2016/04/30 - 2022/05/04
148位(同エリア1472件中)
+mo2さん
大塚国際美術館へ行って来ました。ここは大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設された日本最大級の美術館で、そこに世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を展示と超弩級の美術館です。
ただし名画は本物ではなく大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製したものです。
たくさん写真を撮ってしまったので自分の整理用に年代・作者別に纏めておきます。
バロック期の作品です。
【追加】
2022年5月、妹と甥っ子(ともちゃん・小1)を連れて再訪しました。新たに写真を追加、入れ替えしたので、タイトル以外、全く新しい旅行記となってしまいました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
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バロック期の作品が並びます。
大塚国際美術館 美術館・博物館
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アンニーバレ・カラッチ「狩りの風景」 ルーヴル美術館、パリ(フランス)1587-88年
16世紀イタリアのバロック絵画の草分け、カラッチ兄弟の弟のアンニーバレ・カラッチの代表作の1つです。 -
アンニーバレ・カラッチ「肉屋の店」クライスト・チャーチ、オックスフォード(イギリス)1650年
イタリア美術における初期バロック様式を確立した画家の一人であり、イタリア北部のボローニャを中心に活動したボローニャ派の代表的画家であるアンニーバレ・カラッチの作品。 -
フアン・デ・バルデス・レアール「世の栄光の終わり」 サンタ・カリダード病院、セビーリャ(スペイン)1671年
1670年頃、レアールはムリーリョとともに、カリダー施療院聖堂の大規模な装飾を委託されます。そこでレアールが措いたのが、この『世の栄光の終わり』と『束の間の命』の対幅です。
『世の栄光の終わり』の画面下には、横たわった司教の遣骸にウジがわき、奥には骸骨が散乱した凄惨な光景が措かれています。半円形の上部から突き出た聖痕のあるキリストの手には天秤。右の皿には「信仰」を表わすキリストの心臓や聖書、左の皿には「7つの大罪」を象徴する動物たちが乗り、それぞれ「以下ではない」「以上ではない」と書かれています。天国に行くには信仰が絶対条件であり、地獄に堕ちるには罪以上は必要ないことを示しています。 -
ダーフィット・テニールス「酒を飲む王様」プラド美術館、マドリード(スペイン) 1634-1640年頃
これは王冠を かぶせられ「一日王様」となった村人に、ひたすら酒をすすめているどんちゃん騒ぎの絵です。 -
ヤン・ステーン「乱れた家族」ウィーン美術史美術館、ウィーン(オーストリア)1663年
『乱れた家族』の原題は『逆さまの世界』といい、乱雑で不道徳な光景が描かれています。 -
ドッソ・ドッシ「魔女キルケ」ボルゲーゼ美術館、ローマ(イタリア)1523年頃
16世紀フェラーラ派を代表する画家ドッソ・ドッシの文学的な魅力に包まれた名作。 -
イタリア語で洞窟という意味のグロッタと名付けられた部屋に入ります。
ジュリオ・ロマーノ「巨人族の没落」パラッツォ・デル・テ、マントヴァ(イタリア)1526-35年
ジュリオ・ロ巨人の間壁画マーノが設計・建築、装飾も手掛けたパラッツォ・デル・テ宮殿の巨人の間壁画が再現されています。 -
ドッソ・ドッシ 「魔女キルケ」 ボルゲーゼ美術館、ローマ(イタリア)1523年頃
16世紀フェラーラ派を代表する画家ドッソ・ドッシの難解で文学的な魅力に包まれた名作。本作にはアリオストの≪狂乱のオデュッセウス≫に由来する太陽神ヘリオスと女神ペルセイスとの間に生まれた娘≪魔女キルケ≫が描かれていると伝統的に唱えられていますが、神官であったメリッサとする説も有力視されています。 -
ルネサンス後期の「マニエリスム」を代表する画家の一人ジュゼッペ・アルチンボルドの作品が並びます。野菜や果物などで構成された独特の肖像画が有名で「奇想の画家」とも呼ばれます。アルチンボルドは、自然科学への関心が高かったマクシミリアン2世に『四大元素』と『四季』の2つの連作を捧げていますが、2つの連作はともに大きな評判を集めたため、後にいくつかのバージョンが製作されています。この4作はウィーン美術史美術館のオリジナル版です。
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ジュゼッペ・アルチンボルド「水(「四大元素」より)」 ウィーン美術史美術館、ウィーン(オーストリア)1566年
『四大元素』の《大気》《火》《大地》《水》のうちの水。 -
ジュゼッペ・アルチンボルド「火(「四大元素」より)」 ウィーン美術史美術館、ウィーン(オーストリア)1566年
