2016/04/30 - 2022/05/04
170位(同エリア1272件中)
+mo2さん
大塚国際美術館へ行って来ました。ここは大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設された日本最大級の美術館で、そこに世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を展示と超弩級の美術館です。
ただし名画は本物ではなく大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製したものです。
大勢の人をかき分けながら見てきた「ルノワール展」の名画がここではじっくり見れます。写真も撮れます。触ることもできます!!
地下5階、地上3階の展示室を歩くと4km超、5時間程時間をかけましたが、見きれませんでした。たくさん写真を撮ってしまったので自分の整理用に年代・作者別に纏めておきます。
マネ、ルノワール、モネなどの印象派の画家の作品です。本物は、展覧会やオルセーなど各地の美術館でほとんど見たことはありますが、これだけ、代表作だけ纏めて見れるのは凄い。
【追加】
2022年5月、妹と甥っ子(ともちゃん・小1)を連れて再訪しました。新たに写真を追加、入れ替えしたので、タイトル以外、全く新しい旅行記となってしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
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エドゥアール・マネは、フランスの画家。19世紀パリのモダニズムな生活風景を描いた最初の画家。写実主義から印象派への移行をうながした重用な人物とみなされています。
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エドゥアール・マネ 「笛を吹く少年」 オルセー美術館、パリ(フランス) 1866年
本物は、2014年国立新美術館で開催された「オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―」やオルセー美術館で見ています。 -
エドゥアール・マネ「エミール・ゾラの肖像」オルセー美術館、パリ(フランス)1868年
マネは、筆跡を感じさせる流動的な線と伝統的な形式にとらわれない自由で個性的な色彩を用い、近代の日常、風俗、静物、歴史、肖像、裸婦、風景など様々な絵を描きました。また日本の浮世絵・版画の影響を受けたとも言われます。
本作ではエミール・ゾラの肖像として作品に名称を付けながらも、マネが持つ自身の興味(スペイン絵画や日本趣味)を中心に画面を構成しており、マネ本人の関心を描いた静物画的人物画です。 -
エドゥアール・マネ「バルコニー」オルセー美術館、パリ(フランス)1868年
この作品は、フランシスコ・デ・ゴヤの「バルコニーのマハたち」にインスピレーションを得て制作されたとされています。 -
エドゥアール・マネ「フォリー=ベルジェールのバー」コートールド美術研究所、ロンドン(イギリス)1882年
印象派の父と呼ばれるエドゥアール・マネの人生最後の大作。2019年「コートールド美術館展」のプレミアムナイトで、貸切り状態でじっくり鑑賞したことが思い出されます。 -
エドゥアール・マネ 「草上の昼食」 オルセー美術館、パリ 1862-63年
1863年のサロンに出品した際は「現実の裸体の女性」を描いたことが「不道徳」とされ落選とされ批評家たちに批判されるなどスキャンダルを巻き起こしたマネの代表作。私はこの絵を見るとどうしてもBow Wow Wowを思い出してしまう -
エドゥアール・マネ 「オランピア」 オルセー美術館、パリ 1863年
1865年のサロンに出品し、作品自体は入選したが、『草上の昼食』と同様に「現実の裸体の女性」を描いた事が批判されました。なお、裸体の女性のモデルは、『草上の昼食』と同じヴィクトリーヌ・ムーラン。 -
エドゥアール・マネ 「ナナ」ハンブルク美術館・ハンブルク(ドイツ)
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アンリ・ファンタン=ラトゥール 「バティニョールのアトリエ」 オルセー美術館、パリ、フランス 1870年
1870年のサロンに出品され、批評家や民衆らから多くの賞賛と支持を得た本作は、画家と親しかった印象派の先駆者エドゥアール・マネを中心に、マネの伝統的なアカデミズムへの挑戦(反アカデミズム)の賛同者を描いた集団肖像画。画面中央には写真家の(そしてマネの友人でもあった)ザカリーアストリュックをモデルに筆をとるマネが配されています。それを囲むかのようにしてマネへの共感者・賛同者が描かれており、マネの背後には画家のオットー・ショルデラー、その右側には若きルノワール、小説家兼批評家エミール・ゾラ、マネの友人エドモン・メートル、印象派初期の重要な画家フレデリック・バジール(参列者の中で一際背の高い男)、そして画面右端にはクロード・モネの姿を確認することができます -
