2014/09/29 - 2014/10/01
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kojikojiさん
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マンダレー2日目の朝は早くに目覚めました。成田空港へ向かった朝から毎日のように午前4時とか5時起きですからゆっくりできるこの日の朝も早くに起きてしまった訳です。寝つきも良くていくらでも寝られる妻が羨ましいです。という事で早朝の散歩に出てみました。特にマンダレーの朝に目的があった訳ではありませんので、王宮の堀の辺りまで行って写真を撮っておこうと思った程度です。ところが表に出てみると周辺は托鉢僧の姿がたくさん見られます。これは素晴らしいと袈裟を探して歩き回りました。昨年のチェンマイで托鉢風景を写真に納めに行ったのを思い出します。今回マンダレーでは王宮の南東のエリアに泊まりましたが、中心地である鉄道駅の近くでは風情も無いので、この辺りに宿を探して良かったと思いました。お洒落なレストランも多くて緑も多いこのエリアはお勧めです。
旅先から絵葉書を毎日書いているので、この日の最初の予定は郵便局にしました。ようやく切手をゲットできたので安心してハガキが書けます。ホテルによっては切手が無いと投函を断られる場合がありますが、その地のハガキはその地の消印でないと気が済まないので自分でも厄介です。
そのまま西に進むとエーヤワジー川の畔に着き、ボートをチャーターしてミングォンへ向かいます。午前9時に乗り合いの船が出るのでその船かと思っていましたが、まるまる1隻の貸切船でした。半日のチャーターで28,000チャットだそうです。約1時間の船旅はとても気持ち良くて、心に残る思い出になりました。川までも貸し切っている気分になれて、川面の景色を楽しみます。やがて霞んでいたミングォンの建築途中で打ち捨てられたパヤーがはっきりと見えてきます。そしてちょうど1時間で着岸しました。まずは入域料を支払ってパヤーに向かいます。参拝して戻るとガイドさんが「最近パヤーの上に登ることが出来るようになりました。私もこの前登りましたよ。」との情報です。登れないと諦めていた所なのでその言葉に心弾みました。ガイドさんがそこらの青年い声を掛けて案内を頼んでくれました。彼は手を貸してくれるし案内してくれました。手に葉っぱの束を持っていたのが不思議でしたが、それは焼けた煉瓦の上に敷いて、私が立てるためのものでした。「彼には500チャットくらいあげてください。」と言われていましたが、とても親切にしてもらったので気持ち増額しておきました。裸足で崩れた煉瓦の山を登るので自己責任ですが、上からの眺めはあまりに素晴らしかったです。本当にここへ来て良かったと思えました。
その後は牛車をチャーターして、ミングォンの鐘とシンビューメェの参拝に向かい、帰り道にはギネスに登録された記憶力の凄いお坊さんの記念館に寄ってミングォン観光は終了です。マンダレーまではまた貸切り船で戻ります。熱さの厳しい時間になってきたので冷たいコーラを買って船に乗り込みます。1,000チャットと値は張りましたが、川風に吹かれながら飲んだコーラは記憶に残るほどおいしかったです。帰りは川を下るので幾分早く港に着きました。ザガインへ出発する前にエーヤワジー川ともこれでお別れなので、川沿いのテラスのあるレストランで昼食を摂りました。この川で獲れた川エビのグリルはとても美味しかったです。ピニャコラーダなど昼間から飲んで、午後のザガイン観光へ向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空 バガン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
毎日毎日朝早く起きて移動したり観光しているうちに、ゆっくり出来る日なのに午前5時頃に目が覚めてしまいました。部屋でじっとしていても仕方ないのでカメラを持って表へ散歩に出掛けました。王宮の濠辺りまで行こうと思っていると目の前を托鉢のお坊さんの行列が通り過ぎていきます。
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タイのチェンマイでもまとまっての托鉢姿はなかなか見られなかったので急いで後をついていきます。宿泊したホテルのある王宮の南東のエリアは緑も多く、静かな街並みが続くので袈裟を着た僧侶の姿が絵になります。
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そして太陽が昇ってきました。マンダレーの東側にはシャン州の山並みがあるので、明るくなっても太陽が昇るまで時間がかかるようです。お坊さんは東へ向かいます。
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そしてすれ違うように尼さんは西に向かって歩いて行きます。ミャンマーの尼さんは週に2回しか托鉢が出来ない決りだそうです。また僧侶は自分で食事を作りませんが、彼女たちは自分たちで料理も作るそうです。
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王宮に向かう道でも托鉢僧の行列とすれ違います。
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読めませんが、道路標識だという事は分かります。
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王宮の濠は鏡のように周囲の風景を写し込んでいます。
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イチオシ
マンダレー旧王宮はミャンマー最後の王朝コンバウン朝の王宮です。この王宮の3キロ四方が幅70メートルの濠と高さ8メートルの城壁に囲まれ、東西南北計4本の橋が架かっています。アマラプラからマンダレーに遷都したミンドン王が建設を開始し、4年で完成させます。19世紀末にビルマを占領したイギリス軍は王宮を軍の施設として接収します。そして1942年にミャンマーへ進出した日本軍に占領されますが、日本軍と英印連合軍との戦闘に巻き込まれ焼失してしまいます。
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一見ストイックそうな僧侶たちですが、それは十代の男の子たちですので楽しそうに歩いています。
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彼らも東に向かって歩いていますが、どこへ帰って行くのでしょうか。
