2016/03/03 - 2016/03/17
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motogenさん
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ハノイ見学一日目です。
ベトナムといえば真っ先に思いつくのがベトナム戦争です。
ベトナム戦争反対運動に情熱を燃やした若き頃を、取り戻せるものなら取り戻したい、団塊世代の私です。
真っ先に行くのは決まっています。
軍事歴史博物館。
アメリカ帝国主義に勝利した、偉大なベトナムの心が見られるのではあるまいか。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
目覚めると2時。
早すぎると再度眠るも、4時には目がぱっちりと開いてしまいました。
日本では6時ですが、こっちではまだ真っ暗。
でも、もう起きてしまいましょう。
ハノイの地図を見たり、みなさんのハノイ旅行記を読み返しながら、外が明るくなるのを待ちました。
そろそろいいかな?
ひんやりした外気の中に飛び出します。 -
少し歩くとホアンキエム湖が現れました。
早朝にここを一回りするのが観光客の定番のようです。
定番が嫌いな私ですが、これはやってみる価値がありそうです。
その魅力に負けて、反時計回りに一周してみます。 -
既に地元のおばさん方は、そろってヨガに似た体操をしています。
誰かが持ち込んだラジカセから音楽が鳴り響いています。
気合が入っています。 -
こちらでは高齢者が手足をばたばたさせたり、列になって肩を揉み合っています。
童心にかえったようなこの仕草、肩肘張ったような私の気持ちを揉みほぐします。 -
ぐるりと南端を一回りして東側にやって来ました。
大きな像が立っている広場では、めりはりの効いた号令がかかっています。
それに合わせて人々がが集団演技?
いやいや勝手に動いているだけかも知れません。
誰が主催しているのか分かりませんが、見ごたえがありました。 -
こちらではダンス教室です。
指導教官もいます。
みんな若くはありませんが、しゃきっとしています。 -
と思うとその隣では、バトミントンの羽のようなものを、サッカー選手がリフティングをするかのように自由自在に操って、10mほど離れた仲間とパスゲームをしているのです。
その技は神がかりそのもので、どうしてこんなことができるのだろうと、大道芸を見るように私の目は釘付けになってしまいました。 -
こっちでも大道芸の練習でしょうか?
半身裸の男が、スルスルと鉄の柵を歩いていきます。
途中ジャンプが入ったり、回転が入ったりと、見せ場を作ります。 -
小高く岩を積み上げてある広場では、おばさんと呼ぶにはちょっぴり若すぎる女性たちが、警戒にリズム運動をしています。
そして時に、「タッ」とか「ヤッ」と、宝塚のラインダンスの掛け声のように、きれいな声を上げるのです。
聞きしにまさるホアンキエム湖の朝の光景でした。 -
湖の小さな島に赤い橋が架けられていて、その入り口に門があります。
有名な『玉山祠』です。
観光客なら訪れるのが常識でしょう。 -
入ってみようと思ったら、こんな早朝なのに入場料が必要でした。
安いとは思うものの、チケットを買うのがどうも面倒です。
教養も信仰心もない浅はかな私が入場しても、得るものはないだろうと判断し(ただのケチかも知れない)、ホテルに戻りました。 -
ホテルに戻ると朝食の用意ができていました。
朝食付きだったのです。
香ばしいパン、バナナ、コーヒーのセットが出てきました。
得したような気分です。 -
腹もくちて、いよいよ本物の戦車を見に軍事博物館に出かけます。
地図を見ればすぐそばですから、もちろん歩きです。
歩く過程の中に発見があるのですから。
と思って歩き出すと、そんなに近くではありません。
線路を越えて行きます。
よくある画像ですが、恥ずかしげもなく私もパチリ!
線路すれすれに家屋が密集しているのが、観光客の心を打つのですね。 -
反対方向もパチリ!
日本では絶対に許されない危機意識欠如のこの状態、これを許すベトナムやタイの寛容さに乾杯です。 -
西に向かってホイホイと歩いて行きます。
途中で見つけた銀行で両替すると、1万円が1948000ドンになりました。
この日の正規レート1967000ドンですから、手数料はたったの1%です。
日本の銀行で円をドルに替えた場合の手数料は3%ですから、ベトナムの銀行はすごく良心的だということです。
対応してくれた女性もすごく丁寧親切でした。 -
歩道は樹木に包まれていることに気がつきました。
歩くには邪魔になる時もあるけど、これまでの町とは違った気持ちにさせてくれます。
新鮮です。
今ハノイを歩いています。 -
三角形の緑の公園の近くに、目指す博物館はありました。
ホテルからおよそ2kmでしょう。
入り口に立つと、画像のバイク男が声をかけてきました。
「今日は休みだ。月曜と金曜は休みだと、そこに書いてあるだろ・・・」
そんなことを言っているようです。
なるほど、看板に英語でそう書いてあります。
「他の場所を案内するから、バイクに乗れ・・」としきりに勧めます。
そんな手に乗ってたまるか!
