2016/03/03 - 2016/03/17
15位(同エリア57件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 440,540アクセス
- フォロワー44人
カットバの町の中は隅々まで歩きました。
南端に突き出た岬も一周しました。
島を縦断する2本の幹線道路も走破しました。
キャノンフォースの山にも登りました。
あとは・・・ハロン湾を船で巡るツアーが残っているだけです。
でもこれは高い!
ツアー料金の他に、洞窟に入る時には別料金もかかるとか・・・
ここまで来たからには参加すべきですが、ドンが残り少なく、ホテル代を払ってしまうと、帰りのボート代があるかないか。
ハイフォンに戻ることにしました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
良い席を取れるよう、出航40分前にボート乗り場に行きました。
指定席ではありませんが、早く行って先頭に並ぶつもりです。
でも、チケット売りのお姉さんがやって来たのは、出航20分前でした。 -
海を眺めながら待っていると、ドヤドヤと中国人の団体がやって来て、入り口付近を占領してしまいます。
将来はアメリカに代わって、中国に従属しながら生きていかなければならないでしょう。
ならば、中国人を嫌ってはいけない、上手にお付き合いしていかなければ・・・
と思うのですが、この傍若無人の団体を見ていると、その気持ちが萎えてきます。 -
中国人はなおもぞくぞくやって来ます。
町中では見なかったのに、どこからやって来たのでしょう?
高級リゾート施設に居たのでしょうか?
全員が船に乗れるのか心配になってきました。
船のシートは、確か70〜80人ではなかったか?
何人いるのか数えてみます。
現在70人ほど。 -
でも大丈夫でした。
やって来た船は100人以上も乗れる大型高速船でした。 -
カットバ島から離れ、左右に平らな大地が続く、海峡のような場所にやってきました。
不思議な場所です。
カットバ島付近には、奇岩や荒々しい山がそそり立つ石灰岩の島々だったのですが、ここには山はどこにもなく、海抜0に近い平らな平地が広がっているのです。
大陸から流れ込む河川が作った、巨大な砂州に見えます。
その砂州と砂州を分割しているこの海峡は、河川のなごりなのか、それとも人工の運河なのか?
その荒涼とした砂と小石の土地に人が住んでいます。 -
船は黄色の線で示した航路を通っていきます。
ハロン湾は海に沈みこんでいる地域で、過去の山の頂が海面に飛び出して島々となっている、日本で言えば瀬戸内海や伊勢湾や三陸海岸のような場所です。
ハイフォン付近のベトナム本土は、河川に流されてきた土砂によって、平野や砂州が作られていると考えられます。
二つの全く異なった地質構造が接触している興味深い場所で、もっと勉強してみたくなりました。 -
高速船が進んでいる海峡の左岸の島は、カッハイ島と呼ばれているようです。
その島と本土を結ぶ長大な橋が、建設されている途中でした。
その長さは、およそ5kmもあるでしょう。
海は浅く、工事もし易いのでしょうが、ベトナムにこんな国力があったとはびっくりです。 -
その橋が結ばれる本土には、工場が建ち並んでいます。
重工業地として開発が進んでいるようです。
橋が完成すると、カッハイ島も工業地帯として発展していくのでしょうか。 -
巨大なタンクも並び、煙突から煙がもくもく出ています。
中国のように公害を撒き散らさなければいいのですが・・・ -
ハイフォンの港に着いた時には、霧のような雨が降っていました。
バックパックに防水カバーを被せ、カーボンの軽量折り畳み傘を開いてホテルに歩きます。 -
『SAIGON BANK』を見つけました。
両替を頼むと、円はできないと断られてしまいました。
ハイフォンでも円はだめなのか!
ショックです。 -
『Vietcom Bank』はどうだろうか?
