2014/04/05 - 2014/04/09
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旅人のくまさんさん
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石窟庵の次は、吐含山(トハムサン)を麓まで下って仏国寺の見学です。この2つの世界文化遺産は、新羅美術の最高峰の文化遺産との評価が定着しているようです。
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五弁の白い花びらの中に、薄い黄色と紫の筋が見える清楚な野草です。菊の葉のような深い切れ込みを持った葉も魅力的です。写真は撮ってみましたが、名前が分からないのが残念です。セツブンソウ(節分草)によく似たイメージの野草です。
(注)ご存知の方はコメントください。 -
ネコノメソウ(猫の目草)です。ネコノメソウは、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草です。手元の『俳句の花(上巻):青柳志解樹』にもリストアップされていました。日本では関東以西、四国、九州の山地の湿った場所に自生すると紹介されていました。裂開した果実が、ネコの目のように見えるところからの命名とされます。
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ピンボケになってしまいましたが、この野草もなかなか個性的な姿でしたから、アップしておきました。紫の筒状の花を咲かせた野草です。
(注)ご存知の方はコメントください。 -
イチオシ
ヤマツツジ(山躑躅)の光景です。ピンクの花が満開でした。ヤマツツジは、ツツジ科ツツジ属の半落葉低木です。高くなっても5メートル程度が限度のようです。
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イチオシ
右から読んで、『吐含山石窟庵』の扁額が懸かった山門の光景です。左手に『剛庵宋成●書』の落款がありました。●は、金偏に庸の文字です。石窟庵の入り口にあたる場所です。
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素晴らしい旅行日和に恵まれたこの日の慶州の空です。青空の中に、白い雲を探しての撮影です。すぐに消え去ってしまいそうな雲でした。
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イチオシ
綺麗に縄で括られたタラの芽です。早春の済済として、日本でも人気の高い食材です。ご年配の女性の方が商っていた山菜でした。
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同じお店に並べられていたワラビ(蕨)です。今回の旅行では、最後近くに散策した菜の花ロードの脇で蕨採りも楽しむことができました。もちろん、日本へは持ち帰られませんから、現地ガイドさんへのプレゼントでした。
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仏国寺(ブルグクサ)の大きな扁額が懸かった山門の光景です。韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第11教区本寺です。
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仏国寺の入口近くにある立派な枝振りの松です。名前が付いているのかも知れませんが、名札を撮影したことはありません。ネット情報でも名前は特定できませんでした。勝手に名を付けるなら、『若臥龍』、『四方松』当たりでしょうか。
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通路脇にある池の光景です。以前に名前を聞いた記憶がありますが、その時の韓国全土のイメージとは、なかなか一致しません。
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真っ白な花が満開だった二本の桜の木です。ソメイヨシノとは違った種類の桜のようです。ソメイヨシノも白さが際立ちますが、その白さとは違っていました。
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仏国寺の天王門((チョンワンムン)です。四天王像は、須弥山の四洲を守る守護神とされます。日本でもお馴染の名前です。
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天王門に置かれた四天王像の内の2体です。持国天と増長天像です。この守護神も、もともとはインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下でしたが、後に仏教の守護神として採り入れられました。
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韓国の四天王像は、どことなくおおらかで、ユーモラスさが漂います。こちらもインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下で、後に仏教に守護神として採り入れられました。広目天と多聞天像です。
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背後は、『紫霞門』の扁額がある建物です。その前に架かる石橋は、上の方の16石段が白雲橋、その下の17石段が青雲橋です。あわせて33段ある二つの橋は、仏教でいう33天を意味し、この石段を登って門を潜ると、そこはお釈迦様の彼岸世界である仏の国を表わすとされます。
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左が木魚(もくぎょ)、右奥が雲版(うんぱん)です。日本の木魚は、読経のリズムを採る据え置き型がほとんどです。雲版は、日本には鎌倉時代に前週とともに伝わったとされます。韓国ではこの2つに、鐘と太鼓を合わせた4種がセットとなっているようです。
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多宝塔(ダボタプ)です。韓国の国宝第20号に指定されています。多宝如来が釈迦世尊の説法を賛嘆して、これを真理であることを証明するのを象徴しているとされ、『常住証明』の呼び名もあります。高さは10.4メートル、新羅時代751年の作と推定されています。
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多宝塔(ダボタプ)の上部のアップ光景です。多宝塔には一対となった石塔、釈迦塔(ソッカタプ)がありますが、現在は解体修復工事中です。釈迦塔も韓国の国宝第21号に指定されています。無影塔とも呼ばれます。釈迦の『常住説法』を象徴したものとされます。高さ8.2メートル、新羅時代の三層塔とされます。
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多宝塔の四方にそれぞれ1体、合計4体あった内の1体だけが現存する獅子像です。残った1体もかなり風化が進んでいました。
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仏国寺の本殿に相当する大雄殿です。774年に創建され、仏国寺は、最盛期の8世紀には、約60棟の木造建築からなる仏教寺院であったとされます。創建時にご本尊だった毘盧遮那仏は、現在寺院奥手の毘盧殿に安置され、本殿である大雄殿には釈迦三尊仏(釈迦牟尼、文殊菩薩像、普賢菩薩)が祀られています。
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仏国寺の境内の光景です。仏国寺が保有する主な韓国国宝は7つです。その7つとは、①釈迦塔(国宝第20号)、②多宝塔(国宝第21号)、③蓮華橋・七宝橋(国宝第22号)、④青雲橋・白雲橋(国宝第23号)、⑤金銅毘盧遮那仏座像(国宝第26号)、⑥金銅阿弥陀如来座像(国宝第27号)と⑦仏国寺舎利塔(国宝第61号)です。
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同じく、仏国寺の境内光景です。李氏朝鮮の太宗王による1407年(太宗7年)の仏教弾圧の際、存続を許された88寺院の中に名前がなく、既に荒廃していたようです。世宗王による1424年(世宗6年)の仏教弾圧の際にも、存続を許された36寺院の中にも名前がなく、廃寺のままだったようです。
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仏国寺の境内光景が続きます。仏国寺の木造建築は、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592〜1598年)でも大きな被害を受けました。仏国寺の建物の再建が始まったのは、時代が下って日本の統治時代(1910〜1945年)とされます。
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『極楽殿』の扁額が懸かった建物光景です。豊臣秀吉が派遣した遠征軍と、明およびその朝貢国である李氏朝鮮の軍との攻防戦は、朝鮮半島と海上が戦場となりました。当時の戦力に勝った国の間の攻防戦は、16世紀における世界最大規模の戦争とされます。
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極楽殿の扁額と軒下のアップ光景です。極楽殿には、すべての衆生を救済し、西方極楽浄土に往生させる阿弥陀如来の像が安置されています。極楽殿は文禄・慶長の役で焼失しました。現在目にする建物は、朝鮮時代の1750年に修復されたものが、更に1925年に再建されたものとされます。
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金色のイノシシさんです。以前の中国旅行で、60年に一度の金豚の年がありましたが、普段より一段と春節の飾りが派手でした。韓国や日本では豚ではなくイノシシ(猪)が干支です。金猪とでも呼ぶのでしょうか。
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仏国寺の境内光景です。仏国寺はこれまで何度も見学していますが、いつも掃き清められて、ゴミ一つ落ちていません。さすがに別世界です。
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坂道に沿って積み上げられた石垣です。石垣を平坦から傾斜させていく工法は、建築技術丈からも価値があるものとされます。
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一回りして、紫霞門と安養門がある場所に戻ってきました。早い時間からの見学でしたから、人影がありません。観光スポットですから、この後は大混雑になりそうです。
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