2016/07/06 - 2016/07/06
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deracineさん
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モン・セラット(のこぎり山の意味)はその名の通りのこぎりのような奇岩がそびえたつ場所ですがガウディが建築のインスピレーションを得た場所でもあります
山の中腹には修道院があり「ラ・モレネータ」(英語では Black Madonna と呼んでいた)と呼ばれる黒いマリア像があり、多くの巡礼者が集まる聖地です
またフランコ独裁時代にも禁止されていたカタロニア語でミサを行うなどカタルーニャ人の信仰と民族意識の中心地としての役割を担ってきました
バルセロナの都会独特の騒がしさと猥雑さに辟易した自分は無謀にも初バルセロナの2日目に電車を使って単独で行くことを決断、果たして無事行けたのでしょうか?
私同様ツアーを利用せず電車で行ったみたいという方の参考になるようなるべく詳しく手順を述べました
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<利用したツアー>・・・なし(個人旅行)
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ホテルから近いカタルーニャ広場まで歩いてそこから地下鉄L1に乗モンセラット行きカタルーニャ鉄道の始発駅であるスペイン広場に行った
スペイン広場への行き方は昨日同広場で行われたマジカ噴水ショーを見に行く際覚えた
バルセロナの地下鉄は表示が明確で慣れると便利だ
撮影日時:2106年7月8日8時48分 -
乗車中は今どこを走っているか赤いLEDが点滅して教えてくれる
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事前情報ではバルセロナの地下鉄はスリが多く要注意と書いてあったが利用したスリ被害にも遭うことなく無事だった
二階建てオープンバスツアーの日本語音声
ガイドによればバルセロナも近年は駐車場不足で電車通勤も多いと聞いた
乗客も見た限りでは昨年利用したロサンゼルス地下鉄と異なり普通の人が多いように感じた
なおこれはスマホのカメラ機能を利用 -
車内では日本と同じくほとんどの人がスマホ画面に見入っていた
なおこれもスマホのカメラ機能を利用 -
さて目的のスペイン広場に着いたがモンセラット行のカタルーニャ鉄道の乗り場が分からない
地上にいったん出ると「モンセラット」と書かれたエレベータが見えたのでこれで地下に降りた(9時2分) -
地下には案内嬢がいて多くの人が多分同じ質問「切符をどうやって買うのか」を聞いていた
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彼女がくれた地図&時刻表
カタルーニャ鉄道R5号線でMontserrat-Aeri(Aeriとはロープウェイのこと)まで行き、そこからロープウェイでMontserratまで行く
ロープウェイに乗るのは5分間ほど -
また更に上のサンタ・コバ及びサン・ジュアンまでのケーブルカーまで含んだバルセロナ・スペイン広場からの往復切符が29.5ユーロ ポッキリとお得
更にモンセラット美術館とセルフサービスレストラン昼食まで付いた切符もあるがこれは利用しなかった -
指示されたホームに行って電車を待った
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これが乗車した電車 9:36発
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前の座席にはこのカップルが座っていた
この金髪の男はモスクワから来たロシア人だったが自分の隣席に座ったロサンゼルスから来ているというアメリカの青年と流ちょうな英語で会話していた
アメリカ青年は牛追いで有名なパンプローナも訪れたらしくスマホで自撮りしたビデオを誇らしげに披露していた
それにしても牛から逃げながら自撮りするとは、、、ヤンキーの勇気に脱帽!
アメリカ人はフランクで私にも話しかけてきてどこから来たとかいろいろ尋ねられた
なおこの写真は車内が映っている窓を写したもので左右が入れ替わっている -
撮影日時:2016年7月8日10時32分
乗車後約1時間でそれらしき山が見えてきた -
Montserrat-Aeri駅で降りて前方の山の上の方をよく見ると何やら小さく建物が見える
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ズームレンズで望遠端一杯にアップしてみたら修道院が見えた
ロープウェイやケーブルカーのない時代はあそこまで登るのは大変だったろうなと苦労がしのばれた -
世界に国々から参拝客が訪れるのであろう、いろいろな言語で「ようこそ」と書かれていた
日本語もあった -
山の中腹まで伸びた長いロープがカテナリー(懸垂線)を描いて大きく垂れ下がっていた
豆粒のように小さく見えるロープウェイのゴンドラが段々こちらに近づいてくる
このロープウェイが途中で止まったらどうなるのだろう、ロープの点検はまじめにやっているのだろうか?などと考えだしたらとても怖くて乗れないような高さだ -
撮影日時:2016年7月8日10時54分
これがロープウェイのゴンドラ
定員は20名以下だろう -
撮影日時:2016年7月8日11時01分
約10分弱で”恐怖のゴンドラ体験”は無事終わった -
現地にあった少し汚れた案内図で説明するとモンセラットに上るには以下の2通りの方法があり
1)ロープウェイ(Aeri と呼んでいる)で行く・・・・この場合カタルーニャ鉄道はMonserrat Aeri 駅で降り、ここからゴンドラでモンセッラトを目指す
2)登山鉄道で行く・・・・カタルーニャ鉄道のMonserrat Aeri 駅より一つ遠くのMonistrol de Monserrat駅で下車、登山鉄道 Cremallera に乗換える。山頂駅まで20分
なおTrans Monserratというお得な割引切符が市内のカタルーニャ鉄道駅で販売されている
これを使えばバルセロナの地下鉄、R5号線、ロープウェイ及び更に上のサンタ・コバ並びに・サン・ジュアンまでのケーブルカーまでが往復で利用できて29.5ユーロポッキリ
更にセルフサービスのレストランでの昼食とモンセッラト美術館入場券まで付いたセット割46.95ユーロもあったがこれは利用しなかった
なお切符購入の際紛らわしくて通じなかった理由の一つにこちらではロープウェイを Aeri、カーブルカーを Funicular と呼んで区別している -
ロープウェイ山頂駅 Aeri de Monserrat、横の線路は登山鉄道
ここから修道院へは写真上の方向へ少し歩く -
ロープウェイ山頂駅を俯瞰した写真
写真の中央がロープウェイ山頂駅 Aeri de Monserrat -
イチオシ
