『桜』と『馬肉』そして『古き友』と『一杯の酒』（桜肉鍋／中江／浅草）

2015/03/31 - 2015/03/31

桜と馬肉。

馬肉の事を、昔の人は【桜肉（鍋）】とよんだ....


桜と関係がなさそーで、関係がある.....


......と思わせておいて、実は関係が無いお話..........



PS)
ちなみに、有名な【ぼたん鍋】は猪肉のこと...お間違えの無いように。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【浅草ー雷門前で友人と待ち合わせ】

また、浅草に来てしまった。今回は私が以前、東南アジア某国に駐在していた時からの20年来の友人と待ち合わせ。

彼は今、再び東南アジアに駐在員している。

私は２万Km離れたブラジルから一時帰国。

偶然帰国日が重なったので会う事に。

彼とは　かれこれ８年ぶりの再会。

浅草寺 寺・神社・教会

【浅草ー雷門前で友人と待ち合わせ】

雷門前（交番前）に、17:00の約束。

彼が来るまでぼ～っと一息入れながら見廻す。

この日はかなり温度も高く、暑いぐらい。対岸（とは言わないか..）には、浴衣を着た綺麗な撫子たちが記念写真に興じる光景。

いいなぁぁ～暖かくなって来た日本って。

皆のウキウキ気分がじんわりと伝わってくる.....門前町のこの賑わい（まあ今や外人ばかりだが）....。

本当にすばらしい～と思う。

浅草文化観光センター 美術館・博物館

【浅草ー雷門前で友人と待ち合わせ】

佇んでいると、見覚えのある顔が.....。

おおっ....友よ.....髪が真っ白じゃないかっ.......。

８年ぶりに会う友人。

20年前の互いに若くあの元気だった時代を思い出す。

仲見世 グルメ・レストラン

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

そんな友人とやってきたのは、日本堤にある『桜なべ中江』。

桜なべ 中江 グルメ・レストラン

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

ご存知の通りあの天婦羅で有名な「土手の伊勢屋」の隣の店。

土手の伊勢屋 グルメ・レストラン

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

吉原大門、「見返り柳」の真前と言った方がわかり易いか......

昔から吉原遊郭の入口に所在するこの店は開業100年以上〔明治38年（1905年）日露戦争の終結した年〕の超老舗。

見返り柳 名所・史跡

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

いつも行列ができるほど混んでいるのは『土手の伊勢屋』の方。

でも、私はこちらの中江の方が落ち着いていて好きだな。

吉原大門 名所・史跡

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

店内は改装されている為、外見ほどの渋さはないが、こういう店は日本の文化と魂が染み込んでいるので、いつまでも続いてほしいと本気で願う。

浅草寺 寺・神社・教会

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

ここの馬肉は、北海道で生まれ、九州久留米の「このみ牧場」で飼育された６?８歳馬。

なぜ北の果てから南の果てまで運ぶのかは.....不明なり。

浅草寺 寺・神社・教会

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

鍋は意外に小さく（どぜう鍋の様）、肉もちょっぴりづつ。

でも沢山の量を一度に食べれなくなった我々おじさん達にはちょうどいい。

アパホテル＜浅草蔵前＞ 宿・ホテル

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

ところで、遊郭の前にどうして馬肉料理屋が沢山（昔）あったのか....？

数ある定説の中で私が最も愛する説は以下の通り；

「遊郭に馬に乗ってきた旦那さん達がお金が足りなくなり、馬を手放す事が多かった。買い取った馬が多すぎて持て余したお店が馬肉屋を始めた....云々」

※
ここの店主は云う。馬肉を食べる文化のあるシチリアのワインは、馬肉にぴったり。だからうちではシチリアワインを出す....と。

江戸時代の馬肉とマフィアの故郷イタリア・シチリアワイン。不思議な組み合わせだが運命的だ。

駒形どぜう 本店 グルメ・レストラン

【浅草ー桜鍋（馬肉）中江】

あれ～?トイレに『林寛子』じゃん～！

あの昭和時代に一世を風靡したって彼女って.......まだ芸能人やってるのぉ!?

