2016/08/14 - 2016/08/14
28位(同エリア100件中)
Reisさん
【今回の旅行の概要】
2016年の夏。お盆休みにラオス南部を旅行することにしました。航空券はバンコク経由でウボンラチャナニまでの往復を手配し、ウボンラチャタニから陸路でラオスに入ります。ラオスではメコン川流域の観光スポット、シーパンドンを訪問をメインに考えます。
【第3回の概要】
パクセからシーパンドンへ向かいます。行き先はドン・コーンという島。旅行会社のミニバンでナカサンというメコン川に面した小さな街へ。そこからはボートに乗ってドン・コーンに到着。到着後は滝を見学したり島の散策をして過ごしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
PR
-
【2016年8月14日】
ホテルをチェックアウトして徒歩でパクセ・トラベルのオフィスへ。この旅行会社の主催するツアーに参加する旅行者が集まってきます。ほとんどがヨーロッパからの観光客のようでアジア人らしき人は誰一人としていませんでした。
シーパンドンへ向かうミニバンには私を含めて5人でしたが私以外はドンデット(デット島)へ向かうようです。 -
バスはドン・コーンやドン・デットへ渡る船が出るナカサンという街へを向かい国道13号線をひたすら走ります。道の状態は良く順調に進みます。途中で給油したりトイレ休憩がありました。写真はその時に撮影したものです。
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パクセを出発して2時間半でナカサンに到着しました。バスを降りたのは旅行会社のオフィスのある売店の前。このあたりは道路の両側に商店が軒を連ねています。港はさらに先のようです。
バスのドライバーが帰りのチケットを買わないかと声をかけてきます。時間を訪ねると11:30に出発するとのこと。どちらにしろ帰りはパクセに戻るのでここで2日後のチケットを購入してから港へ向かうことにしました。 -
港へは5分も歩けば到着します。チケット売り場でパクセからのボート代込みのチケットを見せるとドン・コーンへのチケットを渡され、そこでしばらく待てといわれました。
しばらくすると一人のおじさんが姿を見せました。彼のボートでドン・コーンへ向かう様です。彼についていきボートに乗って出発を待ちます。ボートには他に7、8人の地元の人が乗っていました。いよいよメコン川を渡ります。ナカサン港 駅
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ナカサンからドン・コーンへ約20分のボートの旅です。雨季のメコン川は赤茶色に濁っていて思ったよりも急流です。ところどころに川の中に森のようなものがあったり、木が生えていたりするのですが、おそらくこれらは本来は小さな島だったのが雨季で水位が上昇し島が水没した形になっているのではないかと推測します。
ボートの往来は多くて、何度か人を乗せたボートとすれ違います。ボートはやがて対岸(正確には対岸ではなくこれも島なのですが)に沿って進むようになり、正面に橋が見えてきたところでエンジンを止めて岸につきました。 -
ボートの着いたところは何もない普通の陸地。後でわかったのですが、ドン・コーンの船着場はもう少し上流にあり、なぜボートがこの場所に着いたのかはよくわかりません。
とにかくまずは宿を探さなくてはなりません。ひとまず歩いてみることにしましょう。 -
こんな道があります。想像した通りに長閑すぎるところですが、この先にはゲストハウスが集まっているはずです。
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通りを歩いているとゲストハウスが何軒かありましたが、すぐにきめず少し歩いてみようかなと思います。少し歩いたところで一人の女性が通りに出てきたので挨拶をすると「自分のゲストハウスは部屋が空いているけど」というので部屋を見せてもらうことに。
メコン川に面したところにあるバンガローが二部屋あってどちらも空室。エアコン付き(100,000キップ)とエアコンなし(80,000キップ)があるそうです。 -
部屋は思ったよりも綺麗です。川の近くなので何となく虫が心配でしたが蚊帳が付いているので安心です。シャワーも温水が出るしいうことはありません。このあとゲストハウスを探すのも面倒だったのでここのエアコンなしの部屋に決めてしまいました。ゲストハウスの名前はKhao Pheang Guest House。ドン・コンの船着場のすぐ近くです。
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目の前にはメコン川が流れています。テラスには椅子と小さなテーブル、ハンモックがあり、こんな景色を眺めながらのんびりと過ごすのもよいかと思います。
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しばらく休んだら昼食を取りに出かけます。ゲストハウスにレストランはありませんが、近くにはいくつもレストランがあります。そしてどこも客は一人もいません。
この辺りのレストランは観光客相手の店ではありますが、その中でも一番古くローカル色が強そうなレストランを選んで入ってみました。Chanthouma Restaurantという名のレストランです。
