南欧・美の旅(16) 借景の美しさはイマジカ噴水、ノリの良さは ラスベガスのベラッジオ噴水ショーの勝ち？

2016/07/08 - 2016/07/08

バルセロナを旅した際、有名なイマジカ噴水を楽しみました
2015年9月にラスベガスで有名なベラッジオの噴水ショーも見たので、これと比較したい意味もありました

どちらも無料で観覧できるので時間があれば是非一見すべきでしょう
イマジカ噴水は豪華な宮殿を彷彿させるスペイン広場・カタルーニャ美術館前で週末に開催されます

一方のラスベガス・ベラッジオ噴水は毎日ホテル前の人工池で開催されノリの良いBGMに噴水の動きがシンクロして見ていて楽しいです
従って両方を見た私見としてタイトルのような感想になりました

なお文中の時刻は持参したデジタルカメラ（＝SONY DSC-RX10M4）に記録された時刻を現地時刻に修正したものです

同機では4Kビデオでも収録しており、この記事を書くにあたってビデオを再生して書いていますが残念ながらBGMは印象的ではありません

エリア バルセロナ(スペイン)

グランビア大通りに面しカタロニア広場からもすぐだったホテル・グランビア。ここに4泊した

ホテル グランヴィア ホテル

噴水ショーを見る前に腹が減っては戦はできぬ。
ホテル近くのレストランでパエリアを食べた

前菜に Ensaladilla Rusa （＝ロシア風サラダ）を取ったが何のことはない、ポテサラのようだった

新宿のスペイン料理店「アマポーラ」*という店で時々パエリアを食べるが本場スペインの味はどうか興味津々だった

*その後残念ながら閉店しました

事前にポテサラを食べたため完食はできず、、、残念！

なおここで噴水ショーのことを聞くと木曜日には開催しないという
しかし改めてネットで調べると木曜日でも開催していた

ショーの開催日、時間及びBGMについては下記のリンクを参照して下さい

https://www.barcelona.cat/en/what-to-do-in-bcn/magic-fountain

ホテルに一番近い地下鉄の駅　Paseggi de Gracia

改札口 たまに切符挿入口が左利き用？のものがあり、間違うことがあった

ドアの上に乗車した路線の路線図が表示されており、通過した駅名が点灯する

旅行者にも分かりやすいシステムだ

路線図に行先の　Espagna （スペイン広場）があることを確認してホームに向かう

スペイン広場駅について地上に出ると門のようなヴェネチアンタワーが聳えていた（20:35）

カタルーニャ美術館遠景（20:46）

噴水前からベネチアンタワー方面を見る。すでに多くの人々が集まっていた（20:46）

美術館前の道路を跨ぐ歩道橋も見物人で鈴なり　(21:05)

以下の写真は歩道橋のたもとのコンクリート壁の上に乗って撮影しました

まだまだ続々と見物客が押し寄せてくる（21:14）

美術館前のメインの噴水が吹きあがりだした（21:24）　

最初は白だった。BGMもなく噴水のさらさらと吹き上がる音だけが雑踏をかき消すように聞こえた

いったん噴水は静かになり、今度はBGMを伴って白い噴水は色づき始めオレンジ色に染まりだした（21:24）

メインの噴水に呼応するかのように通りにある小さな噴水もシンクロして吹き上がりだした（21:24）

集まった群集はそんなものには目もくれず、大きなメインの噴水を写すべく一斉にスマホやカメラを持つ手を精一杯伸ばして中央の噴水が描く白い放物線群に向けた

やがてアリアのような静かなソプラノのBGMが流れる中、噴水は色と形を次々と変化させる。時には観衆から「オー」という歓声が聞こえた（21:24）

歌のクライマックス部では目の前が真っ赤になるほど赤く染まった噴水が噴きあがった（21:28）

噴水の色は水が着色されてるのではなく多分カラーライトに照らされているのであろうが、、、

BGMがストップ、幕間つなぎなのか、それとも噴水の調整なのだろうか
今度は噴水にグリーンが追加された（21:29）

人混みの中で少しでも良い写真を撮ろうと自撮り棒を駆使するスマートなヤツもいた（21:32）

2曲目が始まった。今度はアリアではなくもう少しリズミカルな音楽だった
近くで曲に合わせて口笛が聞こえたので地元ではポピュラーな曲なのかもしれない（21:36）

あたりはすっかり暗くなり、通りの小さな噴水列も輝きだした（21:36）

2曲目もクライマックス時には噴水が高く上がった（21:37）

ドーンと花火のようなラスベガスのようにド派手な音は鳴らないが目の前が真っ赤になるような花火のような噴水（21:38）

噴水が繰り広げる動き、色の変化もややマンネリ気味になってきた（21:39）

規模（大きさ、高さ）は残念ながらラスベガス・ベラッジオ噴水ショーには及ばない(個人的見解です）

またノリの良い音楽は聴いていても楽しい（青春時代をアメリカンポップスで聞いて育った世代の戯言なので）

あちらはカジノホテルの余興、こちらは由緒正しき芸術の国だ
それが証拠に宮殿化と見紛うカタルーニャ美術館の前で繰り広げられているのだから比較する方が野暮か、、、

それでもまだ歩道橋の上は鈴なりの群集で溢れていた（21:41）

このように前の道路からのレベルでは噴水が小さく遠くに見えて迫力がない（21:41）

やはり歩道橋のたもとか、さらに上の美術館前の階段で観覧すべきだろう

帰りも地下鉄を利用した (22:04)

地下鉄は危ないという情報もあり、貴重品はホテルに置いて最低限の現金と身軽な格好で出かけた

車内は木曜日の夜だったせいかことのほか混んでいなかった

帰路もスペイン広場からカタロニア広場まで乗った
乗り過ごさないように進行状況案内表示を注視した

スペイン人の食事時間は日本と約2時間ずれており夕食は夜の10時ころから始まる（22:11）

さて今回のイマジカ噴水を他の有名な噴水ショーと比較してみよう

これは2015年ラスベガスを訪れた際、パリスのエッフェル塔から撮ったベラッジオ噴水ショー

こちらのBGMはノリの良いポップスが主体、音楽に合わせて噴水も踊る
メロディがソフトな部分は噴水も柳が風に揺れるような柔らかい動きをする

噴水ショーの最後の曲はもちろん「アメリカ国歌」
クライマックスでは噴水がベラッジオの屋上まで届くかと思うほど高く上がる

いずれも無料なので時間が許せば是非一度観賞されることをおススメします