アンリ・ファンタン=ラトゥール 「花と果物」オルセー美術館、パリ
ラトゥールは静物画を好んで描きました。花を描かせたら右に出るものはいない。
そんな評判から、人々は彼を「花の画家、ファンタン=ラトゥール」と呼びました -
ピエール=オーギュスト・ルノワールは、印象派の発展においてリーダーシップ的な役割を果たしたことで知られるフランスの画家。日本でも大変な人気と知名度を誇り、数多くの展覧会が開催されています。
大塚国際美術館 美術館・博物館
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ピエール=オーギュスト・ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」オルセー美術館、パリ 1876年
ルノワールの代表作。“ムーラン・ド・ラ・ギャレット”は屋外のダンスホールで、庶民の遊び場として人気だった場所。画面手前で談笑する若い男女はルノワール作品でお馴染みのモデルたちや画家仲間たちです。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「読書する女」オルセー美術館、パリ 1874-76年
モデルは、1870年代半ばの作品に多く登場する、モンマルトル出身の少女マルゴ。彼女が若くして命を落としたとき、画家は嘆き悲しみました。繊細に重ねられた色彩が、光を浴びた少女を浮き彫りにしています。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「ボート遊びの人々の食事」フィリップス・コレクション、ワシントン(アメリカ)1876年
本作は、パリ郊外セーヌ河畔の行楽地ラ・グルヌイエールにあるイル・ド・シャトゥー(シャトウ一島)にある、アルフォンス・フルネーズ氏が経営レストラン「フルネーズ」の、川面を見下ろすテラスが舞台となっています。
舟遊びに来た友人たちがテーブルを囲んでいる牧歌的な情景を描いていますが、主題や全体の雰囲気などは、5年前に描かれた「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」と類似しており、絵のサイズもほぼ同一です。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「団扇をもつ少女」クラーク美術研究所、ウィリアムズタウン(アメリカ)1881年
このモデルとなった人物は、コメディー=フランセーズの人気女優であったジャンヌ・サマリー。当時流行していた英国風タータンチェックの旅行着を着ている姿や、手に持たれた日本の団扇など、当時の流行を取り入れた作品といえます。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「桟敷席」コートールド美術研究所、ロンドン(イギリス)1874年
オーギュスト・ルノワール初期の重要な代表作で、上流階級の社交の場でもあったオペラ座にて、片手にオペラグラスを持ち、豪華な衣服を身にまとう女性と、オペラグラスで階上の人々を眺める男性が描かれています。1874年の第一回印象派展に出品され、当時の評論家からも絶賛された数少ない作品。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「ヴィクトール・ショケの肖像」 フォッグ美術館、ケンブリッジ(アメリカ)1875年
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ピエール=オーギュスト・ルノワール「アルジェリア風の衣裳を着たフルーリ嬢」クラーク美術研究所、ウィリアムズタウン(アメリカ)1882年
こちらは、2013年の「奇跡のクラーク・コレクション― ルノワールとフランス絵画の傑作」展の目玉でした。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「コンサートにて」クラーク美術研究所、ウィリアムズタウン(アメリカ)1880年
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ピエール=オーギュスト・ルノワール「セーヌ川の舟遊び」ナショナル・ギャラリー、ロンドン 1879頃
明るい陽光あふれるセーヌ川に浮かぶボート。ボートに乗る二人の女性の白いドレスは、さわやかな季節を感じさせます。
彼女たちは簡単なタッチで描かれ、顔はほとんど特定できませんが、思い切った輪郭線をぼかす手法を使って、この憩いの場の幸福感、高揚感を表現しています。
また、何よりも、自然の光とこれを映した水面が、この絵の主題としてクローズアップさせることに成功しています。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「マルゴの肖像」オルセー美術館、パリ(フランス)1876-78年頃