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1時間ほどの散歩を楽しんで、午前7時にホテルへ戻ります。早起きは三文の得でした。
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朝からタップリ食事をいただきます。大きなホテルでは無いので料理の種類は多くはありませんが、卵料理もスープもあり充分な量です。
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ホテルのスタッフのロンジーの柄を見て「これはビルマ族の伝統柄の波のパターンですか?」と尋ねると「そうですよ。」と教えてくれました。昨日買った妻のタメイン(女性用のロンジー)の柄と同じなので並んで記念写真を撮らせてもらいました。母親を中心に娘2人と言った感じです。レストランに入ると荷物を置きやすいように椅子をスッと寄せてくれるような気遣いのある方々です。
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水盤に散らされた花はちょっと雑な感じがします。そういったソフト面ではまだまだ指導する人材が薄いのかなとは感じます。ただスタッフの気持ち良い応対はそんなことを気にさせない気持ち良さがあります。
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午前9時少し前にホテルを出て、まずは王宮の西側の中央郵便局へ向かいます。バガンの滞在は土日だったので郵便局は休みでした。バガンの葉書はホテルのフロントに委ねましたが、ほとんどのハガキは約1か月後に届きました。一番早かったのはこの郵便局の入口のポストに投函したものでした。
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営業時間前だったので隣の雑貨屋さんで切手を購入します。500チャットの額面の切手ですが販売価格は600チャットになります。これはバガンの空港と同じでした。窓口で買わないと額面では買えないようです。折角なので色々な種類を取り混ぜて10枚分購入しました。
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ここから出した絵葉書が最初に届きました。コンクリートで出来た焼却炉のようなポストです。
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郵便局から更に西に向かうとエーヤワジー川の畔に出ます。
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ちょうど9時に出航する乗り合い船と同じ時間に河岸に到着しました。
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大きな船が密集する河畔で沐浴する人の姿も見えます。
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まだ行った事はありませんが、インドとかってこんな感じなのだろうかと思います。いつかインドも旅したいと思っているのですが、妻にはまだ言えていません。東南アジアの旅も中国南部からベトナムやカンボジアを経てミャンマーまでたどり着きました。近いうちにスリランカへも行くので、そろそろ気が付いているかもしれません。
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渡し板から船を数艘通り抜けて船に向かいます。
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我々2人とガイドさんだけのクルーズ船です。
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ちょっともったい無い気もしますが、エーヤワジー川を貸し切った気分にさせてくれます。船の2階のデッキに椅子が置かれています。下の階はこの船の持ち主の若い夫婦の家になっている訳です。
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川辺に住んでいる人の姿も見えます。雨季の増水で堆積した中州の砂を運んで生計を立てているようです。
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対岸にも家が並んでいるのが見えます。現在は雨季の最後ですが、乾季にはどんな風景になるのか見てみたいものです。
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ミングォンまでの約1時間はとても贅沢な気分で船旅を楽しみます。まだ9時過ぎなので暑さよりも川面を抜ける風が気持ち良いです。
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町を離れるにつれて川辺の緑も増えてきます。
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水上生活をする家なのか船なのか、その両方なのか曖昧な感じがします。
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京都の伊根に舟屋のような建物も見えます。伊根の家屋は下に船を係留するためのものですが、この建物は水没を免れるための高さだと思います。
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またはこの家のように川面に浮かんでいる建物のどちらかです。
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カンボジアのシェムリアップからプノンペン方面へ数十キロ進んだカンポン・クリアンでトンレサップ湖のクルーズに行った事を思い出します。よくある町の近くのクルーズと違って観光化されていない湖岸に住む人の生活を見ることが出来ました。
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望遠レンズが無ければこんな写真は撮れなかったですね。
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ウー・ベイン橋のあるタウンタマン湖のカラフルでデコラーティブな手漕舟とは違った地味な舟です。
