2016/03/03 - 2016/03/17
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motogenさん
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ハノイにやって来る前、ロンビエン橋を渡る旅行記を読んで、これは面白そうだと思っていました。
危ない、! やめた方が良い! との記事もありました。
よし、まねをしてやろう。
名所旧跡巡りよりも、そんな冒険の方が私に似合っていそうです。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
朝食のメニューを見ると、4種類のオプションがあります。
今朝は目玉焼き付きパン。
ジャムの量とバナナの数が減って、その分が目玉焼きになっています。
たいして変わりませんが、たんぱく質の多そうなこちらを選びます。 -
さあ、そろそろ出掛けるに良い頃合です。
ロンビエン駅に向けて出発します。
ごたごたした路地を通り抜け、障害物やバイクをよけて北を目指します。 -
10分も歩くと鉄橋が見えてきました。
鉄道の通るロンビエン橋です。
イメージとは違ったのは、橋のたもとは道路の東側ではなく、西側にあることです。 -
橋のたもとを探すのに迷いましたが、どうにかたどり着きました。
偶然ながら、「ポ〜〜」と長い警笛が鳴って、列車が動き出すところでした。 -
ガタン、ゴトン、と列車が去っていきます。
ハイフォンに向かうのでしょう。
明日はこの列車に乗るつもりです。 -
列車の出て行った跡には、ロンビエン駅がありました。
みすぼらく、駅とは思えないような建物です。
これまた私のイメージをくつがえしました。 -
駅前だってこの状態です。
広場もなければ、駐車場も、モニュメントもありません。
市場と変わりません。 -
駅はさしおいて、橋を渡りに行きます。
中央に線路が1本、その両脇にバイクの走る専用の道があります。
そのバイク用の道の末端が少し高くなっていて、側溝(?)になっています。
その側溝(?)の上に、ふたとしてコンクリ板がかぶせてありました。ロンビエン橋 建造物
-
そのふたの上を歩きます。
-
ところがこの部分、ぐらぐらする場所があります。
ひびが入っていたり、欠けたりしている所もあります。 -
欠けた隙間を見ると、このコンクリ板、厚さが2cmもありません。
日本の側溝のふたは5cm以上はあるでしょう。
これで人間が乗って大丈夫なのか?
ぞっとしてきます。
鉄骨はしっかり入っているのだろうか?
調査すると細い針金が網状に入ってはいますが、こんなもので強度は保たれるのか?
それも錆びてぼろぼろしているではないか! -
こんなに大きな隙間もあって、下界が見えています。
古くなって壊れそうな吊り橋を渡る気分です。
もしかして板がはずれたら・・・
ボキッと折れてしまったら・・・
気が気ではありません。
-
ここでくじけたら何もできません。
ゆっくりゆっくり、板に衝撃を与えないよう、つまずいて足を滑らせないよう、一歩一歩進んでいきます。
板が割れた時は、両腕をこう広げて、周囲の板につかまろう・・
そんなことを考えて歩きます。 -
遥か遠くに高層ビルが2つ、どんよりした空の中に霞んでいます。
あれが対岸か。
かなりの距離があります。
すごく長く、雄大な鉄橋です。
男心を掻き立てるロマンがあるではありませんか。 -
南方を眺めれば、自動車専用の新ロンビエン橋が見えます。
-
所々に道幅が広くなっている部分があって、休憩できたり、緊急や故障の場合の待避所になっているようす。
それほどこの橋は長いのです。
ここまで無事に、板は壊れることはなくやって来れました。
一息つきます。 -
下の砂州に降りて行ける階段もありました。
砂州にはバナナ(?)などが植えられています。
このバナナ園、誰の所有物なのか不思議ですが、不思議がいっぱいあるからこそ旅は面白いのです。 -
砂州を過ぎると、雄大な流れとなりました。
遠方が霞んでいるのが残念です。
すっきりした天気ならば、ずっとずっと素晴らしい写真が撮れるはずです。ロンビエン橋 建造物
-
対岸のビルが大きくなってきました。
橋の下を船が通過していきます。
日常生活から完全に離れた景色です。
遊園地の恐怖マシーンよりも、ユニバーサルスタジオのアトラクションよりも興奮します。
この橋は命の保障はないのですから。 -
対岸に近づくと、二人の女の子が歩いていました。
歩く人間を見るのは初めてです。
歩いているのは私だけと、後ろめたさを感じていたのですが、仲間が見つけられて小躍りしたくなるほど嬉しくなります。 -
あっ、ここにもいた!
