2015/09/21 - 2015/09/21
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Happy Stationさん
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西洋文化とイスラム文化が融合するイスタンブール。
日本語で話しかけてくる客引きにからまれながら、旧市街に広がる歴史地区を散策してきました。
主な訪問地は、2つの世界遺産。
地下に設けられた貯水池「地下宮殿」と、キリスト教の大聖堂として建設された後、モスクに転用された「アヤソフィア」です。
9/10木 成田11:05=(JAL 日付変更線通過)=9:06シカゴ
9/11金 シカゴ18:40-(アムトラック)-
9/12土 -13:53ワシントンD.C.
9/13日 ワシントンD.C.16:25-(アムトラック)-19:42ニューヨーク
9/14月 ニューヨーク滞在
9/15火 ニューヨーク19:55=(ノルウェー・エアシャトル 機材はハイ・フライ)=
9/16水 =8:35ロンドン12:24-(ユーロスター)-16:30パリ
9/17木 パリ11:25-(タリス)-12:52ブリュッセル16:52-(タリス)-18:55アムステルダム
9/18金 アムステルダム20:48-(シティ・ナイト・ライン)-
9/19土 -8:17チューリッヒ11:32-(ユーロシティ)-15:45ミラノ
9/20日 ミラノ11:20=(ターキッシュエアラインズ)=15:35イスタンブール
★9/21祝 イスタンブール滞在
9/22祝 イスタンブール1:05=(ターキッシュエアラインズ)=17:45関空
★・・・今回の旅行記
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オリエント急行の終点、国鉄スィルケジ駅を見学した後、その駅前の電停へ。
スィルケジ駅 (マルマライ) 駅
-
ホームの端に立ち、線路の先に広がるボスポラス海峡をぼんやり眺めながら路面電車が来るのを待っていたら・・・
-
まるで海からのっそりと這い上がってくるように、電車が。
-
間近で見ると、結構スタイリッシュな車両です。
-
さっそく乗り込んで、窓を背にしたモケット張りの椅子に座ります。
-
オスマン帝国の歴代の王の住まいだったトプカプ宮殿の外壁沿いに、
トプカプ宮殿 城・宮殿
-
ゆるやかな坂道を、右に左にくねくねと軽快に曲がりながら進みまして、
-
歴史地区の中心、スルタンアフメット電停に到着。
電停周辺に客引き by Happy Stationさんスルタンアフメット駅 (路面電車) 駅
-
ここから徒歩3分の地下宮殿に向かいます。
途中、(ぼったくり店の)客引きのかしがましいこと!
「スイマセン、スイマセン!」
「コンニチハ!」
「ドコニイキマスカ?」などなど。
どこで習ったのかは知りませんが、カタコトの日本語で話しかけてきます。 -
ようやく地下宮殿の入口にやってきたら、100人あまりのお客が入口のチケット売り場に連なっていました。
おやおやと思いながら、私も並んでいたら・・・
しばらして、35歳くらいのアラブ系の男が私の横にやって来て、
「日本人の方ですか?」と日本語で尋ねてきました。
私は、海外の有名観光地において日本語で話しかけられた場合、(トラブル予防のため)なるべく取り合わないでそのまま立ち去ることにしています。しかし、並んでいるときにはそういうわけにもいかず、仕方なく「うん」と答えると・・・
「じゅうたん買いませんか?私じゅうたんのお店をしています。いろんなじゅうたんがあります。日本人の皆さん私のお店でじゅうたん買います。じゅうたん安いです。私、怪しい人じゃありません。じゅうたん・・・」と堰を切ったように話し始めました。
「ちょっ、ちょっと待って、じゅうたんは要らない。」
「じゅうたん好きではないですか?じゅうたん綺麗です。あなた、私のお店に来たら、きっとじゅうたん欲しいと思います・・・」
「いや、だからじゅうたん要らないってば。」
そんな感じで5分間ほどじゅうたん売りの勧誘をかわしていたのですが、ふとこんなにお客がいるのに何故私をターゲットにしたんだろう?と疑問が湧いてきたので、不思議に思ってそのことを尋ねてみたら、
「この時間、ここで並んでいる日本人、あなただけ。ほら、今イスタンブールは隣の国のシリアのせいで日本人全然来ないから。」
「あー、イスラミック・ステート(のせいで)?」とこちらが何気なく訊いたら、
彼は「そう、そう」と2回頷いたのですが・・・
その直後、急におびえたような表情でオドオドと挙動不審な様子になり、くるっと私に背を向けるや逃げるように駆け出していきました。
「???」と不思議に思って周囲を見渡したら、