それなら近くのホーチミン廟まで歩くさ。
男を無視して立ち去ろうとすると、観光バスがやって来て、中国人団体が入場していきました。ベトナム軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
なんだ、開園してるじゃないか!
チケット売り場に行くと、チケットを売ってくれました。
表示通り40000ドン(210円)です。
案内板にあるカメラ持ち込み代として、さらに30000ドンを払おうとすると、必要なしと言われてしまいました。 -
チケット売り場のすぐ近くに戦車がありました。
アメリカ軍と戦ったソビエト製のT54型戦車です。
私は平和運動に参加してきたリベラル派で、このような人殺しの兵器は憎むべきなのに、戦車や戦闘機、戦艦のプラモデル作りが大好きで、それらを傍に置いておくだけで幸せを感じる、矛盾に富んだ人間です。
本物の戦車が目の前にあり、この手で触れるとなれば感無量、我を忘れてしまいます。
還暦を過ぎたというのに、いつまでも子供です。 -
こちちはフランス製105mm榴弾砲。
ディエンビエンフーの戦いで、ベトナム軍がフランス軍から奪取したものだそうです。
砲弾を詰め込み発射するこのメカニズムは、どうなっているんだろう?
私の目と頭はめまぐるしく動き回ります。
手を触れて動かそうとしましたが、びくともしません。 -
複雑で緻密な仕組み、そしてこの重量感、ああ、感無量です!
メカおたくな私はこの場を離れることができません。 -
ミグ戦闘機が先ほどから目に入っています。
小さ〜い!
細〜い!
模型みたい。
でも、可愛い〜!
ジェット戦闘機としては、これほど華奢な機体は他にないのではないでしょうか?
身体が震えます。 -
主翼の厚さもすご〜く薄く、かみそりの刃のようです。
激しい運動では折れてしまわないか?
軽快性ではアメリカのファントムに勝り、ミサイル能力の低かった初期の接近戦では数多くのファントムを撃ち落したと聞きます。
その後、空対空ミサイルの命中率があがると、撃ち落されてしまいました。
なぜかこの機体、後部の噴射口が閉ざされていました。
噴射口がかっこいいのに、残念! -
メカ好きの私は、ノーズギアの出し入れするメカニズムに猛烈に興味を覚え、前から後、右から左、さまざまな角度から観察を続けます。
-
主翼のギアの出し入れも複雑で、車輪をひねって格納するようです。
もうたまりません!
この細い脚で着陸時の衝撃に耐えるのかと思うと、ジ〜ンときてしまいます。 -
操縦席をのぞいている女の子がいました。
危なげなはしご台に乗っています。 -
よし、私も!
高所恐怖症をおして、はしご台を登ってみます。
身体が硬直してきて、デジカメをにぎる手が震えます。 -
風貌はプラスチック?
計器類は曇っていてぼんやりとしか見えません。
床やシートは錆ついていて、部品が散乱しています。
もう少し手入れをしても、よいのでは?
ベトナムの宝なんですから。 -
奥に進むとプロペラ機が展示してありました。
大きな機体はベトナム軍の輸送機てす。
でもいつ、どこで、何のために使ったのでしょう?
英語の説明もありましたが、専門用語ばかりでよく分かりません。 -
アメリカ軍の戦闘機が2機あります。
ず太くて、ごつい胴体、ゼロ戦とは全く違った設計方針で作られています。
大きくて頑丈で、パワーこそ全ての、アメリカらしい機体と言えるでしょう。
低速で飛ぶヘリの護衛や、積載量の長所を生かして爆撃機として活躍したようです。 -
それにしてもごつい機体です。
ゼロ戦の機関砲では撃墜できないのではないだろうか?
分厚いジュラルミンの装甲で、全身が覆われています。
でも私は『鉄人28号』のように、巨大で頑丈なものよりも、アトムやエイトマンのように、華奢で精密なものが好みです。 -
ギアの耐性も充分で、出し入れ装置も無骨そのものです。
おっ、これも車輪を回転させて格納するようにできています。 -
軍用ヘリまで登場です。
ベトナムの村まで飛んでいって、ベトコンや住民を射撃したり、アメリカ兵に物資を投下したヘリなんでしょう。 -
今は雨ざらし野ざらしで、ぽろぽろです。
窓の風防も外れてしまって、機体の中に転がっていました。
保管方法、何とかならないものか? -
高射砲の砲弾を詰め込む底部です。
砲弾を詰め込む作業は、かなりの力仕事だったに違いありません。
何十キロともなる重い砲弾を、数キロ上空まで瞬間的にふっ飛ばすこの鋼鉄の筒、その衝撃に耐える造り・・・
ああ・・・私は感に堪えられません。 -
どこもかも、実に良くできているではありませんか。
複雑であり、力強さがあり、精密であります。 -
対空ミサイルと、その発射装置です。
この当時のミサイル能力は今ほどではなく、命中率はさほどではなかったようです。
しかしミサイル一基あたりの値段は莫大なものです。
ミサイルと飛行機、どちらが高価なのか?