最後の望みをかけて円を出しました。
すると綺麗で親切そうなお姉さんが、ささっと両替に応じてくれました。
2万円が3907200ドンなりました。
この日の公式レートは1万円が1981800ドンですから、手数料はたったの1.5%です。
素晴らしい銀行です。
ATMでキャッシングするのが一番得だと言う人がいますが、ATMの手数料は1回あたり250円もかかり、キャッシング額は1万円が限度です。
これだけで2.5%、さらに返済までの利息がかかります。ベトコム バンク 建造物
-
両替できて気持ちが大きくなりました。
ホテルに荷物を置くと、再び外に飛び出します。
雨はあがっています。
ホテルは前と同じ『HATRACO』です。
今度はベッドが2つの部屋になりました。 -
ドーソン行きバスの出る場所にやってきました。
バスはいません。
ドーソンは『幻の岬』と言われ、社会主義国ベトナムにおいては稀な歓楽街がある町として、知る人ぞ知る怪しげな町なのです。
遊ぶつもりは毛頭ありませんが、冒険好きな私にはたまらなく、一度はのぞいてみたい町なのです。
見てはならないものを見たい。
これが私の本質です。
「バスは、ここでいいの?」
お茶を飲んでいた人に聞いてみました。
「もうじき来るから、ここに座って、お茶でも飲んでいな。」
親切に応えてくれます。 -
露店のおばさんも親切です。
「待ってれば、バスは来るよ・・・」
みたいなことを言って励ましてくれます。
安心してお茶を飲んでいると、本当にバスがきました。
「ほれ、これだ。」
隣の男が手を上げて、バスを止めてくれました。
お茶は2000ドン(10円)でした。 -
車掌さんにドーソンと言うと、16000ドン(85円)でした。
町中のバス停に止まって客を拾いながら、南東に向かって一直線に走ります。
私の乗った場所は、始発バスの出発点ではなく、単なるバス停だったようです。 -
バイクで混雑している町を抜け出せば、あとはひたすら完備された広い道路を、南東へ南東へとずっ走るのみです。
交通量も少ないのに、素晴らしい道路です。
途中、降りる人も乗り込んでくる人もいません。 -
快適な道路を40分ほど走ると、町に入りました。
一直線に走って来たバスも、右に左にと折れ曲がります。 -
大きなホテル、官公庁、公園、学校、病院などが出てきました。
ドーソンは都会です。
乗ってきた大半の客はここで降りていきます。 -
私の他には客は一人だけになってしまいました。
するとまた人里離れた道路となりました。
不安に思っていると海が見えました。
海岸を走っているのです。 -
終点は海岸に沿った道路上でした。
こんな何もない所だったのかと驚きます。
50分間の楽しいバスの旅でした。 -
本当に何もない場所です。
海があるだけです。
人だって遠くに見えるだけです。 -
50mほど先にホテルが見えました。
誰かの旅行記にあったホテルかな? -
そのホテルを越えてまっすぐに進めば、突き当たりは海です。
そのて手前に右に折れる路地がありました。 -
この路地に怪しいニャギがあると聞いています。
噂の歓楽街です。
ニャギとは安宿のことですが、ここにあるのは特別のニャギとか・・・
どんなニャギっなのか・・・?
どきどきしながら潜入します。 -
赤点がバスが停まった場所です。
それから南にある黄色のラインが、今から偵察する路地です。
地図で見ると、路地の長さは300mほど。
最後は突き当たりになっています。 -
50mほど進むとホテル群が見えてきました。
ああ、これがニャギなのか・・・
ゲストハウスとなんら変わりありませんが、外観は綺麗です。
路地の片側だけに並んでいます。
人影はほとんどありません。
ここが賑わうのは夕方以後と聞いています。 -
この店の壁にはアルコール類が並んでいますが、シーンとしています。
女の子同志で髪の手入れをしています。
ここで働いている娘のようですが、まだまだ子どもです。 -
暇そうな男たちがボケッとしていました。
「ハロー・・」と声をかけてきますが、その声には力がなく、やる気がありません。
私も遠慮がちに「ハロー・・」と応えます。
画像はもちろん盗撮です。
こんな場所でカメラを出すほど、世間知らずではありません。 -
「部屋、15ドル、チェックインできるよ・・」
そっと言い寄ってくるお兄さんもいましたが、強引な誘いではありません。
返事をためらっていると、すぐにあきらめました。
怖そうなお兄さんではありません。 -
このニャギの前には、数人のおじさん、おばさんがたむろしています。
みんなやる気のない顔をしていて、私には見向きもしません。
私が客でないと、とっくに察知しているのでしょう。
こうなると、さみしいものです。 -
まだ子どものような娘たちもいて、スマホなんかを出して喋っています。
未成年者保護法に引っかかるような少女たちです。 -
この娘たちも、私には無関心です。
変な年寄りが迷い込んで来たと思っている顔つきです。
この子たちは自由意志でここにやってきたのか、それとも借金を背負って否応なしにここにいるのか?
