台北ぶらぶらある記～メトロで行く新北・淡水～

2015/03/14 - 2015/03/14

帰りの飛行機は夕方17時頃。少し時間があるので、なかなか行く機会のなかった淡水に行ってみました。淡水は、トリップアドバイザーの調査で、日本人を除く外国人観光客の人気ランキングで19位の場所です。
臺北の駅から約45分乗ると淡水に着きます。改札脇には観光案内所もあり、日本語の案内パンフレットも置いてありました。
特に目的地は決めていないので、改札を出て左側に旧市街(老街)があり、そちらに向かいました。
歩き始めるとすぐに老街広場が見えてきます。広場には機関車が一両、ぽつんと置いてありました。誰でも運転席に登れる状態ながら、錆びて朽ち落ちた目立つ部品は少なく、場所の割には保存状態は良好な印象です。
中正路を歩いていると市場を見つけました。魚や衣類を売っている生活に密着した市場です。豚の脚がそのままゴロゴロ転がっているのはさすがに中華圏。中華圏の人ってほんとに豚足が好きだよなぁ・・・通りには食べ物屋の他、駄菓子屋なんかもあって結構楽しい通りです。ふと、細い脇道を発見。面白そうなので、入ってみると階段を上った先には高台に瀟洒な建物がありました。解説文によると18世紀の建物らしい。1Ｆがレストラン、3Ｆがカフェでした。雰囲気的には高級レストランの部類。
中華圏の街を一人を歩いている時点で浮きまくりなのに、レストランに一人でいると更に浮きまくり（笑）3Ｆのカフェに入ることにしました。でも、これが正解。景色はいいし、オープンテラスは風が非常に気持ちが良く、景色も最高でした。街歩きするより、ここで思わずのんびり過ごしてしまいました。何度も台湾に来ていますが、台湾で一番気持ちがいい場所のような気がします。（九分に行った時、似たような高台にあるカフェに入りましたが、雨だったので、あまり楽しめませんでした・・・）料金も思ったほど高くなく、ビールとワッフルを頼んで250NTD。
時間一杯までカフェで過ごしてしまったので、そろそろ帰る時間になってしまいました。
店を出て淡水川に向かうと船着場でした。さすがに船に乗る時間はないので、川沿いの道を駅に向かって歩きました。この界隈がなかなか良い。
店の佇まい、店で売っているもの、買い物客の雰囲気...皆、懐かしい昭和の香りがします。昭和生まれの自分としては、一発でこの街が好きになりました。
時間があれば、また来たいです。

エリア 新北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

台北駅からメトロで淡水駅にやってきました。
レンガ造りでちょっとおしゃれ。

駅を出て、老街に向かって歩くと広場が見えてきます。

広場には機関車がありました。若者グループが運転席に入って大はしゃぎしてました。

近くには機関車の解説を記した看板がありました。
やはり、日本統治時代に使われた機関車でした。設計・製造は英国で、輸入品です。当時の日本は外貨をほどんと有していませんでしたが、高価な機関車を輸入し、台湾に使用したことからも、当時の日本がいかに台湾の発展を重視していたか、がわかります。
国鉄400型蒸気機関車と言われる型式の機関車です。

老街に入ります。

中正路をあるいていると市場を見つけました。
魚、服、肉・・・あらゆるものが売っていました。

中正路の市場の外。行列の先にはアイスを売る店がありました。
昨日は寒かったのに、今日は急に暑くなりましたから、アイスもよく売れているのでしょう。

再び老街に戻りました。

大人や老人ばかりが目に付く老街で、こどもの声が聞こえる店を発見。

駄菓子屋さんでした。見たところ一番安いお菓子は2元（約8円）。
自分の知らない駄菓子も一杯ありました。当然ですが、ところ変われば子供の懐かしい味、駄菓子の種類も変わるものです。

店先にいたワンちゃん。お行儀よく座っていました。

歩いていると福佑宮がありました。
淡水で最古の寺、とのことです。航海の守護神、媽祖と觀音を祀っています。

福佑宮の狛犬は「阿吽」でした。
ここは道教ではなく、仏教寺院のようです。

福佑宮内部。
お祈りする人で一杯です。

魅惑的な脇道を発見しました。こんな脇道の先にはきっとなにかがあります。
階段が上に続いていますが、上ってみることにします。

階段を上りました、磨り減っていて歩きづらい。

淡水紅樓。19世紀の建物のようです。昼時だったので、3Ｆのカフェに行きました。

3Fのカフェではテラスの席を選びました。

ビールを頼みました。金杯の生です。生ビールは高いので置いていないところも多いと聞きます。つまり、高い店に入ってしまった、ということです。
コップには氷が入っていました。

フルーツワッフルを頼みました。結構なボリュームです。でも、ビールとワッフルを合わせて250元でした。

気温が20℃もあり、個人的には暑い日でしたが、河からの風が気持ちいい。
もっと先に行くつもりでしたが、ついついここで長居してしまい、帰る時間が来てしましました。

紅樓を出て、川岸方面に向かいます。淡水の船渡し場に出ました。

川岸沿いに店が立ち並び、お客さんでにぎやかです。

キャンペーンガールが水を配っていました。
台湾に来て初めて無料でモノを配るキャンペーンに出くわしました。長蛇の列が出来ていました。

どことなく、懐かしい雰囲気があります。

日本の地方の観光地を思わせる雰囲気です。

この店の前に来て、気づきました。
ここには日本の昭和の雰囲気が溢れていたのです。店先でゲームに興じる少年は私の子供時代の自分と重なりました。

この店では生の魚や貝を売ってその場で食べるスタイルの店です。
これから飛行機に乗るのですから、下痢は困る。この手の店は試せません。

広場に出ました。

淡水駅近くではストリートパフォーマーが居ました。
どこかに似ているな、と思いましたが、上野の雰囲気に似ていたんですね。