モンマルトルの踊り子だったマルグリット・ルグラン、通称マルゴをモデルにした、横向きの肖像画。荒いタッチや塗り残された背景などから、習作あるいは未完成の肖像画と推察されます。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「ブージヴァルのダンス」ボストン美術館、ボストン 1883年
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ピエール=ピエール=オーギュスト・ルノワール(左)「都会のダンス」(右)「「田舎のダンス」オルセー美術館、パリ(フランス) 1883年
画商ディラン=リュエルに依頼され描かれた、ほぼ等身大の2作品。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「田舎のダンス」オルセー美術館、パリ 1883年
女性のモデルは、のちにルノワールの妻となるアリーヌ・シャリゴ。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「ピアノに向かう娘たち」オルセー美術館、パリ 1892年
ルノワールは1880年代、それまでの画風を変えて硬質なタッチの作品を制作していましたが、1890年代にはまた以前のような画風に戻りました。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「バラを飾るガブリエル」オルセー美術館、パリ 1911年
「バラを飾るガブリエル」は、ルノワールが70歳の時に制作したものです。
モデルのガブリエルは、画家の妻アリーヌのいとこ。初期の頃とは異なった自由で伸び伸びとしたタッチと柔らかな色彩により、モデルの特徴をよく捉えています。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「浴女たち」オルセー美術館、パリ 1918-1919年
ルノワールの人生における最後の数か月に制作されたもの。こちらも本物は、現在ルノワール展にて初来日しています。 -
モネの作品が並ぶ部屋
クロード・モネは印象派を代表するフランスの画家。「自然(特に戸外制作での自然風景)に対して自分が認識した感覚を表現する」という基本的な印象派哲学を一貫して実践した芸術家です。大塚国際美術館 美術館・博物館
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クロード・モネ「カササギ」オルセー美術館、パリ 1868-69年頃
ノルマンディー地域のコミューンであるエトルタ近郊で制作されました。枝で作られた戸に止まっている一羽の黒いかささぎと、太陽の光の輝きを受けて青い影を創り出している新雪が描写されています。 -
クロード・モネの1870年代の作品4点
(左上)「アルジャントゥイユの橋」ナショナル・ギャラリー、ワシントン(アメリカ)1874年
(左下)「アルジャントゥイユのヒナゲシ」 オルセー美術館、パリ(フランス)1873年
(右上)「キャピュシーヌ大通り」ネルソン=アトキンズ美術館、カンザス・シティ、ミズーリ州(アメリカ)1873年
(右下)「アルジャントゥイユのヨット・レース」オルセー美術館、パリ(フランス)1873年 -
クロード・モネ「アルジャントゥイユのひなげし」 オルセー美術館、パリ(フランス)1873年
モネの1870年代を代表する作品のひとつ。印象派の名称の由来となった「印象 -日の出-」と共に、1874年に開催された第一回印象派展に出品されています。 -
クロード・モネ「印象・日の出」マルモッタン美術館、パリ(フランス)1872年
印象派の名前の由来となる美術史上、重要な意味を持つ作品。 -
クロード・モネ「サン=ラザール駅 」 オルセー美術館、パリ(フランス) 1877年
モネの代表作のひとつ。本作は1877年の第3回印象派展に出品された30点あまりの画家の作品群で最も批評家たちの注目を集めたとされています。こちらも1996年東京都美術館で開催された 「モデルニテーーパリ・近代の誕生 オルセー美術館展」や2014年の「オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―」など何度も日本に来ています。 -
クロード・モネ「ゴディベール夫人の肖像」オルセー美術館、パリ 1868年
ル・アーヴルの裕福な美術愛好家であるルイ=ジョアシャン・ゴーディベールの妻マルグリットの肖像画。こちらは2014年に国立新美術館で開催された「オルセー美術館展 印象派の誕生 ―描くことの自由―」に出展されていました。 -
クロード・モネ「日傘の女」オルセー美術館、パリ 1886年
モネは「日傘を差す女」として3作品を描き残しています。1枚目は1875年、妻のカミーユと子供のジャンがモデル。この作品は、約10年後、そのモデルとなった妻カミーユが病死してから6年経った時に描かれた作品です。