なんと、その場に並んでいたお客さんたちと入口のガードマンが、遠ざかる男の背中を一斉に睨んでいました。
あらら・・・どうやら皆さんが彼のことをイスラミック・ステートの一員だと誤解したようで。わざとではなかったとはいえ、彼にちょっと悪いことをしてしまいました。
そんなことがあったせいか、入口ではガードマンにパスポートを提示させられ、肩にかけていたトートバッグの中を隈なくチェックされ、脇の下から足もとまで服の上から念入りにボディチェックを受けさせられました。やれやれ・・・
しかし、中に入ってしまえば、そのような煩わしいことなどすぐに忘れてしまうほど、厳かな光景が広がっていました。ライトアップされた柱 by Happy Stationさんイスタンブル地下宮殿 城・宮殿
-
この地下宮殿は、6世紀に建設されたといわれている広大な地下貯水池。
-
コイのような魚が、柱の間をゆったりと泳ぎ回っています。
-
水底には、観光客が投げ入れたコインが散らばっていました。
その脇を群れをなして泳ぐ魚たち。 -
入口から200mほど進んだ行き止まりのところには、ドラえもんにも出てくる「ゴルゴン(メドゥーサ)の首」が逆さまに置かれ、柱の礎石となっていました。
神話によると、この顔を見た者は石になってしまうのだとか。
逆さまにされると、その威力がなくなるのでしょうか? -
ここで折り返します。
-
入口とゴルゴンの首とを結ぶメインストリートは混雑しているのですが、いくつか横に枝分かれする道が伸びており、そちらの方は暗くひっそりとしていました。
ここでしばらく水面を眺めながら佇むことに。
9月なので外はまだ暑いのですが、この中は涼しくてホッとします。 -
30分あまりこの地下宮殿に滞在しまして、出口へ。
暗闇からいきなり快晴の外に出たので、そのギャップに目がちょっと戸惑います。 -
次は、目の前の路面電車の軌道を横断して、イスタンブールを代表する観光スポット「アヤソフィア」に向かいます。
キリスト教とイスラム教 by Happy Stationさんアヤソフィア 寺院・教会
-
入口で空港と同じような手荷物検査を受けた後、入場。
なかなか警備が厳重です。 -
このアヤソフィアの建物は、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)のユスティニアヌス帝の命によりキリスト教の大聖堂として建設され、537年に完成。
-
しかし1453年、この地に侵攻したオスマン帝国のメフメト2世がモスクに転用してしまうのですが、
-
オスマン帝国滅亡後の1934年、トルコ共和国の創始者ケマル・アタテュルクにより非モスク化され、翌年ミュージアムとして一般に公開されたのだそうで。
-
宿敵同士のはずのキリスト教とイスラム教が混在する不思議な空間です。
-
建物の一番奥には、イスラム教の説教師が用いていた説教壇。
イスラム教徒にとって非常に神聖な場所の一つであるわけなのですが、
その真上の半ドームには・・・ -
なんと、マリアとイエスの聖母子を描いたモザイク画が残っていました。
-
2階にも行けるようなので、石畳のスロープを登ってみます。
両側の壁は、薄いレンガとその間を埋める厚いモルタルが重なり合っています。
が、見たところ、かなり劣化が進んでいるようで。 -
2階に上がりました。
現在、建物内部は工事中。
ここイスタンブールは日本と同じく地震が頻繁に発生する土地で、過去何度もこのアヤソフィアの天井部分が地震により崩落したのだとか。
そのたび長期にわたる大規模な修復工事を行ってきたわけで、工事中の光景もアヤソフィアのそんな歴史に鑑みると、特別イレギュラーなことではなく、日常の一コマといえるのかもしれません。 -
建物の頂上に広がる大ドームです。
直径30mほど。
これほどの空間が建物の真ん中にぽっかり空いていると、さすがに耐震構造上弱くなるのでしょう。柱を補う構造補強工事が行われているようでした。 -
2階の通路を奥の方へ進んでいくと、壁にイエスを抱っこした聖母マリアのモザイク画が。
漆喰をはがしたら出てきたのだそうで。 -
こちらは成人したイエスキリスト(中央)です。
立体感のある現代的な顔つきなので、後世の職人が修復の際にかなり手を加えたのかもしれませんね。 -
ふと、その近くの窓から外を眺めると・・・
-
真正面に、ブルーモスクの姿。
こちらもアヤソフィアと同じく世界遺産に登録されているのですが、ブルーモスクは今も現役のモスクとして使用されているので、内部の見学時間がかなり限定されているのがやや難点。 -
1時間あまりこのアヤソフィアで過ごした後、
-
この出口から外へ。
-
振り返って建物の全景を眺めてみます。
堂々たるたたずまい。
思わず見とれてしまいます。
でも、何かに似てるなぁ、
なんだっけ?
