台北での仕事も終わり、明日のフライトを待つばかり。なかなか台北滞在は無いので、ブラリと夜の散歩をすることにした。<br /><br />神社仏閣が好きなので、台北で有名な龍山寺に行くことに。<br />MRT龍山寺駅で下車し、ほど近い場所に龍山寺がある。<br /><br />龍山寺前の艋舺公園には多くの人がたむろしていた。特に噴水前には多くのカップルが。<br />しかし・・・カップルの年齢層が高い。<br />しかも、中年が多い。<br />子供はどうした？と問いたくなるが、夫婦のカップルでは無いのかもしれない。のちに向かう艋舺夜市や華西夜市はなかなかダークな夜市だったので、その手のカップルがここにいても不思議はない。<br /><br />微妙な雰囲気のカップルを横目に龍山寺に向かう。<br />台湾の寺院らしく、LEDのサイン表示がギラギラと光り、全く情緒を感じさせない。<br />ただ、一歩入ると、真摯な信仰の場。<br />人々が一心に祈りを捧げていた。<br />騒ぐ者も少なく、中華文明の後継者、台湾にのみあり、と感じさせる光景を観ることができた。<br /><br />帰路、艋舺夜市の看板を見つけ、寄ってみることに。<br />入り口付近でたむろってるオヤジの一人が電話越しに何やら物凄い勢いで怒鳴っている。言葉は分からなかったが、異常な勢いだ。<br />ほどなく、激混みの夜市の中を車が通り抜けようとし、そのオヤジが仕切り始めた。どうやら、この夜市を縄張りとする地廻り(ヤクザ)のようだ。<br />昔の日本もそうだったが、歓楽街の治安は警察ではなく、ヤクザが保っている。<br />(他人を批判しても、自分達への批判は絶対的に許さない)綺麗事ばかりを言うリベラルという名の怪物に破壊され、日本の歓楽街の治安が悪化を続けるのとは対照的に、ここはカオスと秩序が両立している。<br /><br />その(おそらくは地廻りの)オヤジと、オヤジの取り巻き連中の目につかないように立ち去る。<br /><br />艋舺夜市は隣接すると華西夜市と一体のようだ。華西夜市にはマッサージ屋が多い。マッサージ屋は、店内のマッサージの様子が見える店と見えない店の二種にクッキリ別れる。<br /><br />内部が見えない店の店頭にはミニスカートの女性が立ち、見るからに怪しい雰囲気。夜市にも、アダルトグッズやらセクシー下着やらアダルトビデオやらの屋台が立ち並び、見るからに怪しい雰囲気。<br />それ以外の店舗はすっぽんやら蛇やら強精を売り物にする店が立ち並ぶ。<br /><br />猥雑ではあるが、これぞ、アジアンカオス！<br />ここはコアな台湾文化に触れる事ができる。<br /><br />ちなみに、この夜市は、初めて台湾に来た時、連れてこられた夜市だったのに気づいた。<br />蛇の解体ショーこそやっていなかったが、蛇を出す夜市など、ここしかない。<br />当時、来たのは昼間だった。<br />その時、夜に来たら危ないよ、と言われたのを急に思い出した。<br />そそくさとここを後にした。

台北：龍山寺と艋舺夜市&華西観光夜市

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2017/09/21 - 2017/09/21

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スネフェルさん

台北での仕事も終わり、明日のフライトを待つばかり。なかなか台北滞在は無いので、ブラリと夜の散歩をすることにした。

神社仏閣が好きなので、台北で有名な龍山寺に行くことに。
MRT龍山寺駅で下車し、ほど近い場所に龍山寺がある。

龍山寺前の艋舺公園には多くの人がたむろしていた。特に噴水前には多くのカップルが。
しかし・・・カップルの年齢層が高い。
しかも、中年が多い。
子供はどうした？と問いたくなるが、夫婦のカップルでは無いのかもしれない。のちに向かう艋舺夜市や華西夜市はなかなかダークな夜市だったので、その手のカップルがここにいても不思議はない。

微妙な雰囲気のカップルを横目に龍山寺に向かう。
台湾の寺院らしく、LEDのサイン表示がギラギラと光り、全く情緒を感じさせない。
ただ、一歩入ると、真摯な信仰の場。
人々が一心に祈りを捧げていた。
騒ぐ者も少なく、中華文明の後継者、台湾にのみあり、と感じさせる光景を観ることができた。

帰路、艋舺夜市の看板を見つけ、寄ってみることに。
入り口付近でたむろってるオヤジの一人が電話越しに何やら物凄い勢いで怒鳴っている。言葉は分からなかったが、異常な勢いだ。
ほどなく、激混みの夜市の中を車が通り抜けようとし、そのオヤジが仕切り始めた。どうやら、この夜市を縄張りとする地廻り(ヤクザ)のようだ。
昔の日本もそうだったが、歓楽街の治安は警察ではなく、ヤクザが保っている。
(他人を批判しても、自分達への批判は絶対的に許さない)綺麗事ばかりを言うリベラルという名の怪物に破壊され、日本の歓楽街の治安が悪化を続けるのとは対照的に、ここはカオスと秩序が両立している。

その(おそらくは地廻りの)オヤジと、オヤジの取り巻き連中の目につかないように立ち去る。

艋舺夜市は隣接すると華西夜市と一体のようだ。華西夜市にはマッサージ屋が多い。マッサージ屋は、店内のマッサージの様子が見える店と見えない店の二種にクッキリ別れる。

内部が見えない店の店頭にはミニスカートの女性が立ち、見るからに怪しい雰囲気。夜市にも、アダルトグッズやらセクシー下着やらアダルトビデオやらの屋台が立ち並び、見るからに怪しい雰囲気。
それ以外の店舗はすっぽんやら蛇やら強精を売り物にする店が立ち並ぶ。

猥雑ではあるが、これぞ、アジアンカオス！
ここはコアな台湾文化に触れる事ができる。

ちなみに、この夜市は、初めて台湾に来た時、連れてこられた夜市だったのに気づいた。
蛇の解体ショーこそやっていなかったが、蛇を出す夜市など、ここしかない。
当時、来たのは昼間だった。
その時、夜に来たら危ないよ、と言われたのを急に思い出した。
そそくさとここを後にした。