こちらのモデルはカミーユの死後に結婚した二番目の妻アリスの子供シュザンヌです。 -
クロード・モネ「ラ・ジャポネーズ」ボストン美術館、ボストン 1875-76年
日本趣味(ジャポニズム)は、当時のパリの最新モード。モデルは最初の妻のカミーユ -
クロード・モネ「ルーアン大聖堂」オルセー美術館、パリ 1892 - 93年
ジヴェルニーに住んでいたモネは、1892年と1893年、ノルマンディー地方のルーアンに取材旅行に出かけ、大聖堂の連作30点を描いています。 -
クロード・モネの代表作の『睡蓮』2点です。モネはフランスのジヴェルニーにある「水の庭」の池とそこに生育する睡蓮をモチーフに描きました。晩年までの30年間で約250枚製作しています。
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クロード・モネ「睡蓮:緑のハーモニー」オルセー美術館、パリ 1899年
モネの睡蓮の作品は~1900年までの第1シリーズとそれ以降の第2シリーズに分けられています。第1シリーズでは日本風の橋を作った自宅の庭をモチーフに池と枝垂柳を光の変化と共に描かれているのが特徴です。 -
クロード・モネ「睡蓮:バラ色のハーモニー」オルセー美術館、パリ 1900年
ここに描かれた睡蓮の池は、モネが自分自身でジヴェルニー自邸の庭に造った池です。彼は1899年頃からこの池を連作として描き始め、それが後半生のライフワークとなりました。 -
クロード・モネの作品は、日本の美術館にも数多く所蔵されていますが、こちらはオルセー美術館所蔵の作品を中心に展示されています。
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B2Fで外に出ると、環境展示としてモネ「大睡蓮」が。池には睡蓮、その中にはモネの「睡蓮」が円形に展示されています。
大塚国際美術館 美術館・博物館
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クロード・モネが、人生最後に計画したのが、「睡蓮」の壁画で四方を飾った美術館を設立すること。そのために、死去する直前まで、8連作もの睡蓮画を描き続けています。
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本物は、パリのオランジュリー美術館の2部屋を占める『睡蓮』の大壁画です。
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明るい屋外で鑑賞できるのは陶板画ならではです。
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こちらは、1926年12月に86年の生涯を閉じたモネの遺作です。
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西洋画は一瞬を切り取る画とすると、これらの作品は上下左右様々な視点からの構図や季節や1日の時間の流れが、日本の障壁画のように一つの作品として流れています。
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オランジュリー美術館でも見てきましたが、屋外で見る睡蓮は格別です。
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カミーユ・ピサロ「モンマルトル大通り」エルミタージュ美術館、サンクト・ペテルブルグ 1897年
この作品は、さまざまな季節や時間のパリのモンマルトル大通りを描いた14の連作の1つ。1897年初め、大通りを見下ろすホテルのバルコニーの窓からの眺めを見て、ピサロは「モンマルトル大通りの全長を見渡すことができる」「大きな木々の間を走る馬車、乗合自動車、人々、まっすぐに並んだ大きな建物など、ほとんど鳥の視点で見ることができる」と驚嘆しました。 -
(左)アルフレッド・シスレー「ポール=マルリの洪水」 オルセー美術館、パリ 1876年
(中)ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィルの海岸」 オルセー美術館、パリ 1865年
(右)ヨハン・バルトルト・ヨンキント「セーヌ川とノートル=ダム」 オルセー美術館、パリ 1867年 -
アンジェロ・モルベッリ 「80セントのために」 ボルゴーニャ美術館、ヴェルチェッリ(イタリア)
イタリア印象派画家、アンジェロ・モルベッリの作品
1890年代初頭に深刻な農業危機が発生し、不安定な生活の田植え女性たちを描いた作品 -
ジュゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペード「円舞」 ミラノ市立近代美術館、ミラノ