と思い出したら、高速増殖炉の「もんじゅ」・・・ -
そんなくだらないことを考えながら撮影していたら、すぐ足元に犬が寝そべっており、あやうく踏みつけそうに。
こんな人通りの多い歩道のど真ん中で犬が寝ているとは・・・予想だにしませんでした。
推定体重25㎏ほど。
そういえば、ここイスタンブールでは、こんな感じの犬を街角でよく目にしました。 -
たそがれた風情。
あんた、背中が煤けてるね・・・ -
こちらは体重4㎏足らずのキジ猫。
この模様の猫は、アヤソフィアの建物の中でも見かけました。
どうやら、ここ一帯は、この一族のなわばりのようで。
頭を撫でてあげようとしたら、 -
プイッとあちら向きに。
あらら、トルコの猫に振られてしまいましたよ。 -
アヤソフィアから出たところには、家族連れが憩う広場が広がっています。
その奥に、先ほど窓から見たブルーモスクの姿。
そこで、そちらの方にぶらぶらと歩いていったら・・・
いきなり、身長180センチほどのトルコ人らしき男が私の進路に立ちふさがり、
「すいません、私の写真撮ってください」と流ちょうな日本語で、タブレット端末をこちらに差し出してきました。
目をつぶって聞いたら(・・・危ないのでつぶりませんが)、絶対日本人が話していると思われるほど上手な日本語。
しかし、表情が怪しい。口元にゆがんだ笑みを浮かべつつ目がギラギラしています。いかにも悪いことをたくらんでいます、といった顔。
はて、どうしたものか?と思いながら、無言でその端末を覗き込んでみたら、どういうわけか画面が真っ暗。壊れている可能性が大です。
ははーん、そういうことか・・・
親切心につけこんで、写真を撮らせ、お前が触ったから壊れたんだ、弁償しろ(あるいは、自分の店について来い)!という魂胆なのでしょう。なかなか芸が細かい。
そこで、触らぬ神に祟りなしということで、手を出さずに
「ごめんね、使い方わかんないんだ(Excuse me. I don't know how to use it.)」と英語で答えたところ・・・
「なんでやねん!なんでやねん!!」といきなり関西弁でわめき出しました。観光客が行き交う広場 by Happy Stationさんスルタン アフメット パーク 広場・公園
-
何だか面倒くさいことになったなあ、と思ったので、こちらがわざと無表情でぽかーんとしていると、
「あなた日本人じゃないの?コリア?」と尋ねてきました。
「ノーォ」と答えたら、
「チャイナ?」
「ノン」と私がいうと、
「モンゴル?」
「ノンノン」といった具合に、こちらがひたすら否定していたら、
「もう!どこやねん?」と切れてきたので、
「ノンノンノン」と、相手にしないでスタスタと歩き出したら、諦めたようで、追いかけては来ませんでした。こちらは別に日本人じゃないとは言ってないぞ、と思いながら。
しかし、それにしてもあれですな、なんで関西弁なんだろう?ちょっと面白かったからいいけど。
そんなことを考えながら、ブルーモスクの正面に来たら、現役のモスクとして使用されている世界遺産 by Happy Stationさんスルタン アフメト モスク 寺院・教会
-
入口に何やら大きな看板が立っており、そのそばで険しい顔をしたガードマンが西洋人の観光客たちを邪険に追い払っていました。
-
おや?と思いながらその看板を見たら、
入場可能時間が記されており、これによると本日の入場はすでに終了したようで・・・いやはや、なんとも残念。 -
しょうがないので中庭の石段に座り、15分間ほど建物外観だけをボーと眺めます。
屹立する6本の尖塔が、幾重にも重なったドームの建物を取り囲んでおり、圧巻。
お祈りを済ませたイスラム神学校の先生とその生徒さんたちが満足そうに建物から出てきたのが印象的でした。 -
このブルーモスクの西側はヒッポドロームと呼ばれるローマ時代の競技場跡になっており、のどかな雰囲気。
しかし、この3か月半後、まさかここで外国人観光客をターゲットにした自爆テロが発生するとは・・・