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大人が船の手入れをする横では子供が水遊びしています。
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途中幾つかの川が合流しているようで水の色が違います。緑色の比較的透明な水は茶色く濁った水に呑み込まれていきます。
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そろそろ始まる乾季に備えて下見をしているのでしょうか?
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中州に取り残された家屋がありました。毎年どこまで水が上がってくるのか熟知していてここに建っているのでしょうね。
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少し遅れて朝9時の定期船が続いています。デッキは外国人観光客で満席のようです。
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こちらも後20センチ水位が上がったら水没してしまう家屋のようです。と言っても簡単な造りなので、簡単に解体して運べるのかもしれません。
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何故ここに高床の小屋を建てて何のためにここに居るのか分かりません。舟も無いので歩いて来たのでしょうか。
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中州はススキ野原ですが、ちょうど花穂に白い毛が生えてとても綺麗です。
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萱葺きの屋根にも使われているようで、ここまで来る間の小屋の屋根にも葺かれていました。
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先に出た船に追いつきそうです。
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石炭の様なものを積んだ貨物船が下って行きます。中国の船だったらこの倍は積み込んで水面から水が入りそうな程で運行しています。まだまだ甘いですね。それとも水位の問題で積み込めないのでしょうか?
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この木の根元まで歩いて行けるのは何か月先なのでしょう。
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イチオシ
仏教の旗を掲げて僧侶を1人乗せたスピードボートが全速で川を下って行きます。
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出航して40分ほどで巨大なミングォンのパヤーの姿が見えてきました。とても人工の建物とは思えません。
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舟のバランスの為に離れているのか、川を下るご夫婦の微妙な距離感が何とも言えません。
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霞んでいたパヤーの輪郭ががくっきりとしてきました。
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イチオシ
川を斜めに横切るように一直線にパヤーへ向かいます。
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近づくほどに巨大な建物だと分かります。
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川縁では洗濯と沐浴が同時に行われています。
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近くに住む人の生活と川が密着しているのだと分かります。
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船の間に隙間が作られて到着です。日の当たらない木陰が人気のようです。
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ミングォン・パヤーに対して左右対称にライオンの像が建てられていたようですが、頭部が落下しているので全体像が分かりません。下半身だけでも巨大な小山のような大きさです
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船着き場の土産物屋を抜けるとパヤーが近づいてきました。船の上から眺めたほうが美しい印象を受けます。
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入域料はこちらで1人3,000チャット支払います。
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イチオシ
すぐ脇には階段がありますが、危険なので登ってはいけないという看板が立っています。
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これが全て人工で造られた建物とは思えません。ガイドさんに元々岩山の様なものがあったのか聞いてみましたが、何も無い所に煉瓦を積んで作ったという事でした。自然石を積み上げて造ったエジプトのピラミッドも脅威ですが、小さいレンガを延々と積み上げたこのパヤーも凄いと思います。
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まずは寺院に入って参拝を済ませます。
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何か所もクラックが入って内部の煉瓦が顔を覗かせています。このために昔は登れたパヤーは登頂が禁止されたとガイドブックには書いてあります。確かに内部まで煉瓦がギッシリ詰まっているのが分かります。
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するとガイドさんが「最近禁止が解除されてまた登れますよ。私も少し前に上まで行ってきました。」とのお言葉です。