金の損得で考えたら、戦争は金食い虫そのものでしょう。
戦争、絶対反対です。
でもミサイル、かっこいいんだよね! -
これがこのテーマパークのメインなのでしょう。
撃墜したアメリカ兵器のスクラップが山のように積まれて、一つのオブジェとなっています。
岡本太郎の作るオブジェよりも、こちらの方が私を感動させます。 -
無数にあるプロペラ付きエンジンの残骸。
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ジェットエンジンの残骸。
残骸の一部は、さび付いていなく今でも光沢を放っています。
特殊合金でできているのでしょう。
ついついゲーム感覚で見てしまいます。 -
こちらにも戦車。
-
あっちにも戦車。
これは何日いても飽きないなあ! -
子供の頃、戦車のプラモデルを作りましたが、戦車の魅力は何と言ってもキャタピラです。
そのキャタピラに動力を伝える車軸は一つのようです。
とてつもない重量をほこる戦車を疾走させなくてはならないのですから、途方もないパワーが必要なはずです。
この車軸の内部に、巨大なエンジンと動力伝達装置が隠されいるかと思うと、ぐっときてしまいます。 -
本物を仔細に観察していると、プラモデルでは分からなかった細部の仕組みや、高度な技術に気が付いてきます。
なるほど、なるほどと、目が離せません。 -
装甲車のキャタピラも魅力的です。
これまでのどんなテーマパークよりも、内容の濃い博物館です。 -
入館以来ずっと気になっていたのは、戦車の操縦士はトどこから周囲を見ていたかということです。
窓、又はのぞき穴があるはずですが、どこにも見当たりません。
気になりだしたらほっとけません。
あっちの戦車、こっちの戦車と行ったり来たりして調査しますが、やはりどこにも見つかりません。
謎は残ったままです。 -
博物館の中央には、およそ33mのフラッグタワーがそびえています。
旧日本軍も使っていたというタワーで、台座の高さはおよそ18mとの案内板に書いてあります。
塔の上から眺める景色が素晴らしいとの声もあって、登ろうとしましたが、台座までは登れましたが塔には登れませんでした。国旗掲揚台 建造物
-
展示館内に入ろうとすると、全ての入り口はシャットダウンされていました。
金曜日は休みという意味がわかりました。
カメラ持ちこみ代をとられなかったのは、休館だったからですね。
ベトナム戦争当時の写真を見たかったのに、まことに残念です。
周囲の土産物屋では、古タイヤか残骸かは分かりませんが、それらを材料にして作ったサンダルが売られていました。 -
ベトナム軍人や兵隊さんの帽子も売られています。
でも売れていません。 -
展示館に入れなければ仕方ありません。
もう一度オブジェに戻り、そこのパネルを記念に撮って、次の目的地『ホーチミン廟』まで歩くことにしました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2016/03/22 18:31:47
- 毎朝の公園は太極拳とエアロビじゃないの(^o^)
- 中国系の人が目立つけど一つに金持ち、そして本土を捨てた華僑だから受け入れられているけど暴動が起きると真っ先に焼き討ちされる、、、、ASEAN全域の現象だね。
戦争博物館!タイにも有るよ、フランスとの海戦博物館だけど、タイのボコ負けだけど補給線が無いのでフランス海軍が撤退した経緯があります。
T-54は鉄板が薄い事で有名、機関砲レベルで穴が開いちゃうし操縦士は潜望鏡と戦車長の指示で走ったからメッチャ弱かった。
105mm榴弾砲は砲弾と薬きょうを別々に入れるタイプかも知れないけど推定150mm高射砲は砲身底部から装丁だね、全長80cmに及ぶ砲弾の2/3の長さが薬きょうだから弾だけなら割と軽い!
展示航空機の殆どがアメリカ製なのはソ連から供与を受けた戦闘機は今だに現役で新ノイバイターミナルの滑走路を挟んで向かいの格納庫でスタンバイしてる。
今度ノイバイに行ったらジックリ見てね!僕もmotogenさんと一緒、こうゆうの大〜好き!
- motogenさん からの返信 2016/03/23 15:01:54
- RE: 毎朝の公園は太極拳とエアロビじゃないの(^o^)
- ありがとうございます。
trat baidさんは真のマニアですね。
こういう専門家と一緒に見学したら、有意義でさぞかし楽しい買ったでしょう。
別の場所ですが、ガイドに連れられた日本人団体客に出会って、一緒にくっついて回ったら、一人で知るすべがない、なるほどと納得できる話が聞けました。
連れて行かれるのは嫌だけど、ガイドの説明は面白い。
自分で勉強すればいいんですが、なかなかできるものではありません。
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