火打金やオイルランプの他に、蝋燭や薪などが組み合わされているが、動物や植物を描いた作品と比較すると、アイテムの数が限られているために、総体的にやや簡素な仕上がりとなっています。 -
ジュゼッペ・アルチンボルド「冬(「四季」より)」ウィーン美術史美術館、ウィーン(オーストリア)1563年
美術史美術館でも見ていますが、2017年には、国立西洋美術館でアルチンボルド展が開催されましたがが、その際には、本品が出展されています。 -
ジュゼッペ・アルチンボルド「夏(「四季」より)」ウィーン美術史美術館、ウィーン(オーストリア)1563年
アルチンボルドの四季4連作は、ルーブル美術館にも所蔵されており、ルーブルや2018年のルーヴル美術館展などで見ていますが、こちらは、最初期の美術史美術館ヴァージョン。 -
ジローラモ・マッキエッティ「アイソンを若返らせるメデイア」 パラッツォ・ヴェッキオ、フィレンツェ(イタリア)1570-73年頃
15世紀のフィレンツェで活動した画家、ジローラモ・マッキエッティの作品。
ギリシャ神話の一場面を描いています。 -
ジョルジョ・ヴァザーリ「ペルセウスとアンドロメダ」パラッツォ・ヴェッキオ、フィレンツェ(イタリア)
イタリアのマニエリスム期の画家ジョルジョ・ヴァザーリによって1570年から1572年にかけて制作された絵画。本作に描かれているのはギリシャ神話内にある伝説の、ペルセウスがメデューサの首で海獣ティアマトを退治し、生け贄のアンドロメダ王女を救うというエピソード。 -
ジョルジョ・ヴァザーリ「聖なる寓意」 ウフィツィ美術館、フィレンツェ、イタリア
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ディエゴ・ベラスケスとともにスペイン最大の画家と謳われるゴヤの作品が並ぶ部屋です。
大塚国際美術館 美術館・博物館
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フランシスコ・デ・ゴヤ「マリア・テレーサ・デ・ボルボンの肖像」 ナショナル・ギャラリー、ワシントン(アメリカ)1783年
王女マリア・テレサは、1638年にフェリペ4世と最初の王妃イサベル・デ・ボルボンの8番目の子どもとして生まれました。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「日傘」 プラド美術館、マドリード(スペイン)1777年
本作品は、スペインのマドリードにある王宮の壁に飾るタペストリーのために描かれた原画の1枚 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「陶器売り」 プラド美術館、マドリード(スペイン)
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フランシスコ・デ・ゴヤ「チンチョン伯爵夫人」 スエーカ公爵家、マドリード(スペイン)
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フランシスコ・デ・ゴヤ「アルバ公爵夫人」 ヒスパニック・ソサエティ・オヴ・アメリカ、ニューヨーク(アメリカ)1797年
第13代アルバ公爵夫人カィエターナを描いた作品です。公爵夫人は当時のマドリードの社交界においてひときわ目立つ存在でした。「美しさ、人望、人を惹きつける魅力、財力、家柄、すべてに抜き出ている」と語られ、「スペインの新しきヴィーナス」と賛美されたほどの美貌の持ち主です。そしてこの絵の作者であるゴヤと親密な関係にあったといわれています。 -
ゴヤの最も有名な作品、「裸のマハ」と服を着たバージョン「着衣のマハ」が並んで展示されています。
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フランシスコ・デ・ゴヤ「着衣のマハ」プラド美術館、マドリード(スペイン)1798-1803年頃
フランシスコ・デ・ゴヤが手がけた数多くの作品の中でも最も有名な作品のひとつ -
フランシスコ・デ・ゴヤ「裸のマハ」プラド美術館、マドリード(スペイン)1798-1800年頃
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フランシスコ・デ・ゴヤ「カルロス4世の家族」プラド美術館、マドリード(スペイン)1800-01年
スペイン王カルロス4世とその家族を描いた集団肖像画で、ゴヤが53歳で念願の首席宮廷画家に昇進した記念として1年以上の時間を費やして描かれた渾身の作品です。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「1808年5月2日:エジプト人親衛隊との戦闘」プラド美術館、マドリード(スペイン)
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フランシスコ・デ・ゴヤ「1808年5月3日:プリンシペ・ピオの丘での銃殺」プラド美術館、マドリード(スペイン)1814年