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自己責任ですが登っても良くなったそうです。もちろん妻は下で休憩すると言います。ガイドさんが地元の男の子に話をして案内してくれることになりました。「後で500チャットくらいお礼してください。」とのことです。
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向かって右側の大きく崩れた所にある階段を登って行きます。よく見るとクラックがたくさん入っているのが分かります。
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割れ目に沿って左に回り込むとクラックを渡って、垂直に近い壁を少し登ると頂上です。何やらロッククライミングのようになってきました。
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男の子が手に草の束を持っていたのが不思議でしたが、頂上に行って意味が分かりました。すべて煉瓦で出来ているので床面は日差しで焼けています。パヤーなので当然のことながら裸足ですので、立ち止まれないほど熱いのです。靴は履けないけど草の上は良いようで、この上に立たせてくれます。
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上から見ると先ほどのライオン像のお尻が望めて、その大きさも感じられます。
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頂上部は草木が生い茂り、まるで空中庭園のようです。まず思ったのは「天空の城ラピュタ」ですね。我が家のシータ姫は下界で寛いでいますが…。昔ギリシャのペロポネソス半島の南端のモネンバシアという所に行った事がありますが、そのレパントのジブラルタルと呼ばれる岩山の上の美しい空中庭園も思い出しました。
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この後に行くミングォン・ベルの建物とその奥のシンピューメェも望めます。
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白亜の須弥山を眺めると、仏教の世界観の須弥山をとりまく7つの金の山と鉄囲山(てっちさん)があり、その間に8つの海を想像させます。これを九山八海といいます。
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イチオシ
山頂の忉利(とうり)天には帝釈天が住むと言われ、須弥山の頂上に善見城がありインドラ(帝釈天)が住んでいます。須弥山には甘露の雨が降っており、それによって須弥山に住む天たちは空腹を免れると言われます。
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こんな段々を何か所か上り下りしながらぐるりと案内してくれます。裸足なのとロンジーなので非常に歩きにくいです。上から手を貸してくれるのでガイドさんは必要です。1人だったら登れたのか分からないと思いました。足を踏み外して落ちたら間違いなく死んでしまうと思います。
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西側の山側はこんな高級別荘地のような風景が広がります。
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パヤーの上には創建当時のまま綺麗に残っている個所もあります。
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そうかと思うと草の海になってしまった所もあります。「天空の城ラピュタ」のロボット兵のラムダがいても不思議に思えない風景です。何も無いのですが心に残る場所でした。本当はこの上に円錐形の覆鉢部と傘蓋部と塔頂部が乗るのですから、出来上がったら世界最大だったという事が理解できます。完全なる完成を望まなかった王の気持ちも分かりますが、完成しても崩れてたのかもしれません。そう考えるとバベルの塔のようにも思えてきます。
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ここに登ろうと思ったらガイドさんは絶対に雇った方がいいです。自分たちで登った他の観光客は最初のテラスだけしか見ていませんでした。彼らは乗合船で来た連中なので、それ以外の方法で来たとしたら人も少ないでしょうから尚更危険だと思います。
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イチオシ
ライオン像が一番綺麗に見える場所に案内されました。
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下からの景色を知っていると煉瓦の際まで行こうとは思いません。自然の岩山なら安心出来るとこともありますが、小さいレンガの集合体ですからいつ崩壊するか分かりません。
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寡黙な青年でしたが、必要な情報は教えてくれます。
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他の人達は最初のテラス止まりでした。一周歩くと結構な距離があります。
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最初の割れ目の部分が見えます。ここの間を登ってくるのです。
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ガイド君が「あの牛車に乗るんですよ。」と教えてくれます。「ガイドさんはあっち。」「奥さんは日陰ですわってますよ。」とか。
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崩れかけて傾いた頭頂部で記念写真を撮ってもらいました。後で見てみるとちょっと危ない位置でした。
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シンピューメェもバックに1枚撮ってもらいました。分かっていてもギリギリに立ちたくなります。妻がいたら怒りそうですが。
