2016/03/03 - 2016/03/17
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motogenさん
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ベトナムはバンコクへのトランジットで、一度、しかもほんの少し立ち寄っただけ。
それも足を痛めて、ほとんど歩き回ることなしで出国でした。
ということで、今回初めての挑戦となります。
東南アジアの国はほとんど行ったのに、なぜかベトナムは遠ざけていました。
根拠の乏しい先入観として、ベトナム人は利発で商売上手、タイ人のようなおおらかさやドン臭さがなくて、とっつきにくい。
それがベトナムを避けていた理由でした。
果たしてそうなんだろうか・・・?
それを確かめにハノイに潜入してみます。
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- 徒歩
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- ベトナム航空
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-
出発のセントレア空港での為替レート。
計算すると1万円で1695000ドン。
手数料なしのレートは1948000ドンだから、なんと手数料は13%。
とてもここでは両替する気持ちになれません。 -
今回も安いベトナム航空の利用です。
-
出発予定時刻の1時間も前に、機内に案内される。
座席の3分の1は空席。
私の隣も空いています。
窓の外を見ると、ちょうど荷物を格納するところ。
へえ〜! こんな専用装置で荷物を積み込むのか・・・!! -
ハノイ・ノイドイ空港に到着。
時刻は2時と、すご〜く理想的な時間。
まずは両替。
どこに両替所があるのかと探し回ると、出口付近にありました。 -
1万円が1860000ドンになりました。
手数料は4.5%。
セントレアの空港とは大違い。
しかし、20メートル離れた出口反対側にも両替場があって、そこを見ると1899000ドン。
手数料2.5%。
ショック! -
SIMMも買おうかな・・
しかし見本もなければ、値段表もなし。
店員のお姉さんが声をかけてくるが、怖くてここでは買えません。
街の中でも売っているというし・・・ -
外に出てミニバスを探すが、いったいどこに?
聞いた話と違っているなぁ。 -
向こうに見えるピンク色が入ったミニバスが、ベトナム航空のミニバスということを後から知りました。
これに乗れば良かったかな・・・?
でも既に満員で走り去るところだったような・・? -
このミニバスは?
聞いてみると、ツアー客専用の車のようで、簡単に乗車拒否にあいました。
この辺りに止まっている車はみな、ツアー用の車です。
すこし焦りだします。 -
左側(国内線ターミナル方向)にどんどん進んでいくと、やっと乗せてもらえそうなミニバスを発見。
2ドルだそうで、私のバッグを後部に納めてくれました。 -
乗り込んでみると先客が2人。
私のあとから二人の欧米人が乗ってきて、私を含めて5名。
早く満席にならないかなぁ・・
やっとのことでもう1人欧米人が乗ってきたが、そのあとはさっぱりです。
ターミナル出口から出て来る人もいません。 -
誰かが運転者と交渉を始めました。
6人では一人当たり5ドルだそうです。
4人は降りてしまいました。
後部席に乗せてあった荷物も降ろします。 -
先に降り4人は相談してます。
私も仲間に入りたいのですが、言葉が通じません。
4人の後を追うだけです。
4人の眼中には私はなく、止まっていた一般車両(?)と交渉し、乗り込んでしまいました。
5人乗りなので私の席はありません。 -
ああ、困った!!
すると最後に乗り込んできた欧米人おじさんまで車から降り、どこかに歩いていきます。
必死に声をかけます。
「Where will you go?」
タクシーだと10ドル以上もとられると言います。
この人、この空港に関して詳しいらしい。
反対方向(国内線ターミナルから遠ざかる方向)に進んでいくと、赤いバスが止まっていました。
2ドルで街に行けるようです。
助かった、助かった。 -
神様のような人でした。
このバスの終着点を聞くと、レークだと言います。
ホアンキエム湖かな?
