2015/12/26 - 2016/01/01
27位(同エリア30件中)
ミータさん
12月28日の月曜日が私の職場はお休みで、年末の休みが少し長くとれた。
そこでコルマールを中心としたアルザス地方を回ってきた。
ドイツの多くの町ではクリスマスマーケット(ヴァイナハト・マルクト)は12月24日くらいまでだが、
コルマールなどアルザスの町では年内いっぱいまでクリスマスマーケット(マルシェ・ド・ノエル)が開かれている。
ケゼルスベール/カイザースベルク編 その1
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
「ノエルの魔法 その7 http://4travel.jp/travelogue/11095382 」の続き。
インガースハイムからバスで15分程でケゼルスベール/カイザースベルクに到着。
以前にも書いたが、私はドイツ語風に「カイザースベルク」と発音している。
それなりに大きな町なので、バス停もいくつかある。
だから、時刻表をプリントアウトして、
バスに乗るとき運転手に降りたい場所を伝えておく。
コルマール方面から来た場合奥の方のバス停になる
“Porte Haute(高い門という意味か)”で降りる。
バス停そばの広場では市が開かれていた。
これは普通の市で、クリスマスマーケットではないな。 -
この町はアルベルト・シュヴァイツァーの生まれ故郷として有名である。
バス停“Porte Haute”の近くにシュヴァイツァー博物館がある。
1875年にシュヴァイツァーはこの家で生まれた。
シュヴァイツァーが生まれた当時、アルザスはドイツ領だった。シュヴァイツアー記念館 博物館・美術館・ギャラリー
-
早速、見学しようと中に入ると、
受付の人に「あと5分でお昼休みだよ」と言われる。
そう、12:00〜14:00はお昼休みだったのね。 -
隣の広場にあるシュヴァイツァーの胸像だけ記念に撮影。
シュヴァイツァーは、医師、神学者、哲学者、オルガニストで、
アフリカでの医療活動に力を注ぎ、ノーベル平和賞も受賞している。 -
別にシュヴァイツァー博物館の見物ができなくても、街歩きだって楽しいもんね。
-
人々の服装を見て分かると思うが、年末だけど結構暖かかった。
10℃以上あったのかな。 -
そうはいっても、テラス席でビールを飲むのには寒いと思う。
(写真右下の男性ね) -
天使たちのクリスマス飾り。
-
それなりの観光地なので、人の姿もこれまでの町や村と比べると格段に多い。
-
木組みの建物にクリスマス飾り。
年末、海外に行けるだけの休みができたからどこに行こうか迷ったけど、
やはりアルザスにして正解。
(パリのテロの影響でスイスに変更しようかとも思った) -
高台に城跡。これは登らねばならない。
-
こんな坂道を登っていく。
-
お城は一部の壁と塔が残されているのみ。
ケゼルスベール城 城・宮殿
-
お城は13世紀に建てられたようだ。
-
適当に城壁の説明板を撮影しておく(後で調べるために)。
「フレデリック2世・ホーエンシュタウフェン(1194年〜1250年)
カイザースベルクの創設者」とある。(フランス語なので内容は分からない)
フレデリック2世をWikipediaで調べるとフリードリヒ2世(ドイツ語名)ではないか。
イタリア語名ではフェデリコ2世で、神聖ローマ皇帝(在位:1220年〜1250年)。
カイザースベルクはドイツ語で「皇帝の山」という意味だが、皇帝とは彼のことだったのね。
因みに以前出てきたオー・ケーニクスブール城は
(参照→ http://4travel.jp/travelogue/11090806 )
そのフレデリック2世(もしくはフリードリヒ2世、またはフェデリコ2世)の
曽祖父が建てさせたようだ。
その曽祖父の名もフリードリヒ2世(「独眼公」と呼ばれるシュヴァーベン公)で、
祖父の名がフリードリヒ1世(「赤髭王」と呼ばれる神聖ローマ皇帝)なのでややこしい。 -
塔にも登れるが、高い所が苦手なので止めておく。
-
城跡から町を見下ろす。
丁度、太陽の向きで逆光になり、少し苦労して撮影した。 -
左手奥のかすんで見えるが集落がキーンツハイム(Kientzheim)村。
14:00台のバスにすればあの村に立ち寄ることも可能。
でも、この後の日程を考えて1本早い13:00台のバスに乗ることにした。
(最初の予定では14:00台のバスにして、あの村まで歩くつもりだった)。 -
おお、猫がいる。
ここはカッツェンベルク(猫山)かしら?(カイザースベルク=皇帝の山です) -
しばし猫と戯れていたが、ずっとそっぽを向かれていた。
-
古城には枯れススキが良く似合う。
続く→http://4travel.jp/travelogue/11096716
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この旅行記へのコメント (4)
-
- くろねこだりゅんさん 2016/01/19 17:44:24
- この街も可愛い〜☆
- こちらの街は賑やかですね〜
天使の飾り付け、可愛いです。窓の飾り付けを見ていると以前ご紹介下さったクリスマスカレンダーを思い出しました。
小さな街に見えるのにフリードリッヒ2世が建てたお城…昔の要衝だったのですね。それで街の名前にカイザーが付く…納得です♪
猫、思わずミ〜タ様かと思いました(=^・^=)
- ミータさん からの返信 2016/01/19 20:38:05
- RE: この街も可愛い〜☆
- フリードリヒ2世にとって祖先の土地の近くですからね。
(フリードリヒ2世自身はイタリア生まれです)
フリードリヒ2世についてはクリスさんが旅メモにも書いているのですが、
もうじき旅メモが消滅してしまうのでもったいないです。
あの猫は似ていますが、自分の姿を撮影するのは難しいです。
(セルフタイマーがありますね)
餌をあげなかったせいか、愛想が悪かったです。
-
- gontaraさん 2016/01/18 20:59:30
- 舌を噛みそう
- インガースハイムだのケゼルスベールとかカイザースベルク、僕は舌を噛みそうです。
英語も喋れないけど、ドイツ語はチンプンカンプン。
最初の写真の家々の屋根の仕舞が面白いですね。
日本で言う、寄棟のよう。
- ミータさん からの返信 2016/01/19 08:16:40
- RE: 舌を噛みそう
- ○○ハイム(フランス語だとHを発音しないので○○アイム)は、
いかにもドイツ的な地名です。
ライン川の向こう側、ドイツにはリューデスハイムとかマンハイムとかあります。
日本にもセキスイハイムがありますね!?
慣れれば難しくないですよ。
(ドイツ語のハイムは英語のホームとほぼ同義です)
最初の写真というと表紙のことでしょうか。
こういう建物を眺めながらの街歩きは楽しかったです。
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