19世紀のイタリア画家、ジュゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペードの作品。
ヴォルペードはマッキアイオーリの影響を受け、明暗色の色斑を使って現実世界を描きました。 -
エドガー・ドガはフランスの画家、彫刻家、版画家。バレエを主題とした作品でよく知られており、実際にドガの作品の半分以上はバレエの絵です。
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エドガー・ドガ「オペラ座のオーケストラ」 オルセー美術館、パリ 1870年
オペラ座のオーケストラ・ボックスに焦点をあてた作品ですが、チュチュを着た踊り子が登場する最初の絵でもあります。1996年東京都美術館で開催された 「モデルニテーーパリ・近代の誕生 オルセー美術館展」に出展されていた作品。 -
「アイロンをかける2人の女性」 オルセー美術館、パリ 1884-86年
華やかな都市生活の裏側で働く女性たちを描いた作品。今作のアイロンをかける二人の女性は、労働者階級の女性たちを象徴するイコンとして描かれているともいえます。向かって左手の女性は、片手にワインのボトルを掴んだまま大きなあくびをしており、右手の女性はうつむいて力強くアイロンをシャツに押し当てています。 -
エドガー・ドガ「カフェにて(アプサント)」オルセー美術館、パリ 1875-76年頃
モデルの2人は女優のエレン・アンドレとドガの友人と銅版画家のマルスラン・デブ―タンであることが分かっています。場所はドガのお気に入りだったカフェ・ド・ラ・ヌーヴェル・アテーヌ。
ここで女性は娼婦であり、その表情は物憂げで疲れ切っているように見えます。
大都会の片隅で、安ものの蒸留酒“アプサント”を飲んで酩酊する人々の惨めさや、社会の底辺で生きる女性の哀しさを表現し、そして当時社会問題にもなっていたアルコールの問題をも訴えています。 -
エドガー・ドガ「バレエの授業」オルセー美術館、パリ 1873-76年
ドガが得意としたバレリーナたちの練習風景を描いた作品。
画面中央の初老の教師は、かつてパリのバレエ界の大スターであったジュール・ペロー。今作は著名なバリトン歌手で美術コレクターでもあったジャン=バティスト・フォールの注文によって描かれ、ドガが踊り子を主題にした最初の大型作品です。 -
エドガー・ドガ「花束を持つ踊り子」オルセー美術館、パリ 1878年
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エドガー・ドガ「舞台の踊り子(エトワール)」オルセー美術館、パリ 1878年頃
足元からフットライトを浴びてソロを演じるバレエの花形。これはボックス席から見た上からの位置から描かれています。大きな舞台に一人華麗に舞う踊り子と、舞台袖には出番を待つ他の踊り子たちが対比的に描かれています。 -
エドガー・ドガ「花束を持ち挨拶する踊り子」オルセー美術館、パリ 1887年
演技を終えたプリマ・バレリーナが、熱心なファンから花束を受け取りカーテンコールに応じてポーズをとっています。
この頃からドガは視力の衰えもあり、細かく描かなくてよいパステルを使って描くようになります。 -
エドガー・ドガ「青い踊り子」オルセー美術館、パリ 1890頃
楽屋や舞台袖など、普通の人が見ることのできない劇場の裏側にまで入り込むことができた、ドガならではの作品。 -
エドガー・ドガ「手袋の歌手」」 フォッグ美術館、ケンブリッジ、アメリカ 1878年頃
カフェの歌手とも呼ばれる本作に描かれるのは、印象派の画家らを始め、写真家、文筆家、思想家など才能に溢れた様々な若い文化人が日々集い、互いに議論と交遊を重ねた、当時、最先端の流行発信場であったパリのカフェやレストランで歌う、当時最も著名な歌手のひとりであったエマ・ヴァラドン(芸名テレサ) -
エドガー・ドガ「浴槽」オルセー美術館、パリ 1886年
桶で水浴びをする女性の図。モデルの後姿のみを描くことで、日常の一場面を切り出したような構成になっています。 -
ベルト・モリゾ「揺り籠」オルセー美術館、パリ 1872年
印象派のなかでも紅一点の存在であった女流作家、ベルト・モリゾ。彼女の描く作品は、母性の慈愛に満ちたものから風景画などに及び、当時の女性ならではの視点で描かれている、美しく独創的な構図のものばかりです。本作は、33歳のとき、第1回印象派展に出品した作品です。 -
メアリー・カサット 「 一杯のお茶 」ボストン美術館、ボストン1880年
メアリー・カサットはアメリカ出身の女性画家ですが、成人してからはフランスで生活することが多く、そこで最初に友人になったのがエドガー・ドガで、後に印象派の展覧会にも出品しています。 -
メアリー・カサット「庭の若い女」オルセー美術館、パリ 1880-82年頃
「庭の若い女」では、花咲く庭先で縫い物をする若い娘の姿を描いています。
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