2014/04/05 - 2014/04/09
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世界自然遺産の万丈窟の見学の後、加時里(カシリ)菜の花ロードで菜の花と桜見学をしました。その脇にはワラビ(蕨)が生えていましたので、暫くは、山菜採りを楽しみました。
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ライトアップされた『溶岩石柱』の光景です。万丈窟のこの石柱は、高さが7.4メートルで、世界有数の高さであることが説明看板に記されていました。万丈窟は、既に投稿した次の4トラに紹介しておきましたから、今回は簡単な紹介に留めました。
http://4travel.jp/travelogue/10531322
http://4travel.jp/travelogue/10531366
http://4travel.jp/travelogue/10531417
http://4travel.jp/travelogue/10531392 -
『溶岩石柱』の説明パネルです。溶岩石柱は、天井から床面に落ちた溶岩が固まって積み上げられた、柱の形をした洞窟の生成物と紹介されていました。天井から落ちた溶岩は、床面の両方向に流れ、溶岩爪を形成していることも説明されていました。
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『溶岩爪』の説明パネルです。溶岩爪は、万丈窟の上層窟の割れ目から零れ落ちた溶岩が、下層窟の床に達して、折り重なってできた生成物です。像の爪の形に似ていることからの命名とされます。『爪』は、英語表記の方では、『エレファント・トイ』と記されていました。
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ぼやけた写真になってしまいましたが、万丈窟の溶岩洞窟内の光景です。この辺りは、広い洞窟が形成された部分です。
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同じく、万丈窟の溶岩洞窟内の光景です。壁面に付けられた幾筋もの溶岩流線がライトアップされていました。
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溶岩流線が記された壁のアップ光景です。万丈窟の規模はさることながら、10万年前の溶岩活動が作り出した奇観が、現在までそのまま残されている学術的な価値も大きいとされます。
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『溶岩流線』の説明パネルです。溶岩流線は、洞窟内部を流れる溶岩の量が減少し、溶岩の高さが変わることにより記された壁面の傷跡です。
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『狭い通路と広い通路』の説明パネルです。溶岩洞窟は、供給される溶岩の量が変化し、床が融け、天井に溶岩が付着して、複雑な形状になったものと説明されていました。
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1キロほどを往復して、万丈窟の出入口付近に戻ってきました。石段の先に出入口の明かりが見えました。
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イチオシ
入口近くにあった写真看板です。万丈窟の見所が、カラー写真で紹介されていました。中央の写真は、やはり一番の見所だった溶岩石柱です。この溶岩石柱は、世界最大規模とされます。
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万丈窟の内部見学を終えて地上に戻ってきました。入口から1キロ先にある溶岩石柱までを折り返す2キロの行程でした。余り撮影はしませんでしたから、約40分間の見学でした。夏場は涼しい場所ですが、この時期は少し肌寒い洞窟内の気温でした。
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水はけの良い土地を好む樹木でしょうか、青々とした葉を四方に伸ばした木々の光景です。水はけが良すぎて水稲栽培はできない済州島とされます。僅かに陸稲が栽培されているだけですから、お米は韓国本土から運ばれているようです。
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何かを示すように地上に並べられた石です。その内側に『トングル(洞窟)』の文字を記した黄色い杭が複数見えましたから、万丈窟の天井部分を掘削しないようにとの注意書きかも知れません。
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万丈窟の切符売り場付近の光景です。値段が変わっていなければ、個人で見学する場合は2000ウォン、約200円です。
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万丈窟の見学の前にも紹介したツバキです。同じ木に赤い花と白い花が咲いていましたが、この辺りは白い花が多く咲いた部分です。椿には、紅白の絞りの花がありますから、それが別々の花になっても、不思議ではないのかも知れません。
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『テュムラス』と呼ばれる、溶岩が作り出した地表面の光景です。テュムラスは、内部で固化した溶岩が、地面の表層部を押し上げて盛り上がった地形とされます。
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イチオシ
万丈窟の見学を終え、次の加時里(カシリ)菜の花ロードにやって来ました。車道だけで歩道はありませんから、歩いての散策には少し不便です。菜の花の脇には、桜の花もまだ残っていました。
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加時里(カシリ)菜の花ロードの光景です。菜の花で思い出すのが、この花を好きだった司馬遼太郎さんです。命日の2月12日は、『菜の花忌』と呼ばれるようになりました。『司馬忌』ではなく、『菜の花』の文字が使われていますから、俳句の季語と呼んでいいのか、少し迷いました。
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満開の菜の花の光景です。司馬遼太郎さんのライフワークともいうべき『街道を行く』の28巻目には、『耽羅紀行』が収められています。耽羅(タンラ)国は、かつての済州島にあった独立王国です。『菜の花』が季語として用いられる場合は、『晩春』となります。
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同じく、満開の菜の花のアップ光景です。『菜の花』の呼び方は、アブラナまたはセイヨウアブラナを指すほか、広くは、アブラナ科アブラナ属の花を指す場合にも用いられます。
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葉の花に交じって咲いていた薄紫の花です。『ハナダイコン(花大根)』と呼ばれています。菜の花と同じ、アブラナ科の植物です。
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イチオシ
菜の花と並行して植樹されていた桜並木です。済州島にはソメイヨシノとよく似た固有種の王桜(ワンポッコ)がありますから、外観唐だけではにわかに判別が付きません。韓国では、韓国三大紙や主要メディアが、4月前後になると、毎年のようにソメイヨシノの韓国起源説を取り上げ、海外に広報活動も行っています。
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少し寄り道をして探した菫の花です。ワラビ(蕨)を探していた牧場に一角で咲いていました。蕨も見つけました。家では複数のプランターで野生のスミレを栽培していますが、これはツマグロヒョウモンチョウ(豹紋蝶)の幼虫の餌にするためです。昨年は延べ100頭(匹)くらいは羽化して飛立っていきました。
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同じく菫の花です。大好きな野草ですから、ワラビ探しより、こちらに力が入りました。ツマグロヒョウモンチョウの幼虫のえさは、もともとは野生のスミレでしたが、最近は園芸品種のサンショクスミレの葉を食べるようになってきたようです。
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最後にもう1枚、スミレの花の紹介です。この株が一番多くの花を咲かせていました。目が慣れてくると、探すまでもなくすぐに見つかりましたから、ここで切り上げることにしました。
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菫の近くにあった蕨も一緒に紹介しておきます。この付近では地元の方がすでに蕨採りに入っていましたから、立派なワラビは既に摘み取られていたようです。
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牧場敷地から、加時里(カシリ)菜の花ロードの方に戻りました。満開の菜の花畑が、途切れることなく続いていました。
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ダイナミックな加時里(カシリ)菜の花ロードの光景は写真にできませんでしたから、満開の花の写真で、その雰囲気だけをお伝えします。
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この辺りの菜の花畑には、紫の花のハナダイコンが多く混じっていました。白い花もハナダイコンと呼ぶようですが、目にしたのは紫の花だけでした。
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紫色のハナダイコンの花のアップ光景です。ところで向田邦子さんの人気テレビドラマに、『ダイコンの花』がありましたが、『ハナダイコン』とは別種の植物になります。ハナダイコンの別名には、『オオアラセイトウ(大紫羅欄花)』があります。『ダイコンの花』の『ダイコン』は食用の『大根』です。
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