本作は、1808年5月2日夜間から翌5月3日未明にかけてマドリッド市民の暴動を鎮圧したミュラ将軍率いるフランス軍銃殺執行隊によって400人以上の逮捕された反乱者が銃殺刑に処された場面を描いたもの。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「ボルドーのミルク売り娘」 プラド美術館、マドリード(スペイン)1825-27年頃
ゴヤの絶筆となった作品だとされています。朝の光のなかを、ロバの背に揺られながら牛乳を売りにくる近隣の農家の少女が下から仰ぎ見るように描かれており、牛乳の容器が画面左下に確認できます。 -
ゴヤは1819年にマドリード郊外に「聾者(ろうしゃ)の家」と通称される別荘を購入し、この家のサロンや食堂の壁に14枚の壁画を描いています。
暗い色、特に黒色の絵の具で描かれており、不気味で暗い雰囲気から、その壁画を総称して『黒い絵』と呼ばれています。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「ゴヤの家(黒い絵)」より「レオカディア」
玄関の近くにあった絵です。ゴヤの家政婦兼恋人レオカディアが描かれています。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「アスモデア」プラド美術館、マドリード(スペイン)1820-23年
ゴヤは1819年にマドリード郊外に「聾者(ろうしゃ)の家」と通称される別荘を購入し、この家のサロンや食堂の壁に14枚の壁画を描いています。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「サン・イシードロの巡礼」 (一部)プラド美術館、マドリード(スペイン)1820-23年
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フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「我が子を食らうサトゥルヌス」
ギリシャ神話に登場するゼウスの父親・クロノスは、「自分の子どもに権力を奪われて殺される」という予言を受け、生まれてくる自分の子どもたちを次々に飲み込んでしまいます。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「ユーディットとホロフェルネス」
旧約聖書外伝からの主題。イスラエルの未亡人ユーディットは、敵軍アッシリアの将軍ホロフェルネスを誘惑し熟睡中にその首を切り落とし、イスラエル軍に持ち帰りました。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「サン・イシードロの巡礼」
サン・イシードロは、マドリッドの守護聖人 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「魔女の夜宴」
悪魔が牡山羊の姿で現れ、魔女たちの夜宴を主催するという民間伝承の話。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「二人の老人」
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フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「運命の女神達」1820-23年
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フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「アスモデア」
聖書外伝トビア書の、邪悪な愛と肉欲の悪魔アスモディア
赤いマントの女性アスモディアが男性を魔女の夜宴へ連れ去るという話 -
不気味な絵が続きます。
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フランシスコ・デ・ゴヤ「ゴヤの家(黒い絵)」より「異端審問」
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フランシスコ・デ・ゴヤ「ゴヤの家(黒い絵)」より「棍棒での決闘」
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フランシスコ・デ・ゴヤ 「ゴヤの家(黒い絵)」より「笑う女たち」
1人の男と2人の女が描かれているこの作品。実は自慰行為をしている男を、女があざ笑うかのように見ているシーンだと言われています。 -
フランシスコ・デ・ゴヤ「ゴヤの家(黒い絵)」より「砂に埋もれる犬」
14枚ある「黒い絵」のうち最後に描かれているので、「書き途中なのでは」と見方もあるこの作品ですが、よく見ると砂のカサがどんどん増えてきて犬が今にも埋もれてしまいそうなシーンを描いています。 -
ともちゃん、ちょっとお疲れです・・・
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