線路に上がりこんで、ポーズなんてとって記念撮影しています。
馬鹿な観光客は、私だけじゃありません。 -
ビルがこんなに高く見えるようになりました。
ビルの上にはクレーンが乗っています。
まだ完成はしてないようです。 -
対岸の家屋もはっきり見えてきました。
長い橋だったけど、もうすぐ渡りきります。
地図で計算してみると、この橋の長さは1.7km以上はあるようです。 -
ついに到着しました。
バイクタクシーのお兄ちゃんやら、ぼんやりと座っているおじさんたちが、私を怪訝な目で眺めます。 -
道路はさらに伸びていて、さてさてこれからどうしようか、新ロンビエン橋まで歩き、その橋を渡って帰ろうか、などと思案していると、急に便意を催してしまいました。
トイレはないか、と探しますが、こんな所にあるはずがありません。 -
ぐるりと回りこんで、今来た橋の下をのぞきますが、やはりトイレなんてありません。
-
この道路を南に進めば新ロンビエン橋ですが、これはすごく遠そうです。
マップで次の駅までの距離を調べますが、ハノイ駅に戻った方が近そうです。 -
橋を渡って帰ることにします。
幸いなことに、まだ我慢できそうです。
バイタクから声がかかりましたが、その世話にはなりません。
物売りのおばちゃんが渡ってきました。
歩いて渡る人はいるんだと、励まされます。 -
この時間になると、景色に見とれる孤独を愛する観光客もいたり・・・
-
『何とか仮面』のかっこうをした子供を乗せて、電話に余念がないお父さんがいたり・・・・
-
天秤棒をかついだおばさんがやってきたりして、帰り道は退屈しません。
-
ゴォ〜〜と橋全体を響かせて、列車までが通ります。
-
もやに霞んでいてはっきりしませんが、ハノイの岸が見えてきました。
薄くてもコンクリ板は大丈夫だったと、帰り道は気が楽です。 -
美女の集団がいました。
カメラを担いだ青年や、大きな荷物を運んでいる人たちもいます。
映画の撮影か? -
どうやら結婚の記念撮影をしているようです。
色白でほっそりしたベトナムの女性には、ドレスがよく似合います。
この人たちは富裕層に属する人たちなんでしょう。
カメラマンなんかを引き連れているんですから。 -
黒い服の欧米人が歩いてきました。
白いひげ、黒のベレー帽、思慮深そうなまなざし、この橋とマッチして様になっています。
まるで美術館の絵画のようです。
ちんちくりんな東洋人の私は、憧憬の眼差しでみつめてしまいました。 -
ハノイ河岸に近づいた橋の下には小屋がありました。
物置小屋か家畜小屋のような家屋で、人が住んでいるのかいないのか、しばし観察を続けます。
トイレに行きたいというのに、悠長なことをしています。 -
そんな小屋があっちこっちにあるのです。
よく見取ると、犬がつないである小屋があります。
人が住んでいる家屋です。 -
近くの畑で農作業をしているお母さんがいました。
大雨が降って洪水でも起きたら、この人たちはどうするんでしょう?