そんなことを聞く余裕はなく、黙って通り過ぎました。 -
路地の奥は袋小路になっていて、この先は海です。
-
海を眺めて、戻ることにします。
ニャギは見たし、客引きらしい男も見たし、おばさんや少女たちも見たし、成果はありました。
満足です。 -
幹線道路に戻り、東側の海岸に出ると、広々とした砂浜が拡がっていました。
海水浴場としては素晴らしい場所で、暑くなる頃は絶好の避暑地となるんでしょう。
しかし今は肌寒く、海で遊ぶ人は一人もいません。 -
その海を見渡せる場所に食堂があり、先客が一人で座っていました。
覗いてみると食べているのは白い麺。
同じものを注文しました。 -
大きな器にたっぷり入った麺が出てきました。
パクチーの香りがし、海苔とつみれが乗っています。
薄味ですが、小っちゃなかんきつ類が付いてきたので、その汁をしぼってかけると、食べやすくなりました。
30000ドン(160円)と、ぼられていません。 -
三角帽子を被ったおばさんたちが休憩をしていました。
道路沿いの草取りや芝の手入れをしているようです。 -
砂浜に人の姿を発見しました。
観光客です。
絶滅危惧種を見つけたように、嬉しくなります。
ビーチを楽しみにやって来たはいいが、このうらぶれた状況にただ座っているだけのようです。 -
観光客がいなくて仕事のない現地の人たちは、ベトナム将棋をするしかなく・・・
-
バイクタクシーの兄さんも、声をかける人も見つからず・・・
-
波が打ち寄せる音だけが聞こえる、ドーソン海岸です。
壊れかけた小舟を修理する姿が、絵になっています。 -
そんな静かな海岸で、豪華な食事をしている人たちを見つけました。
女性たちの上着は制服に見え、もしかしたら仕事中なのかも知れません。
お金持ちの上司のおごりで、昼食会? -
海岸の北はずれには、大きなホテルも建っています。
この海岸が人で賑わい、色鮮やかパラソルが立ち並び、焼いた海老や魚の匂いが立ち込める頃に、もう一度訪れてみたいものです。 -
先に載せた地図の、中央部の路地にも黄色のラインを引きました。
ここにも例のニャギがあるとのことです。
見に行くと、長さ20〜30mほどの、路地と言うには短すぎる場所で、ニャギも2〜3軒しかありません。 -
本当にここかなぁ・・?
周囲を調べても、ここしか考えられません。 -
坂道の下にもニャギらしきものがありました。
聞くと見るとは大違いです。
夜になるとどう変身するのか分かりませんが、昼間は何もない一角です。 -
2時間足らずの探検でしたが、充実した2時間となりました。
見知らぬ町を歩くのは心の栄養になります。
帰ります。 -
岬の根元にあるドーソン中心街からは、たくさんの人たちが乗り込んできました。
ドーソンの本体はこの街のようで、岬にある町はお飾りのようです。 -
あれは何だ!
メイン街道を走っていると鹿を発見しました。
それもこんな大通りの真ん中で、樹木の葉を食べています。
大都会奈良にも鹿がいるのだから、ここに居ても不思議はないか・・ -
船を連想させる、素敵な競技場(?)もありました。
自転車ならば止まって調べますが、バスでは眺めるだけです。 -
ハイフォンの町に戻って来ると、道路はバイクで埋まっています。
-
途中でバスを降り、町中を見物しながら歩くことにしました。
-
靴の修理をする男性がいました。
磨り減った靴底を剥がして、別の靴底を貼り付けています。
それがまた上手なこと、上手なこと!