ココナッツジュースと野菜炒めのような料理、もち米をオーダー。ココナッツは隣のフルーツ屋から調達していました。全部で38,000キップ。これが高いのか安いのかはよくわかりませんが味は確かなようです。 -
食事をすませたら近所を散策してみようと思います。ゲストハウスでは自転車を1日10,000キップでレンタルできるのですが、まずは歩いてみることにします。
しかし5分も歩かないうちに雲行きが怪しくなってきました。この先は雨宿りする場所もないのではないかと心配になり近くの店の軒に入って待っていると予想通り激しい雨が降り始めました。日本ではあまり経験したことのない豪雨でしたが15分程度でやみました。 -
雨が上がったのでぬかるんだ道を水溜りを避けながら歩きます。太陽が顔を出すとたちまち暑くなります。歩き始めてすぐに先ほどボートから見えた橋に辿り着きます。対岸はドン・デット(デット島)です。
フランスが統治していた時代にはドン・コーンの南端からドンデットの北端まで物資輸送のために鉄道が敷かれており、この橋にはかつては鉄道が走っていたのだそうです。旧鉄道橋 蒸気機関車 史跡・遺跡
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ここからはソムパミットの滝を目指すことにします。観光客相手のゲストハウスやレストランを過ぎると寺院がありその先は広々とした田園の中を進みます。時折、自転車に乗った観光客が追い抜いていきますが、それ以外は時々地元の人とすれ違う程度です。
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暑い中を30分ほど歩くとソンパミットの滝の入口に着きます。ここで入場料35,000キップを支払います。このあたりにはメコン川から引きこまれた流れがあり茶色の水が流れアヒルが水遊びをしたりしています。滝へは森の中をもう少し歩かなくてはなりません。
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ソムパミットの滝の全景が姿を現しました。滝の入り口あたりからすでに轟音が聞こえていましたが、このすごい音です。落差はあまりないのですが雨季で増水したメコン川が岩の間を落ちていく様子はすごい迫力です。雨季だからこそこの景色が見られるのでしょう。
メコン川はこの辺りではこのような滝がいくつもあるため、船で遡ることが困難です。かつて鉄道が敷設されたのもこのような地形が関係していたのです。ソムバミットの滝 滝・河川・湖
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しばらく滝を見学してからゲストハウスに戻ることにします。滝へ向かう途中に通りすぎた寺院に立ち寄ってみました。この Wat Khon Taiという寺院です。メコン川に面したヤシの木につながれた牛がのんびり寝そべってその周りでは子供たちが走り回っています。のんびりと時間が流れているように感じます。
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ゲストハウスに戻り、泥濘で汚れてしまったサンダルを洗っていると急に空が暗くなり強い風が吹いてきました。やがて先ほどよりもさらに激しいスコールがやってきました。
私はゲストハウスのテラスにいたのですが、たまらず室内に避難して雨が止むのを待ちました。帰りがあと30分遅かったらとんでもないことになっていました。 -
雨が止んだので再び散歩してみることにします。ゲストハウス周辺には全身ずぶ濡れになった旅行者があちこちにいます。この島ではには雨宿りできる場所もそれほどないので雨に降られてしまうと大変です。
雨が上がると蒸し暑くなるのですが、幸い日も傾きかけさほどではありません。橋を渡りドン・デットへ行ってみます。橋から続く道をしばらく歩いていくと道端に水牛がいてびっくりしました。幸いつながれているようで襲われる心配はなさそうです。 -
シーパンドンは夕日がきれいに見えるとのことですがさすがに雨季ですので期待はしていませんでした。しかしこの日はちょうど雲の合間から日が出ていて夕日が見られるかもしれません。
しかし私はもう疲れていてこれ以上歩きたくなかったし、日が沈んでから暗闇を歩くのは嫌だったので引き返すことにしました。 -
橋を渡りドン・コーンへ戻ってきました。橋の手前にレストランがあったのでここでビールを飲んで帰ることにします。ここはメコン川と橋を眺めながら食事ができます。残念ながら夕日はあまり良く見えなかったのですが、赤く染まった空は見ることができました。
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ビールと一緒にパパイヤサラダを注文しました。細く切った青パパイヤをにトマトやナッツが入り少々辛く酸味のある味です。キャベツや香草もついています。これはラオスではタムマックフーン、タイではソムタムという料理だそうです。
これを食べながらのんびりビールを飲んでいたらすでに周囲は真っ暗になりました。ゲストハウスはそれほど遠く無いので問題はないのですが、途中で水溜りに足を踏み入れてしまい泥だらけになってしまいました。
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