイー

エン・エル・カミーノの入口のオブジェに別れを告げる。

ーカスティージャ運河の脇を通る路ー

暫く進むと道は運河の脇を通る路に変わる。
運河の入り口に何か書いてあったが、こんなに長い運河とは知らなかったので、よく分からないまま此処まで来てしまった。

＜有名な運河らしいよ＞

２００年くらい前に作られたようだが来歴はよく分からない。

ーこの水門でガジェーロさん夫妻に再会するー

この水門も有名らしい。
ガジェーロさんが説明してくれるのだがスペイン語ではほとんどわからない。

（２００年前、・・・・・完成していない・・・・）
≪今も使われいるの？≫
（＊＊＊＊＊！・・・・・？）

運河としては使われていないけれど、水門は？？？？よく分からない。

＜ブエンカミーノ＞
（Buen Camino)

ー途中の街フロミスタの金属のオブジェー

ーカリオン・デ・ロス・コンデスまで６ｋｍ－

この道を進むとサンチャゴデコンポステーラまで４６３ｋｍ
まだ半分にも達していない。

ー１４時２０分　カリオン・デ・ロス・コンデスに到着するー

街中を巡礼宿を探しながら歩いているとスペイン人のおばさんがスペイン語で話しかけてくる。

（宿は決まっているの？）

そんな風に言っているのだろう。
静かな個室に泊まりたいと考えていたので部屋代を尋ねる。

＜いくらですか？＞
（４０と４５ユーロの部屋が空いているわ）
≪お食事はできるのかしら？≫
（近くにバルやスーパーマーケットがあるわよ）

ホテル・サンチャゴの南向きの４５ユーロの部屋に決める
スーパーマーケットへ買い物に行き
ヨーグルト４個、バナナ７本、リンゴ２個、ハム１パック、ポテトチップス１袋、
ミカド(チョコポッキー)１個、コーラ１、ビア１、フランスパン１を買う。合計８．５ユーロ。

＜今夜はこれと五目御飯で夕食だね＞
≪明日の朝もここで朝食とランチを作りましょ≫

ホテル泊りもスーパーマーケットで買い物すればとても安く済んでしまう。