巡礼行３-４）:ナヘラからサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへ、初めてのパラドール

2013/04/29 - 2013/04/30

■巡礼行３回目；パリを経由してブルゴスへ。
そこから列車を乗り換えて去年の終着地ログローニョへ戻る。

第１日目：パリＣＤＧ空港→アウステルリッツ駅
第２日目：アウステルリッツ駅→ベルサイユ駅→アウステルリッツ駅
第３日目：アウステルリッツ駅→ブルゴス駅→ログローニョ駅→ナバレッテ
第４日目：ナバレッテ→ナヘラ
第５日目：ナヘラ→サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ
第６日目：サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ→ベロラド
第７日目：ベロラド→アヘス
第８日目：アヘス→ブルゴス
第９日目：ブルゴス→アウステルリッツ駅→ＣＤＧ空港
第１０，１１日目：ＣＤＧ→成田

優雅なグランクラスの旅と素朴な巡礼行

小さな村の小さなマリア像に感動し
コロンビアからやってきている旅の大好きなマリアと出会う。

寒いオカの山道で革袋に入ったワインをいただく
最高においしい飲み物とスペイン人の優しさに感激してしまう。

そしてブルゴスの親切で優しいお爺さんと
偶然出会った僕のかよった大学の先生のお母さん

僕らはますますスペインの田舎が好きになってしまった。

＜＊＊＊＊＊＞夫の言葉
≪＊＊＊＊＊≫妻の言葉
（＊＊＊＊＊）二人以外の言葉

ようやくサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの街が見えてくる

エリア ブルゴス(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

■４月３０日巡礼行３ー４）：ナヘラからサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダへ

昨日見つけておいた街中のショートカットを進む。
途中を歩いていた巡礼者が僕らを見つけて呼び止める。

（巡礼路は反対方向よ）
＜ありがと。でもこの道はショートカットなので、とても短いですよ＞
（ほんと？ありがと）

ーナヘラの街を振り返る－

後ろも前も巡礼者はいない。
今日歩く距離は２３ｋｍなので僕らにもこの時間の出発で十分だ。

ーナヘラの街はずれー

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダを目指して進む。
今夜の宿はサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダのパラドールを予約してある。

＜アミーゴスカードで泊まるので４０ユーロ位安いはずだよ＞

日本を出る前にパラドールの会員になっているので
キャンペーンの期間中に予約するととても安く泊まることができる。
それに、最初の１杯のワインやジュース、ビアーがバルで無料で飲める。

ーアゾフラの街で見つけた金属工房ー

家の入り口や塀の上に
人をかたどった金属細工や抽象的なオブジェが並んでいる。

ー多分、人のオブジェだろうー

僕らに挨拶している。

ーこちらは抽象的なオブジェー

何を意味しているのか分からない。

ー歩く道の先に雪の残る峰がうっすらと見えるー

≪あの山に名前はなんて言うの？≫
＜調べても分からないよ＞

ーアレサンコの街はずれで前を歩く巡礼者に追いつくー

ーゴルフ場の脇を歩くー

つぶれてしまったのだろうか？
プレーする人は見当たらない。

ーゴルフ場の脇に置かれている巡礼者のオブジェの脇を進むー

ーほかの巡礼者と抜きつ抜かれつー

ー少し曲がった一本道が地平線の先までつながっているー

まだ、きつさは感じられない。

≪まだまだ平気よ≫

ーサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの教会の尖塔が見えてくるー

今夜の宿はあの尖塔の前にあるはずだ。

街へ入るはいる手前の最後の丘で
靴を脱ぎ、足の手入れをしている若い女性に妻が話しかける。

≪怪我したの？大丈夫？≫

僕らが３年前に出発したサン・ジャン・ピエド・デ・ポーから歩き続けており
靴擦れで痛いようだ
僕らは薬は持ってきていない。声をかけただけで分かれる。

≪Take care　Buen Camino≫
（Ｂｕｅｎ　Ｃａｍｉｎｏ）

ーサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの街に入るー

簡単にパラドールを見つけられるだろう。
そう、考えていたが、狭い路地の中では難しい。

≪お父さん、パラドールはどこなの？≫
＜教会の尖塔をまず探そう＞

と狭い道をそのまま進む。

ーやがて広場に出て尖塔を見つけるー

ーパラドール・デ・サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの入り口ー

少し寒くなってきた。

≪早くチェックインしましょ≫
＜ワインか熱々のコーヒーを飲もう＞

近代的な左側の入り口からパラドールに入る。

パラドール デ サント ドミンゴ デ ラ カルサダ ホテル

ー外からでは想像できないような室内でチェックインー

（バルで好きなドリンクが飲めますが）
＜部屋で着替えてから飲みます＞

ー２階の僕らの部屋で着替えてから出掛けようー

ー着替えてバルへー

＜僕はやはりスモ・デ・ナランハにしよう＞
≪わたしはワイン＞

ー周りを見渡すとアチコチにアンティークな家具が飾られているー

＜これはなに？＞

バルで大聖堂へ行くか、街を散歩するか相談する。

≪街を散歩しましょ≫

このころの僕らにはまだ、教会の主人に挨拶する習慣は無かったし
どこの教会も単に厳かな建物としての意味しかなかった。

ー大聖堂の尖塔ー

巡礼者には特別の割引があるのに
僕らは入口の前を素通りして街の散歩に出かけてしまう。
主人に挨拶するようになるのはもう少し後のことだ。

ー街の散歩から戻ってー

パラドールのメインダイニングで摂るディナー
どれも文句のつけようがない雰囲気が漂っていた。

≪このワイン美味しいわ≫

僕も少し付き合う。
だが、美味しいワインに出会うのはもう少し先のことだ。

ー前菜とパンー

どれも美味しい。

－主菜－

ースープー

ーデザート１－

ーデザート２ー

久しぶりにおいしい食事を堪能する。