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エーヤワジー川をバックにもう1枚。今から考えると煉瓦2枚が崩れたらあの世行です。
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下から見上げると、この上に立っていたのだと分かりました。ヤバッ。
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細かいお金を妻に渡していたので、サンダルと一緒に持って来てもらい、彼にお礼をしました。500チャットに200チャット2枚で900チャットで約100円です。彼の家族にとっては貴重な現金収入です。お母さんに渡すと言っていました。
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すぐに待ってくれていた牛車に乗り込みます。妻が後ろに座ると前の牛2頭が持ち上がってしまいました。
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叔父さんの頭に巻いたタオルがカッコ良いです。今回の旅で見た巻きタオルナンバー1はヘーホーからニャウンシュエに入る近くで出会ったパオ族の女の子です。思わず車を停めて写真を一緒に撮ってもらいましたが、すごい美人でもありました。
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最初はミングォン・ベルの見学です。建設中の巨大仏塔のためにボードーパヤー王が鋳造させた巨大な鐘が吊られています。
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鐘の口の直径が5メートルで、重量は90トンあるそうです。
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中は落書きだらけです。鐘の中に入ると「道成寺縁起」の安珍の気持ちがちょっとわかったような気がしました。
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「落ちたら出られないでしょ。」と妻は入りませんでした。妻に焼き殺される前に表に出ることにします。
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表に出て妻が蛇になっていたらどうしようかと思いました。
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父や祖父母の供養に鐘を撞いてきました。しかし鐘の大きさに対して撞き棒の小さいこと。蚊の無く様な音しか出ません。
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舗装道路を走ると牛の蹄に良くないのか、車輪が減るのか分かりませんが路肩ばかり走ります。そのために揺れがひどくて乗り心地が良い訳ではありませんが、なぜか妻は気に入ったようです。
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チェンマイ郊外のエレファント・トレッキングに行った際に乗った牛車を運転していたミャンマー人の男の子が「ミャンマーでは生活できないからタイに来たけど出来ることなら戻りたい。」と言っていたのを思い出しました。
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シンピューメェの前で牛車を降りて参拝に向かいます。
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シンピューメェは19世紀に建てられたバーヂードー王が、亡くなった夫人を偲んで建立した仏塔です。
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全体が白くて須弥山の山頂に経つと言われるスラーマニ・パヤーを模したそうです。その姿は先ほどのミングォン・パヤーの山頂からの眺めが美しかったです。
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波の様なウェーブがとても美しいです。
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東面に階段があって上部へ登れますが、途中に開けられた開口部から涼しい風が吹き込んできます。ガイドさん曰く、ここは王様が休憩する場所だそうです。
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カブト虫を発見しました。昆虫好きの弟にお土産にしたいと思いましたが…。小学生の時にファーブル昆虫記を読んで感銘を受けた彼は「ハモグリバエ」の研究を始め、日本でも有数の研究者になりました。ネーチャー誌に論文を出すほどですが、新種のハエに娘の名前を付けようとしたら「お父さん、それだけは絶対にやめて。」と。写真だけお土産にしましたが、日本のカブト虫とは少し角の長さが違いました。
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先ほどミングォン・パヤーの上から望んだ白亜の頭頂部に到着しました。
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参拝は忘れずに済ませておきます。
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今度は逆にミングォン・パヤーを望みます。少し前にあの上にいたと思うと不思議な感じがします。
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中国の雲南省もタバコが名産なので葉巻を買って帰ったことがありましたが、お土産には不人気でした。
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イチオシ
この村でも牛車の数は減っているのだと思います。予約も必要らしくて見掛けたのは3台だけでした。観光用には残るかもしれませんが、無くなってしまうのも時間の問題かもしれません。
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お客は3人くらいがちょうど良く、4人では少し狭いかもしれません。
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最後はミャンマー1の高僧と言われるピネカトンポ大師が生まれ住んでいた所を見学します。大師が住んでいたマハーバンドゥーラ寺院です。