大きさもピタリと合わせます。 -
あっちにも、こっちにも居ます。
私はこんな仕事ぶりを見ているのが大好きで、声をかけると気さくに応じてくれました。
(言葉は通じませんが、何とかなります。)
一つ直すと4〜500円ほど。
私の靴はバーゲンセールの980円ですが、こんな靴でも直す方が安いのです。
日本とは大違いです。 -
市場もあって、ニワトリの横にはハトもいました。
公園にいるのと同じハトです。
絶句!
ベトナム人はハトを食べるのか! -
暇そうなおばさんは、台の上でヨガ体操してます。
-
私のよく食べるソーセージ焼きは、観光地だと100円もするのに、ここでは30円。
-
バナナだって、2本で20円です。
-
パンだって、蜂蜜入りの大きなパン1個と、練り物入りの小さなパン4個で100円です。
明日の朝食用に、パンやらバナナやらソーセージを仕入れました。 -
公園では、お年寄りたちがバトミントン羽(?)を蹴り合って、健康寿命を伸ばすためにトレーニングに励んでいます。
お年寄りでも見事なもので、連続10回以上は落とさずに、パスやリフティングを続けます。 -
お年寄り夫婦が仲良くベンチでお喋りしていたり・・・・
-
年老いて体の不自由なお母さんのために、羽を打たせてリハビリを助けている、これまた年老いた子どもがいたりして・・・・
そして幼児がその傍で無邪気に遊んでいる・・・ -
この公園は、映画に出てくる北欧みたいです。
-
たくさんのものを見て、ホテルに帰りました。
それにしても夜は寒く、クローゼットの中から絨毯のように厚い毛布を取り出して、それをひっかぶって寝ることにします。
これまでの暑かったタイやフィリピン、ラオスなどとは、まったく雰囲気の違っているベトナムです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ベトナムは毎日どんより曇ってた
-
前の旅行記
ベトナムは毎日どんより曇ってた その10 キャノンフォート
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
次の旅行記
ベトナムは毎日どんより曇ってた その12 ニンビンは小さな町じゃなかった
2016/03/03~
ニンビン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その1 つまずきながらもハノイ入り
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その2 メカおたくの軍事博物館
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その3 ホーチミン廟にやっては来たが
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その4 ロンビエン橋を渡ってみよう
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その5 列車に乗ってハイフォンへ
2016/03/03~
ハイフォン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その6 いざ、カットバ島へ!
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その7 岬の先には何があるんだろう
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その8 山羊の島を一巡り(前編)
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その9 山羊の島を一巡り(後編)
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その10 キャノンフォート
2016/03/03~
ハロン湾周辺
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その11 幻の岬ドーソンを偵察する
2016/03/03~
ハイフォン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その12 ニンビンは小さな町じゃなかった
2016/03/03~
ニンビン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その13 タムコックばかりがニンビンじゃない
2016/03/03~
ニンビン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その14 ニンビンの楽しい人たち
2016/03/03~
ニンビン
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その15 ハノイに戻る
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その16 バスに乗ってバッチャン村へ
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その17 ホーチミン廟に再挑戦
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その18 ホアンキエム湖のほとりにて
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その19 ハノイ最終日の孔子廟
2016/03/03~
ハノイ
-
ベトナムは毎日どんより曇ってた その20 鎮国寺、そして帰路の空港
2016/03/03~
ハノイ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (1)
-
- trat baldさん 2016/04/12 22:08:43
- ハイフォンも華僑の占領下だな、鳩を食べるし、、、、
- ちなみにノイバイ空港も大成建設が作りました、日本政府の無償援助(建前は貸付)ですが。
タイでVISAのキャッシングは最低2万円からですがベトナムは物価が違うから当然だね。
motogenさんはヤバい所を好きだけど深入りしないところが堅実だね、夜に行けば無事には帰れないよ(^o^)
でも市内から20Km足らずなのに小一時間かかるのね。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ベトナムは毎日どんより曇ってた
1
66