っていうか、全然変わって無いじゃない??？！昔と.....。

これって本人？それとも彼女の娘？

アサヒビアガーデン松屋浅草 グルメ・レストラン

【浅草ー浅草寺の夜】

人も疎らになった浅草寺の、夜桜を見ながら、ほろ酔いで歩く。

浅草寺 寺・神社・教会

【浅草ー浅草寺の夜】

『満開の桜』と 『桜なべ』 と 『旧友と交わす酒』

きっと自分の記憶の中に永遠に残る残像って、こういう瞬間なんだなぁ....と思う。


...おわり...

かっぱ橋道具街 市場・商店街

この旅行記へのコメント （3）

• うふふ♪♪さん 2016/12/22 00:29:37

  コタ１号さま♪　お久しぶりです！

  コタ１号さま♪
  
  お久しぶりです！
  うふふ♪♪です♪
  
  大変遅くなって恐縮なのですが、
  私の京都となにわ食い意地紀行・その２に投票をありがとうございます！！
  
  １０月半ばから１１月いっぱいまで
  体調が悪くずっと寝付いていました。
  そんな訳で今頃の御礼ですみません！！
  
  桜、綺麗ですね〜♪♪
  久しぶりの日本は如何でしたか？？
  中江さん、私もこの秋に行く予定にしていたのですが、
  丁度体調を崩しているときが旅行予定だったので、
  今年は行くことが出来ませんでした。
  来年、行けたらいいなぁ〜♪♪
  中江さん、どうですか？？
  やっぱりお鍋は少し寒いときの方がおいしいでしょうか？？
  
  今年もあとわずかですね。
  本年は私のすべての旅行記を読んで下さり、本当にありがとうございます！！
  どうぞ来年も宜しくお願い申しあげます！！
  
  ２０１７年がコタさまとご家族様にとり、
  笑顔の多い良き１年でありますように！！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　うふふ♪♪

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2016/12/23 22:58:57

  RE: コタ１号さま♪　お久しぶりです！

  
  
  うふふ♪♪　様
  
  
  ご無沙汰しております。お体大丈夫でしょうか？日本は寒いので体調が崩れている時は、さぞかし辛いだろうと思います。
  
  さて、今回も、わたくしめの拙い日記に、沢山の「いいね」の大連打、本当にありがとうございました......恐縮してしまいます。
  
  
  ところで吉原大門のまん前、「馬肉：中江」は、店の雰囲気、その周りの雰囲気、歴史を調べれば調べるほど艶かしく、奥深く私は好きになりました。
  
  ただ、浅草スタイルといいますか、江戸スタイルと言いますか、鍋が変にもったいぶっていて......ちと小さいので.....なんといいますか、
  
  .....ウナギを食べ慣れている方が、初めてドジョウ鍋を見た時の.....気の抜け方....或いは、お好み焼きを食べ慣れている方が、東京のもんじゃ焼きを初めて目にした時の、しょうもない感.......
  
  に近いものがあるかもしれません。
  
  ただ、その地域の歴史や地形の意味、目の前にある「見返り柳」なんぞの存在価値を知り、江戸時代に思いを馳せながら食べますと、またこの「桜鍋」も一味、違ったものになってくる気がいたします。
  
  
  
  では、今年の日本の冬も格別に寒そうですが、良い年の瀬をお過ごしくださいませ。
  
  また、来年もどうぞ宜しくお願い致します。
  
  
  
  コタ＠こちらは夏の年末....あ....暑い.....です.....。
  
  
  

• わんぱく大将さん 2015/04/27 01:09:56

  同じ日本でも

  コタ１号さん
  
  まいど！　同じ日本、近所にいてもなかなか会わないやつは、会わないし。
  面白いもんですね。　私はロンドンでのＮＺの同僚がいまだに連絡をとりあっていて。
  同じ課で仕事してる時は口論もありましたが、彼女は日本で日本語の勉強をしてたので（それを後で知った）電話でよく私が”わしきゃあ？”って言う度に反応するからあれ?と思ったらそうだったようで。いまだに関西弁教えろと言ってますね。　同じ課でのスタッフはぎょーさんいましたが、いまだに連絡取り合ってるのは少ないですね。
  
  
  ヨーロッパは馬の代わりに鹿を食べますが、これ一緒に食べたら、ほんまに馬鹿でんなあ　？
  
  　大将