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ピネカトンポ大師はギネスにも認定された記憶力の良い方で、三蔵をすべて暗記していたそうです。何ページに何が書いてあるかが言えるほどの記憶力だったそうです。
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中央に大師の銅像が安置されていました。
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またご自分でも著作がたくさんあったそうです。ミャンマーの人が誇る立派な方のようで、ガイドさんの説明にもそんな気持ちが込められていました。
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マンダレーはパペットの有名な所なので1つくらい買いたいと思っていました。
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牛車は1時間ほどチャーターして6,000チャットでした。おじいさんにお礼を言ってお支払いします。
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帰りの船は暑いのが見込まれたので乗り込む前にコーラを買う事にしました。缶コーラが1本1,000チャットと通常の2倍ですが、3本買ってみんなに奢っちゃいましょう。
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帰路は川を下るのでエンジンの音も心持ち静かなようです。川面の景色を眺めながら飲んだ冷たいコーラは美味しかったです。
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上まで登れたこともあり、思い出に残ったミングォンの観光でした。
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入れ違いにミングォンへ向かう船とすれ違いました。比較的気温の低い午前中に行っておいて良かったです。
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中州の砂を掘る人たちは舟1艘で幾らになるのでしょうか。
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エーヤワジー・リバービュー・ホテルが見えました。川沿いですが町の中心からは遠いのでどうなんでしょう。送迎観光付のツアーなら良いでしょうが、個人旅行では微妙な立地です。でも朝夕のエーヤワジー川の景色は見てみたい気もします。
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大きな観覧車もありました。ミャンマー第2の都市ですからね。でもこれは電動でしょうか。次に行ったニャウンシェの観覧車は人力で回転していてビックリしました。
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対岸から渡ってきた小舟が川面を流れていきます。近くに橋が無いので渡舟は生活に必要なようです。
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そろそろ到着のようなので、若い奥さんが水先案内する時間です。
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また1艘の船がミングォン向かって行きます。この船でバガンまで下れないのかと思ってしまいます。チャーターしたらいくらくらいでどれくらい時間がかかるのでしょう?
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イチオシ
小舟は大きな船に翻弄されて着岸する場所が見つからずウロウロしています。
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楽しいクルーズも終わりました。半日チャーターして28,000チャットだそうです。乗合船に比べれば高いけれど贅沢な時間を楽しめました。
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午後のザガインの観光の前に昼食にします。川沿いの綺麗なテラスのある店にしてもらいました。
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「ミャー・ナンダー・レストラン(MYA NANDAR RESTAURANT)」です。ここにはレッド・エレファントがいました。
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ほっと一休みです。冷たいおしぼりと川面を渡る風が嬉しいです。
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ミングォン・パヤーを登って日差しに当り過ぎたせいか、食欲があまりありませんでした。でも写真付きのメニューを眺めていたらエーヤワジー川のエビのグリルが美味しそうでした。
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妻は絶好調でしたが、ガイドさんはちょっとお疲れ気味です。歯が痛かったようで夕方のお別れ時に痛み止めと抗生物質をあげたら喜んでいました。日本製の構成部室や鎮痛剤なんて売っていないでしょうからね。
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妻の希望でピニャコラーダを注文しました。外国人向けに氷を抜いたのかあまり冷たくありませんでした。妻は「氷持って来て!」とホールの男の子に手を振ります。東南アジアの旅で平気で氷を頼めるほど逞しくなりました。
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真ん中の小皿にアルコールが入ってて火をつけて出されました。普通は夜に注文するメニューなのでしょうね。このエーヤワジー川で獲れたエビは本当に美味しかったです。春のマレー半島エビカニ合戦の甲殻機動隊の旅はミャンマーまで続きました。
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