それなら安心だ。
私は全てこの欧米人頼りです。 -
車掌さんが集金に回り、さあ出発です。
バスの中はガラガラ。
ミニバスと違って、時間で出発のようです。
2ドルにこだわる人たちを乗せたバスです。
5ドル、10ドルでも、たいして困るわけではないのですが、そこを妥協してしまうと、旅のスタイル、旅の目的が変わってしまう気がするのです。 -
2ドルのバスは空港を離れ・・
-
一路南へ、南へ。
ハノイ中心部までは35kmもあると聞きましたが、実感として本当かも知れません。
かなりのスピードを出しているのに同じ風景が続きます。 -
巨大な川が見えてきました。
川幅からいえば、メコンよりも雄大ではあるまいか?
それほどの川です。
どんよりした曇り空で視界が悪く、遠方が霞んでいるのがまことに残念です。 -
長い、長い橋でした。
立派な道路、立派な橋、ラオスやカンボジアとは違う・・・ -
橋を渡ると都会になりました。
このバスはどこまで行くんだろう? と気になりだしました。
スマホにグーグルマップを出して、その画面と窓の外の道路状況を交互に観察していきます。 -
タイ湖の西側を回ってハノイ中心部に向かっていますが、あれあれ、ホアンキエム湖よりも南に行ってしまうぞ。
予想外です。 -
終着点はホアンキエム湖よりも南東にある四角形の湖の角で、それも私の行きたい旧市街から一番離れた西南の角です。
降ろされたならば仕方なし。
歩いて旧市街を目指すのみです。
神様の欧米人は・・・・?
見失ってしまいました。 -
今回はこれまでのキャリーバッグをバックパックに変えてみました。
障害物だらけの道路を歩くには、バックパックの方が有利だろう。
背中に7?のバッグを背負い、腹に4kgのリュックを抱えてテクテクと歩き出します。 -
何という湖かは知らないが、ここだって公園になっている素晴らしい湖です。
地図では小さく見えるが、歩くとかなり大きいぞ。
その淵をぐるりと半周します。 -
お茶を飲んだり食事をしたりしてのんびり生活している、ベトナム庶民の歩道をすり抜けて・・・
-
バドミントンの羽を蹴って遊ぶ少年たちを、チラリと横目で眺め・・・
回遊魚のように群れをなして疾走するバイクだらけの道路を、悠然と横断して進みます。
バイクの群れは覚悟していたので、さほど驚きません。 -
グーグルマップを頼りにホアンキエム湖にやってきました。
目指すホテルのある旧市街です。
旧市街のある湖の北端は、遥かに霞んでいます。 -
旧市街の中は複雑な迷路のようで、『The Tourist Hotel』を探すのはちょっと苦労しました。
友人から聞いていたホテルです。
およそ3kmの距離でした。
3kmなんて平気ですが、平坦な道ではなく、止まったり加速したり、障害物を避けてジグザグしたり、バイクに気を使ったりで、距離の2倍は歩いた感覚でした。
ここがそうかなぁ?
狭い路地にある建物、ホテルらしくありません。 -
受付のお兄ちゃんに声をかけると、部屋は空いていました。
一泊15ドル。
他のホテルと比べてみる心の余裕はありません。
部屋を見ることもせずに、決めてしまいました。
パスポートを預けると、それだけで何の手続きもなく、簡単にキーを渡されて、それでおしまい。
宿泊代は後払いだそうです。 -
キーナンバーは501。
長くて細い螺旋階段をえっちらほっちらと登ります。
荷物が壁にぶつかります。
登っていくと101号室。
さらに半周登ると102号室。
続いて半周で201、半周で202、半周で301・・・
変なホテル?