要らぬ心配をしながらトイレに急ぎました。
さらに岸に近づくとバラック家屋が密集しています。
まるでフィリピンのスラム街です。
社会主義社会のハノイにもこんな人々がいるんだ・・・
ベトナムの光と影を見た思いでした。 -
最終地点、幹線道路が真下です。
「ドカン、バダン!」
大きな音が聞こえました。
まさに交通事故の音だと、見なくてもわかります。
やはりそうでした。
バイクとバイクがぶつかって、女の人が倒れています。
でもたいした怪我はなかったようで、しばらくするとバイクにまたがって走っていきました。 -
駅のトイレに駆け込みました。
-
でも困った。
水もなければ、紙もない、鍵もかからない。
外に出ると、ちぎって丸けたトイレットペイパーを1000ドン(5円)で売っているおばさんがいました。
用を足してからまた困りました。
どうやって流したらいいの?
トイレの外に、水がめがありました。
その水をバケツにくんできて流しました。
やれやれ。
大勢の人で混んでいたらどうするのでしょう? -
明日は鉄道に乗ってハイフォンに移動するつもりです。
列車の時刻表を調べると、9:20発の列車がありました。
チケットは当日ここで買えるのかと聞くと、大丈夫とのことです。 -
ついでにホームに立ってみました。
この先にハイフォンがあります。 -
では反対側に行くと、どこに行くんだろう?
ここがハイフォン行きの始発駅と聞いていたので、反対方向にも線路が続いているとは思っていませんでした。
後日地図を見ると、ハノイ駅に続いていました。 -
午後になりました。
私の尊敬する旅の達人アリヤンさんが泊まったという『Tung Trang GH.(トゥンチャン・ゲストハウス)』を見に出かけました。
タムチョイ通りにあると言いますが、それがまた判りにくい場所です。
グーグルマップを駆使しても、なかなかたどりつけません。 -
やっとのことでタムチョイ通りらしき場所に行き着きました。
細くて短かく、途中でくねっている通りでした。
通りかかるとこのゲストハウスのおばさんが声をかけてくれます。
「トゥンチャン・ゲストハウス?」と聞くと、「任せておき!」とでもいうように笑顔で近くのゲストハウスに案内してくれました。 -
案内されたのはこのホテル。
料金を聞くと、1泊25ドル、3連泊すれば20ドルにすると言います。
トゥンチャンゲストハウスは、どうもここではなさそうです。 -
あっ、ありました。
中に入ってみると、空き部屋はないと言われました。
宿泊予定ノートをパラパラめくってくれますが、どのページも予約かいっぱい書いてあります。
とてつもない人気ゲストハウスのようです。
でもここにアリヤンさんご夫婦は泊まっていたのか・・・と思うとジ〜ンときました。 -
霧のような雨が舞っています。
今夜はどこで食べようか?
泊まっているホテルのすぐそばに、欧米人が集まっている路地がありました。 -
その路地を入ってみると、レストランがたくさん並んでいます。
写真入のメニューが置いてあり、片っ端にめくってみます。
うん、なかなか安い! -
適当な店のテーブルに座って、英語表示の料理を注文してみました。
-
チキンカレーです。
私の苦手なニンジンや玉ねぎが大きな塊になってドサドサ入っていますが、我がままを言ってはいられません。
食べてみれば違和感もなく、サラサラとのどを通っていきます。
植物繊維、たんぱく質も充分で、栄養学的にも、量的にも文句なし。
これで50000ドン(260円)ですから、もう感激。
ビアホイというものを初めて飲みましたが、のどごし軽い飲みやすいビールで、たったの5000ドン(26円)にはびっくりです。
ハノイが大好きになりました。 -
この奥に小さな厨房があって、そこで調理をしています。
働いているお兄ちゃんも、お姉ちゃんも働き者で礼儀正しく、ベトナム人の勤勉さをアピールしています。
ハノイに戻ってきたら、またここに来よう。
そんなお店でした。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2016/03/26 08:36:29
- ビールジョッキはハリダじゃん?
- motogenさんらしいなあ(^o^)
中国人なら堤防に降りて野原で用足しだね、紙とペット水は町歩きの必需品かも。
タイの田舎も普通にあのトイレで方式も同じなのに3バーツ必要だもんね、柄杓に汲んだ僅かな水でお尻を洗う技術は一朝一夕には会得出来ないし。
でもだんだんとハノイが好きになってきたみたい。
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