修道院横の道路にはこのように出っ張った舞台のようなテラスがあり、ここからの眺望も素晴らしい
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舞台から下界を写した
下を流れる川は黄色く濁っていた -
これが修道院及び大聖堂への入り口
ちょっと分かりにくく人に尋ねて分かった -
イチオシ
モンセッラト修道院の全景
11世紀に創建されたベネディクト派に属する
のちに教皇ユリウス2世となるジュリアーノ・デ・ラ・ロヴェーレが修道院長を務めるなど強大な勢力を持っていた
しかし1811年にナポレオン軍によって破壊され、現存する建物の大半は19?20世紀に再建されたもの -
イチオシ
修道院前の広場
近年パワースポットとして注目されているせいか両手を挙げてパワーを注入している女性の姿があった -
この長い行列を見て驚いたがこれは霊験あらたかなご神体の黒いマリア様にタッチするために並んでいる人々
修道院には並ばずに入れた -
参拝口にあった信者が捧げたローソクが赤や青の光を暗闇に放っていた
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修道院内
神聖な場所なのでスマホでひっそりと撮影 -
荘厳なパイプオルガン
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これがご本尊の黒いマリア様
参拝者が恭しく頭を垂れて参拝していた -
修道院の周りはきれいに掃き清められゴミ一つ落ちていなかった
美しい花がいたるところに飾られていた
ゴミの目立つバルセロナ市街とは大違いだ -
花壇にはラベンダーが植えられていて
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蜜を求めて蝶が舞っていた
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修道院下のバスやクルマの駐車場に至る道には参拝者目当てのショップが多数並んでいた
いわゆる門前町になっていた -
高いところが大好きな私は更に眺望を求めてサン・ジュアンまで行った
サン・ジュアン行きのケーブルカー(=Funicular と現地では読んでいた)は写真の右の方に乗り場がある -
信じられないほど急な坂道を上がるこれはサンタ・コヴァ行きケーブルカー(Funicular)
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写真中央が登山鉄道の駅 Cremallera でMontserrat
左はサンタ・コヴァ行きケーブルカー乗り場 -
天井にも窓があるケーブルカー(=Funicular)
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その奥の方にサン・ジュアン行きのケーブルカー(Funicaular de Sant Juanと書かれている所)がある
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下を見ると先ほど参拝した修道院が見えた
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イチオシ
このように急な坂を上ってくる
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終点には展望室があり、黒い聖母のことが説明されていた
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ここのもう一つの至宝は「エスコラニア」と呼ばれる少年聖歌隊
14世紀から続く欧州最古の合唱団の一つ
ウィーン少年合唱団が1498年に創立されたことを考えるとこれよりも歴史がある
残念ながら夏休み中でその天使の合唱を聞くチャンスはなかった -
この聖なる山に住む鳥たちが絵付きで紹介されていた
残念ながら一羽も目撃できなかった -
屋外の展望台からの眺め
この山頂の標高は972mでピレネー山脈や遠くは地中海が見えるとガイドブックには書かれている
晴天ではあったが遠くは霞んでいて地中海までは見えなかったと思う -
NHKの名曲アルバムでここのカタロニア出身の名チェリスト、パブロ・カザルスの銅像があることを知っていたのでこの写真に写っている案内所の御嬢さんに尋ねた
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同様の観光客がいたのだろう、ためらわずに「サン・ジュアン行きの参道のすぐそばにあります」と答えた
これがその参道 -
イチオシ
歩くとすぐ近くにチェロを弾いているカザルスの銅像があった
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カタロニアが生んだ名チェリストパブロ・カザルス(カタロニア語表記ではパウ、
銅像の下に刻まれた名前の通り)
彼は平和運動家としても有名で音楽を通じて世界平和に貢献した
1971年 カザルス94歳の時 ニューヨーク国連本部で故郷と平和への思いを込めてカタロニア民謡「鳥の歌」を演奏し*、「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は、ピース、ピース(英語の平和)と鳴くのです」と語った
第一次世界大戦やスペイン内戦など何度も戦争を経験し、その悲惨さを知っているがゆえに平和の有難さがよく分かるのだろう
*https://www.youtube.com/watch?v=_T8DjwLt_c4 -
よく耳を澄ますと近くで小鳥が愛らしい声でしきりに歌を歌っていた
私には「ピース、ピース」とは聞こえなかったが美しい声で心にしみた
カザルスの銅像近くに黒い聖母と幼い子供の銅像もあった -
黒い聖母とその顔をじっと見つめる女の子
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黒い聖母に何やら語りかけているような幼い女の子と優しくそれに応えようとしている聖母の姿
幸い自分は戦争を知らない世代だが戦争になれば真っ先に一番弱い幼子たちが犠牲になるかと思うと思わず涙がこぼれた
この子供たちのためにも平和な世界が続くことを心から願いたい -
そう思いつつ帰りもスリリングなロープウェイに乗り欲望渦巻く下界に降りた
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カタルーニャ鉄道の Monserrat Aeri 駅が見えてきた
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スペイン広場駅に無事たどり着いた (14:27)
聖なる山モンセッラト行きは一服の清涼剤のようにバルセロナの猥雑さに辟易していた我が心をさわやかにしてくれた
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