廊下がありません。
501号室は実質6階です。 -
荷物を背負って登り切るのは、いやいや大変でした。
しかし部屋は広かった。
格調ありそうなベッドがドデンと据えられています。 -
冷蔵庫あり、古いテレビあり、必要ないけどエアコンあり、持ち上げるに重すぎるテーブルと椅子あり、骨董品級のお洒落なクローゼットあり。
ポットもあって、ドライヤーまであるぞ。
しかしみんな古い。
窓もあります。
でも部屋は暗いなあ。
壁のスイッチを押してもたたいても、点灯しない照明があちこちにあって、手入れが全くされていません。 -
シャワー室も広い。
火傷するような熱いお湯がふんだんに出ます。
洗面所の蛇口までお湯が出るではありませんか。
お湯はボイラー室からやってくるようです。 -
腹が減りました。
外に出てみます。
もう空派真っ暗で、煌々とネオンが輝いていました。 -
勝手が分かりませんが、美味そうなものを探してみます。
店の内外に居座っている観光客は所狭しだが、ほとんどの客はビールやらお茶やらを飲んでいるだけで、食事らしい食事をしている者はいません。
なので、どんなものを提供している店なのか判断できず、うろうろするだけです。 -
おっ、ここに現物を陳列させている店がありました。
私にも食べれそうな野菜もあって、栄養的には充分です。 -
食べている人の食事内容を見ても、これで良さそう。
-
指差しで注文し、テーブルに座って待ちます。
店のおばさんやお姉さん、よく働いています。 -
ご飯たっぷり、とても全部は食べ切れません。
鶏肉料理は見た目は悪く、なすがたっぷり入った野菜の煮物はあっさり味。
たいして美味くはありませんが、生きるためには文句は言っていられません。
胃袋に入るだけは頑張って詰め込みました。
これで60000ドン、320円か・・
それほど安くはありません。 -
途中、1.5?の水を買って帰りました。
水はなんと55000ドン(290円)。
高価なミネラル水なんだろうか?
これから水を買う時には、しっかり選ばなくてはなりません。 -
迷わずにホテルに生還。
シャワーを浴びて、洗面所で洗濯をし、広い室内にロープを張ってそれを干し、9時前には寝てしまいました。
日本では11時ですから。
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この旅行記へのコメント (3)
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- trat baldさん 2016/04/21 20:14:14
- 空港〜市内のプロセスはmotogenさんの記事が一番細やか。
- 5月17日の夕方から深夜にかけてノイバイで10時間のトランジット待機です、過ごし方の質問を振ったらハノイ観光のお勧めが殆どでした、夜に訪問できる場所に限りが有る事に皆さんは気が付かないみたい。
しかも深夜にタクシーでノイバイに向かう前提が有るのに、、、、機内食を食べた直後にしかも次に乗る便でも食事が出るのでグルメは無理っぽい、どうしたもんでしょうかね。
お金をたくさん使った事を誇らしく思う方のアドバイスは僕には難題だし時期的に雨の確立は高いでしょう、行きにバスで帰りにタクシーを利用で市内往復直行が関の山で後は空港周辺の探検に絞るべきかな?一旦は入出国をしてみるつもりだから幾らかは時間が潰せるけど中途半端なんだね、、、、
良い知恵が有ったら授けてね。
- motogenさん からの返信 2016/04/22 19:31:19
- RE: 空港〜市内のプロセスはmotogenさんの記事が一番細やか。
- 金をかければそれなりの遊び方もあるのでしょうが、コストパフォーマンスを第一とする私にとっては、難解な問題です。
思わぬアクシデントを心配して、余裕をもって2時間前には空港に戻って来るとして、行きに1時間、帰りに1時間。
するとハノイの町では6時間。
それも夜で、飲み食いするしか他には何もないのではないでしょうか。
貧乏性の私は10時間だろうと15時間だろうと、多分空港で遊んでいると思います。
こういうことは何回もありました。
携帯ゲーム機、電子ブックを詰め込んだタブレットなんかを持ち込んで、良い機会とばかりに没頭していました。
ハノイはターミナルが2つあるので、あっちこっちとシャトルバスで往復するのも時間をつぶせそう。
すみません、こんなことしか思い浮かびません。
-
- trat baldさん 2016/03/20 18:08:16
- パワフルmotogenさんと言えども7+4Kgは重い、、、、、
- 記事に書いてある空港から市内への移動が文章の割りに苦労そうに読めない、むしろこれから起きるアクシデントを楽しむ予感すら感じる。
大失敗&艱難辛苦を期待してまっせ(^o^)
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