一応、今回はテロを警戒して、デパートが立ち並ぶ新市街中心部やバザールには立ち寄りませんでした。しかし、ここはモスクのすぐそばなので、さすがにテロなんてそんなバチ当たりなことはしないだろうと勝手に決めつけて来たのですが、その考えはどうやら甘かったようです。ブルーモスクのすぐそば by Happy Stationさんヒッポドローム 史跡・遺跡
-
ここにはローマ時代にエジプトから運ばれてきたオベリスクが立っており、その周りを欧米の観光客が取り囲んで眺めていました。
もう暗くなったので、本日の観光はこれで終わりにしまして、エジプトから運ばれてきたオベリスク by Happy Stationさんテオドシウス1世のオベリスク モニュメント・記念碑
-
余ったトルコリラを替えるため、この近くの両替屋に立ち寄ります。
レートを見ると、売りと買いとの差があまりなく、なかなか良心的。
トルコリラを日本円にも替えられるのですが、1万円札しか扱っていないとのことだったので、米ドルに両替しました。 -
その後は、ブラブラとしばらく街歩きをします。
帰宅する人波に紛れて。ライトアップされた街中のモスク by Happy Stationさんヴァーリデ スルタン ジャーミィ 寺院・教会
-
ふと気づくと、もう20時前。
今夜の飛行機に乗るために、そろそろ空港に戻らなければ・・・ -
近くのメトロの駅から
イェニカプ駅 (地下鉄) 駅
-
電車に乗り込み、途中、ホテルに立ち寄って預けた荷物を回収しまして、アタテュルク国際空港へ。
次回はこの世界一周旅行記の最終回となります。
冗長なイスタンブール旅行記でしたが、ご覧くださいましてありがとうございました。
→次へ http://4travel.jp/travelogue/11208457
世界一周の旅13日目 イスタンブール→関空 ターキッシュエアラインズ搭乗&帰国
←戻る http://4travel.jp/travelogue/11183951
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この旅行記へのコメント (2)
-
- cheriko330さん 2017/01/15 01:56:27
- 全部読ませて頂きました\(^-^ )♪
- Happy Stationさん、こんばんは☆
トルコの分は、先に読ませて頂いてまして・・・
ここまで全部拝見させて頂きました。
続きを見たくて、お訪ねするのが楽しみでした。
Happy Stationさんは、色々ご存知で勉強にもなりました。
アヤソフィアの前の広場で、怪しい男性に引っかからなくて
良かったですね。危ない、危ない(*´Д`)
ブルーモスクは残念でしたね。私はアヤソフィアへ入れませんでした。
イスタンブールは再訪したいけど・・・
では、帰国編を楽しみにしています。
楽しくて素敵な旅行記をありがとうございましたm(__)m
cheriko330
- Happy Stationさん からの返信 2017/01/15 21:16:47
- RE: 全部読ませて頂きました\(^-^ )♪
- cheriko330さん、こんばんは。
全旅行記をお読みくださいまして大変恐縮しております。
続きの帰国編・・・書き始めます。今から。
世界一周、と題名に入れている以上、帰国の分まで書き上げないと世界一周の旅行記になりませんよね。
ものすごい遅筆、すいません。
そういえば、イスタンブールの客引きはなかなか手ごわかったです。
私は旅行保険に入らない代わりに、外務省のホームページで訪問予定地の治安情勢を確認するのですが・・・アヤソフィア前の広場において日本語で話しかけてくる客引きは徹底的に無視してください、と書かれていたので、その指示を踏まえた上であのような対応をとったのでした。
客引きについて行って、有り金すべて巻き上げられたり、絨毯の店で監禁されたり、といった事例が挙げられていたものですから。
今回、ブルーモスクの中には入ることができなかったのですが、cheriko330さんの旅行記のお写真を拝見すると、大変美しい装飾が内部に施されているようなので、これはぜひとも訪れないといけないな